銭屋五兵衛記念館で開催されていた福島武山 九谷焼赤絵展に行ってきた。
武山さんの作品の多くは先日の平成記念美術館で観たものだったので、福島一門(林美佳里さん、河端理恵子さん、有生礼子さん、吉村茉莉さん、架谷庸子さん)の作品を中心に観てみた。
有生さんの作品はうちにもいくつかあるのだけれど、一門の中では唐子などの人物を描くところが最大の特徴。
有生礼子作 蓮弁文 盃
有生礼子作 からこ文 茶盌
有生礼子作 唐子遊文 香炉
架谷さんの作品はまだじっくり観たことがなかったのだけれど、丸い紋様を上手に描いている感じ。
架谷庸子作 wrapping 盛器
架谷庸子作 赤絵網文 中鉢
林さんもあまり作品を見る機会がないのだけれど、点描や曲線の紋様が凄くうまい。基本的な技術がしっかりしていて、「職人」という感じ。花や草、もみじなどをモチーフにすることが多い印象。いつも「ひとつ欲しい」と思っている作家さんなんだけれど、なぜかこれまで縁がない。
林美佳里作 旋花 飾皿
福島一門の中で、一番作品を持っているのが河端さん。粒の渦打ちを使ってみたり、赤絵の枠から飛び出しているところが興味深い。でも、最近人気がありすぎて、欲しくても買えないことも良くある。
河端理恵子作 縞文 蕎麦猪口(赤)
河端理恵子作 縞文 蕎麦猪口(紫)
吉村さんも河端さんと同じく、職人というよりはちょっと芸術家寄りの作品が多い。アイテムの配置が曲線的・感覚的。これまで買ったことがない作家さんだったのだけれど、銭屋五兵衛記念美術館に行く前に1つ購入。
吉村茉莉作 刻々 鉢
吉村茉莉作 燦爛 茶碗
吉村茉莉作 氷紋 香合
草花文 花瓶
赤網手 澗瓶