2017年11月03日

IT イット “それ”が見えたら、終わり

スティーブン・キングの代表的作品の二度目の映像化。前はテレビシリーズ、今回は映画。

ピエロの姿の怪物が子供達を襲う。それに対していじめられっ子たちが結束して戦うという内容。この、少年探偵団風の味付けは「Stand by Me(スタンドバイミー)」に近い。

映画は「第1章」だったので、続編前提なのだろう。最後までピエロが何なのかはわからないままだった。

ともかく、気持ち悪いし、怖い。ホラー映画は苦手なので、やばかった。途中で何度も怖くて笑ってしまった。

映画としてはなかなか良くできていたと思う。評価は☆2つ半。

それにしても変な邦題。  

Posted by buu2 at 23:00Comments(0)映画2017

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2017年10月10日

Blade Runner 2049

ブレードランナー2049をIMAX 2Dで観てきた。米国では大コケという記事があったのだが、

映画「ブレードランナー」続編が大コケ 中年にしか受けない説
https://forbesjapan.com/articles/detail/18025

実際には映画館の窓口はスターウォーズでもできなかった行列ができていて、その構成は主に若い女性だった。

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第1作は公開直後はイマイチの人気だったものの、その後、徐々にSFファンの口コミによって人気が出てきて、今では知らない映画ファンはいないほどの名作と言われている。支持されてきた経緯は宮崎駿の「カリオストロの城」に良く似ている。

その続編ということで、ファンの期待は嫌でも高まる。これは監督もやりにくい。こんな状況に挑んだのは、「Arrival」(邦題:メッセージ)で独特な世界観を見せることに成功したドゥニ・ヴィルヌーヴ、50歳。中学生の頃に第1作を観た計算である。そして、主演は「ラ・ラ・ランド」のライアン・ゴズリン。

ブレードランナーはオープニングから観るものを圧倒したが、その点は2049も同じ。2019年のロスが2049年にはどうなっているのか、誰もが気になるところだが、それを見事に表現していた。ブレードランナーの世界観は多くの映画制作者に影響を与えたので、たとえばちょっと古くはスピルバーグの「A.I.」、最近だと先日公開された「Ghost in the Shell」などでも、ブレードランナー後の世界を想像することができたのだが、そうした作品で観てきた「ブレードランナー後」とは全く異なる世界を観ることができた。スクリーンの上に存在したものは、間違いなく「あれ」の30年後だった。

そうした下敷きの上にのせられたのは、本作でも人工物の心である。このテーマはオリジナルと変わらない。しかし、描かれている心象は、街と同じく30年の時間を経ている。この辺から、脚本がじっくりと練り上げられていることを感じる。

続編が前作を乗り越えるのはとても難しい。過去を振り返ってみても、ゴッドファーザーパート2、トイストーリー3、ダークナイトなど、ごくわずかである。その上、ブレードランナーはすでに最高ともいえる評価を受けている作品だ。だから、これを抜くのは至難の業だし、正直、僕もそれを抜くことは期待していなかった。どうしたって、先駆者の偉大さを追い抜くことは尋常ではできない。多分、全てを加味すると、超えてはいないのだろう。しかし、それでもなお、作品は見事だったと思う。きちんとオリジナルを踏襲し、その30年後として違和感のない範囲で、かつ見たこともない世界を描き出していた。誰もが知りたかったデッカードとレイチェルの「その後」を提示した。そして、これまでのいくつかの作品で語られてきた、人工的知能の死と愛を描ききっていたと思う。

主役のライアン・ゴズリンの前では、今や重鎮となったハリソン・フォードも霞んでみえる。しかし、それは演出ゆえだろう。

映像、キャスト、ストーリー、音楽、それらについて全てきちんと上書きして、30年後にアップデートしてくれたこの作品に感謝したい。この時代に生きていて良かったと思うことの一つになった。

本作の鑑賞にあたっては、オリジナルのファイナル・カット版の鑑賞を強く推奨する。  
Posted by buu2 at 23:30Comments(0)映画2017

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2017年08月19日

Xーウィングが九州で大活躍の図

フェイスブックのStar Warsの公式アカウントの記事で描かれていたXーウィングが格好良かったので、何気なく「翻訳する」ボタンを押してみたら、九州で大活躍するXーウィングの写真だったことが判明して涙がでてきた。思わず画面をキャプチャーした。

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Posted by buu2 at 01:33Comments(0)スター・ウォーズ

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2017年07月17日

Despicable Me 3(怪盗グルーのミニオン大脱走)

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ミニオンは脇役なのになぜか主役のような扱いの日本では、旧作も含めまるで主役のような邦題がついているのだが、もちろんこの映画の主役はミニオンではなくグルーである。

映画自体は他愛もない内容だが、普通に大人から子供まで楽しめるようにできている。音楽も懐メロを上手に取り入れていて、子供にせがまれて映画館を訪れた中・高年への配慮も怠りない。

とはいえ、いろいろな伏線が回収されないままに90分の上映時間が終了してしまったのはとても残念。「あれはどうなっちゃったの??」という話がいくつもある。

それにしても、米国人はマイケル・ジャクソンが大好きなんだね。あと、子供の目がものすごくキラキラしている。

「この程度の英語は完璧に理解できるようにならないと」と思った。  
Posted by buu2 at 00:12Comments(0)映画2017

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2017年06月24日

ザ・マミー/呪われた砂漠の王女

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ハムナプトラのリブートかと思ったら、『ミイラ再生』のリブートらしい。ハムナプトラも『ミイラ再生』のリブートなので、この作品はハムナプトラの兄弟作品になるようだ。ややこしい。

ミッション・インポッシブルシリーズ以外は何をやっても駄作になるトム・クルーズが主演とあって、本作もちょっといただけない。色々中途半端で、面白いシーンは飛行機が墜落するあたりだけ。しかも、これが前半に出てきてしまったので、あとはちょっと退屈だった。だって、普通のゾンビ・映画と大差ないんだもの。

黒目が二つに分裂するのが見せ場だったのかもしれないけれど、複眼になったらどう見えるのか、それを映像で表現しないと面白くもなんともない。

ソフィア・ブテラは可愛かったけどね。
  
Posted by buu2 at 08:00Comments(0)映画2017

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2017年06月21日

Gold

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いわゆるBre-X事件の映画化とのことだけど、残念ながらBre-X事件というのを知らなかった。この映画で勉強した。

どこまで事実なのかわからないが、ストーリーはきちんとラストで風呂敷を畳んでいて、映画としては面白かった。ただ、音楽の使い方などはあまり好きになれなかった。

それにしても、こんな詐欺に引っかかるって、あとから思えばどんだけ間抜けなんだよ、という話である。  
Posted by buu2 at 23:15Comments(0)映画2016

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2017年06月13日

LOGAN/ローガン

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初期のミュータントたちが絶滅していくなかで、世代交代していく様を描いている。

