2014年04月07日

このサイトでこの冬(2013年12月〜2014年2月)に売れたものランキング ベスト5

1位 ビジュアル版 調理以前の料理の常識
クックパッドがなぜ料理上達の障害になるのか」というエントリーのおかげで爆発的に売れたのがこの本。「料理の常識」というワンポイントアドバイスがほとんど全ての料理に書いてあって、これを覚えるだけでも料理の腕は間違いなく上達する。ビギナーはもちろんだが、これまで自己流でやってきたけれど、どうも伸び悩んでいる、という人にも重宝するはず。この手のちょっと古い本は、時間の中で淘汰されて生き残った本なので、買って間違いがない。うちにも二冊ある(濡らしてしまって、ボロボロになったから買い増した)。


2位 「こつ」の科学−調理の疑問に答える
1位の本と同じエントリーで紹介した書籍。内容はちょっと高度で文字が多いので、理屈っぽい人じゃないと読むのが辛いかもしれない。その理屈っぽさこそが「理系」なのである。つまり、理系で料理に興味がある人にはうってつけ。料理は、化学や生物の実験に良く似ている(ちなみにお菓子作りはちょっと異質で、有機化学の実験に似ている)。全部読み切ろうとすると挫折するかも知れないので、興味があるところを抜き出して読むのでも良い。


3位 総統閣下はお怒りです
日の出テレビで同名の放送を続けているからか、あるいは時々ブログでエントリーをあげているからか、引き続き思い出したように売れている。中古だとかなり安い価格で買えるようなので、僕は全然儲からないけれど、ちょっと読んでみたいという人には古本もおすすめ。もちろん、一番のおすすめは新品(笑)。Kindle版もあります。


4位 遺伝子組み換え食品との付き合いかた
GMOに関する最低限の知識をまとめた本。こちらものんびりと売れ続けている。GMOやモンサントを批判したい人は、まず読んでおいて欲しい一冊。別にGMOやモンサントが正しいということではなく、それらのどこが悪いのかを正確に批判するための予備知識をまとめてある。悪くないところを悪いと指摘していては、クレーマーの烙印を押されてしまう。こちらもKindle版あり。


5位 日本の知らない風力発電の実力
僕が書いた本ではないけれど、GMO本を出版していただいたオーム社から出版された本。風力発電で良くある批判は「風まかせで安定しない」というものだが、その批判が正しくないことを論理的に説明している。それは出力が安定しない風力発電をメインにし、足りない電力を、正確に制御できるその他の発電で賄う、という方法である。その他、なるほどなぁ、と思わされることがてんこ盛りなので、原発や地球温暖化などに興味がある人は、教養として読んでおいた方が良いと思う。この本が多少なりとも僕のブログで売れているのは喜ばしいことである。



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