2017年11月08日

表に出ろいっ! One Green Bottle




2010年に「表に出ろいっ!」を観ていて、その時の感想はこちら。

表に出ろいっ!
http://buu.blog.jp/archives/51074594.html

日本語版で活躍していた黒木華は、今では、蒼井優と並んで代表的演技派若手女優となって、知らない人がいないぐらいだが、この当時は少なくとも僕は全く知らなかった。

さて、その野田秀樹と勘九郎のコンビによる小芝居を英語に翻訳して、これまた野田秀樹が好んで起用している2外人との芝居にリメイクしたのが本作である。

率直に言えば、違和感なく英語劇に翻訳していたと思う。今は亡き勘三郎の影響を消去するには、英語劇にするのが最善の策だったのかもしれない。日本の伝統芸能を盛り込んだのも、外人向けにしたことによって別の趣向を持たせることに成功している。むしろ、勘三郎を招いての、野田秀樹による、野田秀樹と勘三郎の、勘三郎のための芝居だった前回の方が、見世物としての質は低かった気がする。

ただ、前回同様、ラストの仕上げ方には違和感を持つ。

あと、野田秀樹の英語の発音。特に単語の末尾に「t」があるときの発音がかなり微妙に感じた。野田秀樹は英国留学の経験もあるし、この芝居も含め、英国人との芝居にも慣れているはず。もしかしたら、あれは英国風の発音なのかもしれない。米国人の英語を聞きなれている僕にはちょっと違和感があった。

芝居としては、なかなか良かったと思う。評価は☆2つ。