2016年11月21日

熊本玉名ラーメン

石神selectionシリーズの第6弾だったかなぁ。

ここ三回、この企画は石神さんのマブダチである渡辺樹庵氏とのタイアップが続いているので、場所を複数年契約したのは良かったのだが出店してくれる店がなくて困っているのか、最初から看板は石神、運営は渡辺という作戦だったのか、どちらかなんだろうと想像する(次は新潟ラーメン?)。ともあれ、14時前に行って客がゼロというのだから、どこかにしわ寄せは行っているはずである。



以下、評価。




名称:熊本玉名ラーメン
種類:熊本
場所:池袋
注文:チャーシューメン ニンニクチップあり
評価:6/ABB
2016.11.21
コメント:麺は細めのストレート。良品だが、スープの絡みはもう一つ。これは麺方の腕が悪いのか、スープの性質なのか不明。

スープは豚骨ベースの濃厚白湯タイプ。ちょっと温度が高すぎるのか、きちんと味が伝わってこないのが残念。刻み赤唐辛子を入れたら随分マシになった。

チャーシューは普通に美味しいレベル。

全体としては高いレベルでまとまっているものの、「どうせこの店の客はこの程度のものを出しておけば文句は言われない」というように客を見下した感じで、食べていて気分が良い店ではない。例えば、渡辺樹庵氏は、あのおろしニンニクは早稲田の自分の店では絶対に提供しないと思う。客足が悪いのは、味はわからなくても、その辺の雰囲気が客に伝わるからなのかもしれない。

店名 熊本玉名ラーメン
TEL 03-5992-3115
住所 東京都豊島区南池袋1-24-5 楽園タウン池袋 1F
営業時間 11:00〜23:00
定休日 無休  

2015年04月26日

志奈そば 田なか

池袋で用事があったので、ついでに宿題になっている店に行ってみた。




名称:田なか
種類:独自
場所:大塚
注文:重濃鯵ニボそば 得のせトッピング
評価:4/ACA
2014.4.24.
コメント:全く知識なしで食べに行ったのだが、まず金曜日は超濃厚タイプしかないと知って「しまった」と思った。次に「麺は太麺と細麺がありますが、どちらが良いですか?」と聞かれてやわやわの細麺が出てきたら嫌だな、と思って太麺を指定したら、きしめんみたいな幅1センチぐらいの太平麺が出てきて、もう一度「しまった」と思った。

しかし、それでも気を取り直して、食べてみた。スープは鶏の濃厚タイプかな、と思ったら、鶏も豚も使っておらず、魚だけでこれだけ濃厚なスープに仕上げているらしい。超濃厚になると豚なのか、鶏なのか、判断が難しくなってくるのだが、魚も難しい。それで、この超濃厚スープ、無用に熱すぎることなく、温度管理がきちんとしていたのが好感。おかげで風味をしっかりと楽しむことができた。

ただ、麺がどうも。自分でこちらを指定したのだから自分が悪いのだが、このぶっとい麺がラーメンの麺としては全く魅力がない。濃厚スープでも絡んでこないし、そもそも麺の量が多いので、味気ない。なぜラーメンの麺は一般的に細いのか、その理由が良く分かる。

チャーシューは美味しかった。

次は濃厚すぎないスープに細麺で食べてみたい。それまでの間、評価は暫定版ということで。

食べた直後は魚の濃厚スープだったためか、意外とスッキリした感じだった。ところが、濃厚スープを食べると大抵壊れる僕のお腹が、やはり壊れた。相当量の脂質が乳化しているんだと思う。四足だろうが、魚だろうが、濃厚ならお腹を壊すことがわかった。

ちなみに石神色紙の店である。

店名 志奈そば 田なか
TEL 03-3988-0118
住所 東京都豊島区東池袋2-19-2
営業時間 11:00〜15:00 17:00〜22:00 ※土曜日は昼の部のみ営業
定休日 日曜・祝日  

