2011年06月11日

似て非なるもの食品関連3題

放射能ふりかけ、遺伝子組換え食品、BSEの3つは生活者の安全に関する問題である。これらに対するアレルギー反応の大きさは個人それぞれだろうが、後2者は僕の専門領域だし、放射能ふりかけについてはこの3ヶ月、そこそこに勉強したので、3つの対象に対する僕のスタンスをまとめておく。

放射能ふりかけ:人体への影響は不明。したがって、安全サイドに寄った対策が得策。特に子供への配慮は重要。国による安全基準も目安のひとつに過ぎず、最終的な判断は生活者に委ねるべき。したがって、商品ごとの正確な放射活性を表示すべきである。僕は現状では福島、宮城、茨城、千葉、東京、埼玉、神奈川、栃木、静岡、山形産の農水畜産物は一切購入していない。

遺伝子組換え食品:人体への影響はほぼない。しかし、忌避したい人の自由は侵害されるべきではなく、商品表示などは極力オープンにすべき。それによって組換え商品の価格が下がれば、消費者メリットにつながる。現状は組換えを秘匿することに終始しており、結果的に組換え忌避層は組換えを忌避できず、組換え容認層はその消費者メリット(価格面)を享受できないでいる。なお、組換え作物の商業栽培の是非については別途検討が必要と考える。僕は現状では組換え作物について選択的に忌避することは一切ない。むしろ、組換え作物を見つけたら優先的に購入したいという希望がある(多分、農薬などの面で安全性が高いから)。

BSE:原因が肉骨粉と判明しているにも関わらず、産業上の理由でその利用を続けた米国の姿勢は容認できない。ただし、これも適切な表示が行われれば市場から排除する理由とは成り得ない。僕は現状では米国産牛肉は食べていない。また、セブン&アイ・ホールディングス傘下のレストラン、吉野家等、米国産牛肉の使用を表明しているレストランでは食事をしていない。


行政に判断なんかしてもらいたくないんだよね。判断基準と生データをどんどん出してくれればそれでオッケー。行政が専門家じゃないことも、行政が雇った専門家たちが行政に都合の良いことしか言わないことも判ったんだから。  

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2008年08月09日

相変わらずポチ(=日本)が馬鹿な件

脳衰省がこんなリリースを出しているわけですが、

米国産牛肉(ひき肉)の混載事例について

これが韓国だったら大変なことになっているでしょうが、さすがは米国のポチ。メディアでもほとんど報道されません。この国にいる限り、脳みそがスカスカになってもどこにも文句を言うところはなさそうです。  
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2008年04月24日

どこから圧力がかかったんだか(^^;

FDA Strengthens Safeguards for Consumers of Beef

要は、「今までは牛だけだったけれど、他の全ての動物に対して、肉骨粉を与えてはならない」ということ。

ようやく「肉骨粉、やべぇ」っていうことになったんですかね。これまで頑強に「肉骨粉を使っても問題ない」って言い続けていたのに、なんで宗旨替えしたんですかね?やっぱり、アレですか?肉骨粉食べさせた家畜を食べた人で、まっすぐ歩けない人が増えてきたんですかね?

ま、理由はともあれ、米国産牛肉への距離が多少縮まったのは確かなようです。2009年4月から禁止ってことなので、2009年4月以降に生まれた牛なら安心ですね。きちんと規制が機能するなら、ですが。

安心して食べられるようになるのは、2009年4月以前の牛が全部いなくなった頃なので、2015年ぐらいでしょうか。

それにしても、さっき特定危険部位混入の記事を書いたばかりですが、そんな危なっかしい牛肉をまだ「安心」とか言ってる会社の人の頭の中を覗いて見てみたいものです。やっぱ、スカスカなんでしょうか(笑)。  
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特定部位混入のニュース

今さらのようにこんなニュースが掲載されているわけですが、

吉野家向け輸入牛肉に危険部位混入 米国産の再開から初発覚

ダイエー、米ナショナル社牛肉撤去=吉野家は販売継続を表明

吉野家とかダイエーの肉に特定部位が混入されていることは想定の範囲内だから、当たり前の話じゃんね。僕のブログを読んでいる人は「あぁ、当たり前だな、なんでこんなのニュースになるんだろうね?」と思うでしょうね。

え?もちろん僕はダイエーで肉を買いませんし、吉野屋にも近づいてませんよ。米国産牛肉よりずっと安心な肉がちゃんとあるのに、なんでそんな危ないことをしなくちゃならないのかわかりません。まぁ、「それでもボクは米国産牛肉を食べる」というのは一つの見識ですが(笑)。  
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2007年06月28日

西友に続き、イトーヨーカドーも米国産牛肉を売るらしいよ

イトーヨーカ堂が米国産牛肉の販売再開、1都5県20店で

 セブン&アイ・ホールディングス傘下のイトーヨーカ堂は28日、米国産牛肉の販売を29日から再開すると発表した。

 販売は2003年12月以来となる。大手スーパーの販売再開は西友に続き2社目だ。

 当面、東京、神奈川、千葉、埼玉、長野、宮城の1都5県の計20店で取り扱う。

 今後、売り上げや客の反応など見ながら、対象店舗を拡大する方針。5月以降に大森店(東京都)、仙台泉店(宮城県)の2店舗で試験販売した結果、好評だったため、販売再開を決めた。
(2007年6月28日19時20分 読売新聞)


出典はYOMIURI ONLINE

比較的モラルが高い日本ですらミートホープみたいな会社がある状況で良くこんな経営判断するなぁ、と思うのだけれど、まぁ、西友やイトーヨーカドーで肉を買わなければ良いだけの話なんですけどね。要は、買う人がいるから売る人がいるわけで、文句は言えないですね。

イトーヨーカドーが駄目ってことは、セブンイレブンもですかね?もう、近づくのを辞めようっと。  
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2007年06月26日

ミートホープの外国産牛肉混入って、どこの国なの?

不正のデパートのミートホープですが、産地偽装で混ぜていた外国産牛肉という奴は、その原産国がどこかというのも気になります。

オーストラリア産なら「どこのを混ぜたのか」についてはどうでも良いと思いますが、あえて農林水産省がそれを明らかにしていないのが不自然。農林水産省も自分に都合が悪いことは隠すでしょうからね。ひょっとして米国産も混ぜたりしてるんですかね?  
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2006年11月28日

武田薬品ってば

すごいね、これ(^^;

乳幼児3種混合(DPT)ワクチンに関する武田薬品工業の対応

僕、武田の前会長とか知ってるから、「こんなことらしいですよ」とメールしてみるかな(笑)  
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2006年07月28日

米国産狂牛肉、再び解禁

肉骨粉を相変わらず飼料として使っている国(って、世界中見ても米国ぐらいなんじゃないの(^^;?)からまた牛肉が輸入されることになったそうで。

でも、もう何も書かなくてもわかってますよね。

「イスラエルの件は無理に同調してくれなくて構わないから、代わりに狂牛肉の輸入を解禁してくれ」って言われたのかな?

まぁ、何でも良いや。とりあえずまた食べられなくなる店は吉野家と、あとはどこだろうね?  
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2006年04月06日

食品安全委員会プリオン専門調査会

もういい加減あほらしいのでこのブログではほとんど書かなくなっていたBSEネタですけど、久しぶりにでかい動きがあったのでちょっとコメント。

もうね、これまで散々「科学的じゃなくて政治的な判断だろ」と指摘してきたわけで(たとえばこのエントリーとか)、あぁ、口が酸っぱい、という感じなわけですが、ようやくその主張に科学者の裏づけが取れたというか、プリオン調査会の山内元委員自らが「全然科学的じゃない」と一刀両断してくれました。これはテレビの画面での話なのでここでは生データを示せませんが。

ついでに品川前センター長は「政府に都合のよい結論を強引に決めようとしていると感じたので出席しなかったし、辞任することにした。今後は根本的に審議のあり方を見直してほしい」とコメント。

もうね、BSE問題に関しては行政は馬鹿丸出しですな。

生データをどこから引っ張ってきたのか良くわかんないんですが、多分脚色なしで書いているだろうな、というのが「きっこのブログ」さんにたっぷり書いてあるので、まぁ興味のある人はこれも読んでみてください。

狂牛肉輸入推進委員会

ということで、相変わらず牛肉は怖くて食べれないというお話でした。米国の畜産飼料から肉骨粉が完全に排除されない状況で牛肉の輸入解禁が決まるとすれば、それは間違いなく「科学的根拠に基づいた判断」ではなく、「米国の圧力に屈した判断」ですので、そこのところよろしく。

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2006年02月04日

読売新聞は米国のポチですか?

大馬鹿が社説を書いている読売新聞をわざわざお金を払って読んでいる1000万人の日本人の皆さん、お元気ですか?ネットで読めばただなので怒りも半減で精神衛生に良いですよ。

さて、もしかしてこの馬鹿新聞社はまた馬鹿社説を垂れ流しているのかな、と思ったのですがやっぱりありましたね。もうキャッシュしか残ってないから、そのURLを載せておくとともにここに転載しておきます。Googleさんありがとう。
記事はここ
1月21日付・読売社説(2)

 [米牛肉輸入禁止]「信頼揺るがす危険部位の混入」

 米国産輸入牛肉への信頼を大きく揺るがす事態である。

 政府は当面、米国産牛肉の輸入を全面的に禁止することを決めた。米国産牛肉に、BSE(牛海綿状脳症)の病原体が蓄積しやすい危険部位の背骨が混入していたからだ。

 米国産牛肉は昨年末、2年ぶりに輸入が再開された。その際、頭部や背骨などの危険部位を、米国側が完全に取り除くことなどが条件となっていた。

 米国側がこうした条件を守っていなかった以上、輸入禁止という厳しい措置を取るのも当然だろう。

 内閣府の食品安全委員会は、米国産牛肉の輸入再開を容認するに当たって、違反が発覚した場合、再び輸入を止める措置が必要だと、農水省などにクギを刺していた。

 日本側は、安全が確認されるまで、輸入禁止を続ける方針だ。米国側がまず取り組むべきは原因の究明である。なぜこのような混入が起きたのか、徹底的に調べる必要がある。その上で、再発防止に全力をあげなければならない。

 そうした努力なしに、日本の消費者の信頼を得ることは不可能であることを、米国側は認識すべきだ。

 米国では、2003年末に初めてBSE感染牛が確認された。日本はすぐ、米国産牛肉の輸入を禁止した。その後、米国側は輸入再開を強く求めてきたが、国産牛に義務付けていた全頭検査を実施していないことを理由に、日本側は拒否してきた。

 問題は、日本の全頭検査が世界でも異例な措置だったことだ。国内からも疑問視する声が上がり、食品安全委の長い議論を経て、ようやく解除された。

 日本ではBSEの新しい国内対策として、月齢20か月以下の若い牛に限り、特定危険部位を除去すれば、検査なしで出荷を認めることになった。

 米国産についても、この基準を適用することで、輸入再開にこぎ着けたばかりだった。

 ただ、米国では、食肉処理に当たる作業員の技術が一定せず、危険部位の除去が完全に行われるかなどについて、疑問視する声が根強かった。今回、その懸念が当たった形だ。

 国際的には、月齢30か月以上の牛を検査対象とすることが大勢だ。日本もこの基準を採用することが妥当だろう。危険部位が確実に除去されていれば、何の問題もない。

 ずさんな米国の対応が引き起こした危険部位の混入問題と、日本のBSE対策のあり方とは、分けて考えるべきだ。
(2006年1月21日1時46分 読売新聞)
こいつらが馬鹿会社だっていうのはちょっと前に書いたわけだけど、以前の馬鹿記事を書いたことを全く反省せずに今度はこの記事である。この記事で何が問題ってこの部分ですな。
国際的には、月齢30か月以上の牛を検査対象とすることが大勢だ。日本もこの基準を採用することが妥当だろう。危険部位が確実に除去されていれば、何の問題もない。
こいつは一体何を根拠に「何も問題ない」と書いているんだろう。ちょっときちんと署名記事にして欲しいし、そこまで断言できるような素晴らしい人材なら是非食品安全委員会の委員として科学的な根拠を述べて欲しいし、さらには国会で自説を展開していただきたいし、そもそもまずネイチャーなりサイエンスなりに投稿すべきである。

