2017年09月01日

全米オープンテニス2017 現地観戦 徹底攻略ガイド

(1)チケット
オフィシャルサイトで購入可能。
http://www.ticketmaster.com/US-Open-tickets/artist/807197?tm_link=artist_artistvenue_module

チケットはスマホに送られてくるE-ticket。結構細かくゾーニングされていて、価格設定も細かい。メイン・スタジアム(アーサー・アッシュ)のチケットを持っていれば、すべての自由席で観戦可能。ディセッションのチケットでナイトセッションのアーサー・アッシュの試合を観戦することはできない。アーサー・アッシュはディとナイトの間に一度観客をすべて退出させる。ディセッションのチケットで夜まで長引いたアーサー・アッシュ以外の試合は観戦できるが、ナイトセッションのチケットでディタイムに会場へ入場できるかどうかは未確認。

チケット販売は色々なサイトでやっているが、日本語で利用できるサイトはすごく高額な感じ。

また、アーサー・アッシュは全席指定だが、勝手にあいている前の方の席に移動する客が多く、頻繁に「ここ、俺の席だけど」「あぁ、ごめんごめん」というやりとりを見かける。

(2)アプローチ
ニューヨーク・マンハッタン地域からはロングアイランド鉄道と地下鉄7系統線でのアプローチが可能。駅はメッツーウィレッツ・ポイント。7系統線の方が断然安いので、地下鉄でのアプローチがオススメ。ただし、時間はかかる。とはいえ、ブロードウェイからでも1時間弱。急ぐときはグーグルマップで経路検索して早い方を選べば良い。電車はマディソン・スクエア・ガーデンにあるペン駅始発。なお、電車だと後方の数車両はドアが開かないので、前の方の車両に乗る必要がある。

(3)手荷物
バックパックなどは持ち込み禁止。金属探知機による検査場の手前にロッカーがあり、大型の荷物だと10ドル。ロッカーはあまり大きくないので、トランクなどは持って行かない方が良い。大きめのデイパックも危険。また、荷物の分割は可能で、10ドルでも複数のロッカーを貸してくれる。オススメはトレーダー・ジョーズのトートーバッグ。飲食物は一応持ち込み禁止になっているが、検査場のスタッフによっては「別に良いよ」と言ってくれる。飲み物は未開封のペットボトルが安心。

(4)観戦
アーサー・アッシュ以外は、会場に入場さえしてしまえば全部無料、自由席。もちろん練習コートも見ることができる。多くの場合で試合終了後、練習終了後に選手がサインしてくれる。特に若い選手は親切。サインはテニスボールが定番。オフィシャルショップでは45ドルでバスケットボール大の巨大なテニスボールを売っていて、これにサインしてもらう子供がたくさんいる。フェデラーのような人気選手の練習は観客席がかなり早い段階で満席になってしまうので、早めに行った方が良い。練習の予定はオフィシャルサイトで確認可能。雨天の場合は試合は中止になるが、アーサー・アッシュは屋根があって全天候で試合可能。

(5)買い物
オフィシャル・グッズを売っている店は大小があちこちにある。人気商品はピンズとTシャツで、さすがに大会初日には全商品が揃っていたが、二日目には売り切れになっている商品がかなりあった。ただ、在庫管理はいい加減で、あちこち探すと残っている店があったりする。穴場は入場ゲートすぐ右側にある店。ほとんど全ての店で全種類完売だったピンズが、なぜかここには揃っていた。

(6)ファン・パス
会場内にあるスポンサーブースで実施している一種のスタンプラリー。全部で20種類。全部集めると、抽選で男子準決勝のペア・チケットが当たる。1000ドル以上の価値があるらしい。時間があれば参加してみるといいだろう。難易度が高いのはIBMのブース。SIRIみたいなAIと会話しなくてはならないのだが、こいつの性能が驚くほど悪く、トラブル続出。おかげですごく時間がかかる。ファン・パスへの参加は、案内する専用スペースがあるけれど、別にそこへ行かなくてもオフィシャル・サイトから登録可能。全部揃えるのは難易度高いので、当選確率は意外と高いかもしれない。僕はもちろん全部揃えた。
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(7)IT対応
敷地内は無料のアクセスポイントがあるが、速度は遅い。また、CHASEがスマホ用の充電器を無料でレンタルしているので、早めにこれを借りて、最初からずっと充電しておくと安心。なお、iPadへの充電を試したが電圧不足なのか、充電不能だった。スマホの人は全米オープンのアプリがあるので、事前にダウンロードしておくと良いだろう。