2019年06月19日

澤谷由子 陶展 「 糾う絲 (あざなういと) 」

個人的に現在注目している作家さんは10人ぐらいいるのだけれど、その中で今最も楽しみにしているのが澤谷由子さん。

彼女の個展が西小山のパルケであったので、行ってきた。

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うつわノートでの二人展を境に、一足飛びに数段レベルを上げたように感じられる澤谷さんだが、この個展も素晴らしい作品が展示されていた。

作家さんは、ときどき一気にレベルが上がることがあって、そういう瞬間の作品を逃さず持っておけると嬉しい。この瞬間は、あとになって「そういえば、あの時」と思い返すこともあるけれど、澤谷さんの場合は今だと思う。

どういうわけか知名度がそれほどでもない。もしかしたら、練りこみと同じように、彼女の表看板のいっちんがそれほど評価されていないのが原因かもしれない。理由はなんにしろ、彼女の作品が素晴らしいのは疑いようもなく、これを見逃しているコレクター達は数年後(あるいは数カ月後)に悔しい思いをするのではないか。

「ほらね」と笑えるように、澤谷さんにはこれからも良い作品を作り続けて欲しい。

なお、今回購入した作品は後日郵送されてくるので、その時にブログで紹介したい。