2009年06月09日

ゆれる

52ec2286.jpgディア・ドクターが非常に面白かったので、西川美和監督の前作、「ゆれる」をツタヤで借りてきて観てみた。いや、面白い。

ガラス(アクリル含む)の透過や反射、それと音声のフェイドアウトやカットアウトを非常に巧妙に積み重ねていく映像が印象的。面会のシーンで心の揺れにシンクロさせてカメラが揺れるのも面白かった。

ガラスに映る、本来は見えない角度の表情。ガラスに反射するテレビの映像。アクリルによって分断された二つの空間。本来は見ることが出来ないはずの二つの場面を重層的に見せていく。これを何度も何度も繰り返していくのが、この映画で試されたひとつの表現方法だった。

正直で実直な兄が、ほんのちょっと見せる嘘がこれまた印象的。また、それをしつこく説明せずに、「観ていたんだからわかるでしょう?」という感じで突き放すところがなかなか気持ち良い。このあたりが饒舌すぎて説明的過ぎた「重力ピエロ」と対照的。

ラストの処理の仕方はディア・ドクターそっくり。というか、ディア・ドクターでも同じ手法を取ったんだと思うけれど、これが西川スタイルということか。で、このスタイルが、非常に好き。

ただ、正直に書くけれど、どうして弟が法廷で最後にああいう証言をしたのか、そのあたりは今でもちょっと良くわからない。自分の作品が机に並んでいるのを見て、「重たいな」と感じて逃げ出した自分のことを根掘り葉掘り探られるのが嫌だったのか。兄の気持ちを知っていながら、その相手と寝てしまったことを明示されるのが嫌だったのか。あるいは、面会で兄にズバリと言い放たれたことに腹が立ったのか。

やばいと思って橋に走って行っているんだから、弟は問題の場面を遠くから見ていたはず。それに、「悲鳴が聞こえた」と証言していたけれど、弁護士の調査のシーンでそれが嘘だということは裏付けられているから、あの場面での証言は嘘(あるいは思い込み)。でも、嘘にしちゃぁ、ぶち切れ方が酷いし、結果も酷い。もしかして、弟は肝心の場面を見ていなかったのかな?

まぁ、世の中全て説明がつくわけではないので、行動の理由も全てが論理的である必要はないのだけれど、この部分は「観る側にお任せします」などとせず、制作サイドから種明かしして欲しいところ。

オダギリジョー、香川照之の演技も非常に良かった。

何しろ、最後の最後までラストのまとめ方が想像できず、「一体どうなるんだろう」と思わせながら引っ張ってしまうのが凄い。そして、観終わってすっきり。これは借りてきて観ないともったいない。☆3つ。  

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2008年10月18日

ブラック・ダリア

ブラック・ダリア コレクターズ・エディション 2枚組

猟奇的な殺人事件の謎を追う二人の刑事の物語・・・・・・かと思ったら、全然違っていて、ボクシングの好敵手である二人の刑事と一人の女性による三角関係の物語である。

わけはないのだが、いや、でも、そんな感じでずっと話が進んでしまう。いったいいつになったら人が死ぬんだろう、もう死なないのかな、と思っていると唐突に死ぬ(笑)。それで、そこから先は良いテンポで話が進んでいくのだけれど、セピア色の色調もあって、とにかく眠くなる。だから、夜中にお酒を飲みながら、とかだと途中で寝ちゃいそう。

あちらこちらに伏線を配しているあたり、非常にマニア受けしそうな作品だと思うのだけれど、油断して観ていると「なんだか退屈な映画」となりかねない。で、自分がこの映画をじっくり満喫できたかというと、そんなこともなく(;_;)、ちょっと退屈してしまった。で、観終わってから、「なんだ、結構面白いじゃん。はじめからちゃんと観なくちゃ」と思ったんだけれど、ツタヤに返却する当日だったので、もう一度観るのは断念。

評価は☆1つ半。  
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2008年08月29日

ソウ3

ソウ3 DTSエディション

相変わらず痛い映画(;_;)

おまけになんかグロばっかりで、これってどうよ、という感じ。途中からストーリーらしきものが出てきて、ラストでお決まりのびっくりもあるんだけれど、とにかく前半のただただ殺す、みたいなパートが不愉快。

1は心理劇的なつくりでそれなりだったと思うけれど、2になって直接的な部分が多くなり、3になっては予算が大きくなったのか、グロ画像が増えた。ということで、だんだん趣味じゃなくなってきたのは確か。こういうのが好きな人には良いかも(笑)。

映画としては成り立っていると思うし、純粋にそのつくりだけを評価すればもうちょっと☆をつけても良いんだろうけれど、個人的に苦手なので評価は☆半分。じゃぁ、見るなって?ごもっとも(笑)  
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2008年08月13日

バタフライ・エフェクト2

バタフライ・エフェクト2 デラックス版
一作目はちゃんと映画館で観たんだけれど、二作目は全然期待できなかったのでスルー。でも、ツタヤの旧作半額セールにあわせて借りてみた。

