2016年03月02日

帰ってきた伊勢丹新宿店、Go!Go!Go!

去年、僕が書いた記事が一部の九谷焼陶芸家の方々の間で評判になったらしいのだが、それはこの記事である。

伊勢丹新宿店、Go!Go!Go!
http://buu.blog.jp/archives/51476269.html

九谷焼の巨匠たちの一品物を買い占めることに成功するまでの様子を書いたものだ。そして、今年も同じ伊勢丹新宿店で九谷焼とウルトラマンのコラボ展「ULTRAMAN × Nippon Craft」が開催されることになった。当然、去年のラップタイムを記録した僕の出番である。正直、「どうせ今年も一番に売り場に駆け込んで、好きなモノをゲットできるだろうな」とは思っていたのだが、昨年末に次のような挑戦的なことを書いた手前、絶対に負けることができない闘いでもあった。

情報力があって、体力があるのだから、当然の結果である。今後も、百貨店が今の販売方法を続ける限りにおいては、酒器展も、茶器展も、僕は連戦連勝だと思う。間違っても、僕よりも年長の人が、抽選以外で、僕が狙っている作品を入手できることはない。

出典:三越戦争(Mitsukoshi Wars) http://buu.blog.jp/archives/51513608.html

ということで、事前の調査は例によってかなり綿密に行っておいた。それは伊勢丹担当者へのヒアリングや、前日閉店間際のインスペクション(下見)などである。去年の経験もあって、準備は完璧だった。ある程度の自信もあったので、今年は助っ人も頼むのをやめた。

そして、今日である。「30分前に到着しておけば問題無いだろう」と思って、10:00に新宿店の店頭に到着したのだが、驚いたことにすでにかなりの人数が開店を待っていた。このうち、一体何人が「ULTRAMAN × Nippon Craft」に向かうのだろうか?ともあれ、開店待ちの行列に加わることにした。

さて、開店まで約30分あったので、頭のなかで開店ダッシュのイメージトレーニングを開始した。去年は僕は階段ダッシュ組だったので、新宿店のエスカレーターは経験がない。こういうときは頭の中で行うイメトレがとても重要だ。それから、大事なのが準備体操である。これなしにいきなりエスカレーターダッシュをすると、アキレス腱などに故障を発生させかねない。スペースは狭かったが、その中で念入りに準備体操とストレッチを行って、開店の時間を待った。開店時間まであと3分ぐらいになったときには、店頭の行列は30人ぐらいになっていた。出入り口は一つではないので、新宿店全体では100人ぐらいが開店を待っていたかも知れない。そして、いよいよ10:30となった。扉が開いたので、まずはエスカレーターまでダッシュしたのだが、最前列にいなかったこともあって、エスカレーターに飛び込んだのは二番手だった。しかし、今年はここからが一味違う。なぜなら、去年の反省を活かして、荷物を最小限にとどめていたのである。おかげで随分と身軽だ。加えて、先週のスキー大会に向けてしっかり体を作っておいたので、筋力的にも仕上がっている。一方で前を行く先行者は登るスピードがかなり遅い。「これは追い越せるな」とふんだので、各階のターン地点で追い越しを仕掛けることにした。最初は3階で挑戦したのだが、アウトコースからの追い越しは難しかった。しかし、このプレッシャーが良かったのか、4階で先行者はスピードダウン。簡単に追い越すことに成功した。あとは売り場に駆けこむだけである。もちろん、僕はトップで「ULTRAMAN × Nippon Craft」の売り場に駆けこむことに成功した。この時点で10時30分50秒である。

そして、まず最初に「絶対に買う」と決めていた作品を探した。「絶対」とは言っても、例外はある。何はともあれ、現物を見ることが大切だ。店員さんにお目当ての作家さんを伝えたのだが、最初の女性は「はさたにさん」とか、「かわばたさん」と伝えても探すことすらできないでいる。そりゃぁ確かに「架谷」は東京ではほとんど見かけない難読苗字だが、これから二週間、販売する売り場の担当者としてはどうなのか、と思いつつ、自力で探しだすことにした。まず架谷さんの作品を見つけたので、仕上がりをチェック。問題ない。すると、このあたりで男性の担当者が現れて、他の作家さんについてもきちんと教えてくれた。おまけに「かみはたさん」と思っていたら「かんばたさん」と指摘してくれた。頼りになるじゃないか。

ということで、以後はこの男性店員さんに協力してもらい、ざっと観て、「これは確実」という作品を2つ選んだ。上端さんのウルトラマンタロウと、架谷さんのギンガである。あとはいくつまで買うかだったのだが、念のため、購入個数制限を確認すると無制限とのことだった。この時点でまだ後続は来ていない。途中で追い抜いた男性は他の売り場へ向かったようだ。

さて、続いて林美佳里さんの作品をチェック。事前情報でゼットンを出してくるとわかっていたのだが、もうひとつはエレキングのはずだった。ところが、目の前にあるのはセブンである。はて?そもそも、セブンは去年林さんが描いたはずだ。去年は資金切れで購入できなくて、その後、能美の資料館のカウンターに陳列されているのを見かけて完売ではないことは知っていたのだが、その時に「これは売ってないのですか?」と聞いたら、非売品との回答だった。さてはこの第二弾に向けて温存したのかな?一応、詳しそうな男性担当者に「これ、去年の売れ残りですか?」と質問したところ、正直に「あ、そうです、そうです」と教えてくれた。こういう人は信用できる。本当はゼットンも欲しかったのだが、高校生のとき、「ニコリ」というパズル雑誌にクロスワードパズルを投稿する際のペンネームが「諸星段」だったこともあり、また同じ名前で「ネットオークション徹底攻略ガイド」という書籍を執筆したこともあって、ウルトラセブンにはとても思い入れがある(というか、思い入れがあるからそういうペンネームにしたのだが)。同じように気に入ったのなら、ここはセブンにすべきだろう。

さらに、僕が家で普段使いで使っている食器の絵を描いている川合さんのセブンやゼットンが置いてあるのを見つけた。彼の作品は彼の作風というよりは、かなり実物に近いカラーリングになっていた。価格的に非常にお手頃だったこともあり、せっかく第二弾から型を作ったのだから、ゼットンを購入することにした。

結局、今年は4体購入することになった。実は他にもまだ欲しい物がいくつかあったのだが、資金が無尽蔵というわけでもなく、無理はしないことにした。どうせ、この調子なら来年もやるだろうし、その時はどうせ僕がまた一番になるのだ。毎年、少しずつ集めていくのも楽しいものだ。

何はともあれ、確実に勝利すると宣言したとおりに完勝できたのは喜ばしいことだ。全ては日頃のトレーニングの成果である。これでまた一歩お宝鑑定団の出場に近づいた。

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