マコモタケは脂と相性が良さそうなので、豚のロース肉で巻いて、焼くことにした。巻いた豚肉はそのままだと剥がれ落ちてしまうかもしれないので、爪楊枝で串刺しにした。

このままだと爪楊枝が刺さっている側の火の通りが悪くなるし、見た目も悪いので、豚肉の色が変わってきたあたりでこれを抜いて、あとは転がして焼いた。最後にお酒を加えてアルコールを飛ばし、塩で味を整えた。余った豚肉を一緒に焼いて、これで味を確認。

里芋は時々「レンジでチンすると皮が剥きやすい」とかネットに書いてあるけれど、旨味が抜けてしまったら嫌なので、事前に加熱することはせず、普通に包丁で皮を剥いた。別に面倒くさくないじゃん。この程度で楽をしようとするのが理解不能。料理をする一回一回が料理の腕をアップさせるチャンスなのだから、そのチャンスを逃すのは馬鹿らしい。手抜きをするのは、どこに出ても恥ずかしくないだけの腕になってからだと思う。縦横水平に切って8つにして、それをきのこご飯と同じ容量で土鍋で炊いてみた。加えたのは、みりん60cc、白だし60cc、ビミサン(醤油の代わり)60ccで、里芋を5個入れて、三合炊いた。

味噌汁は立派ななめこがあったので、ネギとなめこの味噌汁。これまで鰹節削り器の歯の出具合がイマイチで、削りにくかったのだけれど、金槌を買ってきて調整したらうまくいった。ということで、鰹節も良い感じで削ることができた。

マコモタケも、里芋も、素晴らしく美味しかった。秋は、油断するとデブまっしぐらである。