2016年07月23日

DCやNYにおいて、日本人の発音が悪くて英語が通じない場合

9.11から半年後に僕はニューヨークに遊びに行った。そのとき、僕を泊めてくれたのがスキー友達のほっしー夫妻だったのだけれど、彼女たちと中華街に飲みに行った時に面白い風景を目にした。ほっしーがウェイトレスに注文を伝えていたのだけれど、その英語が通じずに、なかなかオーダーが通らなかったのだが、そのとき、ほっしーが「なんで通じないのよ!!」と怒っていたのである。ほっしーは優しい美人レーサーとして有名だったので、「いやいや、こちらの発音が悪いんだから、それは逆ギレでしょう」と心の中で苦笑していたことを今でも良く覚えている。

それから15年ぐらい経って、今、僕はDCで暮らしているのだけれど、今になって、実は間違っていたのは僕だったと理解している。ほっしーの言い分は絶対的に正しくて、悪いのは店のお姉さんだった。

当時、僕は「世界の共通語である英語なんだから、ちゃんと話せて当たり前」みたいに考えていたのだけれど、実際に生活してみると、NYやDCは世界中のなまった英語で溢れている。そんな中では、テレビキャスターが話すような正しい英語だけではなく、いろいろなイレギュラーな英語を聞き取って、コミュニケーションを取る必要がある。ネイティブだから、なまった英語は理解できなくても良い、というわけではないのである。もちろん、僕のような非ネイティブにとっても同じで、僕もスペインなまりだったり、韓国なまりだったりするいろいろな英語を聞き取らなくてはならない。

考えてみれば、渋谷駅で日本語が超下手な外人が乗り換えがわからずに困惑していれば、僕たちは彼がどこへ行きたいのか、あの手、この手で確かめようとするはずだ。その日本語がどんなに下手であったとしても、それを理解してあげるのが我々の役割である。同様に、英語であっても、いくら発音が悪くても、それは仕方のないことだ。現地のネイティブには、その悪い発音を理解できるように努力する必要がある。

「なんで聞き取れないのよ」とは、ちょっと考えると逆ギレのように聞こえるのだが、それがたとえ英語で、客の発音が悪かったとしても、ワシントンやニューヨークなら、やはり悪いのは接客する側なのだと思うようになった。日本人が自分の英語が通じなくても、「発音が悪くて申し訳ない」と恐縮する必要はないようだ。

ただし、これはあくまでも飲食店など、サービス業での話。ビジネスの場では、英語ができないと馬鹿にされるから要注意である。

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