うーーーーーーーん、なんともショボイ。設定は面白いんだけれど、悪化していく「やり直し」に意外性がない。なんか、もっと「えーーーーーー!!!」みたいな展開が欲しいところなんだけれど、どれもこれも想定の範囲内、という感じ。ラストもイマイチ。90分と短めの映画なんだけれど、それが全然気にならない内容の薄さ。いつもならこの手のタイムマシンものはパラドックスについて色々考えたくなるのだけれど、そういうのも面倒になるような、作りの粗さが残念。

半額サービス中のレンタルならまぁ良いかな、という感じ。評価は☆半分。  
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2006年12月03日

007/カジノ・ロワイヤル

f3cd3bf6.jpg久しぶりに観た007。なんで最近007を観ていなかったかって、それはやっぱりマンネリ化しちゃったからだと思う。ピアース・ブロスナンとかも決して悪くないと思うんだけど、どうも最近はなぁ、という感じだった。

ところが、今回の007は予告編を観ても、「え?誰がボンドなの?え?ダニエル・クレイグ?」みたいな感じで、かなりの変化球だった。おかげで、「どれ、ちょっと観てみようかなぁ」という気になった次第。

で、結論から言いますと、面白かったです。満足。007はまだ板についてない感じだけど、体を張ったアクション、カーチェイス、その他もろもろ、そつなく見せてくれる。で、ボンドよりも良かったのはヒロイン、ヴェスパー・リンド役のエヴァ・グリーンだよなぁ。イイっ!

ストーリーは本来最大の見せ場になるはずのカジノシーンよりも、他の場面の方が楽しめちゃったりするのだけれど、まぁ、ご愛嬌。というか、昔に比べて色々できるようになってしまった今、カードシーンをメインディッシュにするのはちょっと無理があるよね。仕方なし。

「これで、話はどうやって収拾をつけるの?」と心配になったけど、ちゃんと最後にはふろしきをたたんでくれます。「解せないなぁ」という部分も少なく、最初から最後まで一気に見せてくれるのはさすが。評価は☆2つ半、と言いたいところですが、エヴァ・グリーンで☆半分プラス、合計で☆3つです。  
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2006年11月23日

トゥモローワールド

d3c7f26b.JPG岡田斗司夫さんがブログで絶賛していたので、あんまり観る気がなかった「トゥモローワールド」を観て来た。

最初に言っておくと、僕は岡田さんが褒めている映画は面白いと思うことが少なくて、それはやっぱり視点が違うというか、生きてきた背景も違うし、映画に求めるものも違うだろうし、まぁ仕方ないんじゃないのと思うわけで(例えば僕が専門のラーメンとかでも、つい先日某所で「よってこや」を激賞している知人がいて、まぁ、色々だね、と思ったわけですが、多分岡田さんのような専門家から見ると僕の映画の感想なんていうのはその程度のものであって、まぁ色々なわけです)、正直、「今回も岡田さんは褒めていたけど、僕が観てもイマイチなんだろうなぁ」などと思いつつ椅子に座ったわけです。

で、結論から言うと、最近観た中ではナイロビの蜂に次ぐくらいの面白さだった。ということは今年の中ではかなり上位ですね。☆2つ半。

整理する意味で今年のランキングをまとめておこう。こうしてみると、僕の中では日本沈没がダントツの最下位ですな(^^; (断然トップで最下位というのも微妙な表現だけど)

ウォーク・ザ・ライン 3.0
ミュンヘン 3.0
ナイロビの蜂 2.5
トゥモローワールド 2.5
手紙 2.5
博士の愛した数式 2.5
ポセイドン 2.5
Vフォー・ヴェンデッタ 2.5
M:I:III 2.5
グエムル 2.0
明日の記憶 2.0
ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ! 2.0
デスノート後編 2.0
父親たちの星条旗 2.0
X-MEN ファイナルディシジョン 2.0
有頂天ホテル 1.5
ワールド・トレード・センター 1.5
ダ・ヴィンチコード 1.5
ナルニア 1.5
嫌われ松子の一生 1.0
帰ってきたスーパーマン 1.0
ハリーポッターと炎のゴブレット 1.0
日本沈没 0.0

ってことで、以下、ネタばれ感想は追記に書きます。  続きを読む
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2006年11月17日

デスノート the Last name

547673f2.JPG前編のレビューなしにいきなり後編のレビューである。って、前編はいらないよね。

で、後編ですよ。正直、この映画の演出はあんまり好きじゃない。だって、ライトが軽すぎるんだもの。もっと、苦悩しているはずなのになぁ。名前がライトだからってなぁ。

で、まぁそれはそれとして、感想ですが、意外と面白かった。前編はダメだったけど、後編はなかなか。何がなかなかって、ストーリーがなかなか。原作よりも良かったと思う。ラストのラスト、Lのラストはどうにも納得がいかないけれども、まぁこんなものか。あと、一年後のエピローグもどうなのよ、という感じだけど。

漫画をちゃんと全部読んでいたほうが絶対楽しめると思う。漫画の8巻以降に不満がある人はもっと楽しめると思う。

これで、この話をどうやって収束させるの?って楽しみ方ができるから。

出演者もあんまり好きになれないし、演出もどうかと思うし、色々難点はあると思うんだけど、ストーリーだけはちゃんと楽しめたので、評価は☆2つ。これなら1200円払う価値はあると思う。  
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2006年11月06日

