2018年08月20日

米国で30ヶ月生活してみての米国と日本 その4 育児

米国は乳幼児を連れている親にはとても親切に対応する。これまで、乳児を連れていることによって入店を断られた店は一つもない。エレベーターなどでは必ず最優先してくれる。日本では子連れで朝の満員電車に乗るとか考えられないし、子供が泣いているだけでも不快感を表明される不寛容な社会だが、米国はそんなことは一切ない。

同時に子供の保護にも熱心である。小学生までは子供一人で家に残すことも、外に出すこともできない。先日、2歳児が山に登ってしまい行方不明になったというニュースがあったが、あれを米国でやったら親が逮捕される。

根底にあるのは、「子供は自分で自分の権利を主張できないので、大人がきちんと保護しなくてはならない」という考え方のようだ。とにかく子供の権利保護と安全確保に対しては最大限の努力を払うのが米国社会。また、子連れの親に対しても親切なのも同様。これらの点は、日本人は真剣に米国から学んだ方が良い。

なお、米国の保育コストは高額で、子供一人あたり月2000ドル以上が相場。子供が二人なら毎月約50万円かかる計算である。これは最低賃金が高いのも要因の一つ。あと、何かあった時の裁判費用などもコスト・アップにつながっているのだろう。

最低賃金が高い社会とは、金持ちは楽をして、貧乏人は面倒なことを自分でやる社会である。

ちょっと驚いたのは、日本では液体ミルクがまだ販売されていないということ。ようやく厚労省の認可が下りたそうで、来年には販売されるらしいが、なんでそんなに遅れているのか不思議でならない。ちょっとした旅行や、車や飛行機での移動の際、日本の親はミルクをどう調達しているのだろう。平時なら我慢すれば良いのかもしれないが、大雨や地震による停電などの時に困ってしまうはずだ。

「米国のおむつは質が悪いから、日本から買っていったほうが良い」と言われて、そこそこの量の紙おむつを日本から持っていったのだが、途中で使い果たしてしまった。以後、米国のパンパースを使っているのだが、肌触りとかは何の問題もないし、むしろ許容量が多く、使いやすい。おしり拭きなども同様。ストローラー、バウンサーなども充実していて、関連商品は米国の方が充実している印象を受ける。

ただし、子供服のできは日本産(といっても、メイド・イン・東南アジアだろうが)の方が良い。これは日本人の体型に合っているということもあるだろう。