2019年09月28日

荒海




名称:荒海
種類:東京西部
場所:新宿
注文:ラーメン
評価:6/ABB
2019.9.28.
コメント:麺は太めで硬め。スープの絡みは良い。特に問題は感じられない。

スープは業態から見て二郎系かと思ったら、豚骨中心鶏ガラブレンド、魚の出汁を強めに効かせた東京西部タイプだった。麺が太いからか、非常に塩分が強めで、出汁云々よりしょっぱいなーという感想。無料で刻み玉ねぎをくれるのだが、これで味を薄めないと、がんこラーメンで鍛えられた舌でもしょっぱすぎる。方向は普通だし、食べ飽きたとはいえ悪くない仕上げ方なのだが、血圧や腎臓が心配になって思う存分食べるという感じではない。

チャーシューは普通に美味しい。




店名 荒海 (あらうみ)
電話 03-5351-0346
住所 東京都渋谷区代々木2-16-9
営業時間 [月〜土] 11:00〜翌3:00 [日・祝] 11:00〜21:00
定休日 無休  

2018年02月26日

一寸星

目黒の一寸星で一杯。



名称:一寸星
種類:東京西部
場所:目黒
注文:濃厚煮干しらーめん 
評価:5/BAC
2018.2.26.
コメント:良くある濃厚魚介スープだが、豚骨ではなく鶏らしい。やや苦味が口に残るが、味のバランスは悪くない。濃厚なスープに合わせてちょっと温度を低くしているあたりには工夫が感じられるのだが、丼の熱容量が低いようで、食べている最中に本当にぬるくなってしまうのは残念でならない。

麺は細めでほぼストレートの全粒粉タイプ。麺の表面に水の膜ができていて、スープの絡みは今一歩。

チャーシューは凡庸。

店の中には大崎裕史さんの色紙が貼ってあった。この程度の店に色紙を残して行っちゃうあたり、相変わらずラーメンなら何を食っても美味しいのだろうか。まぁ、僕ならありえないな。

店名 麺屋一寸星 (メンヤイッスンボシ)
電話 03-3491-3734
住所 東京都目黒区目黒1-4-15 ヴェローナ目黒 1F
営業時間 11:30〜翌4:00(通し営業)
定休日 無休  

2015年08月31日

鳴龍




名称:鳴龍
種類:担々麺
場所:大塚
注文:麻辣担々麺 
評価:9/AA-
2015.8.31.
コメント:麺は細めのストレート。坦々麺としてはかなりこだわっている様子で、コシ、スープの絡み、ハンドリングの全てに欠点が見当たらない。この完成度の高さは素晴らしいの一言。

スープは鶏ベースで、芝麻醤などを使って仕上げていると思われる。辛いもの好きとしては辛さと痺れの両面でもう一歩踏み込んでくれたらドンピシャと思うのだが、普通の人が食べる分には一番良いバランスだろう。辛口指定などはできないみたいだが、それをやるとスープのバランスが崩れてしまうのかもしれない。

チャーシューはなかったので無評価だが、トッピングが可能な様子だし、醤油、塩もあるので近いうちに再訪して確かめてみる予定。

現在の日本における坦々麺は、どこでも安定して食べることのできるはしご・よかろう、本場っぽい辛さと痺れの辣椒漢、そして完成度の鳴龍が3トップと言えそうだ。

店名 鳴龍 (NAKIRYU)
TEL 03-6304-1811
住所 東京都豊島区南大塚2-34-4 SKY南大塚 1F
営業時間 昼の部 11:30〜15:00 夜の部 18:00〜21:00(月曜日は昼の部のみ)
定休日 火曜日  

2015年05月18日

くろ喜




名称:くろ喜
種類:独自
場所:秋葉原
注文:肉塩そば
評価:6/ABB
2014.5.17.
コメント:麺は細めのストレート。平打ち麺も用意されているが、細麺の方が断然お勧め。やや硬めで、粘り強いもので、歯ごたえがあるのとはちょっと違い、十割そば的な食感に近い。例によって全粒粉配合だが、これまた例によってその効果は良くわからない。店側が能書きを書きやすいということの他に全粒粉を使う意義があるのだろうか。ブラインドにして食べ比べさせたら、大した差は生まれないと思う。見た目で違いがわかるので、うんちくを語りたいラーメンオタクには幸便かもしれない。

スープは鶏ベースの塩味。丁寧に作られていて、雑味がほとんど感じられない清湯スープ。ただ、ラーメンを食べさせるツールとしては若干弱い。

チャーシューはちょっと風味がラーメンを邪魔してしまうのが残念。評価には関係ないが、色々なトッピングもまとまりがない感じで、トータルでコーディネートできていないと思う。

店名 饗 くろ喜
TEL 03-3863-7117
住所 東京都千代田区神田和泉町2-15 四連ビル3号館 1F
営業時間 [月火木土]11:30〜15:00 18:00〜21:00 [水]11:30〜15:00
定休日 金・日・祝  

2014年12月23日

さんかくと、トイ・ボックスと、やまぐちと

ミシュランのビブグルマンに選ばれた店をふたつ食べてみたら、同じように酸っぱいスープだったので、こういうのが流行りなのか、ミシュランの担当者が酸味に寛容なのか、僕の味覚がおかしくなったのか、わからなくなった。こういう時は信頼できる味で確かめるのが一番。ということで、「トイ・ボックス」や「やまぐち」と似た方向の名店、「さんかく」に行ってきた。

スープは鶏ベースのしょうゆ味。全体的にマイルドに仕上げてあるが、バランスは非常に良い。もちろん、酸っぱくはない。

麺は太めの縮れ麺で、加水率が高め。もちもちした食感で、コシがしっかりしていてスープの絡みも良い。

チャーシューだけは今一歩な感じ。

と、やっぱり「トイ・ボックス」や「やまぐち」のスープが酸っぱいことがわかった。あと、「トイ・ボックス」や「やまぐち」よりもさんかくの方が繁盛していた。ミシュランの担当者が、ああいうのが好きなんだろうね。  

