2015年11月06日

乾山風角皿と蕎麦猪口

今年で7回めを迎える鹿島槍そば打ち体験会の売りは「種まきからやる」こと。今回はさらにステップアップして、食器まで手作りにしてみた。この企画を思いつくのが遅かったので、焼き上がったのは出発の前日の夜という、ギリギリのスケジュールだった。

皿と猪口は乾山風。













地は白土に白化粧。絵は黒呉須である。竹、梅ともに幹は一筆で描いてある。下絵で修正が難しいため、筆使いをかなり練習をしてから描いた。角皿の周囲には松も描くつもりだったのだが、竹があまりにもうまく描けてしまったため、失敗が怖くなって描くことができなくなった。

九谷の焼き物の目利きに価格を相談したところ、角皿を芸術作品として販売するなら5万円程度が妥当なところだろう、とのこと。「ただ、もうちょっと厚みがあっても良かったかも知れない」そうだ。そば打ち会用に作ったものだけど、欲しい人がいたら相談に乗ります(笑)。

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