2015年03月19日

超高性能耳かきも万能ではない

身のまわりのほとんど全ての場面で利用し、自動車にも耳かきを載せているほどの耳かきマニアの僕ですが、「匠の技」の前に耳かきなし、「匠の技」の後に耳かきなし、というくらいに惚れ込んでいます。これまで幾多の耳かきを、それこそ金属製のハイテクから、つげを使った伝統工芸品まで購入しては試してきましたが、この10年ぐらい、この耳かきにまさるものを使ったことがありません。

それほどに高い完成度を誇る「匠の技」ですが、5年ほど使ったものを別のものに交換しました。




下が、これまで使っていた「匠の技」、上が今度新調した耳かきです。先っぽの角度が全く違うことがわかると思います。耳かきの命は「細さ」と「角度」です。下の「匠の技」は角度が甘くて、快感を得ることができません。


では、この新しい耳かきは何だ?ということになるのですが、これも「匠の技」です。

耳かきは腐るものではないので、床に落としていて足で踏んづけて折ってしまったなどのトラブルさえなければ半永久的に使えそうなものですが、さにあらず。もともと真っ直ぐな竹を職人が成形しているものなので、徐々に昔の姿を取り戻していきます。つまり、先っぽがまっすぐになっていくわけです。先っぽが伸びてしまった耳かきは、素人は納得させることができても、マニアには通用しません。そこで、定期的な買い替えが重要になってきます。

耳かきを安全で快適にお使い頂くためにも、長い時間を経過した耳かきは交換することをお勧めします。




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