2014年12月21日

らぁ麺やまぐち

ミシュランのビブグルマン選出ラーメン店を絨毯爆撃する企画の二軒目は西早稲田の「やまぐち」である。以下、評価。




名称:やまぐち
種類:東京
場所:西早稲田
注文:特製鶏そば
評価:5/BBA
2014.12.20.
コメント:スープは鶏ベースのしょうゆ味。一口レンゲですくって飲んだらぬるい。調理の最後に、鶏油あたりを追加しているのだろう。かき混ぜてから飲むと、温度は平準化されていた。脂で塩気をマイルドにしているのだが、その分酸味が際立つ。バランスが取れていればこれでも構わないのだが、この店ではちょっと酸味が強すぎる印象だ。加えて、わずかではあるものの、苦味も感じられる。

麺は表面に水の膜ができた細麺。水の膜とスープ表面の脂によってスープの絡みは今一歩。しかし、コシは良好。

チャーシューは、豚肉は美味しかった。鶏肉は吉野仕立てなのか、ヌルヌルしていた。スープに加えられた脂とあいまって、食感は良くなかった。

色々な点で鶏油(多分)が悪影響を及ぼしているのがもったいない。先日食べた「トイ・ボックス」と味わいから欠点まで良く似ているのだが、スープのバランスについてはこちらの方が良く、麺はあちらの方が良かった。

トータルで見れば普通に美味しいと思うが、僕なら、このあたりであれば「渡なべ」か、「俺の空」に行く。

店名 らぁ麺やまぐち
TEL 03-3204-5120
住所 東京都新宿区西早稲田2-11-13
営業時間 [月〜金]11:30〜15:00 17:30〜21:00 [土・日・祝]11:30〜21:00
定休日 無休

  

2014年12月20日

トイ・ボックス

日本で最も古いラーメン評論家のひとりとしては、ミシュランに載った店を食べてないというのは困りモノなので、徐々に食べ始めているのだが、今日は三ノ輪のトイ・ボックスに行ってみた。以下、評価。




名称:トイ・ボックス
種類:東京
場所:三ノ輪橋
注文:醤油ラーメン
評価:7/ABA
2014.12.19.
コメント:麺は最近はやりの全粒粉を練り込んだタイプ。特別な食感が楽しめるという感じでもないのだが、コシ、スープの絡みともに良好で、湯切りなどのハンドリングにも問題はない。

スープは鶏ベースの醤油味。動物系の脂が強く、塩分がマイルドになっている。ところが、酸味だけは残ってしまい、ちょっとバランスを崩している。酸味の由来が魚ダシなのか、カエシのみりんなのか、あるいは他の何かなのかまではわからないのだが、苦味と酸味は塩分に比較して脂でマイルドにならないので、脂多めのスープでは弱点になりがち。この店は苦味は全く気にならなかったが、酸味はかなり気になった。

チャーシューは美味しかった。

正直、同じ都営荒川線上で比較的近い時期に食べた「にじゅうぶんのいち」の方がラーメンの質としては上だと思うのだが、「こんな店をミシュランに載せるなんて!」とまなじりを決して文句を言いたくなるわけではない。でも、このレベルでオッケーなら、東京だけで100軒以上掲載しなくちゃだろうな、とは思う。

店名 トイ・ボックス
TEL 03-6458-3664
住所 東京都荒川区 東日暮里1-1-3 1階
営業時間 [平日・土曜]11:00〜15:00 18:00〜21:00 [日曜・祝日]11:00〜15:00
定休日 月曜日(祝日の場合は、翌日の火曜日に振替)

  

にじゅうぶんのいち 再訪

ラーメン屋絨毯爆撃山手線各駅停車編にも掲載したにじゅうぶんのいちに再訪。

以前食べた時とは若干メニューやら、麺やら、変更があったのかも知れない。前回の評価はこちら。

にじゅうぶんのいち
http://buu.blog.jp/archives/51383100.html

以下、今回のレビュー。




注文:特製塩そば

麺はやや細め。いつの間にか、全粒粉を使用するようになったようだ。コシは相変わらずちょっと弱めで、改善するとしたらここだろう。麺硬めのオーダーが可能なのか不明だが、コシが強い方が好みなら、ちょっとお願いしてみても良いと思う。

スープは以前よりも白湯っぽくなくなったのだが、味わいは格別。相当手が込んでいることが容易に想像できる。ここまで完成度の高い鶏系スープは滅多にお目にかかることがない。

チャーシューは以前よりも火が通されているようで、大分味が出てくるようになった。以前はチャーシューが減点ポイントだったのだが、今は見劣りしない。ちなみに鶏2枚、豚2枚、鴨2枚がトッピングされていたのだが、どれも美味しかった。

店名 RAMEN にじゅうぶんのいち (RAMEN 1/20)
TEL 03-3809-6100
住所 東京都荒川区東尾久2-19-10
営業時間 火、木、金、日曜日 11:30〜14:30/18:00〜20:00 水、土曜日 11:30〜14:30 昼のみ営業
定休日 月曜日

  

2013年03月03日

渡なべ(再評価)

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名称:渡なべ
種類:東京西部
場所:西早稲田(高田馬場)
注文:らーめん
評価:10/AAA
2013.3.3
コメント:麺はやや細めでほぼストレート。スープが濃厚なことも手伝って、麺にスープが良く絡む。以前は麺の茹で時間が短いこともあってか、麺の臭みがごくわずかに感じられたのだが、今はそんなこともない。

スープは濃厚な動物系のベースに、魚系のダシを利かせた醤油味。個人的にはもう少し塩気がある方が好みではあるものの、レベルは高い。熱容量の大きな丼が加熱してあるせいで、ラーメンを食べ終わる頃になってもスープが冷めてしまうことはないし、麺がダレることもない。このあたりの細かい気配りが、良い意味でラーメンオタクの作るラーメンっぽい。

チャーシューはスープとのバランスではやや薄味だと思うものの、質は高いと思う。

群雄割拠の高田馬場においても、間違いなく最高レベルの店の一つである。

以下、余談。丼はちょっと小さめで食べにくい。一方で、椅子とカウンターはちょっと低めで座りやすい。

店名 渡なべ
TEL 03-3209-5615
住所 東京都新宿区高田馬場2-1-4
営業時間 11:00〜21:00
定休日 無休  

ガンコンヌードル

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名称:ガンコンヌードル
種類:東京
場所:駒込
注文:醤油ラーメン チャーシュー2種
評価:6/ABB
2013.3.2
コメント:麺は細めでほぼストレート。油断しているとのびてしまいそうな麺なので、モタモタせずにさっさと食べてしまった方が良い。スープの絡みは良好で、この手の麺にありがちな臭みなどはない。