このブログでも何度も何度も口が酸っぱくなるくらいに書いてきているけど、まだ「このレベルなら絶対に安心」なんていう科学的データは全く示されていない。そもそもこいつらは自分達で調査もせずに米国の報告を鵜呑みにして「米国の対応は素晴らしい。すぐに輸入解禁しましょう」などと書いても何の後ろめたさも感じない奴等である。もし10年後にバンバン日本人vCJD感染者が出てきたとしても何もコメントを出さないに違いない。ということもあるのでこの記事はきちんと残しておく必要があるだろうね。

とにかく、日本人の5人に一人ぐらいはこの馬鹿新聞を読んでいるんじゃないの?ま、言論の自由があるから何を書いても勝手だけど、民主党の皆さんにはまずこの馬鹿新聞の馬鹿社説を書いた奴等を国会に呼んで、どんなバックグラウンド、どんな知識をもとにこういう社説を書いたのか、是非聞き出していただきたい。

「いや、○○通信の記事に書いてあったので信用しました」とか言いそうで怖いな。

それにしても、こういう事態になってもまだ「まぁ米国さんにも色々都合があるんでしょう。それより、米国の基準に合わせてあげない日本が悪いんですよ」と社説を書いている奴の顔が見たい。

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2006年01月31日

読売新聞が馬鹿であることを忘れてはならない

小泉内閣を叩くのに「BLT」(BSE、livedoor、耐震強度)なんて言葉を作って叩きまくっているマスコミですが、この3つはそれぞれ大分性格が違う話で、それを全部一緒にして論ずるのはちょっと乱暴な気がする。

で、livedoorの企業体質がダメダメなのはこのブログでも散々指摘していることだし、またホリエモンを筆頭にまだみんな「容疑者」であって、犯罪が確定したわけじゃない。新しく何かわかったわけでもないのでとりあえずパス。

耐震偽造問題については前に紹介した「きっこのブログ」が色々と書いてくれているので、今後の動向もこちらをチェックすれば十分。面白い話がアップされたらこちらのブログでも紹介してリンクしようと思いますが、僕は専門家じゃないので役に立つ一次情報を書けるわけじゃない。

ということで、専門家でもあるし、これまでも散々書いてきたBSE問題です。が、今中川脳衰相が叩かれている問題。これはもう12月からわかっていたことですよね。閣議決定に反して現地調査をやらなかったのはみーーんなわかっていたはず。でもまぁ、特定危険部位混入という大チョンボをやってしまったんだから、ごり押しした小泉内閣はきちんと責任を取らないとね。

「責任はないと思う」なんてクソなコメントを発している小泉総理の責任も追及する必要がありそう。ま、折角だから引用してみるけど
農相対応に問題なし 首相、調査見送りに理解

 小泉純一郎首相は31日未明、米国産牛肉の輸入再開前に現地調査が必要との閣議決定をしながら実施しなかったことへの中川昭一農相の責任について「問題ない」と述べた。同時に「輸入再開した後でなければ、そのような科学的知見に基づいた判定はできないということになっている」と調査見送りに理解を示した。
 また「(衆院予算委員会での)質疑の通りだ。委員に対して十分な説明を行わなかった、これは遺憾だ。統一見解の通りだ」と説明不足だったことを認めた。官邸で記者団の質問に答えた。
(共同通信) - 1月31日1時19分更新
このコメント、小泉氏の頭の弱さを露呈しているというか、なんというか。「科学的知見に基づいた判定」なんかじゃないですよ。今やろうとしているのは「行政的な手法による判断」のはず。小泉氏をはじめとして頭の弱い人たちは何かというと「科学的知見に基づいた判定をしている」とオウムのように繰り返しているけど、科学的知見に基づいた判断は、「現状では比較は出来ない。ただし、米国の資料を全て正しいという仮定に基づき、さらに米国が適切な対応をするならば、日米の牛肉のリスクの差はわずかである」というものじゃないのかな?何かというと「科学的知見」を持ち出すけど、実は「米国の、全頭検査すらもやっていない統計資料をよしとする」「米国がきちんと対応することを想定する」という、全く科学的ではない前提をベースにして牛肉輸入解禁を決めたはず。

もうね、このブログの読者なら100万年ぐらい前からわかってると思いますが、こういう責任者不在の行政がダメなんだっちゅーの。

じゃぁ、誰が「米国の資料を信用する」「米国の対応を信頼する」と決めたのか。これこそが責任の所在のはず。これを決めたのが農水省や厚労省なら当然役人および大臣が責任を取るべき。判断したのが小泉氏なら当然責任は小泉氏。どこの誰が決めたのかは知らないけど、まずは「悪いのは米国」とか言ってないで、きちんと責任を取って欲しいですね。

それから忘れちゃならないのが読売新聞の馬鹿社説。読売新聞のサイトは記事がすぐに削除されちゃいますが、そこはGoogleさんのキャッシュにおまかせしましょう。きちんと残ってます。
5月27日付・読売社説(1)

まぁ、折角だからこれもきちんと引用しておきましょう。
 [米国産牛肉]「輸入再開の条件は整っている」

 米国の対応策は、日本が牛肉の輸入再開を認めるのに必要な条件をほぼ満たしている。食品安全委員会は迅速に結論を出すべきだ。

 農林水産省と厚生労働省が、米国産牛肉の安全性について、食品委に諮問した。米国産牛肉の輸入再開には、日本産と同程度に安全である、と食品委が判断することが必要だ。実際の審査を担当する食品委の専門家グループが、近く検討に入る。

 2003年末に、BSE(牛海綿状脳症)に感染した牛が米国で確認されたことをきっかけに、米国産牛肉は1年半近く、輸入が禁止されている。

 米国は、感染牛がカナダから購入されたものであることなどを理由に、輸入再開を強く求めてきた。日本は、すべての牛についてBSE感染の有無を調べる全頭検査を米国が実施していない、として要求を拒んできた。

 食品委は今月初め、日本が続けてきた全頭検査を見直し、20か月齢以下の牛の検査を免除しても問題はない、と結論付けた。検査で確認された最も若い感染牛が、21か月齢だったためだ。

 この結論を出すまで、半年以上の時間がかかった。当初は2、3か月で終了すると見られていた。だが、専門家グループが3週間に1回程度しか会議を開かなかったうえ、一部の委員が過剰に資料提出を求めたことなどで、手間取った。

 いたずらに時間を費やす事態を繰り返してはなるまい。専門家グループは、場合によっては集中審議を開くなど精力的に議論し、早期決着を目指すべきだ。

 日本の検査システムの変更で、輸入再開のハードルは大きく下がる。

 検査なしでも構わないとする20か月齢以下の牛を確認する手法については、肉質による判定で十分可能、との認識で日米当局が一致している。

 米国は、日本に輸出する牛肉から、脳や脊髄(せきずい)などの特定危険部位を日本同様、すべて除去することを約束した。

 専門家グループの検討課題は、政府間協議などで事実上、決着済みだ。

 家畜に関する国際基準を決める国際獣疫事務局(OIE)は、骨を取り除いた牛肉について、無条件で輸出入を認めることを、週内に決める見通しだ。

 OIEの決定は、加盟国に対する拘束力はないが、世界貿易機関(WTO)での紛争処理の判断基準になりうる。日本が牛肉の輸入許可に当たって月齢を条件とすること自体が、提訴された場合、問題になる可能性もあるということだ。

 日本の関係者は、こうした動きも考慮に入れて政策判断をする必要がある。
(2005年5月27日1時45分 読売新聞)
こんな馬鹿新聞を読んでいる人が数千万人もいるということが驚きですが、今、こういう事態になってこの新聞社は一体どういう記事を書いているんでしょうね。やはり「中川脳衰相の判断は間違っていない」「米国産牛肉は一刻も早く輸入解禁して米国のご機嫌をとるべきだ」みたいな社説を垂れ流しているんですかね?

読売新聞が独自に米国の業者を現地調査し、その処理が適切であることをきちんとチェックしたとは到底思えないわけですが、じゃぁこの社説を書いた奴は一体どうやって「米国産牛肉は安全」という結論に達したんですかね?やっぱりなんか米国から電波でも飛んできたんですかね?

そうそう、吉野家のサイトもまだ恥ずかしげもなくこんなことを書いてます。
アメリカでは、今回のBSE問題の前にO157問題が社会問題化し、そのために徹底した衛生管理体制がひかれています。例えば、枝肉の洗浄は3回以上行っています。アメリカの工場は、と畜場とボーニングルーム(骨抜き・カット工場)が1つの建物の中にあるために、それぞれの分離が徹底され、作業員の往復も禁止、作業着・ヘルメットの色も変えています。また、カット工場の温度は45°F(7℃)以下に規制されており、毎日の作業台・壁等の細菌検査を行っています。
以上のように牛の飼育システム、場・ボーニングルームでの衛生的生産管理システムが確立されています。
ま、基本的に「米国産牛肉は安全だ」といってる奴等はBSE牛を食って脳みそがおかしくなっちゃっている、というのが小泉氏によるところの科学的知見による結論でしょうか。

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2006年01月25日

逆切れするペン農務次官は大馬鹿だが、日本にも大馬鹿はいる

最初から米国のBSE対策なんていうものは全く信用していないので、特定危険部位の背骨が混入していても全然驚かないわけだけど、逆ギレして「車でスーパーに買い物に行って交通事故にあうよりも確率はずっと低い」などと発言したペン農務次官はまぁ間違いなく大馬鹿。もしそういう主張なら最初から「特定危険部位を削除します」などとしないで「安全だからそのまま食え、日本人」と言えば良い。それができず、「きちんと対策しますから、お願いですから輸入してください」と頭を下げていたにも関わらず、その約束を守れなかったらこの発言。まぁ、米国なんていう奴等は所詮この程度。口先だけで適当なことを言っておいて裏では「どうせわかりゃしないよ」と思っているに違いない。ま、そのあたりのことを米国かぶれの人たちにも非常にわかりやすい形で見せてくれたのだから米国さん、ありがとう、という気分である。これが「背骨」という目に見える形じゃなくて、いい加減なやり方で特定危険部位を削除した異常プリオンだらけの肉を輸出されていたらどうなっていたかと思う。まぁ、すでにすげぇ大量の肉が輸入されていたわけだから、当面牛肉を食べるときは「これはどこの肉ですか?」と質問するのを忘れられない。というか、当分牛肉は食べない方が良さそうだ。米国が「これは和牛です」などとラベルを貼って輸出していても何の不思議もない。

さて、かように米国農務省は大馬鹿なわけだが、よその国の奴等に「ばーか」と声をかけたところで彼らは日本語なんて理解する気もないだろうから意味がない。で、そういうことは適当な所で済ませておくが、日本にも大馬鹿がいることを忘れてはならない。現地調査の名の下に税金を使って米国、カナダに観光旅行に行ってきた脳衰省じゃないや、農水省と厚労省の担当者の方々。旅行の感想文はこちらにアップされてます。それからこの感想文については当時から色々と批判があったわけですが、たとえばSpeak easyさんの「米・加のBSE 対策の現地調査結果を酷評」というエントリーなんかが参考になると思います。

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2005年12月16日

勝手にやるぞ!ブロガー新聞 「米国産牛肉、どうすんのよ?」第5号

さて、今日もテクノラティで記事を拾ってみましょう。

「ブログ」さんの「安全な食品」から。
ヤコブ病は怖いよなー

私は米国産牛肉は、まだ食べたくないけどなー

米国で全頭検査できないのなら、生きたまま輸入して日本で解体・検査を行えばいいのに

なんていうのは、素人の考えることなのかな?
生きたまま輸入されて、日本で数ヶ月飼育されて、解体・検査された牛を「国産牛」と言います。つまり、安全なのは「国産牛」ではなく「和牛」です。なお、全頭検査があまり意味がないということについては「ブロガー新聞第4号」の3.や4.をお読み下さい!

