2014年05月28日

ニーチェの馬

theturinhorse


DVDで鑑賞。

ほとんどセリフがない映画で、2時間30分程度の作品中、セリフは原稿用紙数枚だろう。開映から最初のセリフまでで18分以上あったのではないだろうか。

セリフがないこともあるが、映画は非常に単調。出演者はほぼ二人。外が大風の状況で、周囲には他の家もない、孤立無援の状態の一軒家が舞台で、ここに右手が不自由な父と、その娘が、一頭の馬とともに暮らしている。そこでは毎日ルーチンとなっている食事やら、水汲みやらの仕事があって、あとは時々流れ者や近所のおじさんが来るだけ。この退屈な日常をもう二十年以上も続けていたようなんだけれど、その繰り返しが崩れていく最後の数日を描いている。

じゃぁ、崩れるのが劇的かというとそんなこともなく、徐々に悪化していく。まずは井戸の水が枯れ、次にずっと吹いていた風がやむ。そして、最後は落語の「死神」のように、希望の火が消える。

この映画を派手に描けば「マッドマックス」のようになるんだろうけれど、静かに描いたためにニーチェになったようだ。こういう終末観というのもあるのだろうし、むしろこっちの方がありそうな話でもあるのだけれど、退屈なので、一度観てしまえば、もう当分観なくて良いかな、という作品だった。つまりは、週末というのは静かで退屈なものだ、と。評価は☆1つ半。  

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スタンリーのお弁当箱

TSUTAYAの期間限定割り引きにあたり、レンタルしてみた。

インドの小学校を舞台にした・・・何の映画なのか、説明が難しい。貧乏で色々な困難を抱えた子供をメインに、仲間や教師との交流を描いた、と言えば良いのだろうか。主眼は、「インドの子どもたちの中には、こんなに不幸な子どもがいるんです」という啓発である。

脚本が非常に粗いし、ストーリーも色々と微妙なところがあって、なかなか高い評価をし難い作品である。ただ、日頃あまり馴染みがないインドという国の一側面を知る上では役に立つだろう。

ヒーローと悪役がはっきりしていること、歌やダンスが大好きなあたりはいつものインド映画という感じ。評価は☆1つ。  
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2012年11月19日

ザ・ライト



ザ・ライトをテレビ鑑賞。

エクソシストやオーメンの流れを汲んだ悪魔払いもの。精神的に怖いということは特になくて、グロでもない。じゃぁ何?って、ジャーン!とか、グワーン!とかの、音で驚かすタイプ。わかっていても「うひゃ」と思ってしまうところが人間の悲しい性。またやられた、とか思いつつ見ていくことになる。

ストーリー自体は全然大したことがなくて、「バチカンにおける正式な職業であるエクソシストの全ぼうに迫る衝撃作」とか言われても「ふーーーん」(平板)という感じではある。

暇つぶしには悪くないけれど、暇じゃないなら観る価値はないと思う。評価は☆半分。  
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2012年01月16日

ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル

公開直後に観たのにレビューするの忘れていた。

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「前作とつながりがあるから、前作を観ておいた方が良いよ」と知人にアドバイスされ、3を観てからの鑑賞。観終わって最初に思ったのは、「面白いけど、3の方が面白かった」である。

3は何と言ってもジュリアの存在が物凄く良いスパイスになっていた。本作のカーターはカッコイイけど、うーーーん。恋愛パートがなくなったおかげでストーリーは物凄くタイトになって、全体的に単調になってしまったと思う。アクションは確かに楽しめるんだけど、ハイテンションもずっと続くと眠くなってきてしまう。その点では先日のタンタンの冒険と共通するところがあると思う。あと、音楽も、ロシアやインドでいかにも、という音作りになってしまい、ちょっとどうなのかなぁ、と。

アイデアも、アクションも面白いんだけど、遊びが少なすぎたような。くすくす笑っちゃう細かいギャグはあちこちに撒き散らされていて楽しいんだけど、せっかく荒唐無稽な映画なんだから、もっと大笑いさせてくれても良いような気がする。とはいえ、トム・クルーズはどんな映画に出ても「うーーーん」という感じになってしまうんだけど、このシリーズ「だけ」は凄くはまり役だと思う。3からは大分老けた気がするけれど、それでも次が楽しみ。

冒頭、いきなり「字幕:戸田奈津子」と出たので身構えてしまったけれど、この映画の字幕は無難だった。

評価は☆2つ。悪くないけど、直前にすげぇ面白い3を(復習の意味で)観てしまったのが逆に痛かった。  
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2011年12月28日

宇宙人ポール

paul


スーパー8と同時期に作成された同じ趣向(スピルバーグへのオマージュ)の作品。ただ、スーパー8とは随分と方向性が違う。こちらはパロディにつぐパロディで、とにかく楽しい映画に仕上がっている。取りあげられている映画は未知との遭遇、E.T.、メン・イン・ブラック、レイダース及びそれに続くインディアナ・ジョーンズシリーズなどなど。激突!とか、ジョーズといった古いところまで網羅されている(多分)ので、スピルバーグファンには感涙モノの作品だと思う。本人まで出演しているくらいだから、スピルバーグも納得のできのはずで、非常に楽しい。他にもエイリアンシリーズとか、観ていると観ていないとでは楽しさが全然違う映画がいくつかある。

スピルバーグが好きじゃないなら、非常に凡庸なストーリーではある。それはそれで面白おかしい作品に仕上がっているものの、多分、映画の楽しさの半分も味わうことができないだろう。そういう意味では、映画好きのための映画という感じで、正直しきいは高いと思う。

宇宙人が妙にアメリカ・ナイズされていて、凄く笑える。お前、本当に宇宙人か?みたいな。

ブラックなジョークとオタク好みの「分かる人には分かる」パロディの連発、つい最近どこかで似たようなのがあったよな、と思ったら、書籍版「総統閣下はお怒りです」(ブックマン社)だった(宣伝)。

大勢のオタクが集まった映画館で、みんなで楽しみたい映画。自信のない人は、ある程度の勉強をしてから観たほうが良いかも知れない。あるいは、今は普通に劇場で観ておいて、あとで勉強してからDVDでもう一度、というのでも良いかも知れない。どちらにしても、一度は「みんなで笑う」のを経験しておいたほうが良いと思う。  
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2011年12月16日

リアル・スティール

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realsteel1


ベタなストーリーで、「チャンプ」と「ロッキー」を足して2で割って、「クレイマー、クレイマー」のふりかけをかけたような・・・しかし、それがなぜ巡り巡って「あしたのジョー」になってしまうんだ?と言いたくなるんだけど、いや、マテ。これはこれで、十分に面白いぞ。なんかおかしな部分もあるけれど(アトムはどこで人の動きをモニタリングしてるんだ、とか)、「まぁいっか」となかったことにするだけの勢いというか、押しの強さがある。子役は可愛いし、ロボットの動きはスムーズだし、ヒュー・ジャックマンはもみあげだ(ちょっとだけ)。

ストーリーは単純なのでここで紹介するまでもない。あしたのジョーの丹下段平とマンモス西の立場からジョーの試合を見る映画だ。違いといえば、こっちのジョーは寡黙で全く喋らない。ロボットだから。日本の実写版「あしたのジョー」は全く感心しない内容だったけれど、こちらは面白い。これがドリームワークス版「あしたのジョー」だと言われても納得する内容だ。だから、観終わった直後には「ロボットの名前はアトムじゃなくてジョーにして欲しかった」と思った。「立てぇ、立つんだ、あとむぅ〜」じゃ様にならない。だけど、そのためには日米間での調整が必要だったのだろう。

パート2はどうなるんだろう。ゼウス陣営から再戦を求められる「ロッキー2」のパターンか。それとも「今度は宇宙一を目指す」として、宇宙人のチャンピオンロボット(バトルドロイドとか)と戦う「あしたのジョー2」なのか。いや、あしたのジョーなら、ゼウスは廃品になって、アトムはそのショックからドサ回りになるのか。

評価は☆3つ。感動はしないけど面白かった。  
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マネーボール

moneyball


「ソーシャル・ネットワークのメンバーが描く」というだけで行く気が失せてしまった僕なんだけれど、なぜか今週前半は映画全作品が1,000円ということだったので、終映間近のところを観に行ってきた。

なんだ、これ、すげぇ面白いぞ。野球好きの経営者にはたまりません。ラストは泣けちゃったよ。良い終わり方だった。

予算が限られていて、良い選手は金持ち球団にどんどん引きぬかれて行ってしまう、そんなハンデを背負ったアスレチックスのジェネラル・マネージャーが、主力選手を抜かれて窮地に陥ったチームを、人生をかけて立てなおしていく様を描いたもの。もちろん映画なりのデフォルメはたくさんあるんだと思うけれど、それにしても相当に行けている。

色々あっても、やっぱり頑張んなくちゃだめだし、頑張るだけじゃなくて結果もなくちゃだめだし、そんな中でも変えちゃダメなこともあれば、変えなくちゃダメなこともあって、そんなこんなの悲喜こもごもが詰め込まれていた。

お勧めです。もうそろそろ上映終了だと思うけれど。「ソーシャル・・・」の宣伝文句がなかったらもっと早くに観に行ったのに・・・。☆3つ。  
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2011年12月12日

源氏物語 千年の謎

genji


破壊屋さんの「この映画はいったい誰が観に行くんだ!?大賞」で封切り直後にも関わらず40票を集めている本作、「どんだけダメ映画なんだろう」と期待に胸をふくらませつつ、前売り券で観に行ってみた(扇子が欲しかったので、前売り券を買ってあった。ちなみに今日はなぜか1000円の日だった。扇子代300円也)。

冒頭、いきなり文字の説明から入ったので、「もうーー」と思ったけれど、ちょっと冷静になってみればスター・ウォーズだって文字の説明から入るよね。許す。

道長と式部の世界と、源氏物語の世界を行き来しつつ物語が進んでいく構成はなかなか面白く、その2つを安倍晴明を使って橋渡しするのもなかなかのアイデアだと思う。役者さんたちもまずまず。何よりも、最近マイブームの真木よう子と多部未華子が出ているのがナイス。田中麗奈はすげぇ怖かった。それから、セットもちゃんとしていたと思う(っていうか、ロケだったのかな?)。衣装もそこそこ。音楽も良かったと思う。ただ、撮影技術はどうなのかなぁ。やや単調。ちょうど昨日見たウルトラセブン第24話の方がずっと技巧的で、カットとかに凝っていたと思う。

この映画でイケテなかったのは安倍晴明役の窪塚洋介。彼、マンションから飛ぶ前はピンポンとかで良い演技をしていたと思うのだけれど、今回は全然ダメだったと思う。晴明っぽさが全然ない。しかも、ものすごく重要な役どころなので、「うわぁ、もったいない」という感じ。この窪塚洋介だけで☆1つ減少は間違いない。

観ていて長く感じる映画で、時々「いつ終わるんだろう」と思ってしまったので、やや冗長だったことは否めないのだが、そこはのんびりした平安時代を描いているのだから仕方がないところかも知れない。「源氏物語を読んでみるかな」と思わされたので、ある程度高く評価しても良いのかも知れず、評価は☆1つ半にしておく。少なくとも「誰が観に行くんだ?」と思うようなダメ映画ではなかった。  
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2011年12月06日

タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密

tintin


スピルバーグの監督作品ってことはインディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国以来であって、最近は結構当たり外れが大きいから大丈夫かなぁ、と心配になりつつ、3Dで鑑賞。

簡単に言うと、グルミットみたいな優秀な犬を連れたやんちゃっぽいおっさんがアル中の船長とつるんで宝物を探す、というお話。

うーーーん、これ、面白いんですか?全然受け付けない。「ピクサーでもディズニーでもないけれど、3Dアニメはちゃんと作れるんだよ」というのをアピールしたかったのかも知れず、確かに3Dアニメのできは良かったと思う。だけど、脚本が酷くないかなぁ。なんか、もうずっと同じテンションのアクション映画で、メリハリがないから、すぐに飽きちゃう。テンションは高いのに眠くなる、という謎の展開。いくら大音量でもそれがずっと続いていたらダメ、ということだろう。

あと、原作未読の人間からするとタンタンの人物描写もいい加減だし、それ以上に双子(?)の警官とか、アル中の船長とかが意味不明な存在。特に船長は良くわからない。犬が偉いのはわかったけど。

基礎知識として原作を読んでおく必要があったのかも知れません。評価は☆半分。3Dのアニメーション以外には見所のない映画でした。  
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2011年12月05日