スープは鶏ベースの醤油味で、オーソドックスな東京ラーメンである。そして、無化調ラーメンにありがちな、麺を食べさせるだけのパワーがないのも同様である。非常に丁寧に作っているのは伝わってくるのだが、ラーメンという食べ物をここまで繊細に作ってしまうと、どうしても力強さに欠けるものになる。これは多くの無化調ラーメンに共通の弱点だが、それを克服している店も少ないながらも存在することから、対策を考えて欲しいところである。スープ表面の脂は低温にしてあるようで、一口スープを飲むとぬるい感じだったのだが、良く混ぜたら適温になった。

チャーシューは二種類あるようだったのでトッピングしてみたら、普通のバラ肉と、低温処理されたロース肉だった。後者は最近都内で頻繁に見かけるのだが、この店のは噛み切れないようなことはなく、普通に食べることができた。しかし、ラーメンの丼の中では、調和こそ乱さないものの、特別な存在感を見せるわけでもなく、なぜわざわざこういう調理法を採用するのか理解に苦しむ。バラ肉のチャーシューは普通に美味しいレベルだった。  

2013年03月02日

磯野(再評価)

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名称:磯野
種類:東京
場所:淡路町
注文:醤油らーめん
評価:7/ABA
2013.2.28
コメント:麺は細めでほぼストレート。茹で時間がデリケートなはずだが、絶妙なタイミングで調理されて提供される。スープの絡みも申し分ない。

スープは鶏ベースの醤油味で、トッピングされた岩海苔の香りが食欲をくすぐる。スープの温度はやや低めに設定されていて、味を楽しみやすいように配慮されている。ただ、無化調ラーメンゆえの味の薄さと、スープ表面の脂の膜によって、どうしても味が足りない印象を受けてしまう。これはこの店が開店した当初からの弱点で、むしろ個性と考えるべきかもしれない。

チャーシューは薄口のスープを乱さないように薄味で調理されているが、素材が良く、肉の旨味だけで十分に勝負できている。

神田、神保町界隈には優良店がひしめいていて、池袋、秋葉原、新宿、高田馬場などと並んでラーメン激戦区だが、その中でも出色の店である。

店名 神田 磯野 (かんだ いその)
TEL 03-3256-2929
住所 東京都千代田区神田須田町1-3
営業時間 [月〜金]11:30〜15:00(スープがなくなり次第終了)17:45〜20:30(スープがなくなり次第終了)[土・祝]11:30〜17:30(スープがなくなり次第終了)
定休日 日曜日  

2013年03月01日

東京らあめんタワー

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名称:東京らあめんタワー
種類:東京
場所:浜松町
注文:醤油らあめん
評価:4/ACA
2013.2.28
コメント:麺はやや細めの平たいもの。加水率が通常よりも少し高めで、スープの絡みが良い。コシもしっかりしている。

スープは温度が高く、ラードの油膜が張っていて、味がボケボケである。ベースは多分鶏豚骨のブレンドだと思うのだが、正直よくわからない。甘みが強いのだが、これも野菜からの甘みなのか、別の調味料由来のものなのか、食べただけでは良くわからない。さすがに柚子だけはわかったけれど、総じて脂のせいで一つ一つの素材の良さが感じにくくなっている。

チャーシューは豚バラを炙ったもの。普通、炙り肉はスープの調和を乱してしまうものだが、この店に限ってはむしろ炙っていることによって肉の味がラードの膜を突き破り、存在感を見せていた。

油膜が最大の個性という主張なのだろうが、残念ながら、そのおかげでスープの質が2ランクほど落ちている印象である。食べ終わった頃にようやくスープの温度が下がってきて、少し味がわかるようになってきた。そして、少しぬるくなったスープを味わってみて、もったいないと強く思った。

店名 東京らあめんタワー 芝大門本店
TEL 03-3459-8139
住所 東京都港区浜松町1-27-4
営業時間 [月〜木]10:30〜15:00(L.O) 17:00〜22:00(L.O) [金]10:30〜15:00(L.O) 17:00〜22:30(L.O) [土・祝日]10:30〜15:00(L.O)
定休日 日曜  

2013年02月27日

江戸前煮干中華そば きみはん

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名称:きみはん
種類:東京西部
場所:五反田
注文:江戸前煮干中華そば醤油
評価:5/ABC
2013.2.25
コメント:麺は細めで弱く縮れたもの。コシがしっかりしているし、スープの絡みも良好だが、ごく弱く麺の臭みが残っている。これはたまたまかもしれないし、本当にごくわずかなので、評価を下げるほどではない。

スープは鶏ベースの醤油味で、魚のダシを非常に強めに効かせた東京ラーメン。最初の一口で「苦い!」と感じる。徐々に野菜からと思われる甘みが広がってくるが、苦味が前面にですぎている。苦味が魚に起因しているのか、はたまた醤油からなのかは不明だが、多分魚の処理が十分でないんだと思う。今のままだと「あの苦いラーメン」と表現せざるを得ない。

チャーシューは普通のレベル。トッピングするほどの価値はない。

店名 江戸前煮干中華そば きみはん 五反田店
TEL 03-3491-2005
住所 東京都品川区東五反田2-1-1 JR五反田駅高架下
営業時間 11:00〜4:00
定休日 無休  

2013年02月25日

The Outsiders

山手線の駅の中では屈指のラーメン過疎地、大崎でお店を探していて見つけたのがこのお店。以下、評価。

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名称:The Outsiders
種類:東京とんこつ(二郎系)
場所:大崎
注文:醤油 M
評価:6/BAB
2013.2.25
コメント:麺は太めで角が立ったタイプ。コシがあると言うよりは硬いという感じで、食べていると顎が疲れてくる。残念なのはスープの絡みが悪いことで、スープと麺の一体感は希薄である。レンゲがあれば食べ方で工夫もできるのだが、この店にはそういう気の利いたアイテムは見当たらなかった。