「A beginner's voice 初心者の声」さんの「米国産牛肉輸入 再開第1便到着」から。
輸入再開しても売れなければ、普通は”なぜ売れないか?”と考えるはずで、それによりアメリカも生産管理・体制などを全頭検査の方向に進んでいくと思う
全くその通りですね。日本政府が最後の砦ではありません。政府が国民の健康を守らないなら、あとは自分で守るしかありません。

「7J3AOZ's Hamlife」さんの「吉野家の牛丼販売再開の見通し」から。
う〜ん、食べるか食べないか...は非常に難しい所ですよね(安全性の問題は、依然として存在している訳ですし)。
そうですね。良く考えてください。でも、そんなに考えてまで食べたいですか?僕は牛肉は好きですが、わざわざ危険を冒してまで米国産牛肉を食べる必要はない種類の人間なので、良く考えてまで米国産牛肉を食べたい人の気持ちが良くわかりません。

続いて「あんず攻略日記」さんの「アメリカ産牛肉到着」から。
確かに、嫌ならば消費者がそれを手にしなければ良いのですが、そう簡単なことではありません。スーパーでも産地が偽装されてしまえばおしまいですし、加工品になってしまえば産地表示が必要ないので、知らず知らずに口に入れてしまうことになるでしょう。
この懸念は全くその通りですね。どうやって加工品についてまで消費者が選択できるようにするのか。「消費者に任せる」と政府が言うのであれば、その手法をきちんと明示すべきです。そういうことを放棄して、「消費者に任せる」というのは無責任以外の何ものでもないですね。

続いて「「ひろ・ズバッ!」という名のブログ。」さんの「旨くて安いだけじゃダメな時代。」から。
あぁ、迷うなぁ。食べるか、食べまいか・・・でも、やっぱり怖いよなぁ。食べるのを控えてとりあえず様子見だな(^∀^)
意外と悩んでいる人が多いので結構驚きです。悩んでまで食べたいという人って、結構いるんでしょうか。別に悩まなくても大丈夫な牛丼がすき家とか、松屋にあるのに?そして、我々のように米国産牛肉を食べたくない人間にとっては、こうやって悩みながらなんとなく食べてしまう人たちというのは実は全く無関係ではないんですよね。だって、衆議院で赤羽議員はこんなこと言ってましたよ。
先日、11日に吉野家が一日だけの特売セールをしたが、一日の売り上げが通常の2倍、6時間で売り切れた。こういう状況をどう認識しているのか。消費者の声というが、現実をあまりにも直視していない。危険なものに対して全国各地で行列ができる。男女関係なく行列ができる。そこにリスクを感じていたら行列などできないのではないか。政府の見解はこうした行列をみてどう変化したか。
吉野家を食べる人がいると、結果的に我々の安全が脅かされちゃうんですよね。悩むくらいなら是非吉野家以外の牛丼屋に行って欲しいと切に思う今日この頃です。

続いて「ほうずき坊主の日記」さんの「羹に懲りて膾を吹く」から。
米国産牛肉輸入再開。咽喉もと過ぎれば熱さを忘れる。
個人的には決して膾を吹いているつもりはありません。そして熱さを忘れちゃ困るのでリマインダーとしてこうやってブログで展開しています。

「しるぼの独り言。。」さんの「米国産牛肉輸入再開。。」から。
大国のエゴで自国の国益しか考えずに、日本にいつも負担を押しつけてくるアメリカの態度も腹立たしいですが、その要求にNoと言えず、いつもいいなりになる日本の姿勢も情けないですね。いつになったら、アメリカから自立できるのか。。これじゃ同盟じゃなくて従属ですよね。。(-_-;)
全くその通りなんですが、属国の国民として何ができるか、ということですね。もう選挙は終ってしまったので、あとは消費者行動で示すしかないようです。

「前略、BARカウンターの内側より・・・」さんの「忘れないで、あなたよりも、大切なものはない。♪」から
最近気になる話題をふたつ。

言わずと知れた違法建築問題と、米国産牛肉の輸入再開問題です。

ともに共通点があるので、切り離しては考えられません。

 庶民のいのちより、企業の利益を優先する。
耐震強度偽造問題は確かに米国産牛肉問題と通じるところがあります。ただ、大きく異なるところが一点。前者は責任者がある程度絞られますが、後者は全く責任者がわかりません。あとで大問題となったとしても、恐らくは誰も罰せられることがありません。責任の所在が明確にならない以上、とばっちりを食わないように生活者サイドで頭を遣う必要がありますね。

「俺の影を踏むな〜!!」さんの「BSE問題への雑感」から。
未来のことは誰にもわからないでしょうが、少なくとも読売関係者は、この社説の責任を取るために、輸入再開後は職員全員昼食に吉牛!!
これを義務化すべきです。
人への感染はきわめて可能性が低いということを、社をあげ是非体現してもらいたいですね。
この引用の前段に読売新聞のバカ社説が引用されているわけですが、全く同感です。読売新聞って、どうしてこうやって大バカなんですかね?まぁ、朝日もわかりやすくバカですが、読売のバカ加減もかなりわかりやすいです。で、もうこういう社説を書いている奴は気の毒にも既にvCJDなんじゃないかと思うわけですが、まぁ、とりあえず毎日吉野家の牛丼を食べ続けて、15年ぐらい、生体実験をしてみていただきたい。

今回のラストは「素人弦楽者による和歌日記」さんの「「プレゼント・フロム・USA」」から。
米国産牛を使用した商品全てにタバコのように表示をしたらどうでしょうか。「この食品を摂取すると脳がスポンジ状に退化し、日常生活を営むことのできなくなる疾患を発症する確率が、この食品を摂取しない人にくらべて○倍高くなる可能性があります」
ナイスアイデアですね(^^

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第1号
第2号
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2005年12月13日

勝手にブロガー新聞 「米国産牛肉、どうすんのよ?」第4号

プリオン病が細菌やウイルスの病気とどう違うのかちゃんと教えてもらっていなかったり、全頭検査をやることの意味を理解させてもらえなかった日本国民の皆さん、お元気ですか?勝手にブロガー新聞ももう第4号です。今回はQ&A形式でまとめてみました。

1.20ヶ月齢以下の牛は安全ですか?
わかりません。ただ、「これは危険です」と断言できるだけの異常プリオンが蓄積しないので、判別がつきません。

2.では、なぜ20ヶ月齢にこだわるんですか?
恐らく、論点をずらすための工作と思われます。実質的には20ヶ月齢云々は全く意味のない議論です。

3.全頭検査をやれば安全ですか?
わかりません。全頭検査でわかるのは「ある程度の異常プリオンが蓄積した牛の有無」です。20ヶ月齢以下の牛であれば、今の技術では検出ができませんから、実質的には20ヶ月齢以下の牛を検査対象から外しても大きな問題にはなりません。問題にはなりませんが、それが安全かどうかという問題とは全く別の話です。

4.では、なんのための全頭検査ですか?
本当に20ヶ月齢以下の牛から異常プリオンを検出できないのか、ということを実証するための事例を蓄積できます。これを含め、全頭検査をやることによって、現在の検出技術をベースとしたBSEの発生状況の把握が可能になります。

5.では、逆に高齢の牛のほうが安全ですか?
そんなことはありません。年齢がいくつだろうが、異常プリオンが蓄積していれば検出できるし蓄積していなければ検出できません。例えば、異常プリオンが50蓄積すると検出が可能になるとします。20ヶ月齢以下の牛では50まで蓄積しないと言われています。この場合、蓄積されている異常プリオンが0なのか、10なのか、49なのかはわかりません。また、10なら安全なのかもわかりません。一方で、5歳の牛であっても蓄積している異常プリオンがどのくらいなのかはケースバイケースです。51蓄積していれば検出できて、「BSE感染牛である」と言えます。しかし、検出できない場合、0なのか、10なのか、49なのかはやはりわかりません。異常プリオンの蓄積量には二つの判断指標があります。これが混同しているのが混乱の元です。一つは「検査で検出できるかどうか」であり、もう一つは「安全かどうか」です。前者はどのくらいの量かがわかっていますが、後者はわかっていません。つまり、「たまっているかどうかはわかるが、どの程度たまったら危ないかはわからない」ということです。要は、肝心なことはまだわかっていないということです。こういう状況では、重要なのは「その牛が何らかの経路で肉骨粉を食べているかどうか」です。

6.米国はなぜ全頭検査をやらないのですか?
面倒くさいからみたいです。でも、もれ伝わってくる情報によると、一部の大規模畜産業者が費用負担増を嫌悪し、政治的な圧力をかけているようです。大規模なところは飼育量が多いので、全頭検査などやりたくないのです。一方で小規模な畜産業者はいくらでも全頭検査をすることができるのですが、そんなことをされると大規模なところに迷惑がかかるので「やるな」と圧力をかけられているという噂があります。

7.全頭検査をやらないと何が困るのですか?
その国でのBSEの発生状況がさっぱりわかりません。米国に何頭のBSE牛がいるのか、全く把握できない状況です。日本では仮定に仮定を重ねて米国のBSE牛の量を推定していますが、ベースになる統計データがいい加減ですから、全く意味がありません。

8.BSEの対策には何が必要ですか?
肉骨粉の利用を完全に停止することです。日本やヨーロッパでは禁止されていますが、米国では今でも畜産の飼料として使用が可能です。全頭検査、および特定危険部位の除去は「現在の検出技術」をベースとした対症療法的措置であり、これらの手法で安全が確保できるかどうかはわかりません。

9.つまるところ、米国産牛肉はどうしてダメなの?
調査をきちんとやっていないのでBSEの発生状況がさっぱりわからないというのが一つ。そして今でも肉骨粉などの感染危険物質を使用しているというのが一つです。

10.今後、日本でvCJD患者が出たら誰の責任ですか?
そもそも、いつの牛肉が悪かったのか判断がつきません。BSEの潜伏期間は8年から長い場合は15年程度と推測されているようです。その間に食べたどの牛肉が悪かったのかを特定するのは非常に困難です。ですから、誰も責任を問われないと思います。

11.じゃぁ、vCJDになったらバカみたいですね?
バカみたいというより、バカになります。

12.vCJDにならないためにはどうしたら良いんでしょうか?
とりあえず米国産牛肉を食べないことです。いまのところ、米国産牛肉を使う、あるいは前向きに検討すると言っている店には「吉野家」「すかいらーく」「イオン」「牛角」などがあるようです。彼らは「安全は国が保証しているので問題ない」としているようです。ちなみに「すきや」「松屋」は米国産牛肉を当面使用しないことを表明しています。

13.国は安全を保証しているのですか?
さぁ?誰も責任を取らない保証を保証といえるのでしょうか。

14.米国ってひどくない?
ひどいですよ。彼らの考え方は、「圧力をかければ日本は言うことを聞く。所詮我々のポチだ。イラクだって他の国が兵を引き上げているのに自衛隊を残している。国連の安保理入りでもちらつかせておけばなんでも言うことを聞く。牛肉の輸入解禁ぐらいならすぐだ。特別な対策なんて不要」みたいなものでしょう。

15.どうしたら良いの?
米国産の牛肉を食べないことに尽きます。国が「オッケー」と言っても、国民がそれを買わなければ輸入した肉はだぶつきます。結果として米国産牛肉を輸入しても商売にならないということになります。政府が馬鹿なのは仕方がないので、国民のほうで頭を使い圧力をかけるしかありません。

16.牛肉だけ食べなければ良いの?
残念ながら、身の回りには牛由来の加工品がたくさんあります。その中には口に入るものも多種類あります。それらの安全性を確保するのは非常に難しい状況です。とりあえず牛肉を食べるのはやめにして、その他の加工品については今後情報を収集して対応していくしかないでしょう。

17.なんか、生活者として意思表示する方法はないですか?
とりあえずバナーを作ってみました。これを皆でブログに貼るとか、ダメですか?


