2018年08月11日

文春オンライン「鈴木敏夫が語る高畑勲」

この「鈴木敏夫が語る高畑勲」がとても興味深い。

「なぜ高畑勲さんともう映画を作りたくなかったか」――鈴木敏夫が語る高畑勲 #1
http://bunshun.jp/articles/-/8406

「高畑勲監督解任を提言したあのころ」――鈴木敏夫が語る高畑勲 #2
http://bunshun.jp/articles/-/8407

「緊張の糸は、高畑さんが亡くなってもほどけない」――鈴木敏夫が語る高畑勲 #3
http://bunshun.jp/articles/-/8408

結局、一番面白いのは生身の人間なんだろう。僕が高畑勲の部下として一緒に仕事をすることはないだろうが。

2を読んだ後で「『かぐや姫の物語』の物語」として高畑勲の話をアニメ化すれば大ヒット間違いない、と思ったのだが、3を読んだら部分的にそういうところがあるようだ。

なお、遺作となった「かぐや姫の物語」は、僕のブログで選ぶ公開映画ベスト&ワースト邦画編の2013年ベスト作品。ブレードランナーのように、公開直後は大したことがなかったのに、徐々に評価があがっていく作品があるが、「かぐや姫の物語」はそういう種類の映画の1つになって欲しい。

高畑勲の周辺には、犠牲になった人がたくさんいるようだ。「かぐや姫の物語」はそういう人たちの墓石みたいな作品なのかもしれない。