手紙

fc6c9e4e.JPGへー、いつの間にかこんな映画を撮っていたんだ、って感じ。今まで予告編とか見たかなぁ?なんか、オフコースの歌は聞いたような気がするんだけど、うーーーん。

でもまぁ、「手紙」という本が凄く良かったので、結構期待して観にいきました。ちなみに「手紙」の書評はこちら

例によって結論から書くと、なかなか面白かったけど、ラストに号泣するようなカタルシスがないというか、もうちょっと盛り上げてよ、という感じだった。

なんかね、ラストよりも他のところでじーーーんと来ちゃうんですよ。っていうかさー、もう、内容を知っているので、一番最初に映画が始まって数分でちょっと来ちゃうんだけど(^^; で、さぁ、最後はどうなるんですか、というところで、今ひとつ。なんなんだろう。漫才のシーンがイマイチなのかなぁ。そもそも何で漫才にしたのか良くわからないけど。

しかし、全編通じて思うのは、「あぁ、ちゃんと演技が出来る俳優さんがやってくれると日本映画も捨てたものじゃないな」ということ。特に由美子役の沢尻エリカは良いなぁ。川崎の工場の由美子も良かったけど、美容師の頃の由美子も良かった。山田孝之と尾上寛之もなかなか良い感じだった。ってか、ジャニーズがいないだけで随分とまともになるわけで、もしかしたら日本沈没もジャニーズがいなければまともだったのかなー、と思ってしまう。

何より、誰も死なない(正確には一人死ぬけど)のに「生きていくことの辛さ」にうるうるしちゃうわけですね。「ノルウェイの森」(そういえば、ノルウェイの森っていつまで経っても映画化されないね・・・・)にも生命力豊かな女性が出てきたけど、この映画にも生命力豊かな女性が出てきて、後ろ向きでともするとすぐに逃げてしまう男を強烈に引っ張っていく。主人公はそういう強烈な個性を疎ましく思ってしまったりするわけだけど、引っ張っていくだけじゃなくて、凄く献身的でもあって、あぁ、女性は強いなぁと感心することしきり。一方で「これからは俺がお前を守る」みたいなことを言っちゃう主人公には失笑してしまうわけだけど(^^; 無理だろ、みたいな(^^;

まぁ、こりゃ映画館で観た方が良いと思います。どうせすぐ上映終了しちゃうので、さぁ、映画館へGO!

評価は☆2つ半。  
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2006年11月01日

父親たちの星条旗

76c5781e.JPG映画の日だというのに「秘密」も「デスノート」もまだ未公開。ということで、「父親たちの星条旗」を観て来ました。

登場人物たちを殺すのも、登場人物に殺されるのも日本人ということでやや複雑な心境ではあるのだけれど、そのあたりをイーストウッドは配慮しているのか、日本人が日本人らしく登場することはほとんどない。

大きな戦績をあげたわけでもない3人の兵士を国策のために英雄に仕立て上げた米国をやや斜に構えて描いた作品。イーストウッドらしくマイノリティに光をあて、しかしそこに対して明確な救いを与えない。こうした展開はミリオンダラー・ベイビーですでに経験済みなので大きな驚きもなければ失望もなく、淡々と観ることができた。

戦争シーンはスピルバーグらしさが出ていたし、それぞれの持ち味をそれなりに発揮していると思う。ただ、自分が米国人でないので、あまり思いいれできないところがある。

評価は☆2つ。まぁ、硫黄島からの手紙を観るためにも一応これはおさえておいたほうが良いかな、みたいな。  
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2006年10月15日

ワールド・トレード・センター

ca27b6a2.JPGさて、ワールド・トレード・センターを観て来ました。

採点から先に書くと☆1つ半。まぁ、レイトショウで1200円なら観ても良いかな、という感じ。

息苦しい状況が続くので、ようやく地上に生存が伝わったときは「良かった」って感じになるけど、それが長続きしない。病院でエレベーターボーイのお母さんと抱き合うところなんかは編集でカットされていないのが不思議なくらいに違和感がある。これを入れるならもっと色々入れれば良いのに、とも思う。

我々はリアルタイムでWTCに飛行機が突っ込むところをニュースで観ているし、ビルの崩壊に至っては半生中継でそれを観ている。その衝撃をフィクションで増大させるのは難しいのは誰もがわかっていることだが、それにしてもちょっと直接的な描写を避けすぎていると思う。日本沈没は富士山が噴火しないで大顰蹙だったけど、この映画はこの映画でビルに突っ込むシーンがない。

また、見せ場となるはずの救出の場面も意外とあっさりしていて、「あれ?もう掘り出されちゃったの?」という感じ。これはこれで、新潟地震のあの一件によって、救出が凄く大変で時間がかかることを我々は知っているので、「もっと大変だってことを演出すれば良いのに」と思ってしまう。何しろノンフィクションで大きな衝撃や大きな感動を得ている日本人にはちょっと厳しいんじゃないだろうか。

