2021年01月30日

群馬県立自然史博物館

群馬県立自然史博物館は完全予約制ということだったので、恐竜(ただし図鑑の中だけ)が大好きなHoltby隊員に恐竜デビューさせに行ってきた。

ニューヨークやワシントンDCの自然史博物館に慣れ親しんでいると非常にコンパクトな博物館だが、そこはまぁ仕方がない。展示は結構がんばっていた。九段下の科学技術館の展示の一部をプロデュースした時に色々勉強したのだが、自然史博物館系の展示の特徴は「客が自分で触われる」こと。これは全くの想像だが、おそらく1995年ごろに日本の博物館の関係者が文科省のお金で米国に視察に行って、なるほど、子供向けの展示はただ見させるだけではダメなんだな、と気が付いたんだと思う。以後の展示は触われるものが増えて、米国の自然史博物館に似てきた。この博物館もそんな気配がある。

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Hlotby隊員は、受付前の売店に置いてあった緑の恐竜(高さ1メートル程度)を痛く気に入って、券売機の前に置いてあったヘラジカの剥製も「ヘラジカだね、ヘラジカだね」と喜んでいたのだが、いざ、恐竜のコーナーに行ってみたら、途端に目を押さえて号泣し出した。もう、全く目を開くことができない。こんなに何かを怖がっているHoltby隊員を見たのは初めてだ。キリンでも、ゾウでも、全く物怖じせずに餌を与えていたのに、ティラノサウルスは全くダメのようだ。

完全にびびってしまい、恐竜以外のコーナーに行ってもずっと目を押さえてものをみようとしない。トラウマになっても困るので、せっかく来たけれど、さっと流し見して退館。

なぜか出る時になって、係のお姉さんに「恐竜いた!恐竜いた!」と嬉しそうに話しかけていたんだけど、貴殿はほとんど見てなかったぞ(苦笑)。