スープは豚骨ベースの醤油味で、背脂が浮いている東京豚骨タイプ。というか、二郎系。モヤシとキャベツが大量にトッピングされているせいもあって、食べているとやや薄味に感じられるのだが、実はスープの味付けはかなり濃いめ。味付けが悪いのではなく、麺が悪い。野菜は量が多すぎて邪魔だけど、こういうのが嬉しい人には良いのかも知れない。

チャーシューは普通に美味しいレベルの煮豚で、トッピングする価値はあると思うが、デフォルトでも十分な量のラーメンなので、私は断念した。

40代以上にはちょっと荷が重いラーメンだが、若い人には良いかも知れない。

店名 The Outsiders (ジ アウトサイダーズ 【旧店名】凛)
TEL 非公開
住所 東京都品川区大崎1-20-16
営業時間 11:00〜15:00 17:30〜21:00
定休日 土曜・日曜・祝日  

2013年02月22日

ぶらり

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名称:ぶらり
種類:独自
場所:日暮里
注文:鶏白湯らーめん
評価:9/AA-
2013.2.22
コメント:麺はやや太めで弱く縮れた手打ち風太平タイプ。コシ、スープの絡みともに良好で雑味も感じなければ臭みもない良品。

スープは濃厚な鶏白湯タイプ。鶏白湯の中ではややあっさり気味な印象もあるが、ラーメンとしてはこってりしている部類である。スープの温度が高いので薄味に感じられ、個人的にはもうちょっと味が濃い方が好みだが、これでも十分に美味しい。

チャーシューは鶏肉を使ったもので、普通に美味しかった。

ラーメンの質はかなり高いと思うのだが、トッピングがどれもこれもイマイチなのが残念である。余計な工夫などせず、標準的なトッピングで十分に勝負できるはずである。

店名 麺酒処 ぶらり
TEL 03-3805-9766
住所 東京都荒川区東日暮里5-52-5
営業時間 [月〜金] 11:30〜15:00 17:00〜23:30 [土・日・祝] 11:30〜22:00
定休日 なし  

2013年02月21日

ラーメンゼロ PLUS

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名称:ラーメンゼロ PLUS
種類:東京西部
場所:表参道(原宿)
注文:ベーシックゼロ
評価:6/ABB
2013.2.21
コメント:麺は細めでほぼストレート。スープの絡みは良く、コシもしっかりしている。

スープは豚骨鶏ガラブレンドと思われる濁ったタイプ。ベースのスープはお湯をがんがん沸騰させて作っていると予想される。これに野菜や魚介類を加えて味を整えているようだ。化学調味料と醤油を使っていないのが売りで、飲んでみると確かに魚のダシの味がする。ただ、何やらぼんやりした味になっていて、魚っぽさだけがフワフワしている。ラーメンのスープの歴史を振り返れば、恐らくこういうスープだとまとまりが悪いので、醤油なり、化学調味料なりを使ったんだと思う。つまり、先祖返りである。それが奏功しているかといえば疑問で、ダシで味を構築しようとして、同時に雑味まで引き出してしまっている。それを丸め込む存在がないので、打ちっぱなしのコンクリートのような味になっている。

チャーシューは肉質は良いけれど、味がほとんどしない煮豚で、トッピングするほどでもない。

この店の前にあった「MIST」は高いのにオペレーションがしっかりしていない店だったけれど、この店は品質は安定している印象だ。値段もMISTに比較すると300円安く、900円からである。しかしそれでもなお、割高感がある。何か、「無化調」を求める精神が空回りしているような印象を受ける。

店名 ラーメンゼロ PLUS
TEL 03-3470-3381
住所 東京都渋谷区神宮前4丁目12-10 表参道ヒルズ 本館3F
営業時間 [月〜土]11:00〜23:00(L.O.22:30) [日・祝]11:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日 表参道ヒルズに準ずる  

2013年02月20日

いそじ

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名称:いそじ
種類:東京西部
場所:代々木
注文:中華そば
評価:5/BAC
2013.2.19
コメント:麺はやや太めでほぼストレート。コシはしっかりしているのだが、麺の表面がかなりツルツルしていてスープの絡みが悪いのが惜しい。

スープはやや濃厚な動物スープがベースで、これにかなり強めに魚介のダシを効かせたもの。酸味や苦味が気になるようなことはなく、逆に少し薄味に感じるくらいだが、良く整った味である。ただ、ところどころに魚粉の塊のようなものがあって、良くかき混ぜないとびっくりすることになる。スープの方向性はここ数年大流行の濃厚魚介なので、それほど驚くような味ではない。

チャーシューは普通に美味しいレベルで、トッピングするほどではない。

店名 麺恋処 いそじ (めんこいどころ いそじ)
TEL 03-3378-6555
住所 東京都渋谷区代々木1-14-5
営業時間 11:30〜19:00(L.O)(麺またはスープがなくなり次第終了)
定休日 日曜・祝日

  

2013年02月19日

さんかく(再評価)

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名称:さんかく
種類:東京
場所:目白
注文:中華そば
評価:8/AAC
2013.2.19
コメント:麺は太めの手もみ縮れ麺で、加水率が高めである。モチモチした食感で、スープがよく絡む。歯ざわり、喉越しが良く、高品質である。

スープは鶏ベースの醤油味。ダシがしっかりしていて、麺に良く絡むので、無化調ラーメンにありがちな味のないラーメンにはなっていない。

チャーシューは肉質が今一歩だが、味付けやスープとのバランスは良い。

山手線の中ではラーメン空白地帯の一つが目白だが、この店を知っていれば問題ない。ただ、平日は夜の営業がなく、普通のサラリーマンにはハードルが高めである。

店名 さんかく
TEL 03-3565-3300
住所 東京都豊島区目白3-2-14
営業時間 月〜木 11:30〜15:00(LO.14:30) 金・土 11:30〜15:00(LO.14:30)17:30〜20:30
定休日 日曜日・祝日  

2013年02月16日

むらさき山

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名称:むらさき山
種類:和歌山
場所:田町
注文:中華そば
評価:4/BBB
2013.2.14
コメント:豚骨をベースにした醤油味の濃厚スープである。温度がかなり高く設定されていて、塩分よりも濃厚さが前面に出ている。そのため、やや薄味に感じられるが、スープそのものにはきちんと味が付いている。気になるのがデフォルトでトッピングされている焦がしネギで、これがスープの風味に大きな影響を与えている。個人的な感覚では、味、香りの両面で、これは邪魔だと思う。

