もちろん、野田地図公式抽選を含め、参加可能なチケット予約は全て試してみたのだが、結局、日本滞在中の公演チケットは入手できなかった。しかしまぁ、考えてみればこの演目は毬谷友子と遊眠社の面々のために書かれた戯曲であって、僕たちのような古い人間はどうしたって「ここは、昔の方が良かった」と考えてしまいがちだ。最初から、観客席に居場所はなかったのかもしれない。ともかく、僕は縁がなかった。こういうことの積み重ねで、古くからのファンは世代交代していくのだろう。

仕方ないので最終日の夜に芸術劇場に行って、ポスターの写真だけ撮っておいた。いやぁ、参った、参った。