未来を生きる君たちへ

川越スカラ座3連チャンの1作目は「未来を生きる君たちへ」。

inabetterworld


アカデミー賞とゴールデン・グローブ賞の外国語映画賞を獲った作品。

冒頭からいきなり複数の話が独立して始まるので、あれ?どうなっているの?と動揺してしまうけれど、すぐに話はつながってくれる。一つはケニアの難民キャンプのお医者さんの話。劣悪な条件下での医療従事に加え、現地の治安の悪さが医者の神経を削っていく。もう一つはデンマークの学校でのいじめの話。この2つの話の中でのテーマは暴力とか復讐。体がそれほど大きくもない転校生が周りから認められるためにはどうしたら良いのか、日頃から傍若無人な、ジャイアン(ドラえもん)を100倍ぐらいひどくしたような奴が怪我をしたらどう対応すべきなのか、どちらも中核にいるのは「どこにでもいる悪い奴」で、その周りにいて迷惑を被っているその他大勢の善人たちに対して、一定の力を持っている人間の立ち回り方を描いている。

子供たちのパートは、子供の話なのできちんと収まりが付くのだが、難しいのはアフリカの話。デンマークの学校を舞台にしたいじめの話と、アフリカで展開される非人道的な話の間には、大きな隔たりがある。

色々と考えさせられるところがあり、平和ボケの日本人も観ておくべき映画だと思う。英語の題は「in a better world」で、デンマーク語の原題は日本語で「復讐」。酷い邦題が多い中、この題は悪くないと思うけれど、個人的にはどうも「僕らのミライへ逆回転」を連想してしまう。

川越スカラ座は12月9日まで。☆2つ半。  
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2011年11月23日

コンテイジョン

contagion


原因不明の感染病が発生してからの数カ月を描いた映画。大スターがちょこっと出てきてはすぐに死ぬ、というのを繰り返していくあたりは三谷幸喜監督の「俺って、こんな人たちと友達なんだよ、凄いでしょ」ノリの映画にちょっと似ている。

スピーディに展開していくところが飽きさせないし、3.11における首都圏の混乱っぷりを実際に見ている日本人からは「銃社会で東京と同じことが起きたら、こうなっちゃうかもね」という共感も得やすいはず。インチキブロガーが危機を煽って混乱に拍車をかけるあたりも風刺が効いていて良い。身内に情報をリークしてその安全を確保しようとするのも、秘密のはずの情報が漏れてしまって社会問題化してしまうのも、さもありなん、という感じ。どれもこれもがいかにもありそうなことで、まるでドキュメンタリー映画のよう。

ただ、病気が発生する前の描写が少ないので、登場人物たちの性格描写が物凄く不足している。おかげで感情移入もできず、あ、また死んだ、という乾いた印象を受けてしまう。

僕はバイオテクノロジー専門ということもあって、恐怖感もないし、まぁこんなもんだ、タイトな作りの映画だなぁ、ぐらいの感想しか持たないのだけれど、専門外の人(世の中の大多数は専門外だろうけれど)が観たら、もうちょっと怖く感じるのかも知れない。全然関係ないけどサルが可愛い。

ところで、この映画、観ている最中に「あ、これ、字幕は松浦さんだな」と思ったら、やっぱり松浦美奈さんの字幕だった。

評価は☆1つ半。普通に面白い。でも、DVDでも良いかな。  
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2011年11月11日

新少林寺

shaolin


試写会で鑑賞。

辛亥革命時代の中国を舞台に、失脚した将軍と、失脚の原因を作った裏切り者の戦いを描いたカンフー映画。

どんだけ派手にやりあうのか、と思っていたら、意外とアクションは地味に進んでいく。むしろ、政治劇のような感じで、テンポも遅いので、正直眠くなる。裏切りが起きて、将軍が失脚したあたりから派手になるのかと思いきや、将軍は普通に出家して、地味にトレーニングしている。相変わらず、テンポが遅い。もっと眠くなる。

あぁ、このまま終わってしまうのかな、と心配になってくるラスト45分くらいからは俄然面白くなってきて、どうして最初からこれをやってくれなかったの、という感じになるのだが、そのまま終劇。中心人物達が繰り広げるアクションシーンはどれも見事。スター・ウォーズのダース・ベイダー対オビ=ワン・ケノービがこのくらいやっていたらなぁ、という感じ。主人公の二人はきちんとキャラが描かれていて、全体を通しての心の変化もわかりやすい。

逆立ちシーンなどで明らかにワイヤーだってわかってしまうところもあったけれど、基本的に俳優さん達が体を張って頑張っているのが伝わってくる。あと、女優さんがすごく可愛い。

編集が雑だったり、マイナスポイントはいくつかあれど、カンフー映画としては上出来な部類だと思う。評価は☆2つ半(女優さんで半分おまけ)。  
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2011年11月09日

カイジ2

kaiji2


カイジがイマイチイケテなかったので(レビューはこちら)パスるつもりだったんだけど、マガジンに載っていた吉高由里子のグラビアが可愛かったので観てきた(笑)。

前回はちょっと散漫な感じだった対決だけど、今回はパチンコ「沼」だけが基本なので、勝負についてはきっちりと見せてくれた。ただ、所詮パチンコなんだけど。裏の裏の裏を読む、ぐらいはやっていたと思う。ただし、全体的なストーリーはやや凡庸。「こうなるだろうな」という展開に大体なってしまう。ただまぁ、ラストのオチは想定の範囲内とは言っても、思わず笑ってしまった。

全体的にハリウッド映画的な、音楽でずっと引っ張り続けるような映画。つまり、音楽が鳴りっぱなし。なので、映画館で観たほうが楽しめると思う。その一方で、サラウンドの処理はあまりにもわざとらしく、もうちょっと自然にできないのかなぁ、と思ってしまう。つまり、「ほら、サラウンドですよ」という押し付けが感じられてしまうのだ。これがあると、ちょっと白けてしまう。

主人公の藤原竜也は相変わらず歯並びが悪い。前作同様のわざとらしい演出は健在で、慣れてしまえばこれはこれでありなような気がしてくるから不思議。だけど、本作で出色なのは伊勢谷友介。人間失格、あしたのジョーと、主役を食ってしまう演技は健在。個人的には今一番注目している男優である。香川照之は今回はちょっと抑え目。この人はあんまり前に出過ぎないほうが逆に存在感が出て良いと思う。そしてもちろん吉高由里子。可愛い。演技は、うーーーん、まぁ、良いじゃないの。

ということで、ストーリー的には大きな破綻もなく、☆2つ。だけど、伊勢谷の頑張りと吉高の可愛さで☆半分おまけして、☆2つ半。

映画館で観るのをオススメ。  
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2011年11月08日

塔の上のラプンツェル



劇場公開時に3Dで観たかったんだけれど、地震があったり、3D映画館が休館だったり、忙しかったりで結局観ることができず、今頃DVDで鑑賞。

なるほど、これはできが良い。無理のないストーリー、スピーディな展開、豪華な色使い、魅力的な登場人物たち、耳に馴染みやすい音楽、そして、めでたしめでたしなラスト。さすがにディズニーだな、という感じ。

同じようなプロットの映画に「八日目の蝉」があると思うのだけれど、随分と違う映画になるものだなぁ、と思う。どちらが良い、ということはないんだけれど、「蝉」を先に観ているので、「実際には、こうはならないよね」と、ちょっと冷ややかに感じてしまうところもある。

原題はTangledだったみたいだけれど、ラプンツェルでもなく、塔の上のラプンツェルって、それは風の谷のナウシカですか?という感じだけど、「の」を使うジブリ風味のタイトルは日本人受けが良いんだろう。あと、いくら聞いても「ラプンツェル」じゃなくて「ラプンゼル」あるいは「ラプンズエル」であって、それは英語発音なんだから当たり前。

IMAXで観たかった。評価は☆2つ。  
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2011年11月05日

RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ

railways


試写会で鑑賞。会場内は物凄く年齢層が高くてびっくり。真面目に、冗談じゃなく加齢臭がした。仕方ないけど。

さて、前作がイマイチだったので(下記参照)

RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語

本作も全く期待していなかったのだけれど、今回は普通に面白かった。余貴美子と小池栄子が上手なのは最初からわかっていたんだけど、他の役者も上手。このあたりの、役者の厚みは前作と同様。三浦友和も、「赤い疑惑」ですげぇ長いキスシーンを演じていたのはもう40年近くも前なのか。あのドラマで「コバルト60」って脳みそに刷り込まれたよね(笑)。加えて、ストーリーも普通に面白い。定年間近の旦那と、旦那の定年を待って自分の時間を持ちたいと考えた妻のすれ違いを描いている。脇役も結構細かく人物描写されていて、必要にして十分な感じ。

ただ、満点という感じでもない。90分まで良かったのに、仕上げの30分でずっこけた。まずは雷雨の中の電車のエピソード。そんな偶然、あるわけないじゃん、という感じでドッチラケ。あぁ、もったいない、もったいない。こういう脚本で映画をダメにしちゃう人って、いるよねぇ。もうひとつは最後の仕上げ。こんな展開、現実的じゃないよ。って、ネタバレになっちゃうから書けないけれど、こういうエンディングは、これまた脚本家さん、どうなの?僕が思うようなエンディングだとしても、きちんと良い作品になったと思うんだけれどねぇ。

細かいところだと、この間観た別の映画でもそうだったんだけど、口紅したまま寝るの、ちょっと普通じゃないよね。どうして映画の中の女優さんたちは寝起きでも口紅しているの?あと、定年までの勤務期間が35年から途中で42年に変わった気がするけれど、これは僕の気のせいかも知れない。

昔、仕事で泊まった宇奈月の延対寺荘が懐かしかった。50歳以上のおじさん、おばさんは楽しめると思う。評価は☆2つ。

ということで、ネタバレレビューは追記に書きます。本当に酷いネタバレする(しかも、ネタバレはこの映画だけじゃないかもよ)ので、覚悟がない人は見ちゃダメ、ゼッタイ。  続きを読む
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2011年11月04日

大奥

大奥 <男女逆転>豪華版DVD 【初回限定生産】

柴咲コウと堀北真希の二大「ダメ映画・女優」(「ダメ・映画女優」ではない。すなわち、ダメな女優じゃなくて、この人が出ている映画はダメ確率が高い、という意味。ただし、柴咲コウはダメ・映画女優の可能性もある)出演なので、「これはダメだろうな」と思って劇場ではパス。ようやく準新作になったので観てみたけれど、予想通りひどかった。

江戸時代に病気が流行して男が女の4分の1になってしまった、という仮想世界での話なんだが、まず、見た目、4分の1どころか400分の1ぐらいの感じ。これは映像表現が下手くそだからかな。さて、そういう違和感を持ちつつ映画を観ていると、まず役者の演技力に問題あり。和服を着て学芸会をやっている現代ドラマみたいだ。役者が下手なのか、演出が下手なのか、多分両方だろう。「やれやれ、酷い映画を借りちゃったな」とスタート30分で感じたけれど、映画鑑賞はここからが勝負。大体、我らが女王、柴咲コウはまだ全然出てきていないのだ。

主人公が意味不明な理由から大奥に入って、これまた意味不明な感じで出世して、意味不明なライバルを蹴散らし、なんか謙虚な姿勢でいたら幸運の女神(もちろん柴咲コウでもなければ堀北真希でもなく、ご都合主義の原作者か脚本家)がにっこり微笑んで出世街道まっしぐら、という展開。このあたりもやれやれ感がただよう。

その後の展開も「それはない」の連発でラストの後味も個人的には悪い。お墓のシーンがないならまだマシだったかも知れない。

じゃぁ、セットや衣装が素晴らしいのかといえばそんなこともなく、斬り合いのシーンも下手くそ。登場人物たちの描写も含め、何から何まで薄っぺらい。ラストまで見るべきものは何もないので、これを観るのは単に時間が無駄なだけ。  
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2011年10月30日

ステキな金縛り

kanasibari


良いテンポで進んでいく喜劇で、この手の映画にありがちな説教臭さもあまり感じられず、楽しめる。三谷人脈で集めた役者たちはチョイ役でも存在感があって、これも楽しい。

しかし、この映画、大事なところが欠けている。おかげで、観終わった瞬間に「面白かったけれど、あれ?これって、満点な感じがしないのはなぜ?」と感じてしまった。足りないのは、本来縦軸になっているはずの殺人事件の顛末。このエピソードがあまりにもお粗末なのだ。犯人はなぜそんな面倒なことをやったのか、そのあたりが異常なまでに描写不足。多分、「面白ければ良いでしょ」という感じなんだと思うのだが、片手落ちと言わざるを得ない。

草なぎパートはジャニーズ事務所の圧力なのかなぁ、とか、市村パートが必要以上にしつこいのは篠原涼子の付録なのかなぁとか、このあたりはテレビ業界の付き合いとか、色々と難しい問題があるんだろう。深キョンの胸の谷間ぐらいの方が楽しめたと思うのだけれど。