ちなみに瓦礫の下はもっと密度が高いのかと思っていたけど意外とスカスカなのは勉強になった。

予告編で観た映像がほとんど見せ場という見せ場をネタバレしちゃっている感じで、本編でもっと色々あるんだろうと期待していた僕は大分肩透かしを食ったというのが正直なところ。

ちなみに僕が観てきたグラウンドゼロはこちら。  
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2006年10月02日

X-MEN ファイナルディシジョン

ec333320.JPG映画の日なので見てきました、ファイナルディシジョン。例によって結論から言うとなかなか面白かった。

見ていて、「あれ?えーーーーと、あれはファンタスティック4の話だったっけ?」みたいなことが数回あったけれど。

主人公のウルヴァリンはちょっとかげが薄かったけど・・・・あと、主要なキャラがはじめの方であっさり死んじゃったりしたけど・・・・うん、でも、「こんなシーンを見てみたかった」という要望はしっかり満たしてくれました。個人的に感心したのはアルカトラズへの渡り方かな。なるほど、こうやって行くのか、みたいな。

で、ラストのエンドロールのあとの「モイラ」「チャールズ」は、やっぱあれですかね?意識だけ飛んだ?

評価は☆2つです。映画の日なので十分満足。
  
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2006年09月14日

グエムル

f63e1139.JPG最近、夜も忙しくてなかなか観にいけてなかった映画ですが、久しぶりに行って来ました。韓国映画の「グエムル」。

端的に言ってしまうと結構笑えた。

なんというのかな、少なくともハリウッドではこういう映画は絶対作れないだろうな、という感じ。冒頭、いきなり意味もなく米国人の科学者が「私はほこりをかぶった薬品は嫌いだから、一つ残らず捨ててしまいなさい」と発言するんだけど、それに対して韓国人科学者が反論すると、なぜか米国人はわけのわからない理屈で相手をねじ伏せる。「おいおい、薬品を捨てるぐらいでそんなにむきになってどうするんだよ」と突っ込みたくなるのだが、もう全編通してこのノリ。

ストーリーを俯瞰すれば、娘を怪物にさらわれた父親とその家族4人が、頼りにならない国家に代わって大活躍ならぬ怪活躍を繰り広げる、というコメディ。

まず、特筆すべきは意外性のあるストーリー展開。死んだと思っていたら生きているし(これがまたインディージョーンズとは全く違った意味で意外性がある(^^;)、当然死なないと思っていたキャラが突然死んでしまって、「をいをい、本当にここで殺しちゃうのか?」ということになったりする。この意外具合がどうにも新鮮で、ハリウッドはもちろん、邦画でも、香港映画でもこういうのはなかったと思う。

主人公を中心にしたけだるさも良い。主人公はもちろんだが、オヤジも、弟も、妹も、さらわれちゃった娘も、みんななんか知らないけどだるい。で、その雰囲気が非常に良い味を出している。登場人物全員が桃井かおりみたいな感じだ。

映画は進行するに従ってだんだん登場人物が減ってくる。国家の一大事だというのに大騒ぎしているのはほんの一画だけ。東京で言えば、多摩川に見たこともない怪物が現れてバンバン人を食い殺しているというのに、なぜか丸子橋のまわりだけ人が集まって「今日の二軍戦(もちろん読売)の先発は誰だろうねぇ」と話をしている、みたいなのんびり感がある。警察も軍隊もやたら人数が少ないし、怪獣を倒すための最終兵器は運動会のくすだまみたいだ。怪獣の登場シーンで予算を使い果たしちゃったんだろうか。いや、でもこの映画の主題は怪獣なんだから、他はさておきそこにだけ注力したその姿勢は高く評価できる。

国内の官僚や米国に対する風刺を忘れないのもおかしい。とにかくこの映画に出てくる米国人は変な奴ばかり。

ホルムアルデヒドとかを下水に流して突然変異が起きるなら、今頃世界中大変なことになっているよな、とか本来は突っ込むべきところも全く突っ込む気にならない。あぁ、そうですか、そうかもしれませんね、という感じ。

いつだったかな、こういうくだらない映画を観て喜んだことがあったよな、と思ってちょっと過去を振り返ってみると、思い出したのは「1941」だった。うん、あの馬鹿らしさが全編から漂う快作。評価は☆2つ。  
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2006年08月26日

帰ってきたスーパーマン

7521d41e.JPG「スーパーマン リターンズ」鑑賞。

スーパーマンが不在になって数年。ヒーロー不在の中で新しいバランスをとりつつある世界にスーパーマンが戻ってきて・・・・という映画。

まぁ、無難な仕上がりだと思う。すげぇ面白いわけでもなく、目をひく特撮があるわけでもなく、俳優の演技が特別魅力的であるとも思わないのだけれど、途中から観ているのが辛くなるほどではない。

ここに書いちゃうとネタばれになるので詳しくは言及しないが、「えーーー、そうなの?」という話(しかも、それが主食なんだけど)もあるし。

ま、☆1つといったところでしょうか。  
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2006年07月16日