不死身で無敵だったウルヴァリンもすっかり衰えて、存在意義さえも見失っていたところで身元不明の少女と出会い、老人ボケが始まっているプロフェッサーXとともに、その少女を助けていく。

全体的に暗く、シリアスで、もう少しユーモアがあればもっと良かったのにと思う。エンターテイメントというよりは、ヒュー・ジャックマン演じるウルヴァリンの幕引きという感じの内容。

子役はなかなか良い演技だった。

評価は☆1つ半。  
Posted by buu2 at 10:44Comments(0)TrackBack(0)映画2017

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2017年06月12日

Manchester by the Sea

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ブチ切れキャラで人生躓いてばかりのハマり男が、苦労しながら再起して行く話。大きなイベントがなく、静かに話が進んでいくあたり、邦画っぽい印象を受ける。

想定の範囲内のストーリー展開で、ラストも多少の意外性こそあれ、腰を抜かすようなものでもない。ただ、じんわりと良い話ではあった。問題はこれが映画館で観るべきものなのか、ということ。個人的には、レンタルビデオで十分かな、と思ってしまった。

評価は☆2つ。嫌いではない。  
Posted by buu2 at 19:21Comments(0)TrackBack(0)映画2016

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The Girl on the Train

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アル中の女性を中心にして起きた事件を、時系列をグチャグチャにして見せることによって謎解き映画にしている。登場人物が少ないので謎の幅は限定的なのだが、一応最後までどうなるのかわからない面白さがある。

音楽と彩度の低い映像がそこそこ効果的。

評価は☆2つ。  
Posted by buu2 at 19:11Comments(0)TrackBack(0)映画2016

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2017年06月11日

夜に生きる

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警察幹部の息子が闇社会でのし上がっていく様を描いたクライム・ムービー。

ストーリーがとても良く、脚本の出来も良い。おかげで、最初から最後まで楽しめる。ちょっと人が死にすぎる感じはするけれど、ギャングを描いているから仕方ないだろう。

評価は☆2つ半。  
Posted by buu2 at 21:48Comments(0)TrackBack(0)映画2017

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Assassin's Creed

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SFにこういうマジレスは野暮かもしれないけれど、設定がおかしすぎ。例えば、あの装置を使っている限り、被験者は前転の要素のある動きができないはず。

DNA配列に対する考察や設定もおかしい。こういう細かい所こそ、きちんと考えておいて、大きなところで嘘をついて欲しい。わざわざセリフで説明しておいて、その内容が全く非科学的だと、うーーーんと思ってしまう。

ストーリー展開も不自然極まりない。おかげで、全く感情移入できなかった。

評価は☆半分。  
Posted by buu2 at 19:05Comments(0)TrackBack(0)映画2016

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2017年06月10日

Hidden Figures

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バカな配給会社が邦題を『ドリーム 私たちのアポロ計画』として、「マーキュリー計画を扱った作品なのに、なぜアポロ計画なのか」とクレームをつけられて邦題を変更するに至り、結果的には炎上マーケティングに成功した。

NASAで活躍した3人のカラードの女性を描いた作品。

女性の活躍以上に、人種差別時代からの過渡的状況において、現場の一人一人のちょっとした行動の積み重ねによって、根強い差別をなくしていったかが描かれている。

ちょっと違和感を覚える演出も含まれているし、何より最終的な結末が予想できてしまうので、ハラハラしながら楽しむ感じではないものの、概ね退屈しない。米国人は、多民族国家として様々な差別を克服してきた歴史があるので、こういう映画はポジティブに受け取られるだろう。ただ、単一民族国家で想像力に欠ける日本人に受けるかどうかは良く分からない。

ちなみに新しい邦題は「ドリーム」らしいが、別に彼女たちの夢がメインではないので、「ドリーム」という題名も変。

評価は☆2つ。  
Posted by buu2 at 21:56Comments(0)TrackBack(0)映画2017

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SCOOP!

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まず、演出が下手。もともと芝居畑で芸達者だったところ、テレビドラマに起用されたのをきっかけにあちこちで使われるようになった俳優たちを使っているからなのか、どれもこれもテレビ的な演出で残念。役者たちが下手くそに見えるのでは、監督の責任は大きい。

ストーリーや脚本もイマイチ。描くべきところを描かず、描かなくても良いところを描いてしまうセンスの悪さが目に付く。それと、リリーフランキーのキャラがかっ飛びすぎ。

評価は☆半分。特に見所なし。  
Posted by buu2 at 13:30Comments(0)TrackBack(0)映画2016

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2017年05月23日

この世界の片隅に

実は二回目の鑑賞だが、一回目は考えが整理し切れずにレビューを書かなかった。二回目でようやく書くことができる。

太平洋戦争時の広島と呉を舞台に、普通の人たちの暮らしを描いている。

技術的に素晴らしいとか、金がかかっているといった感じはないし、飛行機や鳥が飛ぶシーンが格好良いわけでもない。実に淡々と、人々の喜怒哀楽と死が描かれていくのだが、工夫されたカットや脚本、演出によってあちらこちらで感心させられるし、楽しめる。ストーリーも日本人しか作り得ないものになっていて、ピクサーが100年かけても作ることができない映画である。かといって、似たようなものをこれから作ってもモノマネであって、最初にやったこの作品が素晴らしいということだろう。

これまでにも戦時の市民を描いた作品はたくさんあるけれど、下手な実写映画よりもずっと素晴らしいできになっていると思う。戦時下の貧しい暮らしを描いても、悲惨ではなく、ユーモラスなところが良い。どんな時代であっても、どんな場所であっても、人々はそれなりに生きて行く。その様子を映画を通じて垣間見ることは、多くの人にとって有益だと思う。加えて、断片しか描かれない原爆によって、そうした多くの人々やその暮らしが一瞬にして消えてしまったことを想像させる仕組みが良い。

国連で検討されている核兵器禁止条約に唯一の被爆国である日本は反対しているけれど、そんな状況でも、クラウドファンディングによって資金を集め、この映画が作られたことに小さな希望を感じる。  
Posted by buu2 at 18:00Comments(0)TrackBack(0)映画2017

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2017年05月10日

The Circle

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SNSで何でも共有する時代に起きる気味の悪さを描いたB級映画。

「そんな風になるわけないじゃん」「そんなのがダメなのは、ちょっと考えたらわかるでしょう?」という方向へ話が進んで行くので、リアリティがなくて楽しめない。ストーリーが悪いのか、脚本が悪いのか。俳優たちの無駄遣い感が激しい。

評価は☆半分。  
Posted by buu2 at 23:52Comments(0)映画2017

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2017年04月24日

湯を沸かすほどの、熱い愛

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子役、難病、動物は邦画の鉄板三大要素だが、この映画は子役、難病、カニと全て揃っている。カニは死んでたけど。

いくつか、観客をミスリードする仕掛けが用意されていて、え?と思ってしまう。あと、唐突に現れた、内容とは全く関係のない登場人物が後まで重要だったと思えば、とうの昔に忘れてしまうような人物が再登場してきて、いきなり衝撃的な扱いを受けたりする。この辺はストーリーや脚本に難がある。

宮沢りえは野田地図の演劇に出るようになって大化けしたけれど、舞台だけではなく、映画の役もそつなくこなすところは見事。普通の役者は、芝居か、映像か、どちらかに得意分野が偏るものだ。

海のそばで、一方通行があって、そこそこ栄えていたので、ロケ地は小田原あたりかなと思ったら、足利だったらしい。ほとんど行ったことがないけど。

ところで監督の中野量太って、誰?