かなり笑えたので評価は高いけれど、満点はつけられない、そんな感じ。

評価は☆2つ半。  
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2011年10月23日

ツレがうつになりまして。

tureutsu


僕は堺雅人の演技が好きだし、宮崎あおいも同じ年代の役者の中では好きな部類なので、結構楽しみにしていた。

お前ら、ついこの間まで13代将軍家定と篤姫だったろうに、随分と落ちぶれたものだな、とも思った(ついでに言えば英姫も出ていた)けれど、それはそれ。二人の静かな演技はなかなかに微笑ましく、時間を気にせずに観ることができた。

気に入らない点は4つで、ひとつめが「頑張らなくても良い」というやつ。もちろん、うつ病の人間が頑張る必要はない。しかし、うつ病じゃない人間は頑張らなくちゃしょうがないだろ。離婚する友達に頑張らなくても良い、と話しかけるのはどうにもいただけない。それと、「できないさん」のカミングアウトのシーンがしつこすぎる。そういうシーンをさらっと通りすぎるのが「イキ」というやつだと思う。余分な親切心は野暮でしかない。あと、僕は身近にうつ病の人間がいて、そのおかげで僕の人生まで物凄く大きな影響を受けた。その経験からすると、この事例は深刻さがなさ過ぎる印象も受ける。症状の重軽はあると思うし、病気の認知度をアップさせるという意味では決して悪くないけれど、「こんなものだ」と思われてしまうのも、またちょっと違う気がする。あと、ラストの、例のJ-コミックムービー的な演出はどうなのかなぁ。この映画では不要だったと思う。

ということで、この4つが減点ポイント。個人的に一番嫌だったのはひとつめ。でも、それ以外は2時間、全く時間を気にせず最後まで楽しめた。

イグアナが、宮崎あおいの横から瞬時に堺雅人の横に移ったように見えたのは気のせいだろうか。でも、イグアナってでかいんだね。飼いたくなった。  
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2011年10月22日

ハラがコレなんで

Yahoo!の試写会が当たったので観てきた。

harakore


東京の片隅に残された長屋を舞台にしたコメディ映画。

「多分こんな感じだろうな」と予想していた通りの内容だった。日本映画らしい乾いた笑いがずっと続いていくあたりはなかなか評価が高い。ちょっとオーバーな演出が「やりすぎ」の一歩手前のギリギリのところを綱渡りしていくところが良い。

ただ、ほんのちょっとしたところなんだけれど、カフェからの引越しのシーンとかで「あー、低予算だなぁ」とわかってしまうシーンがチラホラあって、もうちょっと低予算なら低予算なりに工夫できたら良かったのになぁ、と思った。

それにしても、こういう子供時代と大人時代を並行して描く映画って、そっくりな役者を良く探してくるよなぁ、と感心する。

個人的にはクライマックスの爆発以降、ちょっとついていけなくなった。最後まで同じテンションでいけたら良かったのにな、と思う。あと、東京から福島ってあんなに遠くないよね(笑)。

サラリーマンには理解不能だろうなぁ、というセリフがあちこちにあって、そのあたりは楽しめた。とりあえず、風向きが変わるまでは昼寝だよな、というのは共感する(笑)。

評価は☆1つ半だが、面白かった。  
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2011年10月07日

Rise of the Planet of the Apes(猿の惑星:創世記(ジェネシス))

ape


予告編を観ていたら面白そうだったので早速観てきた。

悪くない。特撮はチンパンジーな方々がときどき重力の法則を無視してフワッと浮いちゃうのはどうかと思ったけれど、その他は結構良い感じ。表情も良く出ている。

ただ、まず最もいただけないのはウイルスの設定。最初のALZ112が普通の投薬タイプだったのに、二つ目のALZ113が空気感染タイプになっているのがそもそも謎だし、そんな空気感染するような致命的ウイルスであればバイオセーフティレベル的に絶対にBSL4のはずで、冷蔵庫にしまっておくわけがない。もちろん、サルが簡単に入手できるわけもない。また、そのアンプルを開けたら水蒸気が出てくるのも謎。そりゃぁ、観ている人間にわかりやすいように、ということだろうけれど、あまりにも幼稚な演出だ。サルの知能はアップするのにヒトは死んじゃう、しかも呼吸器に影響が出るというのも意味不明。このあたり、もっとしっかりした設定にしたら面白かったのに。

前半は凄く良い感じで進んでいたのに、霊長類センターみたいなところに移ってからは一層現実味がなくなってしまい、「お前ら、銃とかほとんど見たことないんじゃないの?警察とか知ってんの?『死』の概念だってないんじゃないの?」と突っ込みたいことはてんこ盛りになってくる。

「猿の惑星」に続く物語として遺伝子操作されたチンパンジーがいた、という初期設定は抜群に面白かったのだが、「猿の惑星」の旧シリーズの立場はなくなってしまった。

どうでも良いけど、ハリポタの登場人物で最初に他の映画で見つけたのがマルフォイだったとは(笑)。

関係ないけど、原作にない「創世記」という単語を使いつつ、「ジェネシス」とよみがなをふるあたりに自作自演な感じがしてちょっとセンスを疑う。あと、字幕は戸田奈津子センセイです。

評価は☆2つ。  
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スマグラー

sumagura


試写会で鑑賞。

痛い、痛い、痛い。ちょっと痛すぎます、この映画は。面白い撮り方とかしているけれど、それ以上に痛くて、痛くて、痛くて、うーーーん、ちょっと観てらんない。特に後半。そのくせ、そんなに痛かったはずなのに、ラストではわりとケロッとしているし。うーーーん。

松雪泰子はよかった。この人はデトロイト・メタル・シティのデスレコーズ社長とか、その手の役が良く似合う。あと、背骨の人。高嶋兄はどうしちゃったんだ(^^;怖いよ。「探偵はBARにいる」の高嶋弟もすごかったけれど。高嶋兄弟は芸風が一変しちゃって、言われないとわからないくらい。

なんていうのかな、冷たい熱帯魚とかの方がずっと大丈夫っていうか、つまり、「もう殺して」って感じ?

物凄く神経に障るので、こういうのが好きな人には凄く面白いんだと思う。だけど、僕はちょっと無理だった感じ。冷たい熱帯魚は楽しめるけれど、これは無理。ということで、帰りがけに担々麺を食べて帰りました。

評価は☆ゼロ。ただし、今回最低の評価なのは、最高の評価ってことの裏返し。そのあたりを読み取っていただいた上で、鑑賞は自己責任で(笑)。  
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2011年10月03日

サンクタム

sanctum


ニューギニアの原生林の中にある洞窟を探検するのだが、その途中で嵐がやってきて、洞窟が大洪水に・・・というパニック映画。特段凄いストーリーがあるわけでもなく、水の中で迷子になったり、電気が切れたり、と、色々なトラブルを抱えて、さぁ、どうするんでしょう、というのを楽しむ作品。

まぁ、悪くないんだけど、一番気に入らないのはあんまり3Dである必然性が感じられないってこと。にも関わらず、2D版は公開されていないのである。これはちょっとなぁ。ただ、映画の日に1,400円で観たから、まぁ許せるかな。これが2,200円とかだったら、多分許せないと思う。それで、3DしかないならせめてIMAXで、と思ったら、IMAXではやってないのね。何でそういう中途半端なことを・・・。吹き替えで観たけれど、うーーーん。このいかにも吹き替えっていう喋り方はやっぱり好きになれない。不思議だけど、画面を見ていなくても、「あ、吹き替えだ」ってわかるよね。

公式サイトには「その迫力と臨場感は、唯一無二」って書かれているけれど、別にそんなことないと思う。「『アバター』以上の興奮と感動を呼び起こすだろう」ってことは全然ない。大体、感動する映画じゃない。

全編水浸しなので、凄く水が必要だっただろうなぁとは思うんだけれど、それだけ。評価は☆1つ。  
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2011年10月01日

モテキ

moteki


僕は長澤まさみが今ひとつ好きではない。写真を見ると可愛いし、スタイルも抜群だけど、映画の中に入るとパッとしない。この子、こんなに可愛いのにどうして映画になるとダメなんだろうなぁ、と思っている。J−コミックムービー(=JCM、下妻物語、デトロイト・メタル・シティといった、派手なリアクションやフキダシなど、漫画的な表現を多用する映画。インド映画のように踊るシーンが含まれることもある。漫画が原作ということではない)も、ちょっと背中がむずむずする気がして、苦手にしている。だから、冒頭のシーンから、文字が流れたり、はめ込みの画像がでてきたりして、「あ、これはヤバイ」と思ってしまった。この雰囲気はテレビ的なオープニングまで続いた。

しかし、これ、爆笑映画だった。涙が出るまで笑ったのはいつ以来だろう。あの、夜のるみ子の「もうB'zとか聴かないから」って、ごめんなさい、僕が悪かったから、もう許してっ!って感じだった。椅子から落ちるかと思った。

ナタリーとか、ツイッターとか、最初のシーンから、エンドロールまで、ネット文化の影響が物凄く強く出ているので、そのあたりが40代以上にはちょっと辛いかも知れないけれど、アラサーぐらいならかなり楽しめるんじゃないかなぁ。ラストだけ、僕はあんまり好きじゃないけれど、それほど大きな問題じゃないかな。あと、それほど「モテキ」でもなかった。普通。JCMが嫌いな人って多いから、好き嫌いは分かれそうだけど。

TENGAが結構しつこく出てきていてそれはそれで爆笑だったけれど、TENGAって、そこまで認知されているのかな?ネット文化圏以外に「邪悪なメモ」とか読んでいる人って、そんなにいるとも思えず(ネットコンテンツだから当たり前)。でも、あのTシャツはちょっと欲しい。

それにしても、長澤まさみの走るフォームはきれいだねぇ。「風が強く吹いている」の林遣都も走るのが上手だったけれど、長澤まさみのフォームも良い。パパが元サッカー日本代表だからかなぁ。単に脚がきれいってことじゃないんだよな。それも含め、生まれて初めて、長澤まさみが映画の中で可愛く見えた。可愛い女の子を可愛く撮るのにこんなに時間がかかったのはなぜなんだろう。

JCMはコンスタントにこうやって傑作が出てくるんだよなぁ。それが凄い。あと、オザケンが似合う(笑)。蛇足ながら、最近のミニカーの凄さにびっくりした。

多分、もう一回観てくる。☆3つ。  
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世界侵略:ロサンゼルス決戦

los


なんとも、見所のない映画。

まず、ストーリーが酷い。何を見せたいのかさっぱりわからない。っていうか、単に米軍すげぇ、っていうことをアピールしたかったんでしょうね。

大体さ、宇宙からやってくるんでしょ?なんだよ、あの弱っちいエイリアンは。急所があるのかよ(笑)。無人機って、管制機がやられたら止まっちゃうのかよ。自分で考えて動けよ。それで、「水が欲しいに違いない」って、アホですか?外宇宙から飛んでくるような科学力のあるエイリアンが水が欲しいぐらいの理由で惑星を破壊するの?どんだけおめでてーんだよ、という感じのクソ設定。

エイリアンや宇宙船の造形もありきたり。っていうか、またこれかよ、という感じ。この手の映画って、米国人にとっては寅さんみたいなもんなんですかね?いつも、何度でも、楽しめるんですか?僕は全然駄目だな。

こんな映画、観る価値ない。ツタヤで借りるのも馬鹿らしいレベル。評価は☆ゼロのダメ映画。  
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2011年09月26日

蛍火の杜へ

hotarubi


仕事と仕事の合間にちょっと時間があったので、ふらっと観てみた小品。これが、結構な掘り出し物。原作は少女漫画のようだけれど未読。

「人に触れてしまうと消えてしまう」という魔法をかけられた青年と、女の子の交流を描いたもの。その儚い感じが凄く良かった。雰囲気が蟲師のシリーズのようなすごく静かな感じなので、眠くなっちゃう人もいるかも知れないけれど、無駄に長くないので寝る暇はないだろう。起承転結がしっかりしていて、ちょっとした見せ場もあって、どうやってこの風呂敷を畳むんだろうと思ったら、意外な畳み方でそれはそれで納得。もうちょっとだらだらやっちゃうのが男目線だけれど、そうではなくてすっぱり終わるとこも潔い。

音響がちょっとどうなのかなー、というのと、静止画が非常に多かったので、もうちょっと動かしてくれ、と思ったけれど、静止画が多いのも、この手の奇譚ものだと定番っていうか、良くある演出方法で、それほど違和感がない。あとはこれといってマイナスポイントがない。

これ、東京はシネ・リーブルしかやってないのか・・・。1,000円で45分。先日観た「とある飛空士への追憶」もこのくらいのコンパクトな作品に仕上げればよかったのに、と余計なことを思いつつ、こういう良質な作品に観客が集まるようになって欲しいなぁ、と思う。  
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2011年09月24日

