2014年02月27日

ウルフ・オブ・ウォールストリート

wolf


ジョーダン・ベルフォートの回想録『ウォール街狂乱日記 - 「狼」と呼ばれた私のヤバすぎる人生』を原作としたコメディを、日本で言えば三池崇史並に多作のマーティン・スコセッシが監督。多作の監督の中では打率が高い部類のスコセッシなので、そこそこ期待して観に行ってきた。主演はスコセッシ作品にも何度か起用されているディカプリオ。

いくらなんでもデフォルメされ過ぎているのではないか、と心配になるくらいに酒と女と薬漬けのメチャクチャっぷりだけど、証券業界の体質をさらりと、それでいて鋭く描いていた。つまりは、「株価なんて、実体がないもの。その紙切れを売買させて、手数料として俺達はリアルな『カネ』を手にする」というもの。僕の周りにも証券業界の人間や、昔業界にいた人間がたくさんいるけれど、彼らが口を揃えるのは「株価なんか、上がるか下がるかわからない」という言葉。その、さっぱりわからない状況の中で、リアルなお金を手にするやり方がきちんと描かれていた。主人公の口八丁手八丁のやり口も、ボールペンを使ったちょっとしたエピソードを挟むことによって、観る側に「あ、こいつはちょっと違うんだな」と思わせることに成功している。

終始馬鹿騒ぎしている映画なので、ちょっと冗長に感じるところはあるのだが、そのたびに「裸」のサービスでアクセントをつけている。マーゴット・ロビーという美人女優を始め、あちこちでおっぱいやお尻丸出しのサービスシーンがある。

余計なうんちくを盛り込んだり、お説教のような教訓話にせず、お祭を描くことに徹しているのが良かった。評価は☆2つ。

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