協力者絶賛募集中!!勝手に使っていただいて構いません。  
Posted by buu2 at 12:19Comments(17)TrackBack(30)BSE関連

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2005年12月07日

ブログでバイオ リレーエッセイ 第9回 「BSEと、専門家と、Japan Bio Net」

今日、新聞に「輸入再開、12日に決定」という文字が掲載されましたね。まぁ、日本なんてこの程度の国。パブコメなんて全く関係なしです。それで、もしvCJD患者が出たら誰が責任を取るんですかね?

今、耐震偽装マンションで大騒ぎしていますが、そこでも問題になっているのは責任の所在ですね。責任問題というのはなぜこじれるのかって、それは「何かが起きる前にきちんと責任の所在を明確にしておかないから」です。こんなことは色々なケースを想定して、思考実験した上で責任の所在を明確化し、それを明文化しておけば良いだけのこと。ところが、日本はこれを全くやりません。何か問題が起きるとだらだらと裁判をやって、当事者が全然いなくなってから誰が悪いのかを決めたりします。こういうなぁなぁ主義が農耕民族である日本人の本質なんでしょう。

こういう「みんなで仲良く」という国民性では、世界のトップなどにはなれっこありません。でもまぁ、それも一つのものの考え方。1400年も前に「和を以て貴しと為せ」と日本の方向性を決めた方がいることですし、それが日本人の精神の根幹にあっても不思議ではないです。日本人は「国を牽引するリーダーを育成すること」なんかより、自分や自分の家族が他の人と一緒でいられることを望んでいるのでしょう。そのためには、「出る杭を打つ」のも辞さない。それがこの国の姿だと思います。僕などは福島瑞穂さんが「勝ち組社会が日本をダメにする」などと喋っているのを見ると「やれやれ」と思う人種ですが、彼女の考えに同調する人はきっとたくさんいるんでしょう。なぜ社民党が議席を伸ばせないのかが不思議です。

一見、BSE問題と日本の科学技術がダメなのは全く別の問題のようですが、その根っこは結構同じところにあるような気がします。

ちょっと話がそれたので元に戻します。何はともあれ、BSE問題についてはこのブログで展開している「ブロガー新聞」でまた取り上げますので今日の新聞記事については詳細を書くのはやめておきます。それで、まずは第8回の記事について。

第8回はこちら  続きを読む

2005年12月02日

ブロガー新聞 「米国産牛肉、どうすんのよ?」第3号

第1号はこちら
第2号はこちら
「BSE問題に関する質問」への回答はこちら

こんにちは。国会での質問に対する答弁が公開されましたので、それを踏まえた上での第3号、発刊です。  続きを読む
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2005年11月29日

「BSE問題に関する質問」への回答

川内博史氏が提出した質問にようやく回答がでました。質問も回答もかなり長ったらしいので、勝手に翻訳してみました。

原版はこちら。

質問
回答  続きを読む
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2005年11月25日

追加公認、ありがとうございます!>ブロガー新聞

勝手にやってしまったブロガー新聞ですが、本家より追加公認していただきました。

どうもありがとうございます>週刊!木村剛さま

さて、先日発刊しました「勝手にやるぞ!ブロガー新聞 「米国産牛肉、どうすんのよ?」第1号」と「同第2号」に続く第3号を発刊準備中です。なぜすぐに出さないかというと、実は衆議院に民主党川内議員が提出した質問書への答弁の公開を待っているからです。この質問書は現在問題視されていることがほぼ網羅されており、それに対する政府見解が非常に注目されます。すでに答弁は行われ、受理されているのですが、なぜかその内容がまだ公開されません。とりあえず答弁の内容が明らかになったところでその内容を踏まえて第3号を発刊しようと思っています。

コメント、トラックバックは引き続き募集しておりますので、よろしくお願いいたします。  
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2005年11月14日

勝手にやるぞ!ブロガー新聞 「米国産牛肉、どうすんのよ?」第2号

早速論点がずれかけているので増補版発刊です(^^;

このブログでも何度か書いているので、このブログを愛読されている方は百も承知だと思うのですが、僕は安全確保のために全頭検査を続けろなどとは一度も書いたことはないはずです。20ヶ月齢以下の牛に対して今の検査をやっても、感受性の問題で意味がないこともわかっています。

僕の考えは「やっても意味がないならやめてしまえ」ではなく、「やっても意味がないなら、体制だけは維持しておいて、意味のある検査方法を確立しろ」です。折角全頭を検査する体制が整っているのにそれをわざわざ放棄する必要はないはず。その体制の維持に多大な費用が発生するのであれば別ですが、全頭検査を20ヶ月齢以下除外とするだけで軽減できる費用は4億円という数字もあります。これは僕が計算したわけではありませんが、衆議院議員がブログで公表している数字ですから信憑性は高いと思います。

正々堂々blog「間違っていました!ごめんなさい!!

全頭検査を一部に変更することによって節約できるお金は4億円です(ちなみに全頭検査の費用は31億円ですから、節約できるのは約13%です)。しかし、一度やめてしまってからまた同じシステムを作り上げるのには相応の費用が発生するはず(って、これは試算したわけではないですが)。それなら、わざわざ変更する必要はないだろう、ということです。なぜ全頭検査の意味がないかって、それは単に検査方法が未熟だからであって、システムそのものに欠陥があるからではありません。検査方法がきちんとしていれば全頭検査の方が良いのは誰でもわかることです。お金が無駄にならないように、さっさと新しい技術開発を進めよう、と。そこはもうバイオベンチャーに頑張っていただくということで。

で、全頭検査が意味がないとか、安心だの安全だのといった話は米国産牛肉の輸入解禁に関しては全然意味がない話なんですね。だからわざわざ第1号で基本的な論点として以下の4項目をあげたわけです。

1.米国の畜産業は本当に信用できるのか?
2.輸入解禁したときの国内産業への影響は?
3.個人が自己防衛可能なのか?
4.万一vCJD患者が発生したときの責任の所在は?

これまでに「牛の月齢判別に関する検討会」なんていうくだらない的外れの検討会を散々見てきているんですから、そろそろ「全頭検査の有効性云々」とか、「それは安全ではなく安心だ」などという話ではなく、上に書いたような内容について考えましょう。  
Posted by buu2 at 13:56Comments(0)TrackBack(0)BSE関連

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勝手にやるぞ!ブロガー新聞 「米国産牛肉、どうすんのよ?」第1号

なんか、年内にも米国産牛肉の輸入解禁となりそうな勢いですが、こんなことで良いんですか?ということで、このブログでは色々とBSE関連情報を発信してきたわけですが、その一環として「週刊!木村剛」さんにBSEをテーマとして現在休刊状態のブロガー新聞を再起動してくれとオーダーをだしたんですね。でも、特に返事がありません。まぁ、何かの事情があるんでしょう。ということで、勝手に「ブロガー新聞」という名前だけ借りて「米国産牛肉、どうすんのよ?」というテーマで展開します(^^; でも、今回はトラックバックを募集していないので、自主的にテクノラティで漁ってきました。

現状認識とかは姉妹ブログの「米国産牛肉輸入解禁に関するブログ」あたりを参考にしてもらうか、またはこのブログの過去記事(こちら)を参照してもらうってことで手を抜かさせていただきます。

さて、まず「GTA」さんの「おかしいぞ!牛肉輸入再開」では、
結局輸入されても別に安全性に問題ないよって
思う人は買えばいいし
やっぱやばいでしょって思う人は買わなければいい。
とのこと。これ、正論。正論なんですが、スーパーの棚で牛肉として売っているものは良いんですが、ほっかほっか弁当の牛肉はどうとか、吉野家の牛肉はどうとか、デニーズの牛肉はどうとか、どこそこの焼肉はどうとか、全部チェックするのは大変ですね。僕なんか、絶対米国産の牛肉は食べたくありませんが、一々チェックするのは大変だし、また「これは国産です」とか書いてあったって、「本当か?」と疑いたくなります。そんな話、今までにも沢山ありましたよね。となると、「本当に信用ができる肉しか食べない」ってことになります。そういう人間がどの程度いるのかはわかりませんが、結果として国内産業としての畜産業は間違いなくダメージを受けるでしょうね。問題はそのダメージが大きいか、小さいか。こればっかりは実際に輸入を解禁してみないとわからないですけどね。きちんとした全頭検査をやっていない米国産牛肉を輸入することによって、きちんとした全頭検査をやっている国内の畜産業者がとばっちりを食うのはどうなんですかね?

ま、それ以前に、牛由来の加工品というのは牛肉以外にも山ほどあるわけです。ヨーグルトとか、プリンとかも関係あるかもしれませんよ。ということで、汚染の可能性のある製品は例えば「狂牛病で危険な食品早見表」あたりを参照していただくとして、「自己責任で」というのはなかなか難しくないですか?

さて、続いては「ぴーすくんと愉快な仲間達」さんの「またかよ。 うわわ、いつの間に・・。」というエントリーから。
米、小泉にゴリ押し…牛肉輸入基準緩和をさらに要求
 BSEの原因となる異常プリオンの発見で、ノーベル生理学・医学賞を受賞した米カリフォルニア大学の
スタンリー・プルシナー教授は「ある月齢以上なら(BSE)検査が必要で、それ以下なら異常プリオンがなく検査なしで食用できる? そんな月齢を決めるなんて私には理解できない」と語っている。
ZAKZAK 2005/11/04
http://www.zakzak.co.jp/top/2005_11/t2005110439.html

アチャー。 国民を騙す気ですか?
生放送にしない政府ネットTVは、大本営発表の為のプロパガンダ放送かよ。ちゃんと報告汁!!!

んもぉ、、
すくなくともBSE牛は、肉骨粉を食っている牛がなっている事は確かなようだし、とすると、未だに肉骨粉を使っているというアメリカの肉なんか食えるかああああああ。
ZAKZAKの記事を引用しつつ怒り爆発ですが、当然ですね。僕も概ね同感。大体ね、20ヶ月齢以上だとか以下だとかっていうのは検出できるかどうか、っていう話。検出限界以下だってBSEに汚染されていて、それを食べたらvCJDに感染する可能性だってあるんです。なぜ「安全かどうか」の議論が「検出できるかどうか」の議論にすりかわっているのか。不思議ですね。

ただ、このエントリーでちょっとどうなのかな、というのは「未だに肉骨粉を使っている」と書いている点。一応、米国は牛に対しては肉骨粉の利用を禁止しています。ただ、それが遵守されているかどうかはわかりませんけど。全頭検査していれば禁止しているのに違反している、ということがわかる可能性がありますが、米国ではこれをやっていないので、守っているかどうかすらわからないわけですね。で、「全頭検査をやれよ」と言うと、「たくさんいるし、面倒だからやりたくない」と言っているわけ。おいおい、そんな奴等が飼育している牛なんか、食べたいですか?

