2022年05月09日

トリコロール和傘の製作 その1

マリノスのサポーターがトリコロールパラソルを回して応援しているのを見ていて、和傘ユーザーの自分としてはどうせならトリコロール和傘を使いたいと思っていた。

かなり前から構想はあったのだけれど、試しにデザイン画を描いてみて、これならかっこいいかも、というデザインに行き着いた。

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このラフなスケッチを描いたのが今年の2月。そして、いつも相談に乗ってもらっている湘南和傘さんに相談したところ、「ベースの傘を和傘屋さんに作ってもらい、自分で彩色して、もう一度和傘屋さんに戻して仕上げをしてもらってはどうか」という提案をしていただいた。

自分で和紙に絵を描いた経験はない。失敗した時の損失は3万円以上なので、かなりのプレッシャーである。どうしようかと二ヶ月以上悩んだのだが、これ以上時間をかけると完成した頃には梅雨が終わっているかもしれない。一か八かである。えーーーい、やってしまえ、と決心した。

それにしても、凝ったデザインで失敗するとショックが倍増である。そこで、まずは平易なデザインのトリコロール和傘を作ることにした。一本ずつ描いていると完成はますます先延ばしなので、ベースの傘を二本作っていただき、簡単な和傘、難しい和傘の順に彩色することにした。

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紙なので、普通のマスキングテープは使えない。なんとか知恵を絞ってマスキング。それから水性アクリル塗料で彩色。

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のっぺりしたデザインだけど、たたんで傘の形状にすれば受ける印象は随分と違うはずで、これでも十分かっこいいはずである。

そして、いよいよ難易度が高いデザインの傘に挑戦。

マスキングを施して、

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彩色。

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ここで夕方になってしまったので、今日の作業は終了。一本目に比較して二本目はここまでだけで作業量が倍なのだが、続きの作業はもっと多い。普通のデザインにしておけば良かったのだが、すでに後戻りは不能である。