麺は細めでほぼストレート。加水率がやや低めに感じられる、硬めの麺である。食べ始めに弱く雑味が感じられたが、食べ進むにつれて気にならなくなった。スープの絡みは良好である。

チャーシューは無難に美味しい。わざわざトッピングするほどではないけれど、仮にトッピングしたとしても損をした気分にはならないだろう。

スープの温度を少し低めにしたり、焦がしネギのトッピングをオーダー制にするだけで簡単にワンランクアップしそうな店である。

店名 むらさき山
TEL 03-3455-8966
住所 東京都港区芝5-23-8
営業時間 [月-金]11:30〜16:00頃、17:00頃〜23:30 [土]11:30〜16:00頃、17:00頃〜22:30
定休日 日曜日  

2013年02月15日

青島食堂 秋葉原店

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名称:青島食堂 秋葉原店
種類:新潟
場所:秋葉原
注文:青島チャーシュー
評価:6/B特AC
2013.2.14
コメント:麺は中位の太さの縮れ麺。偏平タイプで透明度があるものである。スープの絡みは良いのだが、若干茹ですぎで柔らかいのが気になる。麺硬めの注文も可能なようなので、注文の際に伝えておく方が良いだろう。

スープは鶏ベースで生姜の風味が前面に出た醤油味。このスープのバランスが非常に良い。これなら「味が足りない」といった事態は全く考えられず、しっかりと麺を楽しませてくれる。

チャーシューは肉質が悪い。最近はチャーシューのトッピングで250円アップぐらいが標準だと思うのだが、この店は100円なので仕方がない。とはいえ、決して美味しいものではないので、どうしても肉が食べたいという人以外にはチャーシュー増量はお勧めしない。

価格設定から見て、サラリーマンのお腹を満たすための、コストパフォーマンスを重視した店に見えるが、少なくともスープのできは素晴らしい。もうちょっと麺にも力を入れたら良いのにもったいない、というのが正直な感想である。

店名 青島食堂 秋葉原店
TEL 03-5820-0037
住所 東京都千代田区神田佐久間町3-20-1
営業時間 11:30〜19:00(スープがなくなり次第終了)
定休日 火曜日  

2013年02月14日

にじゅうぶんのいち

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名称:RAMEN にじゅうぶんのいち
種類:鶏白湯
場所:東尾久三丁目(田端)
注文:芳酵鶏だしラーメン塩
評価:9/AAB
2013.2.13
コメント:麺はやや細めで、弱くよりが入ったもの。食べ始めはしっかりしたコシを楽しめるが、モタモタしていると少しダレてくる。若干気になるものの、細麺だから仕方のないところもある。そういうものだと割り切って、さっさと食べ終えてしまうのが良いだろう。

スープは鶏ベースの白湯。トッピングで余計な工夫をせず、スープの味で勝負しているところが潔い。過剰にこってりしておらず、味の調整も素晴らしい。鶏白湯のお手本のようなスープである。

チャーシューは豚肉の処理が今一歩なのか、少し臭みが感じられたのが残念だったけれど、味は悪くない。ラーメン界ではなぜか最近この手の低温で処理された豚肉をあちこちで見かけるけれど、炙りチャーシューと同様、ラーメンにはフィットしにくいと思う。どうしても出したいなら、もっと薄く切ったほうが良い。一方、鶏のムネ肉は無難な味だった。

店内は清潔感があって、店主の接客姿勢が素晴らしい。味も含めて、ここ一年ぐらいでは自信を持ってイチオシの店である。

店名 RAMEN にじゅうぶんのいち (RAMEN 1/20)
TEL 03-3809-6100
住所 東京都荒川区東尾久2-19-10
営業時間 火、木、金曜日11:30〜14:30/18:00〜21:00 水、土曜日 11:30〜14:30 昼のみ営業
定休日 月曜日 ※祝日の場合11:30〜14:30/18:00〜21:00翌日振替休日  

2013年02月13日

昭和歌謡ショー

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名称:昭和歌謡ショー
種類:東京
場所:庚申塚(大塚)
注文:王道の醤油 チャーシューメン
評価:7/ABA
2013.2.13
コメント:全くラーメン屋っぽくない屋号だが、普通のラーメン屋である。

麺はやや細めのほぼストレート。コシ、スープの絡みともに良好で、雑味や余計な臭みがない良品である。

スープは鶏ベースの醤油味で、いわゆる東京ラーメン。山手線北東部にはこの手のスープがまだ健在である。ただ、単体で飲むと素晴らしく美味しいのに、麺を食べさせるのには力不足、というお決まりのパターンで、このあたりは無化調ラーメンの共通の課題だろう。味の不足分を補うためか、魚や醤油を強めに使っていて、そこから出てきていると思われる苦味もちょっと気になる。

チャーシューは若干味付けが濃いと思うが、肉質自体は良く、美味しい。

店内ではYMO、松山千春、オフコースなどがBGMに流れていて、あぁ、なるほど、昭和歌謡ショーである。

店名 昭和歌謡ショー
TEL 非公開
住所 東京都豊島区巣鴨4-35-2 巣鴨岩下ビル 1F
営業時間 11:30〜15:00 17:00〜スープなくなり次第終了(20:00頃)
定休日 月曜日

余談:石神色紙の店です。
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七麺鳥

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名称:七麺鳥
種類:東京
場所:鶯谷
注文:鶏醤油ラーメン
評価:4/BBB
2013.2.12
コメント:日・月はとんこつラーメン、火〜土が鶏ベースのラーメンという二毛作ラーメン屋さんの鶏バージョン。

麺は細めのほぼストレートタイプ。コシはしっかりしているものの、麺の表面はちょっと緩い感じ。湯切りが荒削りなのかも知れない。

スープは鶏ベースの醤油味。いわゆる東京ラーメンっぽいスープで、最近はあまり見かけないもの。鶏の旨みはきちんと出ていて、良くある「味がないスープ」とは一線を画している。しかし、酸味がかなり強く、苦味も感じられる。スープとしての完成度は今一歩な印象で、熟成が足りないんだと思う。