このエントリーの最後に内閣府のパブコメについての記述がありますが、みなさん、パブコメ、どんどん送りましょう。それでね、ついでだからどんな内容を送ったのか、ブログをやっている人はそこに公開しちゃいましょう。「ちゃんとこういう意見を送りましたよ」ということをネットを使って公表しちゃうんです。まぁ、そういう行動がどこまで効果を発揮するかはわかりませんが、何もしないよりはマシなはず。その際、主張すべきは全頭検査云々とか、20月齢の目視による診断云々ではありません。「米国では何らかの形でBSE汚染飼料が牛に与えられているのではないか」ということです。本来議論されるべきはここ一点。汚染されている飼料さえ与えなければ基本的にBSE牛は発生しないんだから。それでも日本でも米国でもBSE牛が発生しているのはなぜか。そして、それ以前の問題として米国ではBSEの発生をきちんとモニタリングできているのか、ということです。

パブコメの送信はこちらからどうぞ。

さて、次です。「hidelog」さんの「タミフルとゼロリスクを望む日本人」というエントリーです。この中で、
世界一厳密な輸血・臓器移植制限、世界一厳しいBSE全頭検査を要求する「ゼロリスク探求症候群」患者の日本国民はいったい、どう反応して何を求めるんでしょうね? 
という記述があります。確かに食品に対してゼロリスクを求めるのはナンセンスですね。しかし、努力によってリスクを減らすことが出来るのであれば、またその努力が決してむちゃくちゃな努力でないなら、そりゃ要求したいのが普通じゃないですかね。牛に異常プリオンが含まれている飼料を与えない、って、そんな無茶な注文ですかね?

米国では「もったいないから鶏には食べさせちゃおう」って牛の肉骨粉を食べさせておいて、その鶏の排泄物を牛に食べさせているわけです(詳細は「BSE&食と感染症 つぶやきブログ」さんの「【牛に鶏糞】鶏糞への肉骨粉混入率を30%程度とFDA要官見積(=年間30万トン?)」というエントリーを参照願います)。でね、それが安全なのかどうなのか。さっぱりわからないわけですよ。異常プリオンは加熱しても変性しないわけで、また牛に食べさせたって変性しないわけです。鶏に異常プリオンを食べさせても、鶏にはそれが蓄積されない可能性が高いようですが(って、これだって検出できないだけでしょうが)、それがそのまま排泄されていない保証は何もないですね。万一その中に異常プリオンが含まれていれば、当然それを食べた牛はBSE発症リスクを持つわけです。

僕個人について言えば、ゼロリスクなんて求めてないんです。さっさと牛の肉骨粉の使用を全面的に禁止してくれれば良いだけ。これって、そんなに無茶ですかね?

どんどん行きます。「本当にあったオカシイお話(笑)、きれいな空、学生時代からタッキー」さんの「あなたも僕も狂牛病になるかも知れない。視界は最悪?」というエントリーから。
なんてことになったら、どう責任をとるのかと聞きたいです。
短い引用ですが、この部分も議論されるべき大きな問題点の1つです。

vCJDは潜伏期間が長く、また感染した場合の原因物質を特定することが非常に困難です。日常的に牛肉を食べているわけですから、何年何月何日に食べた牛が原因、なんていうことを決めるのは凄く難しいわけですね。もし発病者がいて、その人が海外生活がちょっとでもあれば、「○○で生活していたので、そこで感染した可能性が高い」なんていうことにされてオシマイ。誰も責任の取りようがないわけです。vCJDになっちまえば、なり損。で、どうなるか。残念ながら死ぬしかないわけです。「あの時輸入解禁に賛成した小泉内閣が悪い」なんてことにはまず間違いなくなりませんし、なったときには関係者は皆死んでるか、ボケてるか、vCJDになっているか。薬害エイズで同じような話がありましたねぇ。

次は「ひなたで飲酒」さんの「アメリカン・ビーフ礼賛」というエントリー。いや、なるほど一つの見識ですね。頭が固い「米国産牛肉輸入解禁反対論者」はもちろん、「さっさと輸入解禁しろ」という人たちにも一読をお勧めしたいエントリーです。細かく引用して論じるのはそもそも野暮というもの。是非、全文をお楽しみ下さい。

お次は「安全農産ブログ」さんの「BSEリスクコミュニケーション」というエントリー。このエントリーは意見や感想ではなく情報提供ですが、
近畿農政局より、食品安全委員会主催の「食品に関するリスクコミュニケーション−米国・カナダ産牛肉等に係わる食品健康影響評価案に関する意見交換会」の案内が来た。輸入再開を急ぐ国による、国民の意見を広く聞きました、というアリバイ作りなのだろうが、全国で7ヶ所しか開催されないようなので早速申し込んだ。
とのこと。じゃぁ、そのリスクコミュニケーションはどこでいつやるのさ、ということですが、それはこちらをどうぞ→内閣府「「食品に関するリスクコミュニケーション−日本における牛海綿状脳症(BSE)対策に関する意見交換会−」の開催と参加者の募集について(お知らせ)

応募は先着順です。関係者なら誰でも良いみたいですね。もちろん、牛肉を食べるだけの人も立派な関係者ですよ。

とりあえず、次が今回のラスト。「セツナサ記念日 別館」さんの「」というエントリーから。
 偉い人は、「自己責任で食べてね」って言ってました。

 ふーん。

 自己責任って、じゃ、給食とかはどうなんでしょう。
 給食は、牛、出ないんでしょうか。
 判断能力のない子どもは、どうすればいいんでしょう。
 少なくともある程度大きくならないと、判んないでしょう、子どもは。
 それも自己責任なんでしようか。
なるほど。僕は子供がいないのでこういう視点で考えたことがありませんでしたが、確かに給食で牛肉を出されたらアウツですね。まぁ、当分給食から牛肉を除くしかないでしょうね。ところで、最近は給食で牛肉って出るんですか?僕が子供の時は哺乳類の肉は鯨だけだったなぁ。

さて、今回の企画は別に輸入解禁推進派のブログを避けたわけではなく、単純にテクノラティで検索して最近の記事から順番に掲載してきました。恣意的に何かやったわけではないです。コメント、トラックバック、いつでも歓迎。というか、本来のブロガー新聞は投稿が中心になるべきなので、是非積極的にトラックバック投稿していただければ幸いです。特にテーマを絞るなら、1.米国の畜産業は本当に信用できるのか? 2.輸入解禁したときの国内産業への影響は? 3.個人が自己防衛可能なのか? 4.万一vCJD患者が発生したときの責任の所在は? あたりについてということでよろしくお願いします。

#末筆ながら、勝手に「ブロガー新聞」の名称をタイトルに使ってしまいました。もしまずかったら言って下さい。>木村剛さま  
Posted by buu2 at 02:41Comments(36)TrackBack(9)BSE関連

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2005年10月05日

結局米国のポチであり続けるのか?

057afce6.jpg外交の材料なのか、官僚のポイント稼ぎなのか、良くわからないから適当に済ませちゃえということなのか、背景は良くわかりませんが、結局いい加減な管理しかしていないと思われる米国産牛肉を否が応でも食べさせられることになりそうな日本の皆さん、お元気ですか?まだ、この文字が読めますか?読めるなら、まだvCJDの末期ではないですね。これからも読めると良いですね。

さて、長いことウォッチしてコメントを続けてきたBSE問題ですが(過去ログはこちらをクリックすればまとめて読めます→こちら)、結局脳衰省じゃない、農水省の思惑通り、輸入解禁ということになりそうです。

今回の結論を導いた官僚の知恵というのは大したものです。プリオン専門調査会に20月齢以下の牛について『危険部位を完全に除去し、洗浄後の確認を完全実施する』ことを前提として諮問。そりゃ、こういう前提を置けばプリオン調査会は「日本と同等」と言わざるを得ないですね。米国での感染牛発生予想のロジックは良くわかりませんが、これもきっと「米国での調査はきちんと無作為に実施されている」という前提を置いているのでしょう。

で、この結論には別に異論はないんです。問題は、再三言っているように、「米国産牛の汚染の現状がわからない」ことと、「米国の牛肉加工業者がきちんと対応しているかどうかがわからない」ことです。

プリオン調査会はこの部分の下駄を完全に国に預けています。安全対策がきちんとなされているかどうかは農水省や厚労省の仕事だろ、ということですね。まぁ、それはごもっとも。日米では大差ありません、という結論を導けるような状況を前提にしておいて諮問しているんだから結論が今回のようになるのも当たり前。つまりは、「日米の牛肉が科学的見地から同等となるような状況」を前提条件において、「さあみなさんの科学的な見地からの意見はどうですか?」と聞いているわけです。

となると、本来は「米国の肉牛飼育状況は適切か」とか、「米国のBSE牛に関する現状調査は適切か」とか、あと個人的にはそんなことは大した問題ではないと思うけれども「特定危険部位は適切に排除されているか」といったことを調査、判断する委員会を設置しなくちゃいけないと思うんですが、その部分はすっぱり切り落とされているわけです。実は、こっちこそが大事なことなはずなんですが。

「米国が『きちんとやってる』って言ってました」と予算委員会で発言した赤羽衆議院議員に代表されるように、みんな、大して調査もしていないくせに(だって、そもそも米国にはデータがないんだから調査のやりようがありません)「大丈夫」という前提を置いちゃってるんですね。もう米国でもボロボロvCJD患者が発生してきているようなのに(例えばこれとかがソース)。

細田官房長官は輸入解禁に関して「明るい見通しが立った」と述べたそうですが、要はさっさっと再開したいという結論ありきだったということですね。

でね、もう輸入再開はそれはそれで良いですよ。なんで米国がそんなに全頭検査をやりたがらないのかも全然理解できませんが(って、米国政府と癒着している大規模業者が面倒でやりたくないだけで、やる気になればやれる業者はたくさんあるんでしょうけど)、もうだんだんあほらしくなってきました。

で、輸入は再開するとして、その代わり、全ての飲食店(もちろんハンバーガー屋も含む)において、牛由来の食材を利用しているのであればそれがどこの牛なのかを明記することを要求したいですね。

それから、今後日本でvCJDの患者が出たときですね。これ、何が原因なのか特定するのは非常に困難なわけです。だって、発病までの10年間でいつどこで牛由来の食材を食べて、その食材が汚染されていたかどうかを調べるなんていうのは実質的に不可能ですから。まぁ、今米国産牛の輸入解禁を推進しようとしている奴等の頭にはこれがあるわけです。どうせ責任なんて追及のしようがないんだから、ってことですね。全くその通り。で、「責任の追及が不可能なんだからやっちまえ」というのを許して良いんですかね?このあたり、結論を出すならきちんと整理しておいた方が良いと思いますよ。逆に言えば、これが最後のストッパーなんですが。「責任の所在がわからなくしたのはあなた方自身ですから、あなた方がキチンと責任を取りなさい」というのを明確にしておくべきじゃないですかね?

