http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1610/14/news103.html
という記事があったので、古くは中島みゆきのコンサート・夜会を全て確保、ちょっと昔だとサッカーW杯コリアジャパンで新横浜決勝戦の最前列を含め一次リーグ日本戦全試合と新潟でのイングランド戦など主要試合、日本シリーズでは中日の絡む試合の全てで確実にチケットを入手してきた実績と、チケットぴあの黎明期からチケット販売を横で見てきた俺が読んでみた。
で、コメントなんだが、ここにわざわざ書くまでもなく、「こうしたらどうよ」という話は5年以上前に書いてある。
コンサートとかのダフ屋対策について
http://buu.blog.jp/archives/51175699.html
こんな辺境のブログに書いてあっても当事者たちは全く気にもとめてないのだろう。それは仕方がない。せっかく専門家がタダでアイデア出してあげたんだけどね(笑)。
ということで、そこそこ完璧なんじゃないかと思うような対応策はすでに提示してあるので、ここでは記事を読んでのコメントを書くことにする。
あるアーティストの公演では、チケットの3分の1が転売サイトに出品された例もある。
そりゃ、販売方法に問題があるんじゃないの?
転売サイトの出品額は、売る側の言い値だ。
言い値だけど、高すぎたら売れないわけで、そこは市場原理が働いているよね。
元のチケットの10〜20倍の価格で売られてしまうと、コンサートに10〜20回行けたはずの人が1回しか行けなくなり、グッズなどの購入予算も奪われてしまう。
でも、売った側がその利益でグッズを買いまくっているかもよ?てか、自分たちの財布に入らなかったから文句を言うってどうなの?
話し合いの場が転売対策を考える場に変わった。
それは良いこと。
派手な広告はしていなかったため、音楽業界としても、それほど問題視していなかった。
アホ。広告をする、しないは関係ないだろ。
チケットキャンプは公式ではなく、チケットの高額転売には反対だと明確に示すことが必要ではないかと考えた。
反対という立場を明確にするのはもちろん勝手ですね。
チケットの転売も定価以下に収めてほしいなどの要求を出したが受け入れられず平行線にまま今日に至っている。
当たり前だろ(笑)。チケットキャンプだってシステム開発しているんだし。
チケットは一般の工業製品と異なり、メーカーであるアーティストが意思を持っている特殊な商品。
なんだこりゃ。違うっていうなら、法律で規定してもらえよ。でも、製造者が意思をもって(思い入れをもって)作っている工業製品だって山ほどあるぞ。僕が集めている美術品だって同じ。
そういう商品に対して、もう少し配慮があってもよかったのではないか。
残念ながら、バカすぎます。自分たちのサービスが特殊だから配慮してくれって、ただの甘ったれだよね。
アーティストとまったく関係ない人が、メーカーも知らないところで、専業として商品を扱い、もうけちゃうのは、ちょっと……。
こんなこと言っていたら、大黒屋も、ブックオフも、骨董屋も、商売成り立ちません。市場に商品を出した時点で、もうあなたたちの手を離れているんです。その辺をきちんと理解しないと、いつまで経っても改善しないよ。
チケットキャンプには、もう少し業界を研究していただき、音楽業界とコミュニケーションしてからビジネスを立ち上げて欲しかった。
本当にバカなんだな、こいつら(笑)。
高額転売チケットの購入でファンの財布が傷めば、音楽業界に流れるお金が減ってしまう。
お金が減ったら、頑張って働いてもっと稼いで、経済が好転するかもよ?
音楽業界を宿主とするといわば寄生虫だが、寄生虫だけが栄えると、やがては宿主を殺してしまう。
この「寄生虫」という言葉を選んじゃう時点で音楽業界は終了している感じがする。これを言うなら、あんたたちだって、自分で歌ったり踊ったりせず、アーティストに寄生して儲けている寄生虫かもよ?
最前列から最後列まで、どの席でも等しく楽しんでもらえるよう努力している。
努力していても、実際、価値は全然違うよ。たとえば東京国際フォーラムの最前列と二階40列が同じになるわけがない。
お金がない学生などからは、前方の席で見られたかもしれないチャンスを奪うことになる
その理念は立派だけど、それを実現するための努力を怠っているから今があるんでしょ。そんなに学生を優遇したいなら、最前列を学生席にすれば良いじゃん。
でもさ、学生料金で安く観てもらうなら、後ろの方や見切れ席で観てもらうのが普通じゃない?学生だって、良い席で観たいなら、バイトしてお金貯めれば良いんだよ。それが社会勉強にもなる。
前方と後方の席だけ売れ、中間の席が余るなど、席による売れ行きのばらつきが出るリスクを恐れる関係者も一部にいることも確かだ。
実際にはチケットキャンプで売れているんだから、きちんと市場を読めば売れ残らないよ。てか、売れ残ったら、チケットキャンプに出せば良いじゃん(笑)。
頭では理解していても、昔からのやり方から離れられないアーティストも多いと感じる。
そっちが悪いんじゃねーか(笑)。
チケット購入時にスマートフォンのSMSで端末を認証して本人確認し、スマホ1台あたり1回しか買えないようにする仕組みは今後、メインストリームになってくるだろう。
これは良いんじゃないの?
ネット空間も「公共の場」と認められれば、ネット上でのダフ屋行為も規制できるようになるが、判例がない。
普通に考えて無理だろ(笑)。あれは、ホール周辺にダフ屋がウロウロしているから問題なのであって。
「ネット空間を公共の場として認めてほしい」と、国会議員や都道府県、関連省庁に訴えているが、なかなか難しい。
そりゃそうだ。政治家や関連省庁も困っていると思うよ。努力もせずむやみやたらに法規制を厳しくしろと要求してくるバカがいて。
ということで、率直に言うと、コンサートプロモーターズ協会の石川篤総務委員(ディスクガレージ常務取締役)っていう人は、顔出し実名入りで堂々とバカを晒していて立派だなぁ、という感じである。こりゃダメだ。もし本当に何とかしたいなら、僕とコンサル契約結んでアドバイスしてもらえば良いんだよ。