評価は☆1つ半。  
Posted by buu2 at 08:42Comments(0)TrackBack(0)映画2016

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マダム・フローレンス! 夢見るふたり(原題:Florence Foster Jenkins)

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コメディなのか、シリアスドラマなのかわからない。多分、コメディなんだろうけど。

どうなのかなー、と思うのは、フローレンスという人物が聴衆のために歌ったのか、自分のために歌ったのかがわかりにくかったこと。単に自己満足で歌ったのなら、70年も語り継がれるとも思えず、そこはやはり聴衆に喜んでもらうために歌っていたのだと思いたいが、スクリーンからは伝わってこなかった。これは映画としては致命的。

せっかく良い役者をたくさん使っているのにもったいない。

評価は☆1つ半。  
Posted by buu2 at 08:34Comments(0)TrackBack(0)映画2016

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雲の向こう、約束の場所

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「君の名は。」を先に観ての鑑賞。これを観ると、「君の名は。」は本作のリメイクといっても良いくらいに共通点がある。それはストーリーや設定ではなく、演出の点である。新海カラーなんだろうけれど、いつもこれをやったらマンネリである。

「君の名は。」の演出と同様、独白満載なところがとても残念である。

アニメらしい、面白い角度からの描写は新鮮。だけど、多用しすぎ。こういうのはここ一番で使ってこそ効果がある。決め球を1イニング目の先頭打者から始めて全ての打者に使ってはダメだ。

車が襲撃されるシーンがショボい。カリオストロの城の冒頭のカーチェイスの方がずっと迫力がある。

でも、10年以上前の作品なので、こんなものだろう。10年かけて随分洗練されたと思う。次の作品が楽しみだ。

☆半分。  
Posted by buu2 at 08:30Comments(3)TrackBack(0)映画-2004

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ザ・コンサルタント

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原題The Accountantがなぜか邦題でザ・コンサルタントになってしまった。「会計士」じゃだめだったの?大人の事情は良くわからないけれど、会計士が使えないなら、ジ・アカウンタントで良かったんじゃないの?実際、主人公はコンサルタントというより会計士だった。

色々配置された伏線が綺麗に片付いていくので、ストレスが少ない。そういうすっきりした点は高く評価できる。

興行成績が良ければシリーズ化するんだろう。キャラとしては、アスペルガーの公認会計士というのは新しい。

ところで、いくら土地が広大でも、1.5キロの水平距離を1つの窓から双眼鏡で覗くのは無理じゃないの?

評価は☆2つ。  
Posted by buu2 at 06:55Comments(0)TrackBack(0)映画2017

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2017年04月23日

聖の青春

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若くして亡くなった天才棋士村山聖の棋士人生を描いた作品。もともとドラマティックな内容なのだから過剰な演出は不要だったと思うのだが、監督の演出も、脚本もイマイチでとても残念。森義隆監督って誰?脚本は「ふがいない僕は空を見た」でかなり良い脚本を書いた向井康介だが、なぜこんな本を書いてしまったのだろう。

また、主役の松山ケンイチと脇役の染谷将太はすごく良かったのだが、肝心要となる村山の最大のライバル、羽生善治役がイマイチ。実物の羽生のマスコミ露出が多いので、すでに実像が良く知られているのだが、そうした状況で演技力のない役者を使ったのは大失敗。非常に惜しい。似てなくても良いから、羽生を染谷がやれば良かったと思う。

千駄ヶ谷界隈はガラッと変わったので、新しい建物が写らないようにするのに苦労しているのが感じられた。あえて特撮を使ってつまらないところにカネを注ぎ込むわけにもいかないだろうし、ロケでの苦労が偲ばれた。

以下、将棋ファンとしての視点を含めて、3つほど気がついた点を列挙しておく。

まず、誰にも会わずに将棋会館の対局室まで行けちゃうのが謎。いくらなんだって、こんなにスカスカな警備ではないだろう。

何人か既存の棋士が実名で登場するのだが、見た目が似たような役者を使おうと努力のあとが感じられた。しかし、佐藤康光かと思ったら谷川だった(笑)。そこは違うだろ。

タイトル戦の投了の場面で立会人不在というのは事実じゃないんじゃないかなぁ。もし事実だとしても、投了後すぐに立会人が入室してくるはず。立会人以外も、主催新聞紙の記者、カメラマンはすぐに入室して来るはずだ。

評価は☆ひとつ半。もったいない。染谷なら、見た目が似てなくても、ちゃんと羽生を演じることができたはずだ。なんといえば良いのかな、映画や役者に対する真摯な姿勢が感じられないといえば良いのかな?製作者はわかってねぇなぁ、と思う。  
Posted by buu2 at 13:18Comments(0)TrackBack(0)映画2016

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最後の追跡(原題:Hell or High Water)

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日本未公開らしい。

テキサスの荒地で銀行強盗と、それを追うレンジャーを描いたクライム・ムービー。普通に面白いけれど、映画らしさがあるわけではないので、個人的にはテレビ鑑賞で十分だと思う。しかし、トランプが大統領になってしまう今の米国を知るには良いと思う。ニューヨークやカリフォルニアだけが米国ではない。

一番良かったのは、結末の予想が難しかったところ。いくつかのゴールは容易に想像できるのだが、どこへ行き着くのかは最後まで予想が難しかった。

評価は☆2つ。
  
Posted by buu2 at 08:48Comments(0)TrackBack(0)映画2016

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2017年04月17日

Kong: Skull Island

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いわゆるキング・コング。

特撮技術が向上したおかげで、違和感なく怪獣たちが描かれている。ただ、役者の扱いに大きな差があって、途中で姿が消えてしまった登場人物がいたのはいただけない。

一般の自然界に怪獣たちが流出してこない理由を色々と考えたおかげで、理屈はそれなりに通ったものの、ちょっと退屈になってしまった感がある。もっと、怪獣たちが暴れ回れば良かったのに。  
Posted by buu2 at 20:14Comments(0)TrackBack(0)映画2017

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2017年04月14日

Beauty and the Beast

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エマ・ワトソンが「ラ・ラ・ランド」への出演を断って主演したと言われている作品。彼女の美しさは満喫できるけれど、内容はいたって普通。みんなが知っているストーリーだし、特別な演出があったわけでもなく、エマ・ワトソン以外に見所がないのが残念。  
Posted by buu2 at 19:42Comments(0)TrackBack(0)映画2017

