2018年01月06日

燃える男、星野仙一逝去

星野さんが亡くなったらしい。

星野仙一氏死去 がん闘病…「燃える男」「闘将」突然すぎる70歳
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180105-00000146-spnannex-base

中日ファンの僕にとっては、星野さんの現役時代と、2期にわたる中日監督時代はとても良い思い出だが、中日の監督を退いた後は他球団や代表監督を渡り歩いて、中日の星野というよりは日本球界の星野となってしまった。その分、星野さんの情報に触れる機会も少なくなっていた。

星野さんの思い出で、一番印象に残っているのは、宇野勝のヘッディング事件である。

1981年、後楽園球場での試合で、歴史に残る珍プレイが繰り広げられた。そのヘッディング自体はプロ野球の珍プレイとして何度も繰り返し放送されているので、見たことがある人も多いだろう。



このとき、マウンドにいた星野さんは、ベンチに戻る前に、バッターボックスのところでグラブを叩きつけて悔しがった。多くの観客は、これを宇野の凡プレイに向けたものと思っていたのだが、後に実際はそうではなかったことが明らかにされた。

この試合まで、読売は158試合の連続得点記録を継続中だった。そして、当時の中日のローテーションの柱だった星野さんと小松辰雄は、どちらがこの記録を止めるかで10万円を賭けていた。宇野の珍プレイは中日2−0読売で迎えた7回裏、ツーアウト1塁の場面で発生し、そのせいで2−1となってしまった。結果、読売の連続得点記録は継続することとなり、小松辰雄が175試合目で読売を完封した。小松辰雄は、これが人生初の完封勝利だった。

かように、星野さんはこのヘッディング事件で主役ではない。しかし、日本球界における史上最大の珍プレイに、ちょっとしたスパイスを効かせるようなこのエピソードが僕は大好きだ。

昨年末、野球殿堂入りのパーティを盛大に取り行ったとのこと。間に合って良かった。