2016年06月27日

米国在住者向け「ご飯の炊き方」

こちらに来ている日本人の話を聞いているとほぼ100%炊飯器を使っている。そして、そのほとんどが「こちらのお米は美味しくない」という。はて、本当にそうだろうか。僕の家では、カリフォルニア米でもおいしく炊けているし、ぱさついてもいない。不思議だなぁ、と思っていたのだけれど、日本に戻るという人からかなりの高級圧力IH炊飯器をもらったので、それを使ってみてわかった。どうも、こちらのお米を日本製の炊飯器で炊いてもおいしくないようだ。僕の場合、日本にいたときも土鍋で炊いていたけれど、こちらに土鍋を持ってくるのは重いので、米国ではルクルーゼで炊いている。それでも炊飯器よりはずっと上手に炊けるので、米国在住の日本人で、米国のお米は美味しくないと思っている人には、ルクルーゼや、それに類する鍋で炊くことをお勧めしたい。

土鍋が手に入るなら土鍋でも良いし、こちらで何か買うのなら、ルクルーゼを買っておけば間違いない。近所にルクルーゼのアウトレットがあればそれで良いし、RACKでも5割引ぐらいで売っている。ルクルーゼ以外のは試したことがないので何とも言えないのだが、本体が肉厚で蓋が重ければどんなものでも使えると思う。

僕の場合炊き方は、

(1)普通にお米を研ぐ。
(2)水を加えて、冷蔵庫で1〜2時間保管する。この際、水量は米の表面と水面の間が1.5センチ程度。僕の場合は中指の指先から一番先の関節よりもちょっと短い程度。これは数回炊いているうちにわかってくると思う。
(3)火にかける。鍋の蓋から水蒸気が吹き出し始めるまでは中火で、吹き始めたら弱火で約3分半。
(4)最後に10秒ほど中火にしてから火を落とし、20分程度蒸らす。

という感じ。米国で入手できる「錦」と「かがやき」を食べてみたけれど、どちらもちゃんと美味しく炊くことができた。ちなみに鍋には保温機能がないので、一食分ずつにわけてラップで包み、冷凍保存している。これを食事のたびにレンジで解凍して食べるのだが、炊きたてからは当然味がおちるものの、電気炊飯器で保温しておいたご飯に比較したらずっと美味しいと思う。

せっかくもらった炊飯器だけど、多分もう二度と使うことはないと思う。炊飯器って、日本産のお米を上手に炊けるように調整してあるんじゃないかな。高性能になればなるほど、美味しく炊けないような気がする。

#まぁ、日本産のお米でも、炊飯器で炊くよりも土鍋で炊いたほうがずっと美味しいんだけれど。

日本人が近所に引っ越してきて、「中古の炊飯器が欲しい」って言うならあげちゃおうと思う。

この記事へのコメント
炊飯器

家も、土鍋なのですが炊飯器を貰ってきて「低温調理器」として活躍しています。

最高傑作は牛肉の塊
これは逆転の発送で肉を60度に温めてから周りを焼き付ける!
この60度は炊飯器の保温で実現できます。

狂牛病じゃない塊(メスのイチボ)が手に入ったら

1.水を2センチ程度炊飯して炊飯器を温める
2.お湯を捨てて塊を入れる
3.時々覗いていると、ほのかに暖かくなるのでひっくり返す
  (肉の周りに肉汁が出てきて池になったら暖めすぎ)

食べきれなかったら、焼き付けた肉を冷凍

Posted by HORIBAのカレンダー at 2016年06月29日 22:21
> 最高傑作は牛肉の塊

なるほど。ちょっとやってみようかな?

そういえば、黒にんにく作りにも使えるはずです。
Posted by 元木 at 2016年06月30日 03:19