2014年09月10日

LUCY/ルーシー

lucy


予告編を観た段階から「これは期待が持てる」と感じていた。もちろん、迷作という観点からである。名作も良いのだが、迷作も観たい。しかも、とびっきりの奴を、である。そういう映画は邦画に多いのだけれど、洋画でもときどき変なのがでてくるので侮れない。

冒頭から、チータに襲われる草食動物の映像が挿入されるというベタな演出にびっくりさせられる。他にも、ネズミ捕りやら、動物の交尾やら、挙句は真っ黒な背景に「20%」とか表示されちゃったりして、リュック・ベッソンって、こういう演出をする人だったっけ?と過去作を思い返してしまう。加えて、本作は突っ込みどころが演出面だけにとどまらないところが素晴らしい。比較的短い映画にも関わらず「3分に一度は突っ込みどころ!」という迷作に仕上がっている。

生物は脳の10%しか活用できていない、というところまでは良いのだけれど、その活用の程度がアップしていくと、どんどんとんでもないことになっていく。そのエスカレートの具合が常軌を逸していて凄すぎる。なんというか、それはご自分の目で確かめてください、としか言いようがないのだが、迷作ファンにしかおすすめはできない。逆に、トンデモ映画を観たい向きには格好の餌だと思う。僕の場合は、予告編で感じた気配そのものだったので満足できた。途中で眠くなったけれど。

最近はトランスフォーマーを筆頭に中国マネーに寄っかかる映画が増えているけれど、この映画は韓国だった。最近は韓国でも映画の興行成績がアップしてきているのだろうか?

あと、日頃から高く評価している松浦美奈さんの字幕だったのだが、本来「着られる」とすべきところで「着れる」とら抜きを使った箇所があって非常に残念だった。

そんなこんなで、驚きに溢れた珍作だった。多分、ラズベリー賞でも高く評価してもらえるのではないだろうか。評価は☆ゼロ(笑)。

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