2016年11月26日

BFG:ビッグ・フレンドリー・ ジャイアント

スピルバーグ監督による子供向けのおとぎ話。CGを多用して、ほとんどアニメのような映像が続いていく。

・・・のは良いのだが、驚くほど脚本が雑。少女が登場した途端に有史以来初なのではないかと思える事象が連発する。主人公はお腹もすかなければトイレに行くこともない。スターウォーズのヨーダや、ロード・オブ・ザ・リングのクリーチャーなどと同じ、妙な英語を喋る異形の生き物はちょっと使い古された感じがする。20分程度のショートムービーならともかく、2時間近くの映画だと、たとえ子供向けと言えども我慢できなくなってくる。

CGも動物の動きが不自然すぎるし、光の使い方もスピルバーグっぽさが非常にデフォルメされてしまって、あらら、となってしまう。なんでもできてしまうと、こうなっちゃうのか、という悪い見本。

スピルバーグの子供向け作品はこれまで、大人から子供まで楽しめるところが良かったと思うのだが、この作品は大人の鑑賞には耐えられない。

評価は☆1つ。

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