チャーシューは標準的な肉質のバラ肉の煮豚である。素晴らしく美味しいわけではないが、決して悪くはない。

全体的に未熟で、まだまだ伸びしろが多い店だと思う。

店名 七麺鳥
TEL 03-5828-8558
住所 東京都台東区下谷1-13-10 石川ビル 1F
営業時間 11:30〜15:00 17:30〜22:00
定休日 日・月曜日  

2013年02月12日

Japanese Soba Noodles 蔦

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名称:Japanese Soba Noodles 蔦
種類:東京
場所:巣鴨
注文:チャーシュー醤油そば
評価:6/ABB
2013.2.12
コメント:素材にこだわり、化学調味料を使わない、という典型的な無化調薀蓄系で、ラーメンオタクにうけそうな店である。

食べてみると一層なるほどな、という印象を受ける。麺は細めのほぼストレート。コシがしっかりしていて、舌触りは滑らか。スープの絡みも悪くない。良く見ると最近はやりの全粒粉を使っている。全粒粉の効果は良く分からないが、麺はかなりの良品だと思う。

スープは鶏ベースの醤油味。魚介系のダシが適度に効いている。レンゲで飲む分には素晴らしい。しかし、麺を食べさせるほどのパワーは兼ね備えていない。仕方がないので、レンゲにスープと麺を乗せて同時に食べると確かにうまい。レンゲなしではスープと麺の一体感に欠けるのは、恐らくスープ表面の脂のせいだろう。

チャーシューは2種類の肉がトッピングされているが、美味しいのはバラ肉の方。ところが、バラ肉からは脂が染み出てしまい、スープの風味をぼけさせている。一方で肩ロースは低温で調理しているせいもあって、スープの味を損なうことはない。ただ、こちらはもっと薄く切らないと食べにくい。

弱点を克服できていない無化調ラーメンの典型例とも言える。あと、この店はなぜ「Japanese Soba Noodles」なのだろう。そもそも、Japanese Soba Noodlesってなんだろう?日本蕎麦ではないの?

店名 Japanese Soba Noodles 蔦
TEL 03-3943-1007
住所 東京都豊島区巣鴨1-14-1
営業時間 [火〜土]11:30〜14:30 18:00〜20:00 [木・日]11:30〜14:30 材料切れの場合終了
定休日 月曜日  

2013年02月08日

ひだまり

池袋から上野ぐらいまでの、山手線北東側のお店を全然食べていないので、ちょっと重点的に食べてみようかな、と思い、まずは西日暮里に行ってみた。色々と美味しそうな店はあったんだけど、つけ麺しかないお店は断念、他に本店がある店もやめておいたら、残ったのがこのお店。以下、評価。

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名称:ひだまり
種類:独自
場所:西日暮里
注文:和風塩らぁめん
評価:6/ABB
2013.2.8
コメント:麺は九州系のような細麺。過剰に硬すぎず、適度なコシを楽しめる。麺が細いので、スープの絡みも良い。

スープは鶏ベースで、鰹節の旨みが強めに感じられる塩味。スープ単体では非常に美味しいと思うのだが、残念ながら麺を美味しく食べさせるには力不足。せっかく麺にスープが絡んでも、スープと麺の美味しさが一体にならない。この手のお店は以前から化学調味料不使用のお店に良く見かけられたのだが、最近、非常に多い気がする。

チャーシューは普通に美味しいレベル。炙りチャーシューがあったけれど今回はトッピングしなかった。あくまでも想像だが、スープが繊細なので、焦げた脂の風味がスープを台無しにしてしまう可能性が捨てきれない。そもそも、炙りチャーシューに挑戦して、きちんと成功しているお店をまだ見たことがない。

店は清潔感があって、雰囲気が非常に良い。女性一人でも入りやすく、味も繊細で女性向き。それだけに、スープの今一歩具合が残念でならない。とはいえ、個人的には高く評価したい店である。

店名 麺やひだまり
TEL 03-3821-5211
住所 東京都文京区千駄木3-43-9
営業時間 11:30〜15:00 18:00〜22:30 (食材無くなり次第終了)
定休日 無し(年中無休)  

2013年02月05日

優創

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名称:優創
種類:独自
場所:新大久保
注文:魚介味噌ラーメン(880円)
評価:9/AAB
2013.2.5
コメント:麺は太めの平打ち太平タイプで、同様の麺と比較しても幅が広い。食べてみると適度なコシで、スープの絡みは良好である。ともすると「硬ければ良い」という感じになりがちだが、麺の硬さはやはり適切なレベルがあって、硬すぎてはだめだ。この店の場合、幅が広い分、やや柔らかめに茹でてある気がするが、それは決してマイナスではなく、むしろちょうど良い着地点を見つけているように感じられる。

スープは豚骨ベースに海老、蟹などの甲殻類のダシを強めに効かせたもの。ありそうで、あまりないタイプ。今回はこれの味噌を注文。ベースがしっかりしているので、濃いめの味付けでも問題ない。若干、甲殻類から出ていると思われる苦味があるが、味噌の味がかなり前面に出ているので、気になるほどではない。

チャーシューは無難にまとめた感じの煮豚。スープ、麺が冒険しているので、チャーシューだけ保守的でちょっと違和感があるものの、品質はなかなかのものだと思う。

エビ、カニが好きな人は、一度は食べてみるべきだろう。

店名 麺屋 優創
TEL・予約 03-5937-4898
住所 東京都新宿区百人町2-19-11 サニーコープ エトナ1F
営業時間 11:30〜21:00
定休日 水曜日  

2012年11月03日

トナリ

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名称:トナリ
種類:タンメン
場所:東京
評価:6/AB-
2012.11.1
コメント:麺は太めで平たい多加水麺。スープの絡み、コシともに良好で美味しい。

スープは多分豚骨ベースの塩味だと思うけれど、野菜がいっぱい過ぎて正直良くわからない。野菜はモヤシ、キャベツ、玉ねぎなどなど。これらの味がしっかりとスープに出ているので、美味しく食べることができる。ただ、「すげぇうまい」かと言われるとそんなこともなく、こういう野菜を使えばこういう味になるよね、という、想定の範囲内の味。追加の有無を聞かれる生姜はもちろん追加したけれど、これもまぁ普通。

チャーシューはないので無評価。

良くまとまっていると思うけれど、行列するほどの幸福感はない。ただ、それでも濃厚な豚骨と魚介スープばかりのラーメン界にあっては、また行こうかな、と思わされる。行列していないなら、だけど。