日本沈没

bbac2739.jpgさて、観てきました、日本沈没。ひでぇ映画だった。まさにうんこ映画。

こんな映画を観て満足する人は草剛氏の熱烈なファンか、柴咲コウ氏の熱烈なファンか、豊川悦司氏の熱烈なファンか、及川光博氏の熱烈なファンか、福田麻由子氏の熱烈なファンか、大地真央氏の熱烈なファンぐらいだろう。

役者はほとんど大根、ラストはトンデモ、全体的に防衛庁と東京消防庁とJAMSTECマンセー、G-SHOCKはなぜかいつもピッカピカ(JAMSTECの制服もだけど)でしかも必要以上に前面に出てくる、といった感じ。「草さん、時計がもっと良く見えるように左腕を前に出してください」なぁんていう監督の声が聞こえてきそう。

評価できるのは結城慎司役で新しい一面を見せてくれた及川光博氏ぐらい?彼は「明日の記憶」でも良い役をやっていたけど、この映画でもナイスだと思う。小野寺をミッチーにしておけばずいぶん違ったかも知れない。

あ、特撮はなかなか良かった。もう、人間が出てくるシーンは全部要らないから削除しちゃって、特撮だけ、あ、潜水艇のシーンだけは残しても良いけど、にしちゃえばまだマシになりそう。でも、あんな衛星から俯瞰したような視点で見たときに爆発している地点が単一ポイントで見えたりするものなの?これは実際に見たことがないからわかんないけど。でも、全国的に煙が西方向に流れているのはいかにもインチキっぽくない?普通東側に流れるだろ。

それで、あのトンデモのラストですか。プレートを引きちぎるっていうなら、世界中の核兵器を集中投下するぐらいのことをやれっちゅうの。まぁ、そんな大地殻変動が起きるような爆破をしかけたんじゃ、米国の西海岸とか、ペルーとか、大津波でさぞかし大変だったでしょうね。あ、もちろん日本もね。でも、そのわりには何事もなかったようにしていたけど。大嘘はさ、ひとつなら許せるんだよね。「ものすごい地殻変動が一気に進んで日本が沈没する」は良いでしょ。でも、その解決策として別の大嘘を重ねるのは興醒めじゃない?

基本的にジャニーズと宝塚は日本映画にとって百害あって一利なしだと思う。観客動員の面で重要だって言うなら脇役で使ってくれ。少なくとも主役はやめてちょうだい。何だ、あの小野寺。何だ、あの文部科学大臣。君たちはバラエティや舞台で活躍してよ。映画は君たちには似合わない。そうだなぁ、ステーキに寿司酢をかけてるようなミスマッチ。

自衛隊や消防庁マンセーだからって、不要なテロップが多発するのもいやーんな感じ。飛行機や船の名前なんてどうだって良いし、さらに降下訓練の名称なんてどうだって良いよ。おまけに大地震で出動している隊員が普通の降下訓練で失敗して怪我してるし。お前、それで良くヘリから降下したな。あと、街の名前をわざわざ出すのもやめてくれ。建物をみていりゃそれが大阪だの、京都だの、北海道だの、わかるっちゅーの。自治体からお金もらったんですか?それとも観客を馬鹿にしてるの?そういえばここ数年のバラエティ番組は聞いてりゃわかるよ、みたいなテロップを多用しているけど、それにインスパイアされましたか?

もう、映画の後半ぐらいからは座っているのすら苦痛。「早く富士山が噴火して、早く日本が沈没しないかなぁ」と待つだけ。おまけに・・・・・って、一応ネタバレはしないでおくけど。

せめてスターウォーズエピソード4のラスト、「ルーク、フォースを使え」ぐらいの緊迫感とスピード感があればまだ許せたものを、日本お決まりの「小野寺、命を使え」でしょ。大体あんなちょっとの揺れで落ちちゃうくらい不安定だったらもうとっくの昔に沈んでるってば。

そういえば、あのラブシーンは一体何なんだ?そもそも、お前らなんで惚れあってんだよ。動機、何だよ。

あぁ、腹が立つ。ひたすら腹が立つ。お金(1200円だけど)返してほしいよ。

評価ですか?もちろん☆ゼロ。文春きいちご賞の作品賞、主演男優賞(草)、助演女優賞(大地)は決まりでしょう。少しでも期待しちゃった自分を反省します。日本以外全部沈没だけにしておけば良かった。

あ、アニオタなら色々見所あると思いますよ。  
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2006年07月13日

明日の記憶

df6eb351.jpgドイツに行く飛行機の中で観た映画ですが、折角なので感想など。

まぁなんというか、典型的な日本の映画という感じで、四季の変化を織り込みながら静かな音楽に乗せて淡々と一人のビジネスマンの人生の終了を描いているわけですが、なかなか面白かったですね。

映画を観ていると自分にも思い当たる症状が色々あるので「あれ?もしかして僕もアルツハイマー?」と心配になるところもあります。

冒頭のシーン、画面が小さかったこともあって、あまりインプレッシブではなく、観終わってからまた最初だけ再生してみました。で、なるほど、と。このあたりも自分の頭が心配になる所以です。

