2016年06月22日

ちかえもん

優香が結婚すると聞いても、別にファンではないのでふーーーんで終了だった。いやまぁ、ファンでもふーーーんなんだろうけど。ナタリー・ポートマンにしても、堀北真希にしても、ふーーーんだったので。

それで相手が青木崇高だと聞いて、あーーー、ちりとてちんの草々ねぇ。なかなか良い役者さんだったけれど、最近はどうしているんだろうねぇ、ぐらいだった。

ところが、この趣旨のつぶやきをTwitterに書いたら、まーどんなさん(最近はブログは書いてないのかな?)から「優香と青木崇高が共演したドラマ「ちかえもん」は藤本有紀が脚本ですよ、と教えてもらい、俄然興味が出てきてしまった。

ということで二日で全8話を見てしまったのだが、なるほど、さすが日本で唯一といってもよい「優れた脚本家」、藤本有紀さんの脚本である。近松門左衛門が、身の回りで起きたトラブルを基にして曽根崎心中を書きるまでを上手にまとめていた。この人は、下敷きになるストーリーを利用して本歌取するのが非常にうまい。また、軽妙な笑いを随所にちりばめて、全く飽きさせない。最後まで見ると・・・と、これ以上書くとネタバレになるのでやめておくが、久しぶりに面白いドラマを見た気がした。

映画の脚本も書いたら良いのに、と思うのだが、なぜかテレビドラマと芝居の脚本が少々である。映画は色々横槍が入って書きづらいのかもね。三谷幸喜なんかよりもずっと才能があると思うんだけど。

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