2015年01月12日

まともな人が政治を目指さない日本

元武雄市長の樋渡氏が佐賀県知事選挙で惨敗したので、溜飲を下げているところです。僕はこのバカに「五流」と言われたことがあるのですが、

武雄市長を名乗る人物( @hiwa1118)が僕のブログの記事を五流とか書いていたので
http://buu.blog.jp/archives/51358642.html

こんなバカが知事にならなくて良かったです。ちなみに五流発言のもとになったエントリーはこちらなんだけれど、

田舎の自治体ってすぐに騙されるんだよね(大刀洗町の事例)
http://buu.blog.jp/archives/51347959.html

このエントリー(2年半前のもの)の中で

僕は「自治体でFacebookなんて税金の無駄遣いだからやめておきなさい」と進言しました。5年、10年経って、この大刀洗町がFacebookで大繁栄していたら、僕はこの村田さんに謝ろうと思います。逆に、全然役に立たなかったら、村田さんは私財から、Facebook導入に関連して費やした無駄金を町に返すべきだと思います。


と書いたわけです。まだ5年すら経っていませんが、もうすでに答えは出ているようです。

樋渡氏が「ジリ貧の自治体をなんとかしたい」と考えること自体は間違っていないし、逆に賞賛されるべきだと思いますが、その手法は完全にずれているわけで、「目的は手段を正当化しない」と、ずっと長いこと言われ続けていることを体現しているのがこの人物です。まぁ、これはアベノミクスも一緒なんですが。

笑っちゃうのは、このバカが一所懸命やっていた愚策を参考にしようとヒアリングしていた政治家がたくさんいることで、バカはバカを呼ぶ、じゃないや、類は友を呼ぶ、という言葉は誰が言い出したのか寡聞にして存じませんが、吉田兼好の「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」というのは至言だなぁと思います。

武雄市に視察に行ったり講演を聞いたりした地方自治体関係者
http://togetter.com/li/341918

ただ、視察したからといって手放しで褒めている政治家ばかりではないので、全部が全部バカということではないみたいですけどね。

段階が違っていた/武雄市図書館を視察して
http://blogos.com/article/102964/

樋渡氏は図書館の改装に成功して利用者が増えたことが自慢みたいですが、そりゃぁ、スタバが併設されれば利用者は増えるでしょう。問題は、それで税収が増えたのか、武雄市民の知的水準がアップしたのか、武雄市民が増えたのか、ということで、そうしたデータはまだ出てきていないのです。ただ、利用者が増えているという現象をみて、よその政治家も「これだ!」と感じるのでしょうね。これこそ、人気取りにピッタリの政策だから、真似しよう、と。

本当に、この国の政治家にはバカが多いです。軸になるものがなく、足元もしっかりしていないから、グラグラするばかり。挙句、簡単に票になる方向へ傾くから、ろくな事にならない。また、上にリンクをはったエントリーでも書いてますが、政治家に怪しい奴らが近寄ってきて、トンチンカンなアドバイスをするわけです。バカな政治家はこれにすぐに騙される。なんでもうちょっとまともなブレインをつけないんだよ、とも思います。

#僕自身がまともであると言えるかどうかは微妙ですが、日の出テレビのキャスターをやっていた3年間で、自民党の議員からベンチャー育成やバイオテクノロジー、科学コミュニケーション(笑)といった僕の専門領域について意見を求められたことは一度もありません(笑)。この領域であれば、彼らの誰よりも高い専門性を持っていると思いますけどね。

僕がこの数年で、「あ、この人はきちんと考えているな。しっかりした軸がある人だな」と感じたのは、マツコ・デラックスです。彼(彼女?)よりもしっかりした考え方の政治家って、ほとんど見たことがありません。いや、もちろんまともなのは彼だけということではなくて、世の中には彼と同じようにしっかりしている人があちこちにいるのだと思います。でも、彼らは政治を目指さない。ほとんど全てのまともな奴は、政治家になろうとなんかしない。

まともな人が政治を目指さない世の中って、困ったものです。

この記事へのトラックバックURL