とある飛空士への追憶

toaru


試写会で鑑賞。

全然ダメだ、なんだこの映画。サマーウォーズの出来がすごく良かったので期待していたのだけれど。

王子の婚約者を空路で敵国に制空権を握られた空域を抜けて王子の元へ運ぶ、というストーリーで、どうやって2時間(実際には1時間40分程度)もたせるつもりなんだろうと興味津々だった。オープニングは悪くない。そして、出発までも良い。だけど、問題はここから。何もイベントがなかったら、それまで。じゃぁ、何が起きるのかって、ワンパターンで敵が攻撃してくるだけ。ローマの休日だってもうちょっと色々イベントがあったろうに。ただ、攻撃を受けたあたりまではまだ良い。着陸したあとが酷い。なんだよ、これ。もう、背中がムズムズするだけ。王子の婚約者は何と言ってもクラリスだよ。一方でこの子は何なの。なんかもう、酷い。邪魔だから髪を切った、ぐらいまでは許すとしても、なんだよ、その服は。そしてラスト。その袋の中にはそんなにたくさんの・・・・って、これはネタバレだから自粛。どぼんどぼんと海に落ちる女の子も繰り返すと「アホか」って感じ。

足りないのはストーリーだけじゃない。演出も全くない。ひらひらと舞う飛行機のシーンは確かに良くできているけれど、演出不足が物凄く気になる。そんな急旋回したら、お姫様、ブラックアウトしないまでも吐くでしょ、普通。

ただ唯一、日本海軍が開発した先尾翼型局地戦闘機「震電」を、名称もそのままに登場させた点だけは評価できる。

お子様ランチ的なラブストーリーで、とても大人の鑑賞には耐えない。  
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2011年09月19日

日輪の遺産

nichirin


太平洋戦争末期、陸軍の中枢の密命を受けてマッカーサーの財産を隠す、という、これだけを読むと謎が謎を呼ぶサスペンスみたいだけど、どちらかと言えば恋愛ドラマのようでもあり、人情ドラマのようでもある謎の作品。

そろそろクライマックス、と思ったところから引っ張りまくるあたりはあしたのジョーのようでもあり、退屈。ただ、あしたのジョーは美術が酷かったけれど、この映画の美術は頑張っていた。ちゃっちいセット感がないのが良い。加えて、主要な4人の役者の熱演が光る。真面目顏でもにやけているように見えてしまう堺雅人はこの映画でも良い味を出していた。

いただけないのはこれみよがしに過去と現代を行ったり来たりする脚本。現代パートは全部不要でしょ。それで、真柴はどうなったのさ。誰が爺さんなのかのネタバレも早すぎでしょ。

良いネタ、良い役者をつぎ込んでおきながら、クソな脚本が全てを台無しにするという、邦画の黄金のパターン。これって、やっぱりあれですかね、戦争ものだけに、おじいさん、おばあさんの動員を図りたくて、八千草薫を出すために色々無理しちゃったって感じですか?色々良いシーンもあっただけに、なんとももったいない。

評価は☆半分。  
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2011年09月18日

アンフェア the answer

「雪平夏見最後の事件」の前作を引き継いだ続編。最後の事件の後だから、もう事件は起きないのかなぁ、と思っていたら、ちゃんと起きたのが不思議。タイトルと主人公は一緒だけれど、前回は親子愛映画、今回はホラー映画と、トーンは180度別方向。

本作、監督・脚本が佐藤嗣麻子。この人、過去にアンフェア the movie、SPACE BATTLESHIP ヤマトと大爆笑映画を連発している人なので、嫌でも期待が高まる。

ところが、突っ込みどころ満載なことを凄く楽しみにしていたんだけれど、その期待は裏切られてしまった。せいぜい、「そんな風に車が吹っ飛ぶわけねぇじゃん」とか、「いくら何でもそのメモをそこに落とすのは検挙率ナンバーワンの女デカがやることじゃない」とか、「お前らホルモン食ってる場合かよ」とか、「そのUSBの仕掛けはすごすぎるぞ」とか、「その見せ方ってソウ・シリーズの丸パクリだよね」とか、「それで、あいつら何で殺されちゃったの(爆)?」とか、「そんなすげぇ人たちが初期型Xperiaを大事に使っているって何なの?」とか、「おーい、いくら何でもカップヌードル、伸びちゃうよ!」とか、「警視庁(東京都の警察)と北海道警察(北海道の警察)って、そんなに人事交流するものなの?」とか、「そんなに大事ならUSBごと関係者を全部殺しちゃえよ」とか、「あれ?前作でもらったUSBと、今回のUSBって別物?同じバッファローだけど」とか、「そんな大事なパソコンにそんな大事なUSBをつなぐときに、なにゆえネット接続したままなの?アフォですか?」とか、「携帯がスイッチって、携帯持っていなかったらどうすんだー」とか、「その超小型GPS、電源どうしてるんですか?」とか、「雪平夏見って、ずぼらなくせに寝ている時も化粧バッチリなんですか?」といった程度。どれもこれも小粒だ。もっと、前作みたいにどーーーんと馬鹿でかい穴が欲しかった。

あとは突っ込もうと構えていると、実はそんなのはお見通しでござる、みたいな感じで、ツッコミを空振りさせるような、うっちゃりのストーリー展開。要はこの映画、一見「権力と、それに立ち向かう女性刑事」みたいな感じに見せておいて、その実、「ツッコもうと手ぐすねを引いている観客と、その鼻をあかしてやろうと考えている脚本家」の戦いなのだ。

それで、ストーリーが抜群に面白いかと言われればそこまではいかないんだけれど、監督のやりたかったことはなんとなくわかる。主なインスパイア元は「羊たちの沈黙」とか(女デカが犯人の隠れ家に単身忍びこんで対決するところ)、「ソウ・シリーズ」(「シックス・センス」とかも共通)とか(ラストにフラッシュバックあたり)、「ノーカントリー」とか(犯人の姿)といったあたりかな?別にそれほど消化不良ということもなく、そこそこまともなホラー映画に仕上がっていたと思う。ただ、テレビでの放映が念頭に置かれているせいだと思うのだけれど、残酷シーンはちょっと中途半端。ホラーを狙うならもっと徹底的にやらないと。あと、篠原涼子を目当てにきた客はホラーにずっこけると思う。

個人的にどうなのかなー、と思うのは、映像が映画っぽくなくて、すごくテレビ的ってこと。テレビドラマの延長だからこれでもいいのかも知れないけれど、これなら2時間ドラマでもいいじゃん、と思わないでもない。あと、音楽が物凄くチープ。加えてサラウンドの処理が物凄く稚拙。洋画は冒頭からラストまで、わりとゴージャスな音楽が鳴りっぱなしで、それで画像を引っ張っちゃうところがある。だから、音楽にも手を抜けないし、サラウンドの音響効果も凄く大事になる。邦画はわびさびの延長なのか、音楽が鳴っていないことが結構あるので、どうにも音楽と音響に手を抜きすぎるきらいがあると思う。絵作りと音楽をもっと頑張れば良かったのにねぇ、と思う。

俳優さんは結構頑張っていたと思う。特に僕の大好きな大森南朋が活躍したのはとてもナイス。

以下、超ネタバレのため、追記に書きます。未見の方は見ちゃダメ、ゼッタイ。



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2011年09月14日

探偵はBARにいる

b13cfded.jpg大泉洋主演のコメディハードボイルド(笑)。

ルパン三世を実写にして泥棒から探偵にするとこんな感じかな、という作品。相当に抜けている大泉洋と、例によってぶっきらぼうな松田龍平がコンビを組んで、大泉ゆかりの札幌で大暴れ、という感じ。

もちろんトーンはどこまでもすっとぼけていて、ナレーションから音楽まで全部2.9枚目ぐらいを行っている。おかげであちこちで笑える楽しい作品に仕上がっている。すっとぼけたお色気も多少あり。

主要人物の配置があまりにも単調なので、謎の依頼人がすぐに見当がついてしまう、というのがこの作品の最大の欠点。それさえなければ、軽妙な会話をベースにした良い脚本だったと思う。ハゲでヒゲとか。ただ、最大の欠点は本当に欠点なので、もうちょっとなんとかならなかったのか。

コメディならコメディで良いんだけれど、それにしても謎解きの部分は謎解きとしてとっておいて欲しかった。

どうでも良いけど、大泉洋って歯並びが悪いのは下だけじゃなくて、上は鮫みたいに二列なんだね(笑)。松田龍平はふと気がつくといつも同じような演出。味があるとは思うけれど、いつも同じじゃぁ芸がない。あと、小雪は相変わらず可愛い。竹下景子と高嶋政伸の変貌ぶりにも驚いた(笑)。

そして、ラストに出てきたオセロの盤面はおかしい。あの状態はゲームをちゃんとやっていたら絶対に現れない。「勝手に宣伝部」でツッコミ動画を作るなら絶対にツッコむ場面。あと、あの短銃、いったい何発弾が入るんだろう???

評価は☆2つ半。十分に笑えた。

以下、超ネタバレのため、追記に書きます。未見の人は覚悟して読むように。  続きを読む
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2011年08月29日

RED

RED/レッド [DVD]

退役したスパイ達が命を狙われて再集結して敵に立ち向かう、というコメディ映画。ストーリー的にはご都合主義でちょっと難あり、という感じなんだけれど、コメディだし、何しろ脚本が良いので笑いっぱなし。良い役者をたくさん使って、こういう贅沢なコメディを作れてしまうところが米国の凄いところ。主要登場人物の性格付けが上手だし、007のパロディとかもあって楽しい。テンポも良い。

最後に出てくる重要人物がちょっと影が薄すぎて、「あんた、誰?」みたいな感じだったのが惜しい。これでもうちょっと意外性のある展開だったら凄かった。

どうでも良いけど、アボカドの葉っぱはあれ、フェイクだよね?実際の葉っぱはあんなじゃないし、あんなふうにも生えてこない。うちには2つ、種から育てたアボカドがあるけれど。小さい頃の葉っぱの生え方はこんな感じ。

http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51064411.html

やっぱり、映画って脚本が大事だよね。DVDじゃなくて映画館で観たかった。評価は☆3つ。  
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2011年08月26日

ライフ

onelife


試写会で鑑賞。

ほぼほぼドキュメンタリー。「こんな生物の不思議、知らなかったでしょ?」「こんな映像、観たことなかったでしょ?」という、生き物に関するびっくり映像をつないだもの。バランス的に言うとアフリカが多かった印象。

僕のような生物系のクラスターにはある意味おなじみの画像だったりするけれど、それでも「へぇー」という感じで飽きずに90分楽しむことができた。だけど、この映画はどちらかと言えば子供向き。小学校低学年ぐらいから十分に楽しめる内容になっていると思う。ちょっと難しいかな、と思ったのは「無精卵」のくだりぐらい。これは、ちょっと理解出来ない子供がいても不思議じゃない。だけど、あとは難しい言葉もなく、生命の不思議を垣間見ることができると思う。

知り合いに推薦して、7歳の子供と一緒に観てもらったのだけれど、「かなり夢中で観ていた」とのこと。大人にはちょっと説教臭いコメントがどうなのかな、と思うけれど、子供にはちょうど良いかも。もう夏休みは終わりだけど、親子で観に行くのには非常に良いのではないかと思う次第。

こういう映画は、誰でも楽しめるというわけではなく、生き物に興味があるかどうか。そういう意味では、観る人を物凄く選ぶ。生き物って、色々あって楽しいよね、という人なら誰でも楽しめるはず。

評価は☆2つ。  
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2011年08月24日

シャンハイ

gong


「勝手に宣伝部」の部員になって幾年月、どうなったのかなぁ、と思っていたら、勝手に宣伝部は実は正式には「勝手に宣伝部(仮)」であったことが判明!って、この(仮)って流行りですか?僕が10月に出す予定の本も「総統閣下はお怒りです(仮)」となっていますが(笑)。あ、関係ないですが、「総統閣下はお怒りです(仮)」のフェイスブックページはこちらです。ぜひ、「いいね」を押してください。本の発売開始まで、ここだけの話がてんこ盛り(になるはず)です。

「総統閣下はお怒りです(仮)」フェイスブックページ
http://www.facebook.com/sotokakka

さて、その勝手に宣伝部(仮)ですが、広告宣伝特殊部隊「宣伝グリーンベレー」として活動を再開したとのよし。詳細はこちら。

リリー・フランキー「宣伝グリーンベレー」プロデュース『シャンハイ』「俺のコン・リーはお前だ!」
http://eonet.jp/cinema/news/domestic/detail_670.html