ついでに思うのは、最近水川あさみ氏を良く見かけるなぁ、ということと、及川ミッチー氏、折角良さそうな役ででてきたのにそれで終わりかよー、日本沈没で忙しいのかよー、ということなどです。

評価は☆2つ。  
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2006年07月11日

M:I:III

9216df72.jpg公開前からラジー賞最右翼というか、もうラジー賞受賞が決まっていると言われている「M:I:III」を観てきた。でも、なんでM:I:IIIなんだろう。ミッション・インポッシブル3じゃだめなの?ま、いっか。

で、結論から言うと面白かったです。「なんで?」って思っちゃうこともないことはなかったけど、ま、良いんじゃないかな、と。

舞台はベルリン、バチカン、上海を適度に転々としてくれてスパイ映画っぽい作り。使い古された冒頭のシーンの使い方とかありきたりな裏切りとかは「よせば良いのに」と思わないでもないけど、なんかILMのパワーを見せ付けてくれるバチカン潜入シーンとかはかなり面白い。

007とかと何が違うのかなぁ、と思ったんだけど、やっぱ「タイムリミット」の使い方が上手なんだね。どのアクションシーンも大抵制限時間が設定されている。まぁ、中には「をいをい、もういい加減4分経っただろう」みたいに思うところもあるけど、それはそれ、ウルトラマンとかで散々経験している日本人ならスルーして楽しむだけの懐の深さがあるわけで。

ということで、評価は☆2つ半です。  
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2006年06月08日

ポセイドン

e7865b14.jpg今日は早めに仕事が終わったので、まず近所のジムでトレーニング。で、そのあとレイトショウで映画観てきました。観たのはポセイドン。

これ、子供のころにテレビで観てすげぇ面白かった印象があるんだけど、多分今観てもあんまり面白くないんだろうな、などと思っているので、このリメイク版もあんまり期待していませんでした。

でも、面白かった。以下、追記にネタばれ評価。  続きを読む
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2006年06月04日

嫌われ松子の一生

7e148901.jpg面白い、という情報を複数のソースから仕入れたのでちょっと観てきました。結論から書くと、僕のスィートスポットにははまりませんでした。

以下、追記にネタばれ感想。  続きを読む
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2006年06月01日

ナイロビの蜂(THE CONSTANT GARDENER)

6bb2db04.jpg昨日で税金の手続きが終わってちょっとした開放感。ということで、今日は映画の日だから「ナイロビの蜂」を観て来た。例によって予備知識皆無で観て来たわけですが、以下、ネタばれ感想です。  続きを読む
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2006年05月28日

ウォーク・ザ・ライン

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 特別編前にもちょっと書いたけど、この映画はNYの帰りに飛行機の中で3回も見た。でも、どうにも納得がいかないことが多かったので、映画館で見ようと思っていたんだけど、こちらはいつの間にか終わっちゃってた。ということで、ようやく発売されたDVDを早速購入して見てました。以下、ネタばれ感想。

って、ネタばれするほどのこともないのだけれど、僕は洋楽ってほとんど聴かない人間なので、内容に対する予備知識のようなものはほとんどない。ということで、これが実話をもとにしていても、完全なるフィクションであっても、それほど大差がない。

それで、単純にエンターテイメントとして見たのだが、飛行機の中で見た「???」というシーンはほとんどこの本編とおまけで付いてきた特典映像を見たら納得できた。本編136分の映画を飛行機の中では多分90分ぐらいにしていたと思うので、もうあっちこっち端折られまくっていて、こういう作業をやる人は是非ザスーラとかファンタスティックフォーとかでもその能力を発揮して欲しいと思う(多分10分ぐらいの短編に仕上げることが可能なはず)のだけれど、とにかく「飛行機で見ちゃって大失敗」みたいな感じ。映画館で見たかったなぁ。

この映画でアカデミー賞を受賞したウィザースプーンは普通にしているとデコッパチな上に眉間の皺が良く似合ってしまって全然美人じゃないんだけど、演技は上手だし歌もうまい。でも、映画は彼女の独壇場かというとそうでもなく、ホアキン・フェニックスもなかなか良い味を出している。リバー・フェニックス(実兄)を薬中で失っているホアキンが薬中で人生を狂わせる役をやっていて、彼の経験にダブる部分があったのかも。あと、時間の並べ方が上手なところも好感。冒頭のシーンが完全なラストにつながらず、ちょっとずれたところに行くあたりが良いなぁ、と。

最後、どうして彼女の気が変わったのか、そのあたりの描き込みがあんまりなかった気もするけど、まぁハッピーエンドで良かったね。個人的にはこういう、あんまり大きな山がないままに淡々と過ぎていく映画(スピルバーグの「太陽の帝国」とか)はかなり好きなので、評価は☆3つ。  
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2006年05月22日

ダ・ヴィンチコード

cd369389.jpg最近、「これ観たいなぁ」と思う映画がなくて、映画の日とかもパスしまくっていたわけですが(って、ナルニアは観たけど)、なんか世の中的にダ・ヴィンチコードで盛り上がっている様子なのでちょっと観てきました。