さて、バイオ行政の専門家という立場でこれまでBSE問題を取り上げてきましたが、結論が出て輸入再開ということになればもうあんまり書くこともないでしょう。あとはせいぜい「食べない方が良いと思いますよ」と書く程度。一ヶ月ほど前に「週刊!木村剛」さんにBSE問題についてブロガー新聞を展開したいと提案しましたが特に反応もないまま過ぎ去ってしまい、一般生活者がどう思っているかを明確にすることも出来ませんでした。でもまぁ、10年ぐらい経ったときに日本に何人もvCJD患者が発生したとしても、「お気の毒。でもまぁ、僕はやるべきことはやりました」と回顧できるぐらいのことはやったと思います。

あとはもう、皆さんの自己責任ということかな。  
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2005年08月16日

米国を妄信するわが国の政治家に関するリマインダー

今日、

BSE対策で違反1000件超 米の安全性根拠揺らぐ

というニュースを読んだ米国牛大好きな日本の皆さん、お元気ですか?とりあえず米国の中にも自浄作用があることは評価したいと思いますが、所詮はこの程度の国。じゃぁ、こういう国の当事者が何を考えそうかって、

「米国で販売してvCJDが発病したら困る。裁判で負けるかもしれない。ということで、規制のない国に輸出しちゃえ。それでも余るなら、米国語が母国語じゃないところに輸出しちゃえ。裁判になっても英語が喋れなければ負けない」

ぐらいじゃないですか?ところで、こういう杜撰な米国の状況をわざわざ視察してきて、「すばらしい」と絶賛し、早く輸入を解禁しましょうと訴え続けていた議員がいたことを皆さん忘れてはいけませんよ。特に、東京16区の人と、兵庫2区の人。

関連エントリーはこちら。  
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2005年08月03日

こういう馬鹿を見ると日本の牛も信用できない

11433b90.jpg 不審な死に方をした乳牛をこっそり埋めて捨てていたそうで。犯人は「死に方がおかしく、牛海綿状脳症(BSE)や伝染病だと経営に響き、近くの農家にも迷惑をかけることになると思った」と話しているそうで。

この経営者がどの位馬鹿なのかわかりませんが、どういう経路でBSEになるのかをきちんと理解しているくらいの馬鹿であれば(って、酪農家なら知っていて当たり前だけど)これはもう自分から「BSEになる可能性のある飼料、代用乳等を使いました」と言っているようなもの。また、BSEがどうして発生するかも知らない大馬鹿であれば、それはそれで牛がBSEにならないような措置を講じていなかったということになって、非常に危険。

廃棄物処理法違反の罪がどの位のものなのかは僕は法律の専門家ではないのでわからないけど、とりあえずこの酪農家の牛は全頭BSE検査する必要があるんじゃないのかな。とにかく全頭を最低限管理下に置いて監視する必要があるかと。

こういう事件があると米国に対して「お前等の国だって大した管理はしてないじゃないか。グダグダ言ってないで輸入解禁しろ」と付け込む隙を見せてしまうわけで、日本の国益を大きく損なうことになる。

やれやれ、というニュース。

  
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2005年07月28日

昨日の衆議院農水委員会

打ち合わせをドタキャンされて時間が出来たので、昨日の衆議院農水委員会の状況をチェックしてみました。で、3時間ほどのビデオを全部観たわけですが、世の中の多くの人はこんなのを観ている時間はないと思われますので、議事の概要をまとめてみましたよ(^^ かなり端折ってまとめてありますが、大意は変えていないつもりです。ということで、皆様の代表である政治家、消費者団体、生産者、科学者のそれぞれの立場の人がどういう姿勢なのか、ご一読いただければ幸い。なお、質疑応答の部分は質問者の発言を太字にしてあります。

和田正江(参考人 主婦連合会参与)
消費者が見分けが出来るよなラベリングをきちんとして欲しい。

加藤一隆(参考人 社団法人日本フードサービス協会専務理事)
米国産牛肉の安全性について、米国から専門家を招いて勉強会を行った。
仙台の牛タン文化は壊滅寸前。
以下、業界(特に牛タン)米国産牛肉の輸入がストップしていかに困っているかを綿々と述べる。
全頭検査はパニック対策の方便であった。
SRMを除去すれば安全なのは世界の常識と政府のパンフレットに書いてあった。
全頭検査は安全確保にならない。
現行の検査では7〜8割は感染牛であっても検出できない。
食品安全委員会はリスクの有無ではなく、定量的な判断をすべき。

品川森一(参考人 独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構動物衛生研究所プリオン病研究センター長)
検査方法について、初心者にはわからないレベルの内容を延々と説明。
陽性の判定に対して感染性の有無が不明であるとか、免疫組織化学検査が陰性であることから判定保留・灰色といった意見があるが、それは間違いである。

木村信熙(参考人 日本獣医畜産大学応用生命科学部動物科学科教授)
過去の日本で発生したBSE牛について、原因となった疑いの濃い飼料が「関連性が薄い」と判断された。
これについて反論する論文が発表されている。
日本のbSE牛の第一世代ではAという代用乳が感染源である可能性が高い。
第二世代においては国内原料が汚染されて発症した可能性がある。
油脂の場合、どの程度含まれているかが問題ではなく、有無が問題である。
粉末油脂の検証が必要。
血漿タンパク(アメリカ産豚由来)の検証も必要。
感染経路は飼料からの追及になる。
全頭検査は、日本における家畜飼料に対しての法規制の有効性、感染経路の検証、安心に対する配慮、二次感染の有無の確認、BSEの排除の目的で今後も継続すべきである。


以下、質問。

今村雅弘(自由民主党)
米国は「毎日食べているし、3300万頭を食べているが、BSE牛は2頭しかでていない」と言っている。それに対しての反論が必要。
今後、どういう検査手法や検査体制が必要だと思うか。

>品川氏
「現在のウェスタンブロットでかなりの部分まで検出可能だと思っている。どんな検査でも限界がある。我が国では検査体制は整っていると思う。」
米国は歯列の検査などで十分行けるという話があるが、どうか。
>品川氏
「ある程度まではわかるかもしれないが、厳密には難しいと思う。」
牛乳からの感染はあるのか。
>木村氏
「ないと思う。報告されていない。」
代用乳に問題があるのか。
>木村氏
「私の理解では、そうである。」
米国産牛肉が存在しない状況でやっていけているのだから、あえてリスクを冒す必要はないのでは。
>加藤氏
「業態変更を余儀なくされている。検査でリスクを軽減できない以上、輸入してもいいはず。それはあえてリスクを冒すようなことにはならないと思う。」
米国に対して働きかけはしていないのか。
>加藤氏
「やっているが検査を要求したことはない。米国はお金がかかるから全頭検査をやらないのではない。全頭検査が無意味だからやらない。検査で安全が確保できるなら要求する。米国は極めて科学的に対応していると思う。」
安全と安心は違うが、世の中は安心を求めるようになってきている。その点を踏まえて米国に働きかけたらどうか。


山田正彦(民主党・無所属クラブ)
21ヶ月齢、23ヶ月齢についても間違いなく異常プリオンが存在しているということで良いか。また、それが19ヶ月齢だったらどうだったのか。
>品川氏
「先ほど述べたとおり、存在していると理解している。プリオンの専門家間では、これらのケースがグレーだとか、怪しいとかいった話は一切ない。グレーとか言っているのは、にわかプリオン学者だと思う。個人的には非常に立腹している。19ヶ月齢に関してはやってみなくてはわからない。」
米国の判別機関にはプリオンの専門家がいないのか。
>品川氏
「少なくとも、昨年の日米のワーキンググループの中にはプリオン病の専門家はいなかった。」
それでいておかしいと言っている米国自体がおかしいと思う。20ヶ月齢を出すか出さないかでプリオン委員会は紛糾したが、中間とりまとめについてどう思うか。
>品川氏
「私はその委員会を欠席してしまった。科学的に考えて20ヶ月齢に線を引く科学的根拠はないと思う。」
結果として数字が出たことについてどう思うか。
>品川氏
「非常に残念である。」
座長が削除すると述べたにも関わらず中間とりまとめに文言が残ったのは、食品安全委員会からの圧力だとは思わないか。先生自身、その後委員会に参加しなくなったようだが、専門委員会のあり方についてどう思っているか。
>品川氏
「食品安全委員会は専門家が検討した結果をまとめるもので、それをリスクマネージメントの資料として行政が利用すると考えていた。しかし、とりまとめの手法に違和感を持ったので、現在のような状況になっている。」
今のプリオン調査会にはプリオンの専門家が数人しかいない。その専門家達は20という数字に対して疑念を持っていたようだ。
20ヶ月齢の牛の検査をしないことについてのリスク評価をする必要があるが、米国には資料がない。それではリスク評価はできないのではないか。

>品川氏
「できないと思う。」
加藤氏は全頭検査に意味がないと発言したが、それについてはどう思うか。
>品川氏
「意味があると考えている。感染畜を100%を除くことができないために補助的な手法としてSRMの除去を行っている。」
>木村氏
「食の安全性から考えると幅があるが、科学的に排除することを考えれば、状況を確認していく面から意味があると思う。それが安全につながると思う。全頭検査が世界の非常識であるという考えは全くもっていない。」
米国は肉骨粉を牛以外に与えているが、交差汚染の恐れはないか?
>木村氏
「交差汚染は飼料製造段階と、運用段階の2通りがある。交差汚染の把握のためにも広く疫学的検査をする必要がある。」
米国ではいまだに乳牛に対して肉骨粉が使われているところがあるようだ。非常に規制が甘い。月齢識別は可能なのか。
>木村氏
「私は現場を見ていないので、可能かどうかは判断できない。ただ、飼育方法によって肉の成熟度は変えられると思う。だから、肉を見るだけで月齢を判断するのは極めて困難だと思う。」
米国の3割程度はきちんと検査可能になっているようだが、それを輸入するのではだめなのか。
>加藤氏
「なんちゃらかんちゃら」(意味不明)→質問者も意味不明と感想(^^;
米国産牛肉が輸入されるようになった場合、検査済みかどうかが表示されるのか。
>加藤氏
「消費者の関心は原産地の区分だと思うが、原産地表示には積極的に取り組む予定である。」
>和田氏
「原産地の表示の徹底はもちろん要求したい。表示については国で基準を決めるべきかもしれない。」


白保台一(公明党)
若齢牛については全頭検査の対象外とするという方針になりつつあるが、どのように考えているか。
>和田氏
「将来永久に続けるべきだとは思わないが、今の段階では検査体制を変える時期ではないと思う。」
>加藤氏
「全頭検査の安全神話を取り除く必要がある。あくまでもサーベイランスである。一日も早く全頭検査を見直すべきである。それが世界の常識である。」
>品川氏
「全頭検査が必要である。我が国のBSE対策が有効に機能しているかどうかをチェックするために有効である。続ければ我が国からはBSE牛が発生しなくなると思う。」
>木村氏
「食の安全に加え、世界からBSEを排除するためにも一定期間全頭検査を続行すべきである。」
米国はSRM除去が適切であると主張しているし、全頭検査を実施する体制も整っていない。BSEを排除するにはどうしたら良いか。
>木村氏
「あらゆる情報の共有化だろう。学者は断面しか見ていない。いろいろな立場からの情報の共有が必要だ。」
米国の検査は信頼性が低いのではないか。
>品川氏
「全くその通りだと思う。米国の現状を把握できない。それぞれの検査データが公開されていないので、米国の状況は判断できない。」
米国の消費者団体とは交流があるのか。
>和田氏
「問い合わせているところである。欧米、アジアの消費者団体とは緊密に連絡を取っている。」
>加藤氏
「米国の生産者団体とは交流がある。」
米国はSRMの除去こそが大事だと言っているが、客観的に言ってどうなのか。
>木村氏
「残念ながら自分の分野ではないので答弁できない。」
>品川氏
「私もコメントできない。」
プリオンの研究の現状はどうなっているのか。
>品川氏
「プリオンとは全て異常な形になるものであるが、構造については不明である。現在は解析のための試料がない。多方面から構造解析を進めている。」
一定の対応措置とはどのように考えているか。
>加藤氏
「検査神話とまで言われている全頭検査神話を一日も早く払拭してもらいたい。」


