2016年03月13日

女が眠る時

onnnaganemurutoki


休暇で訪れた伊豆のホテルのプールで見かけたアンバランスなカップルに興味を持って、ストーカーまがいに観察しているうちに理解不能な状況に追い込まれていく作家を描いた不条理ドラマ。

脚本も演出も「ワケが分からない状況に追い込んでやろう」という志向で、それはそれで構わないのだが、それ自体が目的になってしまい、他に何を見せたいのかがわからない。理解不能が主目的であっても、その周辺が魅力的なら退屈しないのだが、そういった魅力があまりなく、退屈してしまう。つまり、序盤が凄く面白くて、徐々に不思議な感じになっていくのなら良いのだが、序盤が面白くないので、ワケがわからなくなる頃には眠くなってしまうのだ。

途中で出てくるリリー・フランキーも魅力十分とは言えず、消化不良な感じ。

なので、観終わってもあれこれ議論したくなるわけでもなく、なんかつまらなかったね、で終了してしまう。

この手の映画をつまらないと言ってしまうと「あいつは馬鹿」と言われそうだが、評価は☆1つ。

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