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2017年04月05日

GHOST IN THE SHELL

米国では日本より一週間早く公開されたので、割引のある火曜日にDOLBY
COMPLETELY CAPTIVATINGで観てきた。

ストーリーは比較的あっさりしているものの、映像と音響はなかなか良かった。攻殻機動隊の世界観を上手に映像化していたと思う。金のない日本で中途半端なCG作品にしないで良かった。ヨハンソンはちょっと猫背で、あまり喋ることもなく、アニメ版に比較するとかなりドライで寡黙な女性に演出されていた。多少の違和感はあったものの、こういう素子もありだな、と思った。

ビート・たけしも、こういう映画を経験しちゃうと、米国で監督をやりたいと思うんじゃないだろうか。

大きくて彩度の高い画面、きちんとチューニングされた音響で楽しみたい作品。その点、米国だとリクライニングシートの素晴らしい環境で観ても13ドルちょっとという超恵まれた環境なのが素晴らしい。








  
Posted by buu2 at 14:07Comments(0)TrackBack(0)映画2017

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2017年02月23日

カリオストロの城 MX4D

アニメ史上に残る名作だと思っているし、DVDディスクを持っていることもあって、ほとんどすべてのセリフが分かっているくらいには何度も観ている作品だが、記憶が確かなら、映画館で観るのはこれが初めて。4Dに大きな期待があったわけではないのだが、2200円というとてつもない高額料金を払って観てみた。

内容については特に語ることもないのだが、あぁ、この場面ではこんな感じで焦点が合わないように演出していたのか、とか、こういうところで手を抜いていたのか、とか、新しい発見がいくつかあった。やはり、映画は大きな画面で楽しまないと、と思った。

作画で粗いところもちらほらあって、これは全部作り直したら、さらに凄い作品になるだろうな、と思った。それか、ディズニーランドかユニバーサルスタジオのアトラクションを作るのでも良い。奇跡的なまでに良質なコンテンツであることは疑いがないので、今の技術で新しいエンターテインメントを創り出せたら良いのに。

MX4Dは、意外なところで効力を発揮した。それは、眠気覚ましである。時差ボケと睡眠不足の合わせ技で、何度か意識が遠のいたのだが、椅子が大きく揺れるたびにこちらの世界に引き戻された。椅子が揺れる以外にも、顔に空気や水蒸気が吹きかけられたり、スクリーンそばで多分水蒸気による白煙が湧き出たり、シートも単に大きく揺れるだけでなく、シートの下からお尻を軽く叩かれたり、いくつかの画像にリンクした動きがあったのだが、特別素晴らしい効果を発揮することはなかった。結局、眠気覚まし以外の効果は何もなかった。映画関連では付加価値を高める手段として色々なものが考案されてきたけれど、このMX4Dは効果的に機能するにはまだまだ時間がかかりそうだ。  
Posted by buu2 at 23:50Comments(0)TrackBack(0)映画2017

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2017年02月03日

La La Land

アカデミー賞14部門にノミネートということだったので、映画の日(?)にジョージタウンで観て来た。才能はあるのに運に恵まれず埋もれていたジャズ・ミュージシャンと女優のラブストーリー。ところどころに過去の名画の名シーンのパロディを盛り込んでいる。監督は『セッション』で一躍注目を浴びたデミアン・チャゼル(Damien Chazelle)、主演は良く知らない男優(笑)と、『アメィジング・スパイダーマン』、『マジック・イン・ムーンライト』、『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』のエマ・ストーン。

冒頭の高速道路のシーンでいきなり「これ、どうやって撮ったんだろう」という絵が展開されるのだが、以後もたびたび良く効果のわからない長回しが出てくる。この辺りは出来上がった作品で表現された効果以上に、役者や編集者に負担がかかったはずで、お疲れ様としか言いようがない。長回しやノーカットは最近の流行りのようだ。

ストーリーは良くある話で、確かにラスト・シーンは良かったと思うのだが、こういう表情ってどこかで観たよな、と思って思い返してみたらトイ・ストーリー3のラストだった。あっちは人間じゃないし、そもそもCGアニメだけど。

決してつまらない映画ではないし、正直、面白かったけれど、アカデミー賞にノミネートされるような作品かと問われると激しく疑問だったりする。一番「これ、どうなんだろう」と思ったのは、多分、映画で観るよりも本で読んだ方が感動しそうだと感じてしまったことである。そりゃ、俳優が演じていた方がリアルだし、音楽があるのも映画ならでは。過去の名画へのオマージュなんかも書籍では無理なんだけど、どうも、何かが足りない感じがした。でも、それは字幕なしで観たからかもしれない。

米国人はこういう映画が好きなのかな。僕は『Arrival』の方が好き。  
Posted by buu2 at 04:57Comments(1)TrackBack(0)映画2017

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2016年12月27日

PASSENGERS

英語字幕なしで鑑賞。

よその惑星へ星間旅行中にコールドスリープから目覚めた旅行客たちの話。

凄いコンピューターによって無人航行しているのに、なぜか小惑星群に突っ込んだり、赤色巨星(?)のすぐそばを通過したりする。コンピューター、意外と馬鹿なのかも?

とはいえ、特撮はなかなか良かったし、主人公のジェニファー・ローレンスは美人だし、登場人物少なめで英語の発音もクリアなので外人でも理解しやすいのが良い。

プールで溺れるところとか、面白いシーンもいくつかあった。

ただ、すごく残念なのは、ジェニファー・ローレンスが目を覚ましたくだりがしっかり表現されてしまった点。おかげで、ストーリーに厚みがでてこなかった。誰が脚本を書いても、ここはなぜ彼女が目覚めたのかはぼかしておいて、あとで「そうだったのか」と気付かせるところだろう。監督はMorten Tyldum。

評価は☆1つ半、ジェニファーにおまけして2つぐらいだと思うけど、早口の場面とかで英語のリスニングに問題がたくさんあったので、暫定評価としておく。日本公開は2017年3月4日から。

ところで、この映画、日本でいつ公開されるんだろうと思って調べていて、ポスターをみてずっこけた。原題はPASSENGERSなのに、勝手に邦題だけじゃなくて、横文字の方まで単数形に修正されている。どうしてこう馬鹿なんだろうね、日本の配給会社は。
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2016年12月17日

Rogue One

Star Warsシリーズの新作、ローグ・ワンを観てきた。

もちろん、字幕なしである。

前半の英語が全然わからなくて、かなり眠くなった。でも、途中からは言葉がわからなくても楽しめた。

エピソード4へつなげるという構造上の都合があるのだろう、ラストは爽快感には程遠いものになっていた。一方で、あんなに凄い兵器であるデス・スターが、エピソード4のラストでいとも簡単に破壊されてしまった理由は明快になった。

ドロイドや被り物を着用したダース・ベイダーはともかくとして、ターキンやレイアが普通にしゃべっていたのには驚いた。最近のテクノロジーはすごいなぁ。

他にも、特撮関連の出来は素晴らしく、戦闘機などはなんの違和感も持たなかった。

評価は☆2つ、と言いたいところだけど、微妙なニュアンスとか、全然わからなかったので、評価はなし。  
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2016年12月07日