高橋千鶴子(日本共産党)
消費者の意見は行政に反映されているのか。
>和田氏
「色々情報を収集・公開するようにはなってきたが、政策決定の場には生かされていないことが多い。」
検出限界についてどう考えるか。
>品川氏
「検査には必ず限界がある。限界を補完するためにSRMの除去をしている。SRMを除けば100%プリオンが除かれるという考え方は間違いである。SRM以外の部位にもプリオンが存在するということがわかってきている。検査を行っても検出できない牛のSRM以外の部位にあるプリオンは非常に少ない。こうした手法によって日本の食肉の安全を確保している。」
日本においても21ヶ月齢、23ヶ月齢はBSEじゃないかもしれないという議論があった点についてどう思うか。
>品川氏
「委員会で判定を行った。それをBSEとする点については反論はなかった。ただ、23ヶ月齢のものについては従来のBSEとは違うパターンであるという指摘はあった。」
20ヶ月齢で線を引くのはおかしいのではないか。
>品川氏
「20ヶ月齢で線を引くことにはなんら科学的根拠がないと断言できる。」
その意見が大勢を占めていたにも関わらず、それが行政によってねじまげられたと思うか。
>品川氏
「食品安全委員会は科学的、準科学的に結論を出すという位置づけであると考えていたが、それに反して、とりまとめではリスクマネージメントに踏み込んでいたと感じている。」
食品安全委員会の報告はBSEをなくすという意味で不十分ではないか。
>木村氏
「疫学的な調査結果が、技術的な結果を導くものではない仕組みの中に取り込まれてしまった。非常に残念である。代用乳の話が薄れて交差汚染の話になったのは、外力がかかったことによるのだと思う。あらかじめ作られていた結論に誘導したのではないかと考えざるを得ない。」


山本喜代宏(社会民主党・市民連合)
専門調査会は今後どうやって議論していくのか。
>品川氏
「私は昨年12月に辞表を提出した。その際、寺田委員長は「これを受け取ると食品安全委員会が分裂する。出席をしなくても良いから辞めないでくれ」といわれた。以後、私は食品安全委員会には出席していない。」
専門家が辞意を表明するようなやり方が正当なのか。こうした政府の極めて恣意的な手法を消費者はどう考えるのか。
>和田氏
「今までにもこういう話は聞いていたが、残念な気持ちで一杯である。本当のリスク分析ができるような体制を整えて欲しい。」
異常プリオンが存在する場所は今後も広がっていくと思う。SRM除去だけで良いのか、またどの位の量を摂取すると感染するのか。
>品川氏
「検出法の感度が上昇したおかげで、プリオン蓄積場所は拡大している。どの程度の量を摂取すると感染するのかは非常に重要だが、残念ながらデータは全くない。」
SRMを除去すれば安全といった広告が掲載されたり、フグでも死んでいる人がいるが、危険部位を除いて食べているといった広告があるが、これらをどう考えるか。
>品川氏
「フグの毒とは比較できない。一般の毒物は薄めていけば毒性が落ちていく。しかし、プリオンは薄めても毒性が薄まっていくわけではない。あたる確率は落ちるが、薄めても死ぬときは死ぬと考えている。」
輸入配合飼料についてはどう考えているか。
>木村氏
「輸入配合飼料は国によって規制が違う。規制が必要だと思う。規制の現状と、それがどの程度遵守されているかをチェックする必要がある。現実的にはそれは難しいので、禁輸措置を取ることになるのだと思う。」
代用乳はどの程度研究が進んでいるのか。
>木村氏
「代用乳についてはわからない。」
>品川氏
「飼料については素人でわからない。」
米国の生産者組合に日本の立場を知らせていく必要があるのでは。
>加藤氏
「米国とは連携している。業界にはニーズを連絡している。情報のパイプはある。今回もSRM除去に関するPRを求めている。」
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2005年07月26日

いつまで続くのか、米国食肉輸出連合会の馬鹿広告

つい先日米国食肉輸出連合会の電波広告について書きましたけど、またやってくれましたね。25日付け朝日新聞12面に全面広告。たくさん書くとまた電波といわれると思ったのか、今度は非常にシンプルなものです。

で、これを読んで思ったのは、米国食肉輸出連合会の人たちは、本当に馬鹿で気の毒な人たちなのか、あるいは日本人は本当に馬鹿だと考えている人たちなのか、どちらかだな、ということ。もしかしたら本気でこういう主張が通ると思ってるのかもしれないと思うと、怒りよりも哀れみを感じます。

今回の論旨は、「41万頭検査したけど、BSE牛はたった1頭。この感染率は日本と同程度」というもの。一見して「なるほど、統計学的に言ってそうなのかな」と勘違いする人もいるのかもしれませんが、ことはそんなに単純ではありません。それは、その41万頭が無作為抽出でない可能性があるということ。ちょっとよろよろしているな、と思ったら対象外、ちょっとずさんな飼育をしている施設は対象外、ちょっと肉骨粉を使っていそうな業者は対象外・・・・・こんな操作がいくらでもできるわけです。もちろん全頭検査があってもそういう行為ができないとは言いませんが、一応全頭検査ですから、かなりの悪意をもって臨まない限りは抜け道を見つけることはできません。

ところが米国は違います。2000万頭いる米国牛のうち、40万頭だけだったら、いくらでも抜け道があります。「どうせ検査の対象は少しなんだから、飼っている牛の5%にだけ肉骨粉を与えるのをやめて、それを検査にまわそう」と考える業者がいても全然不思議じゃないですね。「無作為抽出にします」と言ったって、裏で賄賂を渡せばそんなこといくらでもなんとでもなるでしょう。

全頭検査とは、BSE牛を見つけるためだけにやっているわけではありません。畜産業に携わる人間に「これは重要なことだからきちんとルールを守ってくれ」という意思表示にもなります。要は、BSEに対する姿勢の問題だということ。それが米国は杜撰すぎるわけです。日本が米国産牛肉を輸入すべきではないのは、米国が講じているBSE対策が十分ではないからです。

じゃぁ、どうしたら解禁できるのか。一番簡単なのは米国が全頭検査をきちんと実施すること。別に米国全体じゃなくったって良いんです。全頭検査をやっている業者の肉だけを解禁すれば良い。こんなこと、小学生でもわかることなのに、自分達は手を抜いて、「これが米国のスタンダード。日本もこれにしなさい」と強要しているわけです。

それでも解禁するというなら、責任の所在だけでも明確にしておいて欲しいものです。実際にvCJD患者が発生しても輸入解禁が原因なのかどうかが判断できないこと、これが大きな問題です。これができなければ責任の追求も出来ません。しかし、現時点では責任の追及ができないことがはっきりしています。じゃぁどうしたら良いのか。責任は輸入解禁を意思決定した人と、輸入解禁を働きかけた人たちにあるとみなすのが妥当だと思います。

前にも書きましたが、例えば今後日本でvCJD患者が発生したときはその感染ルートが何であれ、米国食肉輸出連合会が1人あたり3億円を支払うとか、米国産牛肉輸入解禁に賛成した議員は全員無期懲役にするとか、そういう事前の約束があればまだ納得ができます。「絶対安全」というなら、別に難しい話じゃないですよね。

輸入解禁派の人たちだけにうまい話って、あって良いんですか?  
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2005年07月19日

今日のBSE全面広告はこう読め

35ec8534.jpg久しぶりに米国食肉輸出連合会が全面広告を打ちましたね。ということで、バイオに詳しくない方に僕が解説をしておきます(笑)。以下、ブロック内の記述は全て引用です。出典は2005年7月19日付け朝日新聞23面です。なお、引用だけでは主旨が把握しにくい場合、こちらで注釈を加えてあります。その際は(*〜〜〜)と記述します。

BSEの「ホント」を知ることが大切です。
はい、そのとおりですね(^^
日本でも、米国でも、ヨーロッパでも、牛肉は同じように安全です。それは、安全を守るための世界基準があるからです。
はい。見出しからいきなり嘘が始まりました。ほとんど世界中全ての国には「人を殺してはいけません」という法律があります。でも、人殺しの発生率は全然違います。なぜかって、それは決まりがあったとしてもその運用状況に差があるから。イラクと日本の治安の差を考えれば、こんな記述が嘘っぱちであることはすぐにわかりますね(^^
アメリカでは政府の検査官が(*特定危険部位の除去を)厳重にチェックするシステムができあがっています。
結局のところ、これは主観です。「科学的な根拠」を連呼する米国食肉輸出連合会ですが、「厳重にチェックするシステム」は科学的な根拠ではありません。何がどうなったらオッケーなのかという科学的根拠が全く示されていません。「検査官のチェック」がどう科学的な根拠に立脚しているのか、是非示して欲しいものです。
(*現在のBSE検査が感染牛を見つけ出す目的でないのは)今の検査は感度が低く若い牛の場合検出が難しいので、検査で安全を確保することが不可能なためです。
現在の検出感度が低いのはその通りですが、ということは特定危険部位以外は安全という判断もできませんね。逆に言えば、安全を確保する検査が不可能なのに、どうして「特定危険部位以外は安全」と言えるのでしょうか。
すでに欧米の消費者は安全対策を信用しています。
他人が信用しているから自分達も信用しよう、という考え方は科学的なんでしょうか。
OIEは、これらの情報(*BSEに関する情報)を世界中の消費者に伝えることができる国際機関です。
これはその通りですが、米国食肉輸出連合がそうであるとは限りませんよね。
OIEの安全基準を遵守することが、BSEの最大の方策ではないでしょうか
この人(小澤義博氏、OIE名誉顧問らしい)の言うところの「最大」の定義が不明ですね。規模を論じて「最大」というのであればそうかもしれません。しかし、「最大」=「最善」ではないです。恐らくこの人は、あとで誰かに突っ込まれたときに「「最大」と言ったのは「最善」の意味ではない。広辞苑を調べてもらっても構わないが、「最大」には「最善」という意味はない」と応えるんでしょうね。騙されないように。特定危険部位を取り除くというのは、「最低限必要な方策」であって、「最善の方策」ではありません。ちなみにOIEの基準に沿って対策を行った結果、それが不適切であった事例については山内一也東大名誉教授の講座の中で触れられています。
BSEのリスクとわが国における安全対策

結局のところ、「科学的であることが必要」と論じながら、あちこちで非科学的な論理展開を繰り広げている電波広告です。要注意(^^;

多分この人たちは、非常に感度の高いBSE検査が開発されたとしても「特定危険部位さえ取り除けば安全だから必要ない」と言い張るにちがいありません(^^;

でね、こういうやり取りをみて何を思うかって言うと、今あちこちで問題になっているアスベスト問題と構造的に非常に良く似ているということです。危険であることはわかっている。どの程度から危険であるかはまだ良くわかっていない。度合いのわからないリスクを無視すれば経済的な利がある。病気が発症するのは当分先で、意思決定した人の責任が問われる可能性は低い。とばっちりを食うのは情報弱者である生活者ばかり。そして「とばっちり」とはイコール「死」ということまで。

一つだけ違うのは、アスベストはどこに存在して、どのアスベストが原因で病気になったのかが比較的容易に推し量れますが、BSEはこれがわかりません。vCJDが発症しても、それがいつどこで食べた牛肉のせいなのかがわかりません。ここに米国産牛肉輸入解禁派の逃げ道があります。裁判になっても、「規制前の牛肉を食べたからだ」「オーストラリアからの牛肉のせいに違いない」などと言い逃れが可能だし、また原因が米国産牛肉であることを証明することも困難です。「どうせ責任追及はされないんだから、輸入しちゃえ」ということですね。

しかし、米国の生産者、米国から圧力をかけられている役人や政治家、吉野家にとってはうまい話でも、我々生活者にとってうまい話でないことは明白です。「安くて美味しくて安全な牛肉がありますよ」なんていううまい話は、残念ながら今の地球上には存在しません。

ちなみにこのエントリーは「わかりやすく簡単に」をモットーにしてあります。「もっときちんと状況を理解したいぞ」という方はこちらをどうぞ(^^

BSE&食と感染症 つぶやきブログ

今はちょっと忙しくて手が回っていませんが、こんなサイトもありますので念のため。

米国産牛肉輸入解禁に関するブログ  
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2005年06月12日

豚丼

050612_1530~01.jpg米国でBSEの疑いのある牛が発見されたそうで。

<BSE>米で感染疑い牛1頭発見 日本の輸入再開に影響も

このあたり、「安全」と言い張る吉野家の言い分にとても興味があるので、のちほど「米国産牛肉輸入解禁に関するブログ」から公開質問状を送ってみる予定。一応、検査結果が出てからで良いかな。