部員の僕も知らなかった!っていうのはともかく、おお、コン・リー、可愛い。ということで、まずはシャンハイを観ておかなくちゃ、ということで、早速観てきました。

えっと、グリーンベレーの一員だからって、褒めなくても良いんですよね(笑)?ということで、正直に書きます。

まず何と言っても難しい!米国、ドイツ、中国、日本といった国々がシャンハイを舞台にスパイ合戦を繰り広げている、というのがバックグラウンド。しかも、第二次世界大戦の日米開戦前夜。なので、人の顔を覚えたり、固有名詞を覚えるのに必死。字幕もたっぷり。これは脳みそが疲れます。そこで!まずこのレビューを読んで、「よーし、観てこよう」と思った人は、公式サイトの人間相関図を観て、頭に入れておくこと。これ、必須。「ネタバレじゃーん?」とか思う心配なし。そりゃぁオフィシャルサイトなんだから心配ご無用。

直リンはれないので、次のURLから作品情報→人物相関図へ
http://shanghai.gaga.ne.jp/site/

それから、1941年12月のシャンハイの状況についても理解が必要。太平洋戦争の開戦直前、シャンハイは英国、フランス、米国、日本が「租界」という外国人居留地を作って睨み合っていた。そのあたりについてはウィキペディアで勉強。ただ、細かい知識は不要なので、ざーーーっと流し読みして、あぁ、そういう時代だったのね、と理解しておけば十分。

ウィキペディア「租界」

で、ようやく本編です。スパイが命をかけて暗躍しているのだけれど、どうにもその根っこの所が見えてこない。一体この人たちはなぜ?というのがメインストーリー。終わってみて、「ええっ!そんなことで良いの?」と思わないでもなく、しかし何しろコン・リーは可愛いよな、しかもいい感じで肉感的で、という映画(笑)。

役者さん達がみんな芸達者なので、映画としては楽しめる。ストーリーはハードボイルド。セットは凄く良くできていて、なぜか日本語にも日本語の字幕がつく(笑)親切っぷり。あと、英語と日本語の字幕が並行して出るので、両者をついつい見比べちゃうんだけれど、それをやっていると画面を忘れるから要注意。

一体どんな謎が!!ということでグイグイ引っ張っていって、その落とし所に満足するかどうかは見る人次第ですが、僕はイマイチでした。あーー、リリーさん、ごめんなさい。ということで、演技やらセットやら映像やらで☆1つ半。だけど、コン・リーが凄く可愛いので☆半分おまけして、☆2つ。

#いや、正直、観るのに疲れました。字幕が多くて。事前に勉強しておくともっと楽しめそう。

あ、あと、グリーンベレーのフェイスブックページはこちらです。

■映画『シャンハイ』「俺のコン・リーはお前だ」facebookページ  
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2011年08月19日

インシディアス

insidious


ホラー映画ってあんまり好きじゃないので滅多に見ないんだけれど、試写会のチケットを貰ったので観てきた。

ホラー映画って、音でグイグイ引っ張っちゃうものなんですね。いかにも不快になりそうな、不協和音がなりっぱなし。その上で、「じゃー――−−んっ!!!!」みたいな馬鹿でかい音がなる。画面が暗いから良く見えないんだけど、「えぇっ!!!」みたいな?一昔前のお化け屋敷みたいって言えば良いのかな。明度と彩度を落とした画像も雰囲気を出していたけれど、主役は音。

海外と日本のお化け映画の違い、みたいなのが良くわかる。日本だと、お化けは動かない(瞬間移動はする)けれど、あちらのはすばしっこい。日本は顔が蒼いけれど、あちらは赤い。こちらは恨めしそうだけど、あちらは笑顔。

ストーリーは「ポルターガイスト」みたいな感じ。引越しを契機に子供がおかしくなっちゃって、それを助けるために霊能者がやってきて・・・・と。

以前はお前がやったんだろ、今回もお前が行け、とか、戻ってくるのがそんなに大変なら、まずはこちらの世界で家まで行け、とか、ちょっと突っ込みたくなるところもあった。

なんか、頻繁にびっくりさせられるし、気持ち悪いし、ぞわぞわするし、「瞬きと効果音だけでこれだけ気持ち悪くできるんだ」と、製作サイドの手腕には驚かされる。色々と「なるほどねぇ」と感心させられる。ストーリーなんてないのと一緒ってくらいに何もないけれど、どうせならもっとなくても良かったと思う。後半はストーリーの部分でちょっとテンションが落ちた。

insidiousなんて単語は知らなかったけれど、「狡猾な」とか、「ずるい」みたいな意味らしい。

評価は☆1つ。でも、お化け屋敷でドキドキしたい人には結構良いと思う。  
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2011年08月12日

水曜日のエミリア

theotherwoman


離婚が普通になった時代、親権のありかが複雑になったおかげで、家族関係が一層ややこしくなってきているようだ。そんな米国の現状を切り取ったようなヒューマンドラマ。

出てくる人たちは弁護士だったり、お医者さんだったりと、社会的な地位は結構上の方の人たち。でも、彼らは不倫したり、ヒステリーを起こしたり、子供に当たったり、セックス依存症だったりと、あちこちに欠点を抱えている。そんな中に巻き込まれた子供は変に生意気で、巧妙に嫌がらせを仕組み、大人たちの神経をささくれ立たせる。お父さんに反発した娘が今度は継子に反発されて、という感じで、なんか人間って進歩がないよね、というのをゆったりと見せてくれる。

出てくるのがニューヨークだけ、カーチェイスもなし、という映画だけど、なんというか、医者が弁護士に、個人的な確執を超えて真相を話すあたりは迫力があって凄い。

ナタリーはこの映画で製作総指揮もやっているわけで、ブラック・スワンでのオスカー、結婚やら出産やらのプライベートと、充実しまくってますね。でも、この映画、いつ撮ったんだろうと思って調べたら、2009年だった。時間、かかりすぎ。

ビデオでも良いと思うけれど、映画館で観ても良いかな、と思う。評価は☆2つ。

余談ですが、僕が見てきたセントラルパークのスケートリンクはこんな感じでとても繁盛しておりました。

IMG_2730


IMG_2729
  
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2011年07月23日

モールス

letmein


試写会で鑑賞。

「ぼくのエリ 200歳の少女」という邦題もどうかと思ったんだけど、「モールス」っていうタイトルも酷いなぁと思っていたら、米国での原題は「LET ME IN」だそうで、これで良いじゃん。なんで変な邦題に変更したのか皆目見当がつかない。ハヤカワの文庫本がやっぱり「モールス」なので、もしかしてスウェーデンの原作が「モールス」なのかな、と思って調べたら、「Låt den rätte komma in 」(Let the Right One In, 2004)だった。やっぱりモールスじゃない。だって、この映画のタイトルがモールスって、おかしいもん。

さて、映画はスウェーデンの秀作「ぼくのエリ 200歳の少女」のリメイク。どんな感じでリメイクされているんだろうな、と楽しみにしていたんだけれど、意外とストレートだった。アビーの裸のシーンがなくなっていたけれど、これは元からだよね?エリでは凄く重要なシーンだったんだけど、本作ではそれをセリフで繰り返すことによって観客に理解させていた。場所がロスアラモスに移っていたり、名前が変わっていたり、集合住宅の様子が違ったり、と、設定上の変更はいくつかあったものの、重要な部分での改変はほとんどなかったと言って良いと思う。では、リメイクの意義はあったのか、ということなんだけれど、意義はあったと思う。スウェーデン版が「寒さ」や「静けさ」を恐怖のスパイスにしていたのに比較して、米国版は「孤独」が前面に出ていた。

その上で、本作のほうが格段に怖かった。この映画は恋愛ものっぽく見せておいて、その実、間違いなくホラー。観ていて4回ほど、ゾワゾワゾワって来たので、映画としてはかなり良かったんだと思う。ポイントになるシーンはほとんどスウェーデン版と一緒だったから、死ぬほどビックリするということはなかったんだけど。

ちょっと残念だったのは特撮シーン。わざとああいう見せ方をしたんだろうけど、何か「お金がないんですぅ」という貧乏くさい見え方になってしまっていたと思う。もっとスムーズに動かすことができたはず。一方で、さすがクローバーフィールドの監督と思ったのは自動車事故のシーン。ワンカット・一人称視点での映像には特徴が出ていた。

クロエ・モレッツは中性的な女の子を上手に演じていてナイス。キャンディと覗きが大好きなオーウェンも良い味を出していたと思う。考えてみたら、オーウェンのママは一度も出てこなかったね。登場人物はスウェーデン版よりもむしろ少なかったかも知れない。

レーガンさんの演説も懐かしい。1983年3月の「Evil Empire Speech」の冒頭部分。でも、時代感以外に何か意味があるのかどうかは不明。

ホラーとしての衝撃をたっぷり味わいたいなら、「エリ」は未見で、表現手法の違いを味わいながら楽しみたければレンタルで「エリ」を見てから、「いや、もう観ちゃったんですけど」という人でも、お金を払って観る価値は充分にあると思う。キック・アスの続編を観るのも楽しみになると思う。評価は☆2つ半。  
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2011年07月22日

マイティ・ソー

thor2


宇宙人が地球にやってきて大暴れ、というお話なので、結構良くあるパターン。地球人は一方的に巻き込まれて迷惑なだけ、という感じなのだが、宇宙人もほぼ人型なのであまり違和感がない。ちょっと新しいのは地球にやってきたスーパーマンが自分の国ではサラブレッドのくせして乱暴者で、王様であるパパに勘当されてきたっていうところ。それで、その乱暴者が地球人との交流を通じて成長する・・・って、あれ?なんかどこかで聞いたことがあるような、ないような、まぁどうでも良い。

僕からすると、ソー(『th』なのでソーと表現するとちょっと違う(カタカナだとsoになっちゃう)気がする)が成長するのが早過ぎるというか、あっという間にいい人になっちゃって何でー????という感じだけれど、そこに時間をかけていると(例えばベジータさんみたいに、ダークサイドから抜け出るのに時間がかかっちゃうと)映画をパート5ぐらいまでつくらなくちゃならなくなるので仕方がなかったんだろう。っていうか、ソーさん、笑顔が可愛いし、もともとそんな悪いヤツじゃないけどね。ベジータよりは魔人ブウって感じ。あー、そうか、宇宙人が地球にやってきて、宇宙人同士で戦ったおかげで地球人が大迷惑っていうのはドラゴンボールと同じパターンか。

この映画で何よりも良かったのは、スター・ウォーズ、ブラックスワン、Vフォー・ヴェンデッタ、宮廷画家ゴヤは見た、ブーリン家の姉妹・・・と、出る映画、出る映画、ことごとく眉間にシワを寄せている不幸な登場人物の役ばかり演じていたナタリー・ポートマンが、とっても幸せな役だったということ。オッチョコチョイな彼女が元気に(脳天気に)笑っているばかり(というわけでもないけれど、ほぼ楽しそう)の映画を観ることができるなんて、それだけでお金を払う価値がある。

thor1


#邦画で言えば柴咲コウが一切眉間にシワを寄せないっていうのと同等。

他の登場人物もみんな格好良い。浅野忠信も格好良かった。特に衣装が。英語が下手だったのか、ほとんどしゃべらないけど(笑)。ところどころに盛り込まれた笑いも良い感じ。もりもり食べるのがそれだけでおかしいのは洋の東西を問わないのですな。

しかし、とっても残念だったのは、XpanDだったこと。こんな3Dで観るなら2Dで良かったのに、2D版が近場では上映していなかった。IMAXはないのかな、と思って探したのだけれど、残念ながらどこもIMAXはハリポタだったようだ。3Dがそもそも効果的だったとも思えず、これなら2Dで観たいなー、安いしなー、と思う。3Dで観たほうが楽しい映画って、実際のところまだあんまりないよね?まぁ、RealDだったらまたちょっと違ったのかも知れないけれど。

映画の評価は☆2つ。2Dだったら2つ半だっただろうな。  
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2011年07月15日

アンダルシア

andarucia


歴史的珍作「アマルフィ」の続編ということで否が応でも高まる期待。ハリポタ初日にハリポタを観に行ったら、「本作はポイントカードではご鑑賞いただけません」と言われてしまい、途方に暮れていたら、5分後にアンダルシアが始まるというのも何かの縁、ということで、運命の糸に操られるようにして観てきました。

おおお、なんだこれ、全然期待はずれ。全く以て普通に面白い。どういうこっちゃ。

製作サイドは日本版007を作りたいんだろうけれど、その目論見は見事に成功していると思う(マジで)。これで黒木メイサがもっと露出が多かったり、ラストに織田裕二との濃厚な濡れ場があったりしたらもう完璧。007のQみたいな感じでチョイ役で出てくる福山雅治とかも、Qに似ていて、それでいてそっくりじゃない。ちゃんと工夫されている。

まぁ、映像の部分では電車に乗っているシーンがセット感丸出し(外の映像が異常に粗いし、窓枠とかに風景が全く写り込まない不自然極まりない映像になっている)だったり、どうなのよ、と思う。あと、ラストのどんでん返しも、予想の範囲内というか、想定の範囲内というか、っていうか、製作がミスリードしたい方向には絶対に行かないことがわかっているので、そのあたりはドッチラケではある。でも、その位かなぁ。

映画の作りは非常に質が高かったと思う。脚本もしっかりしている。無理な展開はほとんどなく、風呂敷を広げすぎた感じもない。冒頭にあるショートストーリーもいい感じで配置されている。車の窓と黒木メイサのトラウマの関係の描き方も良い。黒木メイサといえば、彼女は宇宙戦艦ヤマトでは酷いことになっていたけれど、本作では異常なまでにちゃんとしていた。

どうしたんだ!こんなの、俺たちが観たい映画じゃないぞっ!!

