2019年11月11日

ターミネーター ニュー・フェイト TERMINATOR: DARK FATE

原題「ダーク・フェイト」をなんで「ニュー・フェイト」に変更したのかは良くわからないのだが、ともあれターミネーターの続編。

アクションシーンはなかなか面白いのだが、物語自体は特に新味がない。いつものおきまりのごとく、未来から良いもんと悪もんが時間転送されてきて、現代でドタバタを繰り広げる。

だいたい、将来のAIがめちゃくちゃ賢いはずなのに、いつまで経っても人類を滅亡させようと企図するところがどうも納得いかない。レジスタンスの抵抗が激烈で手に負えないなら、やっぱり仲良くしましょう、とするか、有無を言わさずに殲滅しちゃうようなすげぇ武器を開発すれば良いのであって、なぜ人型ロボットをちまちま開発して、苦労して過去へ送り込むのか、その辺の設定がいかがなものかと思う。

いや、ターミネーターやT2は面白かったと思う。でも、これだけ繰り返していると、寅さんみたいに何度も同じことをやっているように感じてしまう。マンネリ。「前回うまくいかなかったから、今回はもうちょっと前に送り込もう」みたいな。

後半のアクションシーンは確かに見所ではあったと思うけれど、それ以外は退屈で、眠くなる映画だった。

評価は☆1つ。