2022年12月27日

アバター ウェイ・オブ・ウォーター

IMAXのハイフレームレートなのは当然として、前後左右とも中央の特等席で鑑賞した。

現代の映画は通常24フレームパーセカンド(fps)で上映されている。つまり毎秒24コマである。一方でこの作品はアクションシーンのみ48fpsで上映されている。つまり、動きの激しい場面は相応に精密に上映されている。3Dのさらなる成熟具合とこのハイフレームレートが技術的な見どころ。

一方で内容については正直それほど興味はなかった。一作目も複数回観ているけれど、内容はほとんど覚えてない。「青くて大きい異星人の星に行く」ぐらいである。

始まって1時間ぐらいは3D画像の体験映像な感じだった。「異世界を3Dアニメで観る」といった趣で、3D映画につきものの焦点を見失うことも良くあった。

そして、90分ぐらいからちょっとトイレに行きたくなった。しかし上映時間は調べてなかった。内容を考えるとまだまだ全然終わりそうにない。大丈夫かな。

ところが、この辺から3D映画であることを忘れる。もしかしたらこれはハイフレームレートのおかげなのかもしれない。内容は一作目同様大したことがない。でも、映像が凄い。おかげでトイレのことはすっかり忘れた。

出演者については、サム・ワーシントンとか、ケイト・ウインスレットとか、エンドロールで初めてわかった。

全5作の2作目で、残りの3作は今後の特撮3D技術の見本市になるのだろう。次回作は2年後のよう。内容を忘れないでいられると良い。反捕鯨映画であることは覚えていられるかもしれない。

内容は特にないし、脚本がどうとかもない。細かいことはともかく映像を楽しめという映画だった。

ところで、この映画はIMAXで最高品質の映像を観ないと意味がないと思うのだけれど、日本はIMAXが高額すぎる。ドルビーにしても同じなのだが、3D映画で特別料金を取るのはいかがなものなのか。今回僕が払った鑑賞料金は2900円である。日本人は知らないかもだけど米国はドルビーだろうがIMAXだろうが通常上映と同一料金である。デフレでなんでも安いのに映画だけは高くて、それで客が入らないとか言ってないでもう少し安くして欲しい。

最後におまけ。映画の前にお約束の予告編があって、インディ・ジョーンズの新作も楽しみだったけれど、凄かったのはミッションインポッシブルの予告編。予告編と言ってもトム・クルーズがバイクで崖から飛び降りるシーンのメイキング映像だったんだけど、これが相変わらず凄くてびっくり。このシリーズのトムは本当に尊敬する。トップガンも凄かったけど。