Arrival(邦題『メッセージ』)

字幕なしの英語で鑑賞。多分、理解度は80%ぐらい。

突然宇宙船が飛んできて、世界の各地にそれが横たわるのだけれど、宇宙人の目的がわからない(ちなみに日本は北海道に飛んできてくれるのだが、本編では一度も日本語は出てこなかったと思う。英語発音でのホッカイドーはでてきた)。

それで、こいつ、何の用事があるんだ、という感じの米国は、語学者を連れてきて、奴らの言語の解読を試みるのだけれど、宇宙人は妙に親切で、色々会話をしてくれる。そうやってコミュニケーションを取っているうちに、やがて語学者が特殊能力を身につけてしまい、未来が見えるようになってしまう、という感じのストーリーである。

映画の途中で何度もセピア色(かな?オレンジの発色が強い画面)で語学者と、幼いうちに死んでしまった彼女の娘との思い出の場面がフラッシュバックして、その対話の中から宇宙人との対話の・・・と、これ以上書くとネタバレなので自粛。

最後に「あぁ、そういうことだったのね」と思わせる脚本がなかなか良いできなんだと思うけれど、英語なので正確にはわからない(笑)。早く、この程度の英語なら全部理解できるようになりたいものだ。

言葉がわからないのに評価もへったくれもないので、星の評価は割愛。でも、多分結構面白いと思う。日本公開は来年の春らしい。  
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2016年12月06日

Fantastic Beasts

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ぬいぐるみ目当て?なのか、やたらクリーチャーが出てくる。

リセットの魔法があるところが便利なせいか、ちょっと意味不明に風呂敷を広げてしまった感じはある。

ミスリードするために整合性の取れない展開もあった。

ただ、ラストの仕上げは良かったと思う。

メインの女優より、心が読めてしまう妹の方がずっと可愛くて好感。

  
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2016年11月29日

ダーティ・コップ(原題 The Trust)

捜査の過程で大規模な隠し金庫の存在に気がついた警官2人が、警察の特権を利用しつつ、その金庫の中身を強奪しようとするというしょうもない内容。ストーリーがB級なので、どうにも面白くならない。お金がかかっている感じでもなく、どうしてこんな映画を撮ってしまったのか不思議でならないのだが、スタッフが暇していたのかもしれない。

まぁ、前半は笑える場面もあったし、終盤は少しだけ緊迫したので、時間の無駄とまでは言わないけれど、お金を払っていたらちょっと怒るかも知れない。評価は☆ゼロ。  
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2016年11月27日

THE INFILTRATOR

日本で公開されるかどうかは不明。

最初から最後までピンと張りつめたテンションが緩まない。全く先が読めないし、感情移入のさせ方が秀逸なので、見終わった後になんとも言えないもどかしさが残る。普通の映画だと、こういうスッキリしない終わり方はダメなんだけれど、この作品は例外的。わかっちゃいるけど、でもさぁ、という感じで、その観後感が、一層登場人物たちのクールさを引き立てる。奴らこそプロでカッコいい、俺たちには到底真似できねぇよ、という感じ。

☆3つ。この映画を日本公開するなら、松浦美奈字幕じゃないとダメだろう。  
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2016年11月26日

BFG:ビッグ・フレンドリー・ ジャイアント

スピルバーグ監督による子供向けのおとぎ話。CGを多用して、ほとんどアニメのような映像が続いていく。

・・・のは良いのだが、驚くほど脚本が雑。少女が登場した途端に有史以来初なのではないかと思える事象が連発する。主人公はお腹もすかなければトイレに行くこともない。スターウォーズのヨーダや、ロード・オブ・ザ・リングのクリーチャーなどと同じ、妙な英語を喋る異形の生き物はちょっと使い古された感じがする。20分程度のショートムービーならともかく、2時間近くの映画だと、たとえ子供向けと言えども我慢できなくなってくる。

CGも動物の動きが不自然すぎるし、光の使い方もスピルバーグっぽさが非常にデフォルメされてしまって、あらら、となってしまう。なんでもできてしまうと、こうなっちゃうのか、という悪い見本。

スピルバーグの子供向け作品はこれまで、大人から子供まで楽しめるところが良かったと思うのだが、この作品は大人の鑑賞には耐えられない。

評価は☆1つ。  
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2016年11月25日

高台家の人々

土方政人監督。って、知らないけど、誰?テレビ出身かな?

久しぶりに観たJコミックムービー。最初の数分は違和感バリバリだったけれど、すぐに慣れた。

フォーマットについてはそれで良いんだけれど、ストーリー、脚本と演出はイマイチ。会話が主体になり過ぎて、映像が主張していない。まるでラジオドラマみたいで、映像に存在感がない。これは、映画としては致命的である。こうなってしまったのは、監督の力量が不足しているということだ。じゃぁ、映像を凌駕してしまうほどに脚本が良いのかといえば、そんなこともない。テレパスの苦悩が上っ面だけで述べられていて、テレパスとノーマルのすれ違いも上手に表現されていたとは言えない。もうこの監督には映画を撮らせない方が良い。

音楽の使い方もベタだし、役者の演技も今一歩。ラストも、イマドキで表現すれば斜め下への展開。設定だけは良かったのだが、あとは全般的に良くなくて、残念だった。

評価は☆半分。  
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2016年11月10日

嫌な女

黒木瞳って映画撮るんだ。てか、これが監督第一作か。

女性監督っぽい作りで、普通に面白い。この、女性監督っぽいって、なかなか説明が難しいんだけど、タナダユキさんとか、西川美和みたいな雰囲気。女性の気分屋なところをデフォルメするのがうまいのかな?ただ、慣れていないからなのか、アングルとかカット割りのテクニックはほとんど感じられなかった。女優さんの使い方は上手なので、もうちょっと勉強したら良い監督になるかもしれない。

びっくりするような展開もそれほどないのだけれど、配置した伏線は丁寧に回収されて行くので、観終わって消化不良なところがない。

主役の二人の演技も安定している。まぁ、良い役者さんだから当たり前といえば当たり前なのだが。

評価は☆2つ。  
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スター・トレック BEYOND

台湾出身のジャスティン・リン監督によるスター・トレック最新作。ワイルド・スピードの監督ということだったのでかなり心配したのだけれど、冒頭の40分のシークエンスから素晴らしい出来で、息もつかせぬ展開とはこのこと。シリーズものの最大のメリットである状況説明が不要という状況もあって、映像に無駄がない。スタートレックファンだと本作のエンタープライズ号は納得がいかないのかも知れないけれど、僕はそれほどのこだわりがないので問題ない。J・J・エイブラムスのイントゥ・ダークネスよりは人物描写に弱さがある気がしたけれど、楽しさは十分で満足できた。

これで三部作終了しちゃうのかな?ちょっともったいない。評価は☆2つ半。  
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ゴーストバスターズ

