子供をうまく撮る是枝監督の特徴が良くでた作品。
色々と投げっぱなしで、あとは自分で考えてよ、という作りは観る人を選ぶだろう。
これまでの是枝作品と底通する部分が多く、一つの区切り、集大成となる作品かもしれない。
日本の都市部が抱えているいくつかの問題を盛り込んだ内容で、日本大好き、日本は素晴らしいと思い違っている層にはウケが悪そうだ。ただ、現実をきちんと把握して、少しでも良い社会を作っていこうと思っている層には、自分が思っていることの正しさを再確認させてくれるかもしれない。
こういう映画が海外で評価されることが喜ばしい。
評価は☆2つ半。