2018年06月05日

日本でなぜ無痛分娩が一般化しないのかと思ったら

「お腹を痛めて産んでこそ」とかいう前近代的意識が蔓延しているという説を聞いてたまげた。これが本当なら、さすが、子宮頸がんウィルス(HPV)ワクチンを忌避する国だな、と思った。国民の主流がこういう考え方だと、産科麻酔科医の需要も増えず、専門家が育たないことになる。

以前、DCに単身赴任している既婚者と話をしていたら、身重の奥さんを日本に残しているという話だった。米国に連れてくることもできるのになぜ、と聞いたら、米国との二重国籍になるのが許せない、とのこと。僕としては子供の可能性が広がるのだから大歓迎だと思うのだが。

価値観は色々なので、苦痛分娩を選んでも、米国籍が不要だと考えても一向に構わないのだが、無痛分娩の場合は、前近代的な根性論のせいでいらない苦痛を味わう羽目になる日本人女性は気の毒だな、と思った。出産のためだけに海外へ行くのはお金がかかりすぎるし、かといって未熟な産科医のもとで無痛分娩するのも心配だよね。

なお、うちの嫁は子供を産んだ次の日には病室で「やることないねぇ」と暇を持て余し、その翌日には普通にUberに乗って帰宅した。さっきはスタンレィカップ・ファイナルの第4戦を観戦して、全く普通に暮らしている。少しでも楽に子供を産めるということは、とても大事なことだと思う。