昔のバージョンは未見。ニューヨークに行くと良く「ここの図書館が舞台になったんだよ」と教えられるのだが。

さて、最新作の方を評価する。序盤の脚本は良くできていて、軽妙な笑いが満載。こういうセンスが良い脚本は良いねぇ、と思っていたら、幽霊が出て来る中盤から大味になっていき、最後はすっかり飽きてしまった。

ゴーストの不気味さがすっかり失われてしまい、キングコングか何かかと思ってしまった。まぁ、そういう映画なのだろう。

評価は☆1つ。  
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2016年11月08日

シン・ゴジラ 2回目

正直、普通におもしろいレベルで、世の中ちょっと過大評価じゃない?と思っていたのでもう一回観てみた。

自衛隊登場シーンが帰ってきたウルトラマンみたいだった。ゴジラは両生類だったんだなぁ。でも、それなら両生類らしく、変態完了前は手足が再生するあたりを見せて欲しかった。中途半端に両生類な感じ。「未知の新元素」はちょっとどうなの?「人類の8倍の遺伝子情報でシーケンスの作業だけで何年かかるかわからない」は専門家目線では言い過ぎな感じ。もっとも進化した生物とういうセリフも変。本省の課長補佐レベルだとそういう変な発言はチラホラ見かけるけど、映画の中ではやり手のオタク専門官という設定なんだから、もうちょっと専門知識を持っていて欲しかった。

あぁ、こういう見せ方もあったんだ、という驚きこそあれ、名作にはなり得ない作品だと思う。  
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2016年11月07日

外人目線(米国)で観る字幕版「君の名は。」

個人的にはとても面白かった「君の名は。」だが、もう一度観る機会があったので、せっかくだから英語の字幕で観てみた。ということで、外人目線での突っ込みどころを書いてみる。

コンビニが9時で終了するのは普通だよ。夜中までやっているほうが異常。

都会でもほとんど見かけない自販機がど田舎の道端にあるのがすげぇ。てか、酒まで自販機で売ってんのか?

すぐ近くに二度も彗星が落ちるなんて、どんだけ狭い国なんだ。

電車混みすぎ。

登場人物の口調が変わんないから、入れ替わったのがわかりにくい。せめてさやかとさやちんぐらいは言いかえろ。行動で想像がつく序盤はともかく、終盤のあれはマズイだろ。

日本は階段多すぎ。バリアフリーをどう考えてんだ。

てか、街中に車椅子の人が全然いないよね。


という感じで、結構不思議国ニッポンを満喫できた。「彗星が見えるね」という伏線とか、最初に見たときは気がつかないポイントもいくつか発見した。二度観ても普通に楽しめたので、やっぱり良い映画である。  
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インデペンデンス・デイ:リサージェンス

すげぇデカイ敵が襲って来たはずなのに、展開されるのはことごとくミクロな戦闘と人間模様。地球一つ丸ごと破壊しようとしている敵のリーダーが丸腰のスクールバスを追いかけるってどんだけめでたいんだ、という話である。この辺はいつものエメリッヒで、この監督は設定は壮大だし、絵作りも立派だし、特撮もすごいけど、その超立派な皿の上にちまちまとコーンサラダとか、漬物とかを盛りつけちゃうところがどうにもいただけない。

そもそもストーリーがクソなので、脚本がどうとか、演出がどうとかいう話になってこない。

それでも頑張って書くなら、なぜか巨大な敵がピンポイントの弱点を持っているという、デススターの失敗に学んでいないような間抜けだったり、あと9分で地球のコア到達と言ってからたっぷり15分は戦闘を繰り広げたと思ったら、あと6分って、どこで時間を巻き戻したんだとか、ツッコミどころがたくさんあるのはなかなか評価できる。

あと、ワシントンのナショナルモール周辺が20年ですっかり開発されている未来はワシントン在住の人間にはなかなか良いサービスだった。

全体を通じて感じるのは、相変わらず、そして多分これから先もずっと、この手のお金をかけている映画では中国の資本と俳優が大活躍するだろう、ということ。先日中国は凄いロケットを打ち上げて世界中の度肝を抜いたけれど、映画の世界でも無視できない。

ということで、評価は☆ゼロ。誰がこんな映画を観に行くのだ?  
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2016年09月13日

Money Monster

冒頭のジョージクルーニーのセリフから伏線張りまくり。

始まってから1/3ぐらいまでは良いテンポで展開していたのに、コメディタッチになっていって次第に失速。そして、全くひねりのないありきたりなラストへ。後味も今ひとつ。もうちょっとなんとかならなかったのだろうか。

カメラアングルとかなかなか面白い見せ方をしていただけにもったいない感じがした。

評価は星一つ。映画館で観るほどのこともない。  
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2016年09月12日

Eddie the Eagle

ヒュージャックマンってこんな映画にも出ちゃうの?と驚くようなB級映画。

実際にジャンプをやったこともあるアルペン選手として観ていると、ダウンヒル選手のはずがやけに短いカービングスキーを履いていたり、その時の板のデザインはそれじゃないだろ!みたいなシーンがあったりした。そのくせ、なぜか後の方できちんと3Gとか、当時の板がちゃんと小道具で使われていたりして、謎だった。スタントマンがカービングスキーしか履けなかったのかな?

本当にカルガリーの時はそうだったのかもしれないのだが、通常のジャンプ競技は二本飛ぶと思うし、出走順はゼッケン順だと思う。コーチはサッツのところにいて風を見て選手に指示を出すはずだ。着地で大転倒したあとはランニングバーンが荒れて危険なので、よっぽどのことがない限りはきちんとバーン整備をしてから再開するはず。

1988年にV字ジャンプだったっけ?ニッカネンはクラシカルスタイルで飛んでたんじゃないか?ちゃんと調べなくちゃだけど、多分、僕の記憶は間違っていないと思う。

あれやこれやおかしなところがあるのだが、僕みたいなスキー通が観るとは思っていなかったのか?でも、それなら、一体誰が観るというのだ?

