2021年07月27日

五輪をやっちゃったのはやっぱり失敗だった

今日の東京都における新型コロナ感染者数が過去最多の2848人になったそうだ。

緊急事態宣言が発令されたのが7月8日なので、すでに19日が経過している。つまり、宣言の効果は全くみられず、感染はどんどん拡大している。

これは、東京オリンピックを強行したせいである。五輪目当ての人流が増加したとか、海外からウイルスを持ち込まれたとかではない。

オリンピックをやってしまったせいで、政府や東京都から

「大きな問題はない」

という間違ったメッセージを出してしまったのだ。オリンピックをやってしまった時点で緊急ではなくお祭り騒ぎの期間になってしまった。

菅義偉や安倍晋三や自民党の有力者たちは馬鹿なので、その相関に気がつくことができない。これでしばらくは感染拡大が続くだろう。拡大スピードを考えると、このままなら8月5日に4500、12日に7000、19日に1万を超えてくるかもしれない。日本は雰囲気で感染拡大を防いできた国なので、数字を見て「これはやばい」と考えると勝手に外出を控えて、感染が収まってきたのだが、今回は五輪のせいでそういう雰囲気がない。閉会が8月8日だと、それから二週間後に自粛の効果が出てくるとしても、19日にはまだあまり効果が出てこないことになる。都内の一日の感染者数が1万人を超えるのも、決して悲観的な試算ではない。

そうした事態になれば、責任は当然菅義偉にあるのだが、菅内閣の支持率が相変わらず30%を超えているというのだから話にならない。7月以降に感染して死んだ人たちは、菅義偉とその支持者に殺されたことになる。