2018年01月09日

成人式ってそんなに大事なの?

僕は、自分の成人式の日は妙高高原赤倉温泉でスキーをしていた。

理由は簡単で、その日はインカレのスキー大会が開催されていて、僕は選手だったので、スキーをしていたのである。尊敬するかもい岳レーシングの斉藤博さんは、「スキー選手にはクリスマスも正月もない」と名言を語ったものだが、僕たちにはもちろん成人式もなかった。

ちなみに、妙高高原はインカレ中の成人式が毎年のことでもあり(今はインカレはあちこち場所を変えているのだが、当時はずっと赤倉で開催されていた)、気を利かせて体育館で成人式をやっていたようだが、大会で疲れていたので参加せず、後輩に頼んで(僕は2年生だった)記念品の湯呑みをもらってきてもらった。その湯呑みもどうなったのかはわからず、かように、成人式は僕にとっては本当にどうでも良いものだった。

ちなみに、僕は「自分の意思で地元の成人式に行かなかった」のだが、一つ下の代の後輩で、一浪して入学していた部員たち(僕は現役だったので、年齢は同じ)は、インカレの雑用係でかり出されていて、彼らは地元の成人式に行きたかったのかもしれないのだが、強制的にスキー場へ連れて行かれていた。

僕は成人式には爪の先ほども思い入れがなかったのだが、それから30年以上経っても、相変わらず多くの日本人にとっては成人式って大事なのだろうか。

#予定をいれていたら当日になって振り袖レンタル会社が倒産してばっくれちゃって、おかげで振り袖を着ることができなかった、というのは当然気の毒なんだけれど。

18歳を成人にすると成人式が入試直前になって大変、なんて話もあるようだけど、それなら高校の卒業式で十分じゃない?高校進学してない人は例外になるかもだけど。

そもそも、18歳なり、20歳なりになるタイミングは誕生日によって違うので、みんな揃って着飾るというイベントの意味が良くわからない。20歳(あるいは18歳)の誕生日に着飾って、仲の良い友達に祝ってもらえば良いんじゃないの?

興味がないので良く知らないけど、成人式なんて、大方、金のない時代に「まとめてお祝いしようぜ」ぐらいのトーンで始めたことでしょう?やめちゃった方が、税金も節約できるよ。

行く人がどんどん減ってくれば、「もうやめようぜ」ということになるのかな。まぁ、成人式があっても別にすげぇ困るわけではないんだけれど。多分、成人式がなくなって一番困るのは、成人式で暴れようと計画していたヤンキーたちじゃないのかな。