2019年05月04日

人魚の眠る家

水の事故で植物状態になった少女の家族を描いた人間劇。子供が活躍する展開、東野圭吾原作と、ヒットしそうな条件はそこそこ揃っていたのだが、一方で作品の質にムラが大きな東野圭吾なので、心配なところもあった。観てみての印象は心配の側。

まず、ストーリーが今ひとつぱっとしない。映画化に当たって脚色がうまくいってないのかも知れないが、この内容では、誰が撮っても傑作にはなり得なかったと思う。

加えて、監督がぐりぐり演出していて、それが全く効果をあげていなかった。広角レンズを多用してみたり、映像の彩度をいじってみたり、スピルバーグのような光の使い方をしてみたり、どこかで見たり聞いたりしたことのある演出をあちこちで試していたようだが、不自然なだけで意味が感じられなかった。

どうしてこんな映画になってしまったのか、原作を読んで検証してみようと思ったのだが、出版社が見城徹の幻冬舎だったのでやめることにした。

評価は☆ゼロ。駄作。