名人戦が決着。
第6局は明らかに羽生が不出来で、もっと色々粘れる筋があるにもかかわらず淡白に負けた印象である。最も印象に残ったものが二日目の昼ご飯、「天ざるそばの天ぷら抜き」という注文なのがなんとも残念。
4勝2敗で森内竜王が名人位を奪取した。これを受けて、将棋のタイトルは名人・竜王の2大タイトルが森内の手に渡り、王将を含めて都合3冠。将棋界のトップに君臨したことになる。敗れた羽生は王座のみのタイトルとなった。
羽生もこのまま黙っているわけではあるまい。今後数年は森内、羽生、佐藤、谷川の居飛車党を中心にまわっていくことになるだろう。
今回の名人戦のクライマックスとなった第5局のような将棋をまた見せて欲しいものだ。