あ、写真は今日食べた豚丼@吉野家です。  
Posted by buu2 at 21:40Comments(0)TrackBack(1)BSE関連

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2005年06月08日

吉野家は凝りもせずに馬鹿な情報発信を続けているわけで

以下、吉野家のウェブサイトから抜粋。
安価でおいしく、均一された品質の牛肉を大量に生産する為に、このような飼育システムが作り上げられたのです。またアメリカでは、1997年から肉骨粉を牛に与えることを法律で禁止しており、吉野家が買付を行っているショートプレートの元となる牛は、すべてがシステム化された方法の下で肥育されたものであり、肉骨粉は与えられておりません。
こんなことをいくらやっても水掛け論だって、わからないところが吉野家の頭の悪いところ。「アメリカでは法律で禁止されているんだから大丈夫」と言っているだけだもん。「法律で禁止されていても信用できない」ということなんだからほとんど意味がない。

吉野家が発信して価値があることとは、例えばこんな内容だよね。
「今後日本でvCJDが発生した場合には全責任を吉野家D&Cが負うこととし、患者一人当たりに付き3億円を支払うことを誓約します」

今問題になっているのは将来に向けて誰がどういう形で責任を取るか、なんだから。安全だって断言できるなら責任取りますだって言えそうなものなのにね。そこまでの覚悟がないんだから「馬鹿じゃないの?」ってことになる。  
Posted by buu2 at 14:07Comments(0)TrackBack(0)BSE関連

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2005年05月23日

雁屋哲君、漫画を通じて適当なことを言わないでよ

今週号の週刊ビッグコミックスピリッツの美味しんぼ、BSEを取り上げている。先週からの続きなんだけど個人的に雁屋君の偏った主張は嫌いなので、あんまり期待せずに読んでいた。まぁ、健康オタクの雁屋君ならとりあえず反輸入解禁で描くのかな、と思っていたから。

ところが、驚くべきことに、登場人物に

「危険部位と指定された、脳、脊髄、眼球、脊柱、扁桃、回腸遠位部の他は食べても心配ないのです。」
「20か月齢までなら絶対安全です。」

とか喋らせている。そりゃあんたはオーストラリアでオージービーフを食っていりゃあ良いでしょうよ。自分に関係ないからっていい加減なことを漫画で描いて欲しくないねぇ。スピリッツが何万部売れているのか知らないけどさ。とりあえず小学館に抗議のメールでも送りつけておくかな。  
Posted by buu2 at 21:09Comments(0)TrackBack(0)BSE関連

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2005年04月14日

米国産牛肉輸入解禁に関するブログ

これまでも何度かBSE問題について書いてきたわけだが、このブログの中に埋もれてしまうのも何なので、「事実」と「責任」にポイントを絞って新しいブログを作ってみた。

米国産牛肉輸入解禁に関するブログ

意見、主張をするというよりは、今分かっていることをきちんと整理していくという点に焦点を絞ったので、ブログというよりは普通のウェブサイトに近い内容になっていると思う。まぁ、「君は竜の涙を見たか」あたりで実験した短期集中型ブログの発展型という位置づけなんだけど、ちょっとしたパンフレット的なものになれば良いかな、と。

まだまだ記述の足りない部分はあるし、間違っている点もあると思う。また、今後色々な事実が明らかになっていくと思うので、それらも随時アップデートしていきたい。ある程度形になったところで、米国産牛肉輸入解禁を推し進めようとしている政治家に対してもブログから「公開質問状」という形で質問をしてみることも考えている。

こんなものがジャーナリズムといえるかといえばいえないとは思うのだが、どっかのパブリック・ジャーナリストなんかよりはずっとまともな情報発信を、そんな肩書きなんかなくてもできるというところをちょっと見せてみたい。

なんて、そんなに気負っているわけでもないのだけれど、色々ご意見、ご批判いただければ幸いです。  
Posted by buu2 at 20:13Comments(7)TrackBack(0)BSE関連

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2005年03月12日

圧力に負けるだけの日本

全頭検査緩和、省令改正へ BSE専門調査会が容認」というニュースが配信されました。この省令改正で誰が得をするんでしょうか?  続きを読む
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2005年03月04日

こんな奴が代表で良いんですか?江戸川区の皆様

問題の農水大臣、発言を撤回することにしたそうです。以下、Yahoo!のニュースから転載。

島村農相「全頭検査は世界の非常識」発言を撤回

 島村農相は3日午後の参院予算委員会で、BSE(牛海綿状脳症)対策のため日本で実施している牛の全頭検査は「世界の非常識」とした2月25日の衆院予算委員会での発言を撤回した。

 島村農相は、「全頭検査を実施している国は日本しかないという意味で使った」と釈明した上で、「(非常識という)言葉に角が立つのであれば、その言葉を納めることに異議はない」と述べた。

 島村農相の発言については、自民党総合農政調査会の野呂田芳成会長も3日午前、「国がBSE全頭検査基準を見直しても、今後3年間は自治体に全頭検査費用を国が全額助成することになっている。島村農相の発言は政策と矛盾しかねない」などとして、農水省に抗議していた。
(読売新聞) - 3月3日21時58分更新


前回のエントリーで「議事録ないの?」と書きましたが、このままだと議事録から削られちゃうかもしれませんね。ちなみに衆議院の様子は全部ビデオ録画されており、インターネットで公開されています。→ここ

問題のシーンは

ビデオライブラリ→2月25日→予算委員会第六分科会→ 赤羽一嘉(公明党) 10時 31分 32分

でみることができます。以下、ちょこっと文字に起こしてみます。面倒なので、一部省略してますが(^^;(以下追記へ)

#詳細は自分で確認してください(^^;

関連エントリーは下記のとおり。

東京都第16選挙区
牛肉輸入再開について  続きを読む
Posted by buu2 at 12:21Comments(9)TrackBack(1)BSE関連

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2005年02月27日

東京都第16選挙区

最近、公私共にやや多忙でニュースのチェックが甘かったわけだけど、まーどんなさんがトラックバックしてくれたおかげでまた馬鹿なニュースを知ることができた。

YOMIURI ON-LINE
「全頭検査は世界の非常識」島村農相、衆院予算委で

MSN-Mainichi INTERACTIVE
BSE問題:「全頭検査は世界の非常識」島村農相

民主党
非常識なのは島村農水相自身 鮫島ネクスト農水相が緊急会見で

NIKKEI NET
島村農相「全頭検査は世界の非常識」・米の政治圧力懸念

真意のほどははっきりしないが、色々みてまわってみると「アメリカがうるさいんだから、早く輸入解禁しろ」ってことらしい。間接的には国民の利益もあるのだろうが、直接的にはこの大臣は日本国民ではなく米国民のご機嫌を取ることが重要と考えているらしい。

まぁ、アメリカのご機嫌をとらなくちゃならないのはわからないでもないから、それならそれできちんと言えば良いじゃんね。

「日本はアメリカなしではやっていけません。アメリカのご機嫌を損ねるととても困ったことになり、国益が損なわれます。では、どうしたら良いか。牛肉の輸入を再開してあげましょう。たったそれだけのことでアメリカのご機嫌をとることができます。確かに米国産牛肉は危険かもしれませんが、それを食べて数人がBSEになって死んでしまうことよりも、米国の機嫌が悪くなって発生する損失の方が大きいんだから、我慢しましょうよ」

ついでなので島村氏のウェブサイトを見てきたが、学習院大学政経学部卒業とのこと。どう考えても僕の方がバイオには詳しいな(^^;
まずは僕の本(親と子のゲノム教室)を読めと。プリオンについてもちゃんと書いてあるからさ。他にも色々と良い本はあるから、それも読んで勉強しろと。その上で、自分でウェブサイトに書いてあるとおり、「時流におもねず」に自分の意見を主張してよ。「米国が言ってる」とか、「欧米はそんなことやってない」とかじゃなくて。

で、この方は東京都第16選挙区出身だそうです。16区ってことは江戸川区ですね。江戸川区民の皆さん、こんな人が代表で良いんですか?いや、良いなら別に良いんですけど。民主国家ですから。

一連のニュースを見る限り、自民党と公明党には投票する気にならんな。次の選挙の時には改めてこの点、きちんと蒸し返すことにしましょう。

「島村宜伸氏は牛の全頭検査を「世界の非常識」と言い切った人ですよ」「米国産牛肉の早期輸入再開を迫ったのは公明党の赤羽一嘉氏ですよ」と(まだ衆議院予算委員会の議事録が公開されていないみたいなので、それが出たら再度チェックしてみます)。

ちなみに2月7日に書いた「牛肉輸入再開について」はこちらです。

このエントリーが気に入った人はこちらをクリック!(笑)  
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2005年02月09日

牛の月齢判別に関する検討会

8日火曜日に実施された「牛の月齢判別に関する検討会」の構成委員メンバーは

沖 谷 明 紘  日本獣医畜産大学応用生命科学部食品科学科教授
九郎丸 正 道  東京大学大学院農学生命科学研究科教授
柴 田 秀 史  東京農工大学農学部獣医学科助教授
中 井 博 康  社団法人日本食肉格付協会規格専門委員長
広 津 千 尋  明星大学理工学部教授
吉 田 泰 治  農林水産政策研究所企画連絡室長

の6名です(農水省発表の資料より)。  
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2005年02月07日

牛肉輸入再開について

今日、吉野家で豚丼を食べたら、テーブルの上に大量の名刺大の紙がおいてある。なんだろう、って思ってみてみたら、「米国産牛肉全面的早期輸入再開を求める会」の署名用紙だった。こういう署名って、意味あるのかなぁ。無知な人間の署名を集めても仕方なくない?まぁ、きちんとウェブサイトのURLが書いてあって、そこには一応再開しても良いでしょ、という根拠が書かれている訳だが。

#みんながみんな知識がないとは思わないけど、「プリオン」とか、「BSE」の現状をどこまで知っているのか。

一応、今でもある経済省系のバイオ振興の委員会の委員を務めているし、大学発バイオベンチャー協会みたいな会合にも顔を出したりしている。先日はあるバイオ教育の教科書を執筆したりもしたし、一応バイオの専門家といえなくもないのでちょっと書いてみる。

#以前も似たようなことを書きましたけどね(^^;  続きを読む
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2005年01月21日

BSE関連の追加情報

BSE関連で新たなニュース。

BSE起こす異常プリオン、肝臓などにも蓄積

まったく、何でこんな話でどたばたするのか理解不能である。先日書いたGMOとは明確に異なる話。何故って、原因がはっきりしていて、ほぼ100%防ぐことができるからだ。

牛に肉骨粉を食べさせなければ良い、すでに食べさせちゃっている牛は廃棄してしまえば良い、「特定部位を食べなければ安全」などと妥協案を出さず、感染の疑いのある牛は一切食べなければ良い。非常に簡単な話である。

防御可能なのに「実質的に20月齢以下の牛では検出不能だから輸入解禁」などとすれば、後日日本でBSE患者が出た際には確実に責任問題になる。しかし、どっかの血液製剤問題のように、いざ裁判になったら被告がBSEで裁判不能、なんてこともありそうな話だ。

裏で米国との様々な取引が行われ、交渉の材料とされていることは簡単に想像できるが、日本が提供するものが食の安全ということであれば見過ごすことはできない。

ま、米国産の牛肉を食べなければ良いだけの話だけどね。どうしても牛肉を食べたい貧乏人は安価な米国産牛を食べてBSEになれ、ということかな?  
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2004年07月20日

BSE問題の全面広告

今日、米国食肉輸出連合会の全面広告が朝日新聞に掲載された(恐らく他の主要紙にも載ったんだろう)。  続きを読む
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