ウルトラセブン第8話
ウルトラセブンでも最も有名な回のひとつ、「狙われた街」である。
第8話でもっとも有名なシーンはちゃぶ台をはさんで対峙するメトロン星人とモロボシダン。確かに名シーンである。逆光の中でメトロン星人とダンが会話をする場面は、最終話でのダンとアンヌの会話のシーンも連想させる。しかし、最も印象に残るのはそこではなかった。
メトロン星人は、タバコに「全ての人間が敵に思えてしまう」薬物を混入し、地球人同士の信頼関係を失わせ、自滅させようと試みる。最終的には、夕暮れの決闘でセブンに敗れ、メトロン星人の陰謀は打ち砕かれる。そして、最後のナレーション。
「メトロン星人の地球侵略計画はこうして終わったのです。人間同士の信頼感を利用するとは、恐るべき宇宙人です。でもご安心ください。このお話は、遠い遠い未来の物語なのです。え?何故って?我々人類は今、宇宙人に狙われるほどお互いを信頼してはいませんから」
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昭和42年(1967)10月〜翌年9月にTBSで初放映されたウルトラセブンはどのような状況下で制作されたのでしょう? ”ウルトラシリーズの最高傑作”と言われる昭和セブンの制作背景を当時のウルトラシリーズの系譜を参考に想像してみました。
昭和ウルトラセブンの制作背景を考える【ウルトラセブン −遠い記憶の彼方へ−】at 2005年09月01日 19:38
をお!
たしかにそんな終わり方だったような記憶が!!
なんどか見てるので妙に細かいところを憶えています。導入部あたりでタクシーの三角窓(懐)のところに50円とか書いてあったりとか。
やっぱりセブンはいい!(^^)
やはり、DVDで見なくては。4つに1つはサラウンドで見る事ができますよ(^^
オマーン戦ではTBありがとうございました。
セブンだとボクのフェイバリットは「第3惑星の悪夢」「ノンマルトからの使者」。「狙われた街」も非常に好きな作品ですね。セブンはウルトラシリーズ最高峰と断言してよいでしょう。
でも、リメイクしたらどうかっていうと、それはそれでダメなんでしょうね。
あの街並み、あのファッション、あのシナリオ、あの怪獣のデザイン、あの時代背景。全てが奇跡のようにフィットした作品なんじゃないでしょうか。今からみると突っ込みどころも多数ありますが、それでもなお「最高峰」といっても、あまり反論する人はいないと思います。
今からまとめてみてみると、アンヌが全く出てこない回とかがあるんですよね。スケジュールの都合がつかなかったのかなぁ、などと思ってしまいます。今ではちょっと考えられないようなことです(^^