2018年08月20日

米国で30ヶ月生活してみての米国と日本 その2 優先席

米国にも日本と同じようにプライオリティ・シートがある。表示上は妊婦、怪我人、障害者、高齢者に譲るように書いてあるが、実際には、高齢者に席を譲るケースは明らかに少ない。米国人に聞いてみたのだが、杖をついているなど、明らかに障害を抱えている高齢者にはもちろん席を譲るが、健康な高齢者に席を譲ることはないと答える人が大半だった。

とはいえ、ワシントンDCの場合、席を譲らなくてはならないほどバスや地下鉄が混雑していることはほとんどない。どちらかといえば、交通機関よりは、スタバとか、街中や美術館などのベンチがいっぱいなことが多いのだが、これらでも特に高齢者に優しいと感じたことはない。

エレベーターに乗る時なども、ベビーカーや妊婦は優先されるが、高齢者は特に優遇されている感じはしない。

日本と米国と、どちらが良いかはちょっと判断がつかないのだが、僕は米国でも必要なら譲る派である。そういう機会は米国では滅多にないけれど。