とは思うけれど、こんな感じなら、日本版ジェームス・ボンドとしてずっと続いてくれても良い。洋画なら全然普通のクオリティだけど、邦画でここまでやってくれるなら、あとは足りないのは色気ぐらいだ。

ところで、「女神の報復」っていう副題の意味がわかりません。

評価は☆2つ。  
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2011年07月04日

コクリコ坂から

kokurikosaka


試写会で鑑賞。

ゲド戦記で脚本・監督を担当して大ゴケした宮崎・息子・吾朗氏の監督第二作。(あまりに評判が悪くビデオすら観ていない)ゲド戦記のことがあるので全く期待していなかったのだけれど、冒頭で「脚本 宮崎駿(と丹羽圭子(ゲド戦記、借りぐらしのアリエッティの脚本))」と出て「おおお!」という感じ。映画はやっぱり脚本が大事だからだ。ちょっと期待が高まる。

さて、映画だが・・・・これは・・・・結構良い。女の子が空をとぶわけでも、ロボットが出てくるわけでも、戦争を始めるわけでも、風力発電をPRするわけでも、人がゴミのようでもないのだが、大人のためのアニメ映画として十分に成立している。

舞台は1960年頃の横浜。チョコレート色のウンコ電車(客車の真ん中に縦に棒が立っていた)が懐かしい。というのはまぁどうでも良いのだけれど、高校を舞台にしたちょっとした恋愛模様。主人公は女性ばかりの大家族兼下宿を切り盛りする女子高校生。味付けは学生運動っぽい学生会館(サークル棟、建物の名前はカルチェ・ラタン)保護運動。戦後の混乱などの社会情勢を加味しつつ、将来日本の高度成長期を支えていくことになる子供たちをいきいきと描いている。

全く事前情報なしで観たのだけれど、しばらくは海ちゃんとメルちゃんがしっかり把握できず、ちょっと混乱した。そういう不親切なところも逆に楽しいところなんだけれど、子供にはちょっとハードルが高いと思う。あと、普通にどこにでもプリンターがある現代じゃ、「ガリ版」とか、わかんないよね。ちょうど僕が大学生だった1985年くらいがガリ版からプリンターへの過渡期だったけれど。そうした社会的な背景とか、学校生活とかも含め、高校生ぐらいにはちょっと難しく、ノースタディでは十分に楽しめないんじゃないかと思う。大学生でもどうなんだろう・・・。メインターゲットは僕たち、1960年代生まれのような気もする。でも、考えてみればナウシカやラピュタをリアルタイムで見ていた世代でもあるんだよね。そういう意味では先日の「SUPER 8」とかと一緒で、おじさん、おばさんをメインターゲットにした映画なのかも知れない。

ジブリならではのワクワク感とかはほぼ皆無(無理に言えば自転車の二人乗り?)だけれど、さらっと楽しめる作品だと思う。

ここ10年くらいのジブリ作品の中では一番面白かった。いつも出色の音楽だけど、本作も主題歌は透明感があって良い(とはいえ、「いつも何度でも」ほどのパワーはない)。あと、声優を使わずに俳優を使う点もいつも批判されるところだけれど、本作ではそれほど違和感がなかった。強いて言えば、長澤まさみさんの声がちょっと年長に聞こえちゃうことぐらいだろう。

ちなみに海が毎日揚げていた旗はU旗とW旗。ふたつ並べると「安全な航海をお祈りします」の意味になる。このくらいはネタバレでも知っておいた方が楽しめる。

#文字旗がわかる人間なんて全日本人の0.1%もいないはずで、そのあたりを全く解説しないのは、多分こうやって「あの旗はね・・・」みたいに語ってもらうことを期待しているんだろうなぁ。

#夏休み映画としてジブリがこの映画を投入する意図は不明。

#監督は、ガリ版とか、お釜を使ったご飯の炊き方とか、今の40後半ぐらいなら知っている色々なことを映像に固定化したかったんだと思う。

評価は☆2つ半。もうアラサーでもなく、「夏休み?そんなのカンケーねぇ」というおじさん、おばさんにオススメ。もちろん、子どもがいないレイトショウでぜひ。  
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2011年07月02日

プリンセス トヨトミ

toyotomi


冒頭、いきなり、綾瀬はるかがおっぱいをゆさゆささせて走り回るサービスシーンで、期待が高まる。ご丁寧にスローにしてくれたりして、「監督、わかってんじゃん」って感じ。

それからしばらくは会計検査院の三人が活躍するのだけれど、面白いのは計算機を使うところだけ。そして、だんだんと風呂敷が広げられていって、その広がり具合に不安が高まっていく。これ、ちゃんと回収されるんだろうか。

ふと気がつくと、いつまで経っても状況説明だ。性同一性障害とか、いじめとか、何やら放り込むだけ放り込んであって、唯一恋愛ファクターがないのだけが救い。しかも、設定が破綻して来る。大阪の街ががらんどうになるあたりではもう滅茶苦茶。大阪にいる東京人は三人だけなのか、とか、子供はどうしたんだ、とか、どんなに急いでいたって、火の始末ぐらいはしておけよ、とか、色々と突っ込みたくなった所でまた綾瀬はるかがおっぱいゆさゆさ。綾瀬のおっぱいはガス抜き装置か?

鬼の検査官があっさり不正を黙認してナニコレ状態。大体、大阪府民が独立して云々カンヌンという話で不正の金額が年額5億って、滅茶苦茶しょぼい。それなら大阪府民から100円ずつ集めた方が良いじゃん。ってか、最初から地方税でやれよ、せこいなぁ。それに年額5億で何ができるんだよ。せいぜい100人の人件費で消えちゃうよ。

ヤクザの代紋をぶっ飛ばしちゃった件とか、いじめ問題の顛末とか、未回収のネタも山盛り。性同一障害なんかストーリーとほぼほぼ無関係だぞ、これ。大阪国民の設定とか、内容と矛盾しまくっているし。あと、元役人の僕に言わせれば、霞が関から荷物を持って新幹線に乗るなら霞が関〜日比谷公園〜有楽町〜東京駅を徒歩なんていうルートは使わず、素直に丸ノ内線に乗る。あと、往路の新幹線、ちょっと両数が少なくなかった?それで良くわかんなかったけど、何で堤真一が撃たれたの?綾瀬はるかはおっぱい以外は食ってばかり。って、それが笑わせどころなんだろうけれど、別に全然面白くない。王女を守るとか言っておいて、そのパパとママ(ママは元王女で当時は女王だったんじゃないの?)があっさり事故死するって何なんだよ。

なんか、行き当たりばったりで途中で色々とストーリーを変えちゃって、一番最初に脚本書いた作家が激怒、みたいなことになっていなければ良いんですけど。邦画って、ときどきこういうビックリするような駄目映画が出てくるから面白いよね。映画の日にうってつけですが、来月1日には当然のごとく終了しているでしょうから、ぜひTSUTAYAで。もちろん、旧作になってからで大丈夫です。お金と暇のある方はぜひ映画館で!大画面で綾瀬はるかのおっぱいを満喫してください。

予告編は凄く面白そうだっただけに、予告編作家のスキルに感動した。評価は☆ゼロ。  
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2011年06月30日

忍たま乱太郎

よみうりホールの試写会で、原作未見、予備知識皆無にて鑑賞。

前半の細かいギャグを散発でどんどん見せていくところはくだらないを通り越して爽快ですらある。「あーーー、ハリポタを日本風の味付けでやると魔法学校が忍術学校になって、女の子は出てこなくなっちゃうんだなー、というのが判った。メガネとかは一緒で、森番のおじさんは給食のおじさん(おばさん?)に変わっていた。

後半のストーリーモードに入ると、ストーリーは退屈の一言。でも、ギャグは面白い。結構笑える。多分、夏休みに子供にせがまれてパパやママが連れて行く、というシチュエーションなんだと思う。場内の子供にはばかうけしていたので、子供は十分満足できると思う。パパやママも、寝ない程度には楽しめるはず(でも、歌のシーンは意識が遠くなった・・・あれって必要なのかな???)。脇を固める大人たちが無駄に豪華なのがそれだけで笑えるのだけれど、最近の竹中直人はどんな映画に出てもこんな役で大丈夫なのかと心配になる。

子供の頃、ドリフのギャグで大笑いしていたことを思えば、こういう映画で屈託なく笑えるのが子供なんだろうなぁ、と思う。Super 8では全編通して笑いっ放しで、場内で真面目に見入っている客に対して「こいつら、笑いの感度がめちゃくちゃ低いな(笑)」と思っていたけれど、今日は僕の笑いの感度が低いことが判った。給食のシーンで何のためらいもなく段ボールとかが出てきたところは笑ったけど。

そもそも、子供ってウンコが出てきたり、力いっぱいぶん殴るだけで大爆笑だもんね(^^; そういやぁそうだったなぁ、と。「奇跡」では走り回っている子供たちを観て「あぁ、そうだったなぁ」と思ったけれど、今日は画面の中じゃなくて、観客の反応を感じていて、「あぁ、そうだったなぁ」と思った。

カップルで観に行くデート映画としては全く不適だと思うけれど、子供と一緒に観に行くなら大丈夫だ、問題ない。子供目線なら満点だけど、無粋にも大人目線で評価して☆半分(笑)。だって、このブログを読む人は基本的に大人だもんね。

余談。このキャラ使って「きせかえどうぶつしょうぎ」を作りたいと思った。きせかえどうぶつしょうぎ、各種プロモーションに利用出来るはずなんだよね。こういう子供向けの映画のプロモーションとか、凄くフィットすると思う。  
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2011年06月29日

SUPER 8

super8


風の噂に「つまらない」と聞いていたので大丈夫かなぁ、と不安になりつつ映画館へ。

ちょっとマテ。これのどこがつまらないんだ。事故はちょっと(かなり)派手すぎるし、その割に当事者は元気だったりして「オイオイオイ」とは確かに思った。でも、そこからは笑いどころ満載じゃないか。半分以上はギャグ映画。でも、周りのお客たちはクスリとも笑わない。なんなんだ、このオカシサがわかんないのか、お前らは。あと、ラストでは「そんなこと出来るならなんで今までさっさとやらなかったんだ」とも思った。でも、そんなの関係ない。その頃にはもう散々笑わせてもらったし、散々感動させてもらった。満足だ。

コメディはネタバレイクナイ、ということで書かないけれど、アクションシーン以外は笑いどころ満載。いや、アクションシーンだって笑える。それに加えて、色々なところがスピルバーグ風味。ジョーズとか、未知との遭遇とか、E.T.とか、昔の映画のパロディも含めて賑やかなことこの上ない(光の感じとか、自転車で走り回るところとか、フレームの使い方とか・・・・)。サービス満点というか、あの頃のスピルバーグにそっくり。要は、スピルバーグが子供の頃にやりたくて、実際に実現したことを、この映画の主人公達を使って表現したんだろう。きっと、映画の中で走りまわる子供たちは、スピルバーグそのものなんだと思う(試験の成績が悪いところとか)。

ウォークマンが出てきた頃っていうんだから、ちょうど僕の子供時代と一緒(僕の場合、ウォークマン2が中学1年だったような)。テレビゲームも携帯もない時代、僕たちは野球をやるか、サッカーをやるか、鬼ごっこをするか、あとは家でプラモデル、という生活だったけれど、その頃に8ミリ映画かぁ、中学生なのに凄いよなぁ。あと、エリア51とか出てくると矢追純一さんを思い出す。何もかもみな懐かしい(沖田艦長調)。

恋愛あり、親子の葛藤あり、戦闘あり、謎あり、人類(?)愛あり、子供の夢あり、成長物語あり、アクションありで盛りだくさん。何度か泣いちゃった。

ところが、どこかの馬鹿はエンドロールを観ずに席を立つ始末。ざまぁみろ。お前ら、無事故記録がリセットされる冒頭シーンの意味すらわからなかったんじゃないか(笑)?そして、エンドロールまで見逃すっておめでてぇな。