店名 トナリ 丸の内店
TEL 03-3240-6066
住所 東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビル TOKIA B1F
営業時間 11:00〜22:00(L.O.21:30)
定休日 無休  

2012年06月14日

現存するラーメン屋では、多分一番食べている店

銀座のはしごでだあろうだんだんめんの大辛。うまいねぇ。

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担々麺としては辣椒漢の方がうまいと思うけれど、場所が良いんだよね、この店は。  

2012年03月21日

麺屋武蔵 武骨

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名称:麺屋武蔵 武骨
種類:東京西部
場所:御徒町
評価:10/AAA
2012.3.18
コメント:麺は太めでやや扁平なもの。腰がしっかりしていて、スープの絡みも良い。武蔵の系列はどこの店に行っても、質、扱いともにしっかりしていて、ダメな店を見た記憶がない。

スープは豚骨ベースのこってりタイプ。それに魚介系のダシを強めに効かせた東京西部タイプ。東京西部系としてはかなりこってりしていて、それでいて下品ではない感じ。非常にクオリティが高い。

チャーシューの代わりに角煮が入ってきたけれど、これもスープの味を損なわず、それでいて存在感があるところが素晴らしい。

どこをとっても弱点が見つからない。非常に高品質なラーメンである。ただひとつ残念なのは、もうすっかり食べ飽きてしまった味で、新味が感じられないことだろうか。僕にとっては家系と同じで、評論家としての立場がなかったら絶対に自分から食べることはない味である。

店名 麺屋武蔵 武骨 (めんやむさしぶこつ)
TEL 03-3834-6528
住所 東京都台東区上野6-7-3 矢島ビル 1F
営業時間 11:30〜22:00
定休日 無休  

2011年06月24日

しみる

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名称:しみる
種類:東京西部
場所:目黒
評価:7/ABA
2011.6.23
コメント:麺は中くらいの太さのほぼストレート。かんすい臭もなく、コシもしっかりしている。スープもそこそこ絡む良品。

スープは鶏、豚骨ブレンドがベースだと思うのだけれど、とにかく鰹ダシが強烈で良くわからない。煮物とか味噌汁を作ったら美味しそうなダシだけれど、日本人好みといえば日本人好みだと思う。ただ、ちょっと強烈すぎて、すぐに飽きちゃうというか、舌が麻痺してしまう。もうちょっと抑えたほうが良いと思う。

チャーシューは2タイプが入ってきたけれど、両方ともに結構美味しかった。

味玉子はイマイチだった。味が薄いのではなく、スープに負けてしまっていた。そのくらいに強烈なスープだった。

目黒は未食のお店が多いのでなかなかリピートすることにならないのだけれど、「目黒ではどこがおすすめ?」と聞かれた場合は候補の一つに挙げると思う。

店名 麺屋しみる
TEL 03-5436-2234
住所 東京都目黒区下目黒1-3-28 サンウッド目黒 B1F
営業時間 11:00〜14:30 17:30〜22:00頃(麺・スープ売り切れまで)
定休日 不定休  

2010年12月23日

銀笹

午前中に汐留、午後に銀座で打ち合わせだったので、移動の際に「勇」はどうなったのかなー、などと思って銀座のシェルの裏を歩いていて見つけたお店。となりのもつ鍋屋さんのランチにも呼ばれたのだけれど、そこはまぁ、それ、ラーメン評論家の看板を下ろしたわけでもなく、ちょっと寄ってみた。以下、評価。

名称:銀笹
種類:独自
場所:銀座
評価:9/AAB
2010.12.22
コメント:麺は細めの縮れ麺。微妙にかん水臭さのような雑臭が感じられたような気もするのだが、気のせいかも。コシがしっかりしているというまではいかないけれど、必要にして十分な歯ごたえ。硬ければ良いというものでもない。スープも良く絡む。

スープは鶏がらトンコツブレンドの塩味(塩ラーメンを頼んだから)。和風系のダシも感じられるけれど、控えめで上品な感じ。この手のうんちく系のラーメンでは必要以上に魚のダシを前面に出すお店が多いけれど、この店はそんなこともなく、適度なバランスを取っていて好印象。

チャーシューもスープにフィットしていて美味しい。残念ながら「おっ!」という感じには至らないものの、出来はなかなかのもの。

塩ラーメンとしては非常にクオリティが高い。銀座ではかなり上位に入ると思う。ただ、50円のトッピングののり、デフォルトのチャーシューなど、物凄く少量。ラーメンのバランスを崩さない、という意味では非常に良識的だし、正しいと思うが、ちょっと寂しい感じ。これまた評価には無関係だが、半鯛めしもなかなか美味しかった。量が少ないので、これもラーメンのスープをかけて食べるなどのバリエーションを確かめるには至らず。銀座じゃなければもっと安くできそうなので、ちょっと惜しい。

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店名 麺処 銀笹
TEL 03-3543-0280
住所 東京都中央区銀座8-15-2 藤ビル1F
営業時間 11:30~15:00 17:30~22:00
定休日 日曜・祝日  

2010年10月14日

真武咲弥

道玄坂を別の店を目指して登っていたら見つけて、食べてみた。以下、評価。

名称:真武咲弥
種類:北海道
場所:渋谷
評価:8/AAC
2010.10.14
コメント:麺は小林製麺の標準的札幌ゴム麺。適切に調理されており、不満はどこにもない。小林、西山、森住あたりの麺は店員がきちんとマニュアル通りに調理していれば外しようがない。

スープは表面にどうぶつ脂の層ができている純連タイプ。熱すぎるためにしっかりと味わうことができないのがちょっと残念だが、これも普通に美味しい。個人的にはもっとそれぞれの出汁が前面に出て、加えてニンニクの風味が強烈だと評価が上がるのだけれど、このスープでも十分に満足できる。味噌ラーメンでも美味しく食べることができるという意味では貴重な店。

チャーシューは、麺、スープに不釣合いなほど不味い。久しぶりに食べる気が失せてしまい、残してしまった。こんな不味いチャーシューなら、何も乗せない方がまし。

テーブルの上にはきちんと一味が置いてあって、ツボもおさえている。東京で味噌ラーメンを食べたいと思ったら、必ず候補の一つになるはず。

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店名 真武咲弥 渋谷店 (SHINBUSAKIYA)
TEL 03-6416-3778
住所 東京都渋谷区道玄坂2-10-3  