ちなみに原作は「恐ろしいほどくだらない」という噂だったし、長いので読んでません。まぁ、映画の方もカンヌでは「失笑もの。誰もコメントしていない」ということだったのでそれほど期待していなかったのですが、以下、追記にネタばれ感想です。  続きを読む
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2006年05月09日

ナルニア

32998f64.jpg早くしないと終わっちゃう、ということで、あわててみてきました、ナルニア国物語。しかし、原題って「NARNIA」だよね?なんでナルニア国物語なんて長ったらしいものにしたんだろう。短くて良いじゃん。って、これは日本の問題だし翻訳本先行だからどうでも良いけど。以下、ネタばれ感想です。

映画の感想を結論から言えば、レイトショウ価格(1200円)なら損はなかったかな、という出来。雪の山を歩くところはロード・オブ・ザ・リングをスケールダウンした感じだし、対決シーンはエピソード1で見たことあるよなぁという感じだし、まぁその他もろもろ、LOTR、スターウォーズ、ハリポタあたりを足して5で割ったような感じ。クリーチャー達はそれなりにうまく動いていて、特にしゃべっているときの口の動かし方などは「上手だなぁ」と感心した。しかし、その一方でわざとざらつかせて表現しているサーフェイスはどうも好きになれない。スカイキャプテンならありだろうけど、ナルニアでやるのは良くわからん。まぁ良いんだけど。

それでね、見ていて何が一番いやーんな感じだったかというと、人間の役をやっている人達に魅力がないんですね。4兄弟は長男以外どうも不細工だし、雪の女王もちょっと年増過ぎてイケてない。魔法使いなんだからいつも若々しくてしかるべきで、あと10歳ぐらい若い人を使ったら良かったんじゃないかなぁ。ライオンやらビーバーやら狼やらが良い意味で存在感があるのに、人間達がどうもねぇ。日本の子役って、そうしてみるとレベルが高いんだろうか。

まぁ、「ナルニア」が異常に狭い世界だとか、両国とも色々なクリーチャーがいるくせに総数は少ないとか、トレーニングしてない長男がすぐに剣の達人になっちゃうとか、そもそも妙に話のスケールが小さくてどちらかというと「ナルニア村物語」みたいな感じに思えちゃう(特に次男と雪の女王の遭遇場面はひどくない?でも、原題が「NARNIA」ってことを考えると、やっぱ「国」をつけて仰々しくした日本人が悪いのかな?)のもいかがなものかと思うけど、ザスーラよりは大分面白かったかな。パート2には全く期待しないし、どこまでやってもLOTRを超えることは絶対出来ないと思うけど、評価は☆1つ半ってことで。  
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2006年04月23日

Vフォー・ヴェンデッタ

6f085f54.jpgほとんど予備知識なしで観にいってしまった(もちろんナタリーが出ているからだが)のだが、予想外に面白かった。

しかし、これ、何で今公開してるだ?ガイ・フォークス・デイの由来は1605年で、それからジャスト400年ということで公開したんじゃないのか?ってか、他国では去年公開ですか?あ、でもニューヨークではこの間公開だったみたいだなぁ。まぁ、良いんですが。

以下、ネタばれ感想は追記に。  続きを読む
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2006年04月22日

ウォレスとグルミット 野菜畑で大ピンチ!

9a39a96d.jpg春休みが終わって子供たちがいなくなったらゆっくり観よう、などと思っていたらいつの間にかもうほとんど上映終了ということで、あわてて有楽町のビックカメラの上に観にいってきましたよ。

原題、「CURSE OF THE WERE-RABBIT」ってことで、本当なら「うさぎ男の呪い」みたいな感じのはずなのに、なぜか野菜畑で大ピンチになっちゃった(^^; 個人的にはうさぎ男の呪いとかの方がどろどろしていて良いと思うんだけど、多分日本じゃもっとほんわかムードで売りたかったんだろうね。

で、本当に久しぶりのウォレスとグルミットの新作だったわけだけど、意外と感動がなかった。なんでかって、そりゃやっぱりウサギが毛がふさふさしていて、スタッフド・トイって感じだったから。やっぱさー、クレイアニメなんだから、もっと粘土粘土していてくれないと。あと、なんていうのかな、動きが滑らか過ぎるんだよね。そりゃ作っているのがドリームワークスなんだから、いくらでも滑らかにはできるだろうけど、僕たちが観たいのって、滑らかに動く粘土じゃなくて、「粘土で作りましたよ。コマ撮りですよ。すげぇ大変でしたよ」みたいな映像じゃないかなぁ。動きが滑らか過ぎてどうもありがたみがないというか。いや、もちろんすごく苦労してはいるんだと思うんだけど、「これって特撮?」みたいに思い始めると、うーーーむ。

しかし、それにしてもグルミットは偉いねぇ。猫ならマミタス(mmts)、犬ならグルミットという感じ。

ということで、評価は☆2つ。いや、面白かったのは面白かったんです。  
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2006年02月27日