2014年05月04日

神仙




名称:神仙
種類:福岡
場所:上諸江
注文:
評価:6/ABB
2013.5.4.
コメント:麺はかなり細めのストレートで、九州博多系の麺である。麺硬めで注文すればコシが楽しめるし、スープの絡みも良い。九州系の麺にありがちな臭みもなく、良品。

スープは豚骨ベースの醤油味。濃厚がウリだけあって、非常にドッシリした安定感のあるスープ。しかし、天下一品のようなざらつき感があって、食感は好みが分かれるところ。また、とんこつから出ている苦味も若干感じられる。

チャーシューはなかなか美味しい。

面白いのは替玉の麺を通常の麺よりも細くしていること。これによって、よりスープが絡むようにしているのかも知れない。ただ、その効果のほどは、食べてみても良くわからない。それ以上に、替玉によって味が薄くなるのが改善されない。濃厚さは充分なので、テーブルの上に替玉用タレがあると良いのだが。替玉前提の店なのに、替玉の際にスープが劣化することへの対策がないのが残念。麺の工夫より先にこちらをなんとかすべきところ、優先順位を間違えていると思う。

石神サインの店である。




店名 金澤濃厚中華そば 神仙 (シンセン)
TEL 076-264-1144
住所 石川県金沢市西念4-7-1
営業時間 [月・火・木・金] 11:00〜15:00 17:30〜23:00 [土・日・祝] 11:30〜22:30
定休日 水曜


  

2014年02月14日

久しぶりにうえだ@志木に行ってチャーシュー麺

志木のうえだは店主のおばさんがマスコミ的に使い勝手が良い人物なので、この界隈では突出してメディア露出が多い。おかげで、最近はいつ行っても実力不相応の大行列になっていて、全く食べに行く気にならない。


(大行列のうえだ)

しかし、今日は朝からの雪なので、さすがにこんな日にわざわざ遠くから食べに来る酔狂なラーメンオタクもいない。こんな時にしか食べることができないので、ちょっと雪の中、行ってきた。予想通り、駐車場は一台も停車している車がない。店内も、客は僕を含めて二人だった。

券売機に1,000円を投入し、「肉つけ」のボタンを押すと反応がない。どうやら売り切れのようだ。この店で一番美味しいのは確実に肉野菜つけ麺なのだが、ここ数年、提供しているところを見たことがない。そして、このエースが不在の時、困ってしまうのがこの店なのだ。まず、「特濃」はすっかり食べ飽きてしまった。ハードとライトの二種類があるが、あえて食べるとすればハード。しかし、脂多め、味濃い目で、必ずお腹の調子が悪くなる。味も、突出して良いわけではない。この店が突然「埼玉の地ラーメン」を自称し始めた焦がし醤油は脂が強すぎて全体のバランスが悪い。チーズ担々麺はこの店が時々やらかす失敗作でとても食べられる商品ではない。そうやって、消去法で進んでいくと、最終的には「チャーシュー麺」ぐらいしか残らなかった。正確にはまだ食べたことがない「すっぽん」というのがあったのだが、1,800円も払って大冒険するのはちょっと気が引けた。

店内は長いこと一緒にやっていたおばちゃんがいなくなっていて、代わりに若いお兄ちゃんが二人。そのうちの一人が食券を取りに来た際、「チャーシュー麺は醤油と塩がありますが?」とのことなので、無難に醤油を指定。すると今度は「醤油は、豚と鶏がありますが?」とのことなので、ここでも保守的に鶏を指定。出てきたのはスープの色が濃い目で、脂が強そうなラーメンだった。