2010年04月22日

久しぶりにまるきゅうの塩

池袋にできたラーメンの新店で食べようと思ったら、行列。僕はラーメンごときで行列するなんてちょっと考えられないので、まるきゅうに行ってみた。こちらはすぐ入れる感じなので、塩ラーメン。

相変わらず美味しいのは良いんだけれど、まるきゅうに来るつもりがなかったので、スタンプカードを持ってこなかった。ちょっと失敗。

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まるきゅうは今、夜もやっていて、夜は別のスープを出しているんだよね。でも、夜にこのあたりに来てラーメンっていう展開はまずないので、まだ食べたことがない。いつ食べることができるかなぁ。

昔は金曜、土曜にやっていた鶏白湯は今は金曜日だけ。これもちょっと残念。金曜日に池袋で会議をするようにしようかな。  

2010年03月19日

しろ八

名称:しろ八
種類:独自
場所:新宿御苑
評価:7/ABA
2010.3.17
コメント:無化調ラーメンというと8割方、「味が足りない」ラーメンになるので、この店も多分その手のうんちく系だろうな、と思ったのだけれど、さにあらず。うんちく系なのは間違いないけれど、ラーメンにはきちんと味があって、十分に美味しかった。

麺は太めの平打ちタイプ。スープの絡みが良く、コシもしっかりしている。余計な雑味もなく、非常にレベルが高い。

スープはとんこつ鶏ガラブレンドの醤油味。無化調とのことだけれど、ダシが濃縮されていてきちんと味がある。だからといって塩に頼っているわけでもなく、非常に洗練されている印象。唯一、スープの量が少ないために、スープが冷めるのが早いのが惜しい。しかし、かなり手間がかかっているスープみたいなので、ある程度量をけちらないと採算に乗らないのかも知れない。

チャーシューはスープとのバランスがしっかり取れているもので、非常に美味しい。個人的にはちょっと脂が多いのが残念ではあったけれど、これは好みの問題。

こってり醤油、塩もあるみたいなので、近々、食べてみたいと思う。このあたりには結構侮れない店がいくつかあるのだけれど、その中にあっても今のところ一番印象が良い。

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店名 旬麺 しろ八 (しゅんめん しろはち)
TEL 03-3341-0207
住所 東京都新宿区新宿1-12-1 サンサーラ第三御苑101
営業時間 11:30〜スープ切れ終了(現在19:00頃)
定休日 日・祝日  

2009年09月14日

一蘭池袋で写真撮影会

a0ed5ee4.jpgまぁ、今さら一蘭でもないのだけれど、今日はまるきゅうが夏休みで、俺の空は先日食べたばかり。ど、こ、に、し、よ、う、か、な、ということで、一蘭にしてみた。

こうやって写真に撮ると、一蘭のラーメンって美味しそうだねぇ。写真写りの良いラーメンと言うのも新しい評価軸。と言いつつ、見た目と味は全然リンクしないのだが。ちなみに一蘭のラーメンは相変わらず、まぁまぁ。

ちなみに以前の評価はこれとかなんだけれど、

一蘭池袋

写真写りが全然違う(^^;  

2007年02月24日

AFURI

30d5d01d.JPG名称:AFURI
種類:東京西部
場所:恵比寿
評価:6/ABB
2007.2.24
コメント:あの中村屋の関係店ということで結構期待して行ったのだが、意外と平凡というか、逆に弱点が目立つラーメンだったのでびっくり。

スープはトリガラトンコツブレンドの醤油味。やや脂が多く、味がぼけている感じは否めない。ただ、これはこれで色々な旨みが楽しめて、悪くはない。

麺は細めのほぼストレート。個人的にはもうちょっと固めが好みだが、この程度なら十分。スープの絡みも良好でなかなかの良品。

と、ここまでは特にマイナスポイントはないのだけれど、一番の欠点はチャーシュー。チャーシューも普通に美味しいのだけれど、その風味がスープに溶け出してしまい、折角のスープが台無し。チャーシュー抜きで注文すれば良かったと後悔するぐらい。もうちょっと何とかならないのかなぁ。

超有名店なので大行列かと思ったのだけれどさにあらず。20時過ぎに行ったのだが空席がかなり目立っていて、すんなり座れた。こうやってすぐに座れるなら次は塩を試してみようかなぁと思わないでもない。
  

2006年05月11日

なんつッ亭

52a15a92.jpg大行列の本店のうわさを聞くにつけ、一生食べることはないだろうなと思っていた店なのだけれどもなぜか品川の品達店は行列なし。行列なしならもちろん食べてみますよ、はい。ということで、以下評価です。

名称:なんつッ亭
種類:熊本
場所:品川
評価:10/AAA
2006.5.11
コメント:注文したのはラーメンに海苔のトッピング。おかげで写真には海苔しか写っていないがご容赦(^^; で、何の予備知識もなく食べてみたわけですが、なんだ、これ、ただの熊本ラーメンじゃん。

スープは豚骨ベースのややあっさりめの白湯スープに大量のマー油を載せたもの。ベースのスープはきちんとだしが取れている上に単純な豚骨ではなく微妙に和風だしを効かせた感じ。非常に良いバランスで仕上がっていて美味しい。

麺は熊本系としてはやや細めのストレート麺。加水率が低めだが、麺が細いせいかぼそぼそした印象はない。スープが良く絡むし、腰もしっかりしている。きちんと基本的なところを押さえた良品。

チャーシューはやや薄味の煮豚だが、これもスープにマッチしていて美味しい。

トッピングのもやしがちょっと邪魔な感じがするんだけど、これは好みの問題。逆に海苔のトッピングは正解で美味しさが増した感じ。これももちろん好みの問題。

ということで、全体としては非常に良くまとまった熊本ラーメンでした。でも、このラーメンに何時間も行列するというのは激しく疑問。10分待つのも嫌だな。このレベルなら美味しかった頃の肥後もんず、最近食べていないのでどうなっているかわからない肥後っ子大石家といったところと大して変わらないと思う。遠くまででかけてさらに行列っていうなら白楽のひらやまだって良いしなぁ。行列してなければもちろんまた食べます(^^。