2018年01月24日

Sushi Taro

ワシントンDCでは、年に数回「レストラン・ウィーク」というイベントが開催される。この期間中は、エントリーしているレストランで同一金額のイベント・メニューを楽しむことができる。お値打ちなレストランもあれば、普段とあまり変わらないレストランもあるのだが、基本的には「一度食べに来て、気に入ったら、普段も来てね」というスタンスである。

DCに来て2年弱、これまでまともな寿司を食べたことがなかったのだが、折角のレストラン・ウィークなので、DCで一番美味しいと言われることもある「寿司太郎」に行ってみた。




レストラン・ウィークのメニューはこれ。




2人で行ったので、色々バリエーションを変えて注文してみた。

前菜
はまちカルパッチョとサーモンタルタル



温菜
銀鱈鉄板焼



海老天



寿し
スペシャル4





















ジャパニーズ5 + スパイシー・スパイダー



デザート
黒ごまのもちアイス



正直、それほど期待してなかったのだが、意外と美味しかった。前菜はサーモンの味付けが濃く、はまちとのバランスが悪い。温菜の銀鱈はカリフラワーが全くフィットしていなかった。味噌味が非常に濃かったので、魚の味は良くわからなかった。天ぷらはまぁまぁ。

寿司は、特に、マグロの赤身はそこそこのレベルだった。逆に、サーモンはイマイチ。米国近辺でたくさん獲れてしまうので仕方ないのだろうが、もともと鮭は臭いが強い魚なので、かなり工夫して食べさせないと寿司ネタとしては厳しい魚である。鮭は、そのまま切って出すなら、高級店だろうが、回転寿司だろうが、米国だろうが、どこで食べてもそれほどうまい魚ではない。焼いて食べた方が良いのである。甘エビはなかなか良かった。ウニも、思ったよりは良かった。当然かもしれないが、ラインナップに日本近海の青魚が全くなく、そこはかなり物足りなく感じた。

わさびは練りわさびで辛すぎて使い物にならなかった。シャリはほとんど甘みが感じられない酢飯で、それは良いのだけれど、握り具合はちょっとムラがある感じだった。少なくとも日本の一般的な回る寿司よりはレベルが高い。

寿司でひとつアディショナル・ロールを追加してシェアし、チップを入れて一人約50ドル。日本円だと5500円ぐらい。ただ、ラーメンが15ドル、1650円ぐらいなのと合わせて考えると、日本なら3000円弱相当である。まぁ、そんなもんかな、というレベルなので、DCで寿司が食べたくなった時は、ここに来るのが選択肢のひとつになるだろう。

今まで米国で食べた寿司の中ではマイ・ベスト。ただし、日本なら全く普通。

Sushi Taro
1503 17th St NW
Washington, DC 20036
(202) 462-8999