2018年08月20日

米国で30ヶ月生活してみての米国と日本 その13 企業と生活者の関係

日本と違って、米国民は企業の姿勢に敏感である。たとえば先日日本ではガストがプラ製ストローの全廃を打ち出したが、米国だとこういう姿勢を打ち出すだけで客が増えて株価がアップする。

日本に出店して、行列ができたとニュースになったシェイク・シャックは確かに米国でも人気だが、その原因は味ではなく「従業員の厚生に対してとても敏感で、社会的に良い影響を及ぼしている」という理由で受け入れられていると聞く。実際、食べてみても大して美味しくないし、もっと美味しいハンバーガーを食べることのできる店は存在する。

雇用を生み出すということは社会の安定につながるという意識が強いので、提供している製品やサービスの質に大きな差がないのであれば、良好な社会環境の維持に貢献している会社を選ぶ傾向にある。

日本では、社員の待遇が悪いブラック企業だとわかっても、それを理由に不買運動に発展したり、逆に失業者や障害者の雇用に積極的な会社だからといって、その会社の製品を選んで購入するといった消費者行動はあまり耳にしない。