2019年11月22日

おぎのやの釜めし

子供の頃、妙高高原に良くスキーに行ったのだが、そのときに利用したのが信越本線で、横川では急な坂道を登るために動力車を追加する必要があって、必ず数十分停車した。そのときに駅弁で買ったのがおぎのやの釜めしとお茶だった。

大学生時代になると、横川は車で通る場所になった。上信越道がなかったので、藤岡で関越道を降りて、碓氷峠を超えて、軽井沢を経由、長野界隈のスキー場へ向かった。そのとき、峠越えの前に立ち寄るのが横川のドライブインで、たくさんのスキーバス客にまざって、「子供の頃、良く買ったんだよね」と話した。

長野オリンピックのあとは、上信越道が開通したので、下道で碓氷峠を登ることはなくなって、かわりに横川サービスエリアに立ち寄るようになった。釜めしも滅多に買うことがなくなった。途中で腹ごしらえしなくても、一気に長野まで行けるようになったからだ。

今日はそば打ち会の準備で早朝に出発したので、朝ごはんを食べていなかった。そこで、数十年ぶりに、釜めしを買って食べてみた。







すっかり評論家になってしまい、懐かしいとかそういう感情ではなく、「これ、容器に入れて炊いてなくて、素材をそれぞれ調理して容器に投入しただけじゃない?」などと思ってしまった。

素直だった昔が懐かしい。