あと、これは事実なのかも知れないけれど、1日で40メーター級を飛んでしまうのは気違い沙汰。Eddieは頭のネジが外れちゃっていたのかも知れない。

評価は星1つ。  
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2016年09月02日

君の名は。

車で池袋に行ったところ、劇場の前にすごい行列ができていて、はて、どんなプロモーションをやったらこんな大行列になるのだろう、と不思議に思った。ということで、急遽鑑賞することにした。

新海誠監督の作品を観るのはこれが初めて。ストーリーは男女の心が入れ替わるという、古くからあるいつものやつ。正直、またこれか、と思ったのだけれど、同じようにどこかで聞いたことのある他の仕掛けを巧妙に組み合わせてあって、意外と複雑な構造になっていた。途中まで素晴らしく楽しい映画だったのだが、起承転結の転あたりで調子も狂い始め、先が不安になってくる。でも、そのあとでちゃんと持ち直した。ラストシーンではちゃんと感動させる展開になっていて、さすがは日本のアニメと思わされるできだった。

写真をトレースして作画することによって背景を描く手法はどこかのアニメでも前に見かけたのだが、精緻な背景を配置することによって、フィクションとノンフィクションの境界をぼかしているところがとても効果的だった。映像もなかなか美しく、出来栄えは良い。声優も普通に良かったし、音楽もまぁまぁ。

物語の流れに緩急があって、その塩梅が最大の特長だと思う。

ある程度詳しくストーリーに言及するとどうしてもネタバレになってしまうので、公開直後の今、それを書いてしまうのは申し訳ない。ということで、細かいところには言及しないけれど、若干のツメの甘さはあったものの(というか、物凄くおかしくて、完全に破綻しているのだが)、このレベルで表現してくれるなら文句はない。大行列も納得である。それにしても、劇場では僕が最高齢だったんじゃなかろうか。評価は星3つ。  
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2016年09月01日

ひそひそ星

今回は、この映画を観るだけの目的で大阪までやってきた。上映前に観た園子温監督に関するドキュメンタリー作品「園子温という生きもの」がなかなか良い作品だったので、

園子温という生きもの
http://buu.blog.jp/archives/51531179.html

結構期待が高かったのだけれど、感想は「イマイチ」。あぁ、園子温って、こういう映画も撮れるんだ、ということはわかったのだけれど、とにかく眠くなる。もちろん、時差ぼけもあるし、この日2本目の鑑賞ということもあるんだけど、それにしても眠い(笑)。

こういう、日本映画らしい「間」は、理解してこそ日本人なのかも知れないのだが。見終わって、去年の「さようなら」(深田晃司監督)と同じような気持ちになった。

評価は星半分。この作品の魅力が理解できないのは、僕がまだまだなんでしょうね。ただ、楽しめなかったけど、大阪まで来て観た甲斐はあった。  
Posted by buu2 at 22:00Comments(0)TrackBack(0)映画2016

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園子温という生きもの

「ひそひそ星」を観る前に鑑賞。

園子温監督が酔っ払いでヘビースモーカーなことはもちろんだが、表現力の源も伝わってくる。あと、名前が本名なのもこの映画で知ることができた。他にも色々と感じるものがあったので、通常のレビューとは異なるものの、映画も通常の作品と異なるのであえて書いてみる。

まず、小さい箱であったことを差し引いても、なんでこれが3人だけの客なのか。「ひそひそ星」の客に比較してもかなり少なかった。この辺からも、日本人の映画監督に対する考え方の軽さが伝わってくる。

日本は監督よりも俳優が前に出てしまう国だ。映画やドラマで、俳優よりも監督が注目されるケースは非常に少ない。

これは、寿司屋で言うなら、誰が握っているかではなく、寿司ネタが大間のマグロだったり、関サバだったりすることに注目されてしまうようなものだ。もちろん、ネタが売りになる場合もあるだろう。しかし、握り手の役割はもっとずっと大きいはずである。もう一つ例を考えるなら、陶芸において、作家は全く紹介されず、九谷とか、有田といった産地ばかりが脚光を浴びてしまうような状態とも表現できる。

実際はそんなことはなく、「あの寿司屋は凄い。大将は有名寿司店の出身で、ネタも大間のマグロを使っていたりするらしい」とか、「あの作家さんは九谷の研修所出身で・・・」と語られて、マグロや九谷はあくまでも付帯情報となるのだが、こと、映像コンテンツの制作において製作者が一番に取り上げられるケースは、声優よりも注目される宮崎駿監督など、アニメ作品に限定される。

映画やドラマにおいては、監督や脚本家の力量が最も重要である。俳優が演技力を発揮できるか否かも、監督の実力次第である。ところが、日本では、こういう評価にならない。役者が一番である。その影響は大きく二つである。一つ目は役者が自分の立場を勘違いすることで、二つ目は監督が育たないことだ。「園子温という生きもの」の作品の中でも、監督が育たないという点については明示ではないものの、きちんと指摘していた。プロデューサーがもっとお金を集めることができたら、園子温氏はもっと早く世に出ていて、日本の映画界は変わっていただろうと語っていた。

主にテレビ脚本を手がけている知人から話を聞いていると、業界全体が役者ファーストで動いていることが良く分かる。主演の俳優が脚本や演出に口出しし、脚本家を次から次へとダメ出しして交代させ、スケジュールがケツカッチンになって現場がテンヤワンヤ、なんていう笑えないエピソードも耳にする。時々、「この役者はいつも似たような演技をする」と感じることがあるのだが、それは役者当人が「俺の芝居はこれ」みたいな主張を監督に押し付けていることも少なくないと推測している。こうした役者優位の状態を否定できる監督は、北野武監督など、かなり限定されるのが実情だろう。

また、常に脇役であり続ける監督の立場が低いのも困ったものだ。最近でこそ、シン・ゴジラの庵野総監督のように、俳優よりも監督の名前でアピールできる作品があったりするのだが、これは超マイノリティである。立場が弱く、注目されないのに、責任だけは取らされる。映画を作って、それが売れなければ、次の機会がなかなか得られないのが現実である。失敗が許されなければ作品は保守的になるし、作品が役者で語られるから一層役者の立場が強くなる。これでは、監督は育たない。

ここで、観た映画とは直接関係ないのだが、一つ参考になる映像作品があるので、ちょっと見てもらいたい。6分ほどのショートムービーで、広島にある老人ホーム「エクセル福山」の宣伝素材である。



この作品は、どこにもクレジットされていないのだが、制作者チーム「分福」の新進気鋭ディレクター広瀬奈々子氏によるものだ。分福は「園子温という生きもの」の作品中で、現代映画の純文学として紹介されていた是枝裕和監督や、このブログでも作品を高く評価することの多い西川美和監督のユニットである。

見ればわかるのだが、短い映像の中にきちんとストーリーを盛り込んでいるし、短いがゆえに、見る側の想像力を膨らませることにも成功している。そして、同時に、押し付けでなく、「あぁ、この老人ホームは、一般に思われているような、良く映画やドラマに出てくるような老人ホームとはかなり違うんだな」と思わせることに成功している。これは、監督の力量なのだ。ところが、広瀬菜奈々子氏は、この映像の前にも、後にも、ほとんど誰の注目も浴びることがない。この映像作品は宣伝素材なので、老人ホームの名前が売れればそれで良いという考え方もあるだろう。しかし、それではもったいない。老人ホームの名前が売れて、同時に監督の名前の認知度もアップするのが望ましいのである。そうした状況が作られていかないと、日本の映像作品の質は上がってこない。なぜなら、映像作品の質は、映像監督の手腕に比例するからだ。

日本にはカネがない。これだけで、日本の映画監督たちは大きなハンディキャップを背負っている。そのハンディキャップを克服して、良い作品を生み出すには、監督の努力と運に頼っていてはダメである。

