2021年05月26日

映画版 鬼滅の刃 無限列車編

海外でもヒットしているということなので、ようやく観てきた。原作は既読。

大体予想通りの内容。あちこちでCGアニメっぽい不自然さが気になる。こういうことはエヴァでは感じなかった。冒頭の墓地のシーンなどは実写でも不思議に感じないほど精密に描かれていたと思うのだが、中盤以降は凡庸な印象。ユーフォーテーブルと近藤光の作品って、あまり良い印象がない。

原作で表現されていたもの以上の表現に圧倒されるようなことはなかった。正直なところ、この映画が日本映画の記録を次々と塗り替えたのは理解できない。

非常に大勢の人が観たはずだが、その中には安倍晋三の支持者も少なからずいたはずだ。「弱き人を助けることは強く生まれた者の責務です」という台詞をどういう気持ちで受け取ったのか興味深い。あ、菅義偉もだね。弱い人ではなくお友達を助ける安倍晋三を支持する奴らはほんとにクズだな、と思いながらエンドロールを観た。

評価は☆1つ半。