2018年04月13日

嘘八百

陶芸ファンとしても注目していた作品だったのだが、ちょっとがっかり。

詐欺師を詐欺にかけるというのは「スティング」の昔から定番のストーリーなので、面白くなる素材ではあるのだけれど、ディテールのツメが甘すぎる。

まず、作った偽物の紙や墨、器に時代感がなく、あれではいくらなんでもプロは騙せないだろう。

演出も軽さばかりが目立つ。もっと重厚に作らないと、本物感が出てこない。菊練りのシーンはボディダブルだったのか、そこそこの身のこなしだったと思うけれど、他の陶芸シーンは「俺の方がプロっぽい」と感じてしまう。映画の中の人物たちだけではなく、観ている客まで騙せないと、楽しめない。

脚本の練り込みも甘いし、ストーリーもそれほどサプライズがない。この辺は原作や脚本がしょぼいからとしか言いようがない。

スタート地点は良かったのに色々残念な感じで、最近似たようなことを目にしたな、と思ったら、トップレベルを目指してチーム作りを始めたのに、結局人材不足で諦めて、監督まで理不尽に交代して世界中に恥を晒した日本サッカー協会だった。まぁ、日本では良くある話である。

評価は☆半分。