「園子温という生きもの」を観れば、少なくとも、監督と、その周囲は多大な努力と忍耐を積み重ねていることがわかる。

映画を観る側も、「この作品は、誰が作ったのだろう?」と興味を持つことが大切だ。もちろん、ポジティブな評価に限らず、「こんな酷い作品を作ったのはどこのどいつだ」というネガティブな評価もあって良い。どちらにしても、映画監督に興味を持つことは最初の一歩である。今は、それすらないのが問題なのである。

もし、日本人の多くが映画監督に対してそれなりのリスペクトを有しているなら、この映画などは、日本を代表する才能に関する貴重なフィルムとして、大勢の観客を集めても不思議ではなかったはずだ。

北野氏、庵野氏、園子温氏など、監督の名前で作品を語られる人もいるにはいるのだが、その数がもっと増えなくては、いつまで経っても日本の映像作品の質は上がってこないし、それは、観る側の我々の責任なのである。

僕は米国在住なので、なかなかこういう映画を観ることができないし、今回は運良く大阪での公開に間に合ったものの、このブログでの紹介は今日になってしまった。もう、それほど多くの人に紹介できないのが残念だ。

なお、この映画は大島渚監督の息子、大島新監督の手による作品である。  
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2016年08月31日

シネ・ヌーヴォ

園子温監督の「ひそひそ星」を観たかったのだけれど、日本に到着した時点で関東では上映が終了していた。仕方ないので、大阪まで行ってみた。やっていた映画館はシネ・ヌーヴォ。










川越のスカラ座ほどの衝撃はなかったものの、とても良い映画館だった。荷物が大きかったので、座席が混んでいると荷物の置き場に困るな、と思って「どのくらい入りそうですか?」と聞いたら、僕が整理券1番だった(笑)。でも、念のため、荷物を預かってもらった。  
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2016年08月29日

後妻業の女

いきなり見た目60ぐらいのおばさんが40代の設定で登場してビビる。演劇なら化粧と演技でカバーできるだろうけど、映像じゃ無理でしょ。大竹しのぶだけど。

そのあと、30代の設定で見た目60ぐらいのおばさんが出てきてさらにビビる。バック・トゥ・ザ・フューチャーですら特殊メイクの世話になったんだろうし、今ならCGでもなんとかなりそうなところ、邦画は金がないんだねぇ、と悲しい気持ちになる。同時に、とびっきりの演技力をもってしても越えられない壁を感じる。大竹しのぶだけど。

でも、それ以外はテンポ良く進むので、なかなか楽しい。

この調子で風呂敷を広げたらどうやって畳むのだろうと心配になってきたあたりでストーリーが変調。それなりに納得できる形で収束していく。ただし、いつも言うのだが、犯罪者が放置されてしまう展開はどうにも後味が悪い。こういう結末にするなら、やっていることは限りなく黒に近いグレーであるべきで、真っ黒ではダメだと思う。

樋井明日香がさよなら歌舞伎町に続いておっぱいを見せていて素晴らしい。若手なのにちゃんと脱げる役者はもっと人気が出て欲しい。

評価は星2つ。  
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2016年08月26日

シン・ゴジラ

米国に引っ越して、一番影響が大きかったのが映画関係の環境である。当然ながら、邦画を観る機会が激減した。ということで、日本に来るにあたっての大きな目的の一つが、この作品の鑑賞である。

それなりに期待していたのだが、結論から言えばイマイチ。大ヒット上映中なのは喜ばしいことだが、ちょっと変化球過ぎた。日本のお役所仕事をデフォルメして表現していたあたりまでは元国家公務員としては笑いどころだったのだが、途中で飽きてしまった。

ゴジラという映画に何を求めるかなのだが、僕の場合は、何といってもゴジラが暴れるところを観たい。知っている街を徹底的に破壊していくところを観たいのだが、そのあたりはかなりあっさりしている。対応する人たちの人間模様も充実しているに越したことはないのだが、本作はちょっと中途半端に見える。今の日本が抱える問題点を盛り込んだと言えばその通りだが、それならもっと徹底的にやって欲しかった。役所から色々協力してもらっていたみたいだから、無理だったんだろうけど。

大量の登場人物たちの名前や会議名などが次々にテロップで表示される演出が最初のうちは面白いのだけど、やがて作り手にも読ませる意図がないことがわかってきて、眠くなってしまった。それだけ工夫して、効果は「中略」で笑わせるのが精一杯というのでは残念すぎる。

失敗作とまでは言わないが、本来のゴジラとは違うアプローチで、重厚さが全く感じられないのが残念だった。ウルトラセブンを期待して観に行ったら、ウルトラマンタロウだった、みたいな。比喩が古くてすみません。

評価は星1つ。  
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2016年05月24日

海よりもまだ深く

子供の頃の野望と、思うようにならない現実を扱った映画。

普通の日本映画に比較するとあえて説明をそぎ落としているので、行間を読みなれていないと意味がわからないところがたくさんあるはず。でも、映画は映像である分情報量が多く、観る側の理解が限定されてしまうので、このくらいがちょうど良いと思う。

常に勝ち続ける人間は本当に少数で、それはスティーブ・ジョブズであっても同じ。そうした誰もが経験する負けの場面でどうやってそれを受け止めるか、というのがこの映画の主眼だろう。だから、負けを受け入れられずにいる人ほど痛みを伴って観てしまいそうだ。

大仰な演出をつけられてしまうことが多い阿部寛だが、このくらいの演出が一番味が出ると思う。

「あれ」を家族の口癖にしたかったのはわかるのだが、ちょっと使い方にスムーズさが欠けていて、ちょっとわざとらしい感じがした。せっかく色々なところで抑えていたのだから、ここも抑え目なら良かったのに。

評価は☆2つ。  
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2016年05月18日

マイ・フェア・レディ

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ヘプバーンの比較的後期の作品。午前十時の映画祭でやっていたので観てきた。

「しゃべり方を聞くだけでその人の出身をピタリと当てる」という教授のキャラクター設定だけで勝ったも同然の作品。その上に冒頭のシーンだけでも「ずいぶん工夫しているなぁ」と感じてしまうカメラワーク、どんどん変わっていくヒロインへのしゃべり方や歩き方などの仕草への演出と、古い映画ではあるものの、逆に様々な工夫で客を楽しませようとする様が見て取れる。

もともとがミュージカル作品なので、舞台変換は少なめ。劇場まで足を運ばずに、映画館で誰でも楽しめるように、という意図だったのかも知れないが、こうして名作として今に残っているのだから企画は大成功だったと言えるだろう。

ヒロインの歌が差し替えだったのは惜しいところ。

サウンドオブミュージックも同様だが、この時代の映画は異状にスピーディで、どうしてそうなった?と突っ込みたくなるような部分があると思えば、このシーンにこんなに長い尺が必要?と思ってしまうくらいに冗長なところもあったりする。この辺が許されたのは時代のおかげかも知れない。今だと難しい気がする。

170分、きちんと楽しめた。☆2つ。  
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