2017年12月07日

『丸岡 和吾「x」』

ドクロ作家の丸岡和吾さんと、九谷の女性作家のコラボ企画が銀座 G735 Galleryであったので行って来た。コラボしている作家さんたちには知り合いが多く、一体いくつ買うことになるのだろうと心配しながら、開店前に並んだ。といっても、開店前にスタンバっていたのは僕だけだけど。

展示自体はわりと平穏で、作品をじっくり選ぶことができて良かったのだが、残念だったのは開店の30分以上前に並んで、一番に入店したにも関わらず、めぼしい作品が全て(1つではない)赤丸売約済みだったことである。井上雅子さんにしても、林美佳里さんにしても、河端理恵子さんにしても、各作家ごとに、「これは力が入っている」「これは今回の代表的作品」と感じられるものが、ことごとく赤丸だった。まぁ、「これは一番」にはある程度主観もあるけれど(とはいえ、今回は作家ごとに価格差をつけていたので、林さんのように明らかに「主力」と「廉価」がわかる人もいた)、それにしても事前受注に対応するなら、その旨きちんと告知すれば良い。それなら、朝一に並ぶ必要もなくなる。G735 Galleryは、このために日本橋に宿泊し、冬の朝の寒い中、開店前に並ぶことの大変さを全く理解できないギャラリーのようだ。おそらく、朝一に人が並ぶようなアイテムを扱ったことがないのだろう。

今回は、一部の作家さんは、写真で見るのと、実際に見るのとでは、魅力度がかなり異なっていた。それでもベストの作品が売約済みだったので、事前に赤丸オーダーを出したのは相当に丸岡さんの作品に慣れているコレクターか、事前にリリース以外の詳細な写真をチェックした人物か、あるいは事前に特別に実物をチェックした人物と想像される。どちらにしても、ギャラリーの固定客ではなく、丸岡さんなり、九谷の作家さんなりのコレクターだろう。

公平であることが一番望ましいのだが、いろいろなしがらみでそれが無理なら、最低でも「一部商品はオープン前に売約済みです」と告知するのが当たり前で、それがないのは失礼以外の何物でもない。

#告知なしに開店赤丸なら、最初からウィンドウに並べるな、という話である。

丸岡さんの作品は、購入のためにそれなりの努力をしたとしても良いものを手に入れられないなら、興味は薄まるばかりである。

僕がこうやってブログで心情をつまびらかにすると、知り合いの作家さんたちは謝罪してくるのだが、もちろん彼らに非があるわけではない。悪いのはギャラリーである。