ミュンヘン

b1ca1969.jpgスピルバーグの「ミュンヘン」を観てきた。

まず、日本人にはかなり予習が必要な映画だと思う。僕は多少はイスラエルに関する知識があったのでイスラエルやモサドの立ち位置についてはなんとかなったけど、他にも今主人公達がどこにいるのかを明示してくれなかったりするので(いや、欧米の人には明示になっているんだけど、日本人にはちょっと馴染みがないかも)、あれれ?って感じになるかも。それから今の米国の状況についての知識も必須。平常心を装っているけれども、今も9.11の巨大な影に怯え続けているということについて。

ちなみにずーっと昔にイスラエルと米国周辺について書いたエントリーがあるのでこのあたりもどうぞ。

2004年05月26日 米国とイスラエル

ということで、ネタバレ感想は追記に(未見の人は以下、読まないことをお薦めします)。  続きを読む
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2006年02月01日

有頂天ホテル

845bc39e.jpg観てきました。なるほど、面白いといえば面白いのですが、ちょっと俳優の質に差がありすぎるような。

個人的に気に入ったのは篠原涼子と佐藤浩市。佐藤浩市はそれこそ青春の門に杉田かおると共演したころから見ているわけだけど、なんか、どんな役をやっても佐藤浩市になっちゃうわけで、それをうまく利用していて笑えた。さすが三國連太郎の息子。篠原涼子は「あれ?こんなに存在感があったんだ」って感じ。

他に戸田恵子や原田美枝子とかも良い味を出していたかな。戸田恵子は鬼太郎の声で「オヤジ」とか言ってくれたらもっと面白かったのに。ところでトーマスの声はまだやってるんですか?原田美枝子は北の国からに出ていた頃から好きな俳優さんなので、出ているだけで満足です(^^

あと、この映画ではさりげない脇役にすげぇ人を無駄遣いしているのが笑える。浅野和之、唐沢寿明、津川雅彦・・・・。それでいて正面に出てくるのが香取慎吾と川平慈英だからなぁ(^^

良く練られたストーリーの中に細かいトコに細かい笑いを散りばめていて、さすがは三谷幸喜って感じ。でもまぁ、サラッとしすぎちゃっていて評価は☆1つ半。シリーズ化して寅さんみたいにしてくれ(^^  
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2006年01月29日

博士の愛した数式

2006ec45.jpg観たい映画がたくさんあるんだけど、まずは地味目でいかにもきがついたら終っちゃってた、なんてことになりそうなこれから。

最近あちこちで大活躍の寺尾聰、農業少女の好演がいつまでも印象深い深津絵里、何を演じても純になっちゃうけどそれはそれではまっちゃう吉岡秀隆と、なんとなく見に行きたくなる配役。しかしどうせ原作を読んでから観ちゃうと色々がっかりすると思ったので、全くの白紙で観てきた。

で、感想ですが、多分原作を読まないで観て正解だったと思う。博士と兄嫁の関係がかなりぼかされていて、代わりにルートと博士の関係がかなり濃密に描かれていた。小説でここまで野球のことを詳細に書いているかどうか知らないけど、恐らく本ではもっと博士と兄嫁の関係について分量を割いたはず。それから、博士がどうなったのかとか、なぜ子供に対して強い愛情を注ぐのかとか、そういった細かいことにほとんど触れられず(微妙には描いていたけど)、すーーーーっと終ってしまったのが逆に好印象。

僕のようなずぶずぶの理系の人間(今はなぜか生物なんていう哲学色の濃い学問を専門にしているけど、大学1年生までは完全な物理屋で、まぁこのブログを読んでいればわかるとおり相当に理屈っぽい)には、数学を愛し、数学を思い描いて頭の中で遊ぶという感覚が良くわかるし、ちょっとした人間関係にも思わず数学を持ち出して、苦手な対人関係を少しでも潤滑にしようと努力するあたりも共感するところがある。恐らく、理系の人間とそうでない人間ではこの映画の見方は全然違ったものになると思う。

数学者というのは理系の人間の中でもちょっと変わった分野の人間なんだけれども、多分そういった感覚も理系の人間じゃないと理解できないんじゃないかなぁ。僕とかは理科系単科大学の、しかも150人ぐらいしかいない理学部で、たっぷりとそのあたりの雰囲気を味わって育ってしまっているので、博士のほうに感情移入しちゃって大変だった。

栗原さんちのおすそわけの「とろけるパンナコッタ」にほろにがカラメルソースをかけずに食べてしまったようなあっさり感と、それでいてちょっとした満足感があるような、そんな映画だった。

ということで原作も読んでみよう。評価は☆2つ半。吉岡君はいなくても良かったかもねぇ。でも、博士の言葉を誰にでもわかるように、映画として成立させるためには必要だったのかなぁ???  
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2006年01月08日

ハリーポッターと炎のゴブレット

9af1f114.jpg今日、お台場のシネマメディアージュで観てきました。なんでわざわざお台場までって、そりゃこれなんですが

ハリー・ポッターがデジタル上映--ネット配信・興業でワーナー、NTTらが共同実験

もうデジタル上映じゃなかったのかなぁ?今日観た感じではどうにもデジタルって感じじゃなかったんだけど。

ま、良いや。以下、ネタバレ感想。  続きを読む
Posted by buu2 at 23:35Comments(0)TrackBack(0)映画2006

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