確かに、スピルバーグをきちんと観たことがない人はわからないかも知れない(僕は未知との遭遇から映画館で観ている)。だけど、スピルバーグで育ってきた人間には涙なしには観られないよ。あぁ、細野不二彦の名作、「あどりぶシネ倶楽部」をまた読みたくなった(#スピルバーグに憧れて大学サークルで映画を撮るマンガ)。

女の子も可愛い。もちろん☆3つ。

あどりぶシネ倶楽部 (ビッグコミックス)  
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2011年06月24日

アイ・アム・ナンバー4

no4


ライブドアのブロガー試写会に当選したので観てきた。事前にYahoo!映画の得点だけ見ていたら散々な評価だったので覚悟して行ったんだけれど・・・・・・

冒頭、いきなり薄暗い山のシーンから始まって、「お、特撮で手を抜きやすいようにこんな暗がりで始まったな?」などと思ったりもしたけれど・・・・え?これ、普通に面白いじゃん。ファンタスティック4とかに比べたら全然面白い。

バック・トゥ・ザ・フューチャーのヒロイン・ロレインとそれにまとわりつくビフ、みたいな感じでカワイコちゃんとライバルが配置されていて、そこに敵が出てきて超能力対決を繰り広げる・・・という感じ。学園モノに超能力戦士。あぁ、ターミネーターシリーズもこんな感じか。加えて可愛いペットが大活躍するあたりも面白いし、ヒーローはちゃんとカッコイイ。ナンバー6の登場からあとはアクションも満載でこれはこれで楽しめる。

ヒーローの能力が今ひとつはっきりしないとか、なんで敵はそんなに9人に執着するのかとか、わからないことはあるけれど、シリーズの序章としての役割はちゃんと果たしているし、これからどんなヤツが出てくるんだろう、と期待もさせる。

なまじっか、下手な謎解きなどを置かず、単純で分かりやすいストーリーにしたのも良かったと思う。

続編を前提とした作りとか、代わり映えのしないストーリー(類似作品が枚挙に暇なしなのは事実)とか、戦闘シーンが例によって細かいコマ割りで慌ただしく、何が起きているのかわからないとか、マイナスポイントはあるんだけれど、十分に許容範囲だなぁ。満点にはできないけれど、☆2つ(満点は3つ)は十分にいけると思う。これならお金を払っても惜しくない。続編も観たい。

余談だけど、ライブドアのブロガー試写会は前回当たったのが「96時間」。これはスペースFS汐留だったんだけれど、映画の内容はモチロンのこと、音響とかが凄く良かった。今回も、どこで観たのかはナイショだけど、音響が凄く良くて大満足。ライブドア、偉いなー。映画のみならず、ライブドアグルメとかの運用でも協力してあげたい。

#ただ、健康上の問題を抱えた人がひとりいて、終始雑音に悩まされた。体調不良ならこういう場は遠慮して欲しい。  
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2011年06月18日

ビューティフル

ニッショーホールでの試写会で鑑賞。

スペインを舞台にした人間劇。余命2ヶ月を宣告された男が残された時間をどうやって生きて行くかを描いている。

と書くと、「そういう映画は色々あるよね」ということになるのだけれど、この映画の特色は場所がスペインであること、主人公が社会的弱者であり、かつスペインの裏社会で違法行為を続けながらなんとか生き延びていること、迷っている死者の霊を冥界へ導いてあげる特殊能力を持っていること、躁鬱病(最近は双極性障害って言うんだっけ?)で別れた妻がいること、その妻と怪しい関係の兄貴がいること、小さな子供を二人育てていることなどがある。こうした設定が映画そのものを他の作品と差別化しているのだが・・・・・。

裏社会の住民と言っても根っこのところはそこそこ善良であり、生活のために仕方なく違法行為を続けている。そして、死んだ直後の霊との会話によってお小遣い稼ぎをしていて、すぐ身近に「死」を感じながら生きている。彼のちょっとした善意は地獄への道を舗装していて、思わぬ大事件を引き起こしたりもする。そんな主人公が、自分の死を目の前につきつけられ、それを受け入れていく様を静かに描いている。

主人公の死を介して、主として親子の絆を描いているのだけれど、あまり明るい部分がなくて、画面からだけではなく音でも不安な気持ちを駆り立てる部分があり、生理的にはすっきりする部類の映画ではない。万人受けする感じではないので、ヒットはしないと思うけれど、しばらくしたらもう一度観てみたい映画ではある。

タイトルは本来Beautifulと綴られるべきところをBiutifulとしているわけで、確かに展開されるのは偽りの美しさだったり、真の美しさに繋がらない善意だったりする。そのあたりが悲しい。

ハビエル・バルデムの演技は見事だったと思う。

以下、ネタバレなので追記に。  続きを読む
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2011年06月16日

X-MEN:ファースト・ジェネレーション

xmen


X-menシリーズはマーベルのシリーズの中では安心して観ることのできるもの。ということで、このファースト・ジェネレーションも普通に期待して観に行った。結論から言えばほぼ期待通りの内容。

ファースト・ジェネレーションということで、後の中心人物であるエグゼビアやマグニートーの若い頃を描いている。この中に第二次世界大戦やキューバ危機を巧みに盛り込んだ脚本が見事。ただ、ユーモアはちょっと控え目。「はげちゃいそうだ」とか、「一昨日きやがれ」とか、ダサいヘルメット(あごひもで止めておけよ!)みたいな部分は笑えたけれど、もっともっと盛り沢山だったら良かったのに。かなり硬質な作りなので、単調といえば単調。

ラストの展開はその後の東西冷戦を考えるとかなりあれ????って感じだし、これまでのシリーズとの整合性とかもあれれれれ????という感じの部分がないとは言えない(例えば、エグゼビアってそんな理由で車椅子なんだっけ?その後、どこかで歩いてなかったっけ?とか)し、そもそもお前っ!そこでなぜそいつを殺さないんだっ!お前にはできるだろっ!!なぜ他の奴を全部殺して、そいつと手をつなぐんだっ!!!!という場面もあるんだけれど、そういうところをすっ飛ばして楽しませてくれるのは間違いない。

007のパロディが多かったと思う。なので、007が大好きな人が多い日本人には結構ウケると思う。それと、分子生物学畑の人間としてはエンドロールのアニメーションがカッコ良かった。あれはプレゼンのイントロやエンドで使ったらカッコイイ。でも、あそこで表現されていたのがDNAの構造だってことがわかる人はどの位いるんだろう?最近は、あのくらいなら常識ですか?

評価は☆2つ。  
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2011年06月14日

スカイライン-征服-

良くあるディザスターものの映画。この手の映画で面白いものって滅多にないのだけれど、技術的には凄いので、これも凄いんだろうなー、と、いい加減な期待を持って試写会に向かった。

ハイドラックスの映像はさすがに凄く、冒頭からうひゃーという感じではある。が、驚きは冒頭の10分ぐらいで終了。すぐに慣れた。いきなり同じようなシーンの巻き戻しがあったり、特撮の節約か、せっかく窓の外に凄いものがあるのにみんなブラインドを閉めちゃう。そうすると、映画はただの屋内劇になってしまってしまう。何だコリャ、演劇みたいに、同じ場所でずーーーっとやっている。折角主人公が「外に行こうぜ」って言うのに、ヒロインが「嫌だ、私はここにいる」と駄々をこねるので、ずっと室内。だから、制作費が安く済む。お前はプロデューサーの回し者だな?今度は「外を見てみよう」とブラインドを開けようとする。するとおじさんが「見るな」と言う。お前もプロデューサーの回し者だろっ!それで、こいつは一人で望遠鏡を使ってこっそりのぞき見ときたもんだ。独り占めすんなよ!バーンと窓を開けろよ!とっとと外に行けよっ!

それで、ようやくオープンカーで颯爽と外に飛び出したら・・・・これはネタバレなので書けませんが、とにかく徹底した特撮拒否(笑)。

でもまぁ、室内シーンが退屈だっていうのは制作サイドもわかっているのか、早送りにしてくれる心配りが素晴らしい。おかげで映画はどんどん短くなる。しかし、考えてみたら「9時間前」のシーンは全然要らないよな。でも、それがなかったら60分の映画になっちゃう?いや、むしろ、それでも良いと思うよ。

脚本は物凄く制作者に親切に出来ていて、あぁ、これは費用が安く上がるよなぁ、という感じ。特撮は少ないし、ロケは少ないし、登場人物も少ない。これで儲けて、続編で本気を出す作戦かも知れない。というわけで、映画としては見るべきものはほとんどなく、終了したときには場内から大きな失笑が漏れた。こりゃあないんじゃないの?というのは多くの人の感想だと思う。でも、これ、物語を見せる映画じゃないよね。おらおらおら、俺たちの視覚効果ったらこんなだぜ、ゴジラよりも、スターウォーズよりも、マトリックスよりも凄えんだぜ、という思いはビシビシ伝わってくる。ただ、その目的にしては90分は長すぎ。頑張っても60分、いや、これなら45分で行けたはずだ。

それにしても米国人って、どうしてああいうごちゃごちゃっとした造形が好きなんだろう。あと、触手。

米国映画っぽく、最初から最後までうるさく音が鳴り続けるので、ストーリーが単調で退屈でも眠たくなることはあまりない。と言うか、実際には眠くはなるんだけど、すぐに大音響でこちらの世界に呼び戻してもらえる。

全三日の映画なのに二日目まででほとんど勝負がついてしまい、さぁどうなるんだろうと思ったら、そこで予算が尽きたみたい。おいおいおいおいおい、これで終わりかよ、みたいな?ただなら観ても良いと思う。あ、僕は試写会だったのでただでした。でも、こういう映画を観ておくと、映画ファンとしてのレベルがひとつ、確実に上がるんだよなぁ(笑)。試写会で観ることができて本当に良かった。  
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2011年06月11日

もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら

moshidora


町山智浩さんがツイッターで

もしもドラッガーが云々って、半年後には確実にゴミになって1年後には誰も忘れてる映画作る金観る金があれば被災地に寄付したほうが役に立つよ

出典:http://twitter.com/#!/TomoMachi/status/76559520146530304

ってつぶやいたら監督が「そんなこと言われちゃって悲しい」とか返事をしたことで僕の鑑賞リストにも追加されてしまったもしドラですが、観てきました。最初に書いておくと、僕はAKBの皆さんは誰ひとりとして知りません。

#ちなみに町山さんは「映画ではなく、企画が嫌いという意味でした」と、映画を観ずにコメントしたことを謝罪されておりました。

「さぁー、どんな駄目映画だろうなぁ」と期待して椅子に座ったのですが、ふと周囲を見回すと、お客さんは僕の他に6人!でも、安心してください。これは多い方です。というのも、僕が良く利用するシネプレックスは地震の前からこんなだったり

http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51228618.html

こんなだったりするからです。

http://blog.livedoor.jp/buu2/archives/51229370.html

さて、海賊版撲滅キャンペーンが終わって、いよいよオープニング。いきなり、打球がしょぼいVFXで期待がぐんぐん高まります。「ピンポン」で、ピンポン玉をVFX処理したらすげぇ効果が出たのを良いことに、日本ではこの手のものを片っぱしからVFX処理するようですが、紙飛行機にしても、この野球のボールにしても、やめた方が良いのになぁ、と思います。やるなら、わからないようにやらないと。

ところが、あれれれれ?おいおいおいおい、どうしたんだ、宇宙戦艦ヤマトばりに次から次へと爆笑シーンが現れるかと思ったら全然そんなことない。しかも、可愛いぞ!前田敦子!!!AKBって、こんなに可愛いのか。びっくりだ。やばい。

映画自体はまぁ取り立ててひどい事もなく、普通に駄目な映画として進んでいく。これはちょっと(かなり)肩透かし。別に面白いわけでは決してなくて、でも、けちょんけちょんにけなす程でもない。突っ込みどころと言っても、せいぜい野球のシーンぐらい?一回の裏から「○○高校、この試合、初めてのピンチです」って、お前、一回の裏のピンチがこの試合3度目のピンチだったら俺はびっくりだよ、と思ったこともあったし、一回の裏のピンチでエールの交換もそっちのけで守備側の応援団のブラスバンドがいきなり演奏を始めちゃったり(こんなマナー違反は高校野球ではありえないんじゃないかなぁ)、エラーした野手とか、全然動かずにぼーっとしていて、これがこのレベルの試合に出てくるチームかよっ!バックアップに回れよっ!と思ったこともあったし、勝ち進むに連れて田舎の球場→都会の球場ってなっていくのかと思ったら田舎→都会→田舎だったり、勝ち進んで行っても一向に千羽鶴の数が増えないとか(通常は負けたチームから千羽鶴を受け取るので、どんどん増えていく)、決勝戦なのに球場が満員になってないなんて、おいマネージャー(でも、このマネージャーは意外にもそこそこに演技力がある)、ドラッカーを折角読んだのにマーケティングに失敗してるぞ、お前、とか、2−1で勝っている試合の9回裏ツーアウト2塁の守備でバッターを無条件に敬遠するとか、いくつかちょっとだけ疑問に思うことはあったし(多分、この映画監督は高校野球(というか、野球)のど素人)、すごく深刻なシーンでみんなネクタイゆるゆるで今時の高校生はなってねぇなぁ、とも思ったけれど、なんというか、前田敦子が可愛かったから全て許すって感じ?だって、この映画は野球じゃなくて、前田敦子を観るんだよね?彼女が目をつぶっているシーンでまぶたがヒクヒクしちゃったのはご愛嬌。

マジで、面白い映画でもないし、観て為になる映画でもないし、ほぼほぼドラッカーなんて関係ない(っていうか、全然関係ない)けれど、やっぱ、可愛いって正義だよなー、と思った。あと、どうせ酷い演技なんだろう、とタカをくくっていたんだけれど、結構まともなんだよね。出演者に演技力が結構ある。あの、マネージャーの、痩せている方とか(太っている方が走っているシーンはちょっと笑っちゃったけど)。だから、青木さやかとかの本屋のシーンみたいなくだらないパートがあっても、「まぁ、仕方ないかな」と我慢できてしまう。

以下、ネタバレなので、追記に書きます。映画の評価は☆半分。  続きを読む
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2011年05月13日

ブラック・スワン

blackswan


え?これがアカデミー賞、主演女優賞しか獲れなかったの?

