2021年11月23日

オーディオのコストとパフォーマンスの関係

我が家のアンプのメイン機、YAMAHA A-S3000が故障したので修理に出した。その間、サブ機のA-S1100を3000に置き換えて使っていたのだが、今日、約1週間ぶりに3000がサービスセンターから戻ってきた。

この二機は定価で3000が51万7000円、1100が22万円なので倍以上の開きがある。しかし、1100だって20万円を超える価格なので、決して安物ではない。いや、普通に考えれば、オーディオファンでなければ十分高級機である。実際のところ、僕は長いことYAMAHA A-7aという10万円以下のアンプを使ってきていた。それに比べれば、1100だってかなり上等な音を出すはずである。

しかし、今回、約1週間1100を聴いてみて、やはり3000の音には全く敵わないと分かってしまった。一つ一つの楽器の音色も違うし、それらの楽器の配置も全く違って聴こえてくる。両者を図にしてみると、

3000
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1100
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こんな感じである。3000の方が一つ一つの音が良く、かつ十分な広がりが感じられる。1100はこじんまりとしていて音に伸びがなく、全体としてひと塊で解像度(と言えば良いのかな?)が低い。

実は、僕は両者がこんなに違うとは思っていなかった。現在でも寝室で1100、リビングで3000と、両方を併用しているのだが、CDプレイヤーも、スピーカーも、メインシステムの方がサブシステムより格段に良いので、メインの音が良いのは当然で、でもアンプだけを替えるなら、それほど差はないのでは、と思っていた。ところが、である。アンプだけでも雲泥の差だった。そして、それは多分メインシステムのスピーカーの力によるのだと思う。サブシステムのアンプを1100から3000に替えても、今回ほどの差は感じなかっただろう。

良いアンプの能力を引き出すには、良いスピーカーが必要ということだと思う。どんなにすごいCDプレイヤーとアンプを揃えていても、2000円ぐらいのスピーカーで聴くなら台無しである。アンプの良さを感じるためには相応のスピーカーが必要だ。

3000の音が良いことはわかっていたけれど、どのくらい良いかは良くわかっていなかった。今回の故障はそれが良くわかったので、良い機会だった。

それにしても、オーディオを趣味にしている人は、どのくらい残っているのだろう。僕が子供の頃は大学生でも総額50万円ぐらいのシステムを構築している音楽ファンがいっぱいいたのだけど。最近はヘッドフォンで十分なのかな。