2017年05月18日

浜貞

牟田陽日さんの個展に閉店間際に再訪したら、キングかすさんと再会した。

キングかすさんは僕より一年ほど早く陶芸のコレクションを開始した人で、多治見周辺の焼き物からスタートして、九谷を経由して、今は茶器やガラスなどにも興味を広げつつある。僕は白馬の飲み会で金沢の松田和傘店の話を聞いたのと、親戚の九谷茶碗まつりに同行して九谷技術研修所の研修生や卒業生の作品に触れたのをきっかけに陶芸作品のコレクションを始め、アート作品と生活陶芸作品をミックスして買いつつ、今は自分で作ったりすることもある。米国に転出してしまったため、今は陶芸作品よりも明治から昭和初期にかけての版画を買うことが多いのだが、日本に行った時は、相変わらず陶芸作品をちょぼちょぼ買っている。そんな僕たちの接点は九谷で、特に牟田陽日さんの作品だったりする。牟田陽日さんの作品がちょうど注目されてくるタイミングで、同じように彼女の作品に興味を持ったおかげで、今では色々と教えてもらえる間柄である。

彼は作品はもちろん、作家さんとのコミュニケーションも大切にしているので、販売された作品が全て完売となっても、閉店間際の三越にもう一度やってきたようだ。東京在住ではないので、ひとりで夕食を食べるのも味気ないだろうと思い、神田で何か食べることにした。

最初は神田の名店、「千両箱」に向かったのだが、あいにく閉店していたので(店そのものがなくなっていた)、プランBで浜貞に行ってみた。
















近海魚を中心にいくつか食べて、軽く飲んで、おひらき。健康的である。

僕が帰国する直前に渋谷黒田陶苑で見附さんの個展があるので、一緒に徹夜しましょうと話して別れた。

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