2017年08月12日

川瀬巴水「東京二十景 芝増上寺」

ものをコレクションする上でコツの一つが、そのカテゴリの中で一番のものを手に入れてしまうことだ。これをやらないと、コレクションにキリがなくなる。最近米国で買っているのが明治、大正、昭和初期の木版画だが、この分野で今のところ最高峰と言えるのが川瀬巴水と吉田博のふたり。このうち、川瀬巴水の最高傑作は、何と言っても芝増上寺だろう。

なんでも鑑定団でも、60万円、状態が良ければ120万の評価である。

データで放送 お宝鑑定(テレビ東京公式)
http://www.tv-tokyo.co.jp/kantei/kaiun_db/otakara/20160705/01.html

赤、雪、和傘と、三拍子揃っているところが良い。ということで、まずはこれを手に入れてしまった。




これで一安心。何か欲しいものを見つけても、「増上寺を持っているけれど、本当にそれも欲しいの?」と自分に問いかけることができる。お金が無尽蔵にあるならともかく、普通にのんびり暮らして行くにはこういう工夫が必要だ。