2015年05月25日

大平真己 作陶展

陶芸の師匠、大平さんの個展がはじまったので、一番乗り。

いや、陶芸作品って、良い物から売れてなくなっていくので、一番最初に駆けつけるのが重要なんです。これ、本当。

ということで、11時前から大行列の「松輪」を後目にして会場へ。このあたりの、八重洲や京橋のはずれは、画廊がいくつもあるのだけれど、今回の会場となっているT-BOXも、ビルの3階にあるこじんまりとしたギャラリー。そこの半分ほどのスペースに、大平さんの作品がぎっしり。これはなかなかの壮観。僕がこれまで大平さんの作品を観たのは伊勢丹の企画展示の一コーナーが2回だけだったので、一度にこれだけたくさんの作品を見たのははじめて。おかげで、自分が欲しいものをじっくり選ぶことができた。



















大きなものから小さなものまで色々なバリエーションがあるのだけれど、ほとんどが「普段」から使えるもの。オブジェや高価なアート作品は作らず、生活の中に普通に存在していて、それでいてアクセントになるというか、存在感のある作品を焼くのが大平さんの特長である。

僕は大平さんから直々に大平風の陶器の作り方を教わったことがあるのだけれど、手びねりで作って、白化粧をし、赤い釉薬で汚したあとにそれを取り除き、模様を描いて、素焼きして、さらに上絵を描いて・・・、と、工数だけでも普通の焼き物よりもかなり多くて手間がかかる。白化粧や、汚しの赤い釉薬の配合など、大平さん独自のノウハウもたくさん投入されていて、出来上がった作品にはひと目で大平さんの作品とわかるカラーがある。

もうすでに箸置き、麻婆豆腐皿、片口を持っているので、今回はもっと良く使う、大皿、マグカップと、煮物を入れるくらいのサイズの小鉢を一つ買ってみた。

大皿は今回の展示では一番印象が良かった一枚で、朝イチダッシュをかけたのはこれのため、という感じ。32.5センチもあるのだけれど、手びねりなのにほとんど歪みがないし、厚さも均一。重くないのでかなり薄いはずなのに、皿の淵が下に垂れちゃうこともない。そして、大平さんの特色のひとつである上絵が、皿を上から見ても楽しめる。これしかないなーという理想的な一枚だった。仙台でのグループ展でも出品していたみたいなんだけれど、運良く売れ残ったらしい。不思議だなー。何で誰も買わなかったのかなー???







マグカップは、大きさで選択。毎日仕事のとき、パソコンの横にマグカップを置いて麦茶やそば茶をがぶがぶ飲むので、とにかくたくさん入ることが重要(笑)。




あと、緑色がきれいだったので最後に追加したのがこれ。







残念ながら、これらの作品はもう会場から失われてしまったので、画像でお楽しみ下さい。

普段使いのものばかりで、陶器らしい温かみが感じられる作品がてんこ盛りです。自分で使うだけではなく、贈り物として利用しても、誰からも喜ばれること間違いなし。

個展は一年に一度きりのようなので、東京駅や銀座に行く機会があれば、ぜひ覗いてみて下さい。

大平真己 作陶展
日時
2015年5月25日(月)〜30日(土)11:00〜19:00(最終日16時まで)
会場
T-BOX中央区八重洲2-8-10松岡八重洲ビル3Ftel.03-5200-5201

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