信じらんない。

これから大事なことをいくつか書きます。まずその1。レビューは読んじゃダメ。このレビューを最後にしましょう。

その2。ナタリー・ポートマンのファンなら文句なくおすすめ。

その3。必ず大きな画面の、音響がしっかりした映画館で観ること。

その4。怖いのが苦手ならやめておいた方が良いかも。

その5。「白鳥の湖」のストーリーは勉強しておいた方が良いかも。「どこで勉強するのさ」という人はウィキペディアでもどうぞ。

ウィキペディア「白鳥の湖」

ここ1年ぐらいでは一番の衝撃だった。総じて音響がイマイチの試写会が当たらなくて、今となっては逆にラッキー。

ということで、もう一度書いておくけれどレビューは読まないほうが良い。さっさと映画館へどうぞ。評価は☆3つ。

怖かった。あ、ひとつだけ、字幕、松浦美奈さんです。良かった。  
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2011年05月10日

奇跡

kiseki


Yahoo!のレビュアー試写会に当たって観てきた。

前もっての知識は何もなく、僕はテレビをほとんど観ない人間なので、まえだまえだすら知らなかったのだけれど、素直に楽しめた。

一言で言ってしまえば「子供の映画」で、観ていて「そういえば子供の頃はこうやって何かといえば走り回っていたよなぁ。ちょっとしたことが全て冒険だったよなぁ」と懐かしくなる。

7人の子供たちの活き活きとしている具合が半端ではなく、彼らの会話に全く不自然なところがないのが凄い。子役のポテンシャルと、それを引き出した大人たちの努力の結晶という感じ。子供を中心にした映画は日本映画の中ではほぼ鉄板のワイルドカードだけれど、そうした中にあっても相当に質が高いと思う。

まず、周囲を固めている大人たちが物凄くしっかりしている。橋爪功、阿部寛、大塚寧々、長澤まさみ、オダギリジョー、夏川結衣といったところを惜しみなく脇役で使っているところが凄い。特に橋爪功、オダギリジョー、夏川結衣は良かった。そして、脇をしっかりと固められた中で、子供たちが走りまわる。彼らのセリフのひとつひとつがとても良く出来ていて(台本には書いてないものが多かったらしい)、子供同士の会話、子供と大人の会話がそれぞれに楽しい。

何か大きなドラマがあるわけではない。「奇跡」というタイトルの由来はすぐにわかるけれど、映画の中の奇跡はちょっとわかりにくい。ただ、なんでもない日常の中にちょっとした奇跡はそこここにあって、そんなものの中で生きているということを気づかせてくれる。そういう意味では、面白かった頃の(説教臭くなる前の)宮崎アニメのような雰囲気を持った映画だと思う。そうか、「ラピュタ」とか「宅急便」とかを観てわくわくしていた気持ちを、アニメでも、SFでも、ミステリーでも、ファンタジーでもなく、普通の実写にするとこうなるのかも知れないな、と感じた。

九州新幹線とか、桜島とか、いくつかの味付けはある。大人の役者たちも凄い。でも、この映画の主役は間違いなく子供たちだし、その子供たちの様子を物凄く丁寧に映画にしたことを賞賛したい。

個人的には「孤高のメス」で凄く良かった夏川結衣がこちらでも良かった。合コンしたい。

以下、余談。今回は監督のティーチイン付きだったのだけれど、司会の笠井さん(ですか?フジテレビのアナウンサー)が最悪。会場の意見を吸い上げる役どころのはずなのに、ことごとく自分のところに我田引水して、まるでアナウンサーが一人で監督にインタビューしている感じ。特に、何かと言うと3.11の地震に結びつける姿勢に辟易とした。映画とは全然関係ないじゃないか。典型的なKYである。こういう、押し付けがましくて、かつ会話型のコミュニケーションの取り回しが苦手な人は、テレビカメラに向かってしゃべっているべきで、観客がいるところには出てくるべきではない。ティーチインを台無しにしたのはもちろん、映画の印象すら悪くなった。あと、この人「とらまえる」っていう言葉を使ったけれど、これ、何なんだろう。つかまえる?とらえる?日本語ですか、これ。  
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2011年04月05日

八日目の蝉

b978cc39.jpg原作未読でまっさらのままで試写会鑑賞。

悪い奴は主人公の父親で、この馬鹿男のおかげでたくさんの登場人物たちの歯車が狂ってしまうのだけれど、フォーカスはこの馬鹿男には当てられない。被害者であり、加害者である女性を主軸にして話が進んでいくのだけれど、観ていて「これだけ広げた風呂敷をどうやって畳むのだろう」と心配になった。では、それがどうやって畳まれたかというと、それを書くとネタバレになってしまうので追記に書くことにする。

まず、この映画のダメな所を先に挙げておく。一つ目は、劇団ひとりさんの演技。この人、役者として評価されているんですか?良く知りませんが。一昨年だったか、南原さんのひどい演技に最悪演技賞を差し上げましたけれど、本作の劇団ひとりさんの演技も最悪。全体を通じてそれなりに芸達者な人たちがやっていたので、その下手っぷりが目立つこと目立つこと。今年度のきいちご賞助演男優賞はほぼ確定って感じ。次は、途中で岡山観光映画になってしまったこと。文科省の助成金とかをもらうとこういうシーンを入れなくちゃならなくなるのですかね?「いらねぇだろ、このシーン」というのが結構たくさんある。おかげで2時間30分近い映画になってしまい、腰が痛くなった。三つ目は、井上真央と永作博美がおっぱいを見せないことによって不自然な演出になってしまったこと。「その場面で、その処理はないだろ」とイライラする。いや、「見せろ」ということではないんです。見せないことによってものすごく不自然なシーンになってしまった。特に永作さんのシーン。最後に、監督の演出力。成島監督の作品を観たのはこれが初めてだけれど、音楽の使い方を筆頭に、「うわー、ベタすぎて下手くそな監督だなぁ」というのが僕の正直な感想である。あと、「逃げ回っている」という雰囲気が全然感じられなかったのは非常に残念。ただ、何から何まで駄目だったかというとそうでもなくて、丘にある被害者の家を下から仰ぐアングルでのシーンを多用するなど、良い効果を出している部分もあった。マイナス10ポイント、プラス3ポイント、トータルでマイナス7、といった感じ。

ということで、減点要素はこれだけ。ストーリー的には非常に興味深いものだった(不倫相手の子供を妊娠、というのは、知らないだけで結構あるんだろうなぁ)し、特に女性から見たら、この映画は色々と共感するところが多いのではないかと思う。永作博美と子役の渡邊このみの演技もみごと。特に渡邊このみさんの演技は素晴らしい。子役って、この間の「キック・アス」もそうだけれど、ワイルドカードだよなぁ、と思う。余貴美子さんや風吹ジュンさんはもちろんだし、20世紀少年でただおっぱいがでかいだけじゃないことをアピールした小池栄子さんもきちんとしていたと思う(演出には難があったものの、これは彼女のせいではなく監督のせい)。

女性はしっかりしている人ばかりで、男はだらしない奴ばかり、という映画はちょっと前にも何かで観た気がするのだけれど、この映画もそんな感じ。ほとんどまともな男が出てこない。唯一、カメラ屋のおやじだけはすげぇ超能力で、「お前、渡邊このみの20年後が井上真央ってわかるのかよ!滅茶苦茶すげぇな。やっぱ、あれか、ニュータイプって奴か!」って言いたくなる位に凄かった。存在感抜群。でもそれだけかな。ちょっと、同性としては残念。

「母性」というものを扱ったという点では「ジーン・ワルツ」と良く似ているのだけれど、本作の方が出来は格段に良いと思う。監督が別で、劇団ひとりさんが別の役者さんだったらもっと、ずっと良くなったとは思うけれど、仕方なし。これだけのマイナスポイントがあっても、評価は☆2つ半。

以下、ネタバレ。  続きを読む
Posted by buu2 at 02:45Comments(0)TrackBack(0)映画2011

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2011年03月07日

唐山大地震 -想い続けた32年-

touzan


試写会で観てきました。

地震国に住んでいるものとして、中国の地震映画がどんなものなのかと非常に興味深かったのですが・・・・。

事前に「泣ける、泣ける、催涙弾映画だ」と煽りに煽られたわけですが、結果から言うと僕は泣けませんでした。ただ、別につまらないわけではないです。じーんとくる場面も何度かありました。

では、なぜ泣けないか。まず、脚本がちょっとずさん。感動的なシーンの盛り上げ方がヘタなんですね。あ、せっかくいい場面なのに、そういう本を書いちゃうのか・・・みたいなことが何度もあって、涙が寸止めされた感じです。これはもう、勿体無いのひとことに尽きます。

映像的に言うと、画像はかなり粗く、またところどころフォーカスが甘い場面もあって、質的にはあまり良いとは言えません。音響効果も今一歩な感じです。ただ、これは鑑賞した環境が悪かったせいかも知れません。地震のシーンは派手さこそないものの、結構地震っぽく見せていました。特撮が凄ければ良いというものでもなく、適度だったと思います。また、被災時のシーンは多分大量のエキストラを動員したんだと思うのですが、さすが人の多い中国です。これらのシーンの出来は非常に良かったと思います。

物語のポイントとなるひとつの「セリフ」の、処理の仕方もちょっと気になります。そこには32年の重みが存在するはず。それがすっ飛んでしまうのがこれまた寸止め感を増大させます。どうしても比較してしまうのが「ソフィーの選択」で、そこで描かれた重さと、この映画での重さにあまりにも落差があって、評価を落とさざるを得ません(ただ、「ソフィーの選択」がDVD化されていないこともあって、この名作を観たことがない人も多いのかも知れませんが。午前十時の映画祭でもやらないし・・・)。

それからもうひとつ、実母、義母、義父との関わり方に関する描写が物凄くライトで、すっと終わってしまったのも残念でした。

さて、こうした「あっさり感」の向こうから何が見えてくるか、なんですが、どうしてもプロパガンダ色、国威発揚色が拭えません。片腕を失っても若くして実業家として大成功するもの、医学部へ進学しながら途中で退学して行方が分からなくなるもの、地震で被災したと聞いて取るものも取り敢えず、すぐに救助隊として駆けつけるもの、被災地で献身的に働く軍人、軍人をとても尊敬し大事にするもの、伴侶を失ってもきちんと一人で生きていくもの、こういった色々な登場人物が、どうも嘘くさいというか、「中国は昔からこんなに開かれている自由の国でした。人民が一体となって、素晴らしい国を形成しています」というPRに見えてしまい仕方が無いのです。もちろん、本当にそういう国なのかも知れず、そのあたりは中国人の友達に話を聞いて確認してみないことにはなんとも言えないのですが。やはり、となりの国と言っても米国よりもずっと遠いのが中国なんじゃないかと思います。上に挙げたようなひとつひとつの人間ドラマがもっと濃密なら、こういった印象は残らなかったと思います。そのあたりが一番残念なところでした。

俳優さんたちの演技は結構良かったと思います。  
Posted by buu2 at 00:10Comments(0)TrackBack(0)映画2011

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