一口スープを飲んでみると、予想通り脂が多い。おかげでちょっと味がぼけているし、熱すぎて口の中を火傷しそうだ。慎重に食べようと思いつつ、麺を一口。この手のこだわりラーメンにありがちな、麺の匂いが気になるもの。小麦の匂いは、一つ間違えると「臭い」になってしまうのだが、この麺はそのギリギリのところにいる。デリケートな人が食べれば、臭いと思うはずだ。そして、ギリギリと言えば、スープの絡みもギリギリである。脂とのバランスを取る意味で濃い目に設定されている味だが、それでも麺を食べさせる領域には達していない。いや、ギリギリで、達しているのか?ここも、本当にギリギリのところである。一つ間違えたら、あっという間に崩壊するバランスだ。そして、そのバランスを崩すきっかけになりそうなのがチャーシューである。こちらはタダの煮豚が多い昨今のラーメン界において珍しい、しっかりと風味付けしたチャーシューである。多くの店が単にスープのカエシなどを利用しての煮豚を作るのは、スープとの調和を考えてのもの。同じ方向性のものを使って煮ていれば、その完成品をラーメンにトッピングしても、味を大きく乱す心配はない。しかし、違う煮汁で豚肉を煮てしまえば、大量にチャーシューをトッピングするチャーシュー麺では特に、その影響が見過ごせない。では、この店はどうか。幸いにして、濃い目の味付けのスープがバランスの崩壊をギリギリのところで防いでいた。ただ、スープとの相性はそれほど良いとは言えなかった。味付けをするにしても、ちょっと方向を変えるべきだと思う。

麺、スープ、チャーシュー、全ての要素において、満点はつけにくい。普通に評価すれば、4/BBBが精一杯。そして、一つ間違えれば、すぐにどれかの要素がC評価に落ちても不思議ではない。その、綱渡りのような絶妙な、いや、非常に危なっかしいバランスを楽しみたいのであれば、この店の行列に加わる価値があるのかも知れない。僕は絶対に並ばないけれど。

ちなみに石神色紙(正確には、色紙ではないようだが)の店である。



店名 麺家 うえだ
TEL 048-471-8808
住所 埼玉県新座市東北2-12-7
営業時間 [火〜金]11:30〜16:00 [土・日・祝]11:30〜16:00
定休日 月曜日(祝日の場合は翌日)  

2013年10月18日

うめもと

以前、鬼子母神にあった梅もとが二度目の移転で麦田があった場所に来たので、食べてみた。ちなみに、以前、鬼子母神にあった時の評価はこんな感じ。

梅もと
1999.7.30
麺は中ぐらいの太さの縮れ麺。ややコシが弱めで、スープの絡みも今ひとつ。平凡な麺で、特筆すべきものは見あたらない。スープは豚骨トリガラブレンドの醤油味。東京ラーメンとしては豚骨寄りで、生姜が効いている。味の方向性としては僕の好みだが、豚骨の脂のせいで味がぼけてしまっているのが残念。スープだけ飲む分には美味しい、という、東京ラーメンに良くあるタイプ。チャーシューはなく、豚の角煮が入ってくるが、これはスープとのバランスが良い。しかし、炭火で焼いたような独特の風味がスープに溶けだしてしまい、スープがそれを支えるだけの強さがないために、「雑味」となってしまっている。スープ至上主義者にとっては飲み干したくなるような「さっぱりしていて、味わい深い」なのかも知れないが、ラーメンのスープとして考えれば評価は低い。


以下、評価。

13_10_18_3375

名称:うめもと
種類:東京
場所:池袋
注文:ねぎ豚
評価:1/CBC
2013.10.18
コメント:スープは豚骨中心鶏ガラブレンドの醤油味。動物性の油の膜が厚く、ちょっと味がぼけているのが惜しいけれど、ショウガで方向を決めているところは悪くない。

麺はやや細めの縮れ麺。スープの絡みは良好だが、何しろ柔らかくてコシがない。明らかに茹ですぎだが、確信犯的に、こういう麺が美味しいという主張なんだろう。その点で僕とは方向が合わないし、今風でもないと思う。

チャーシューは馬鹿でかくて分厚い煮豚だが、肉質が良くないし、味付けもイマイチ、肉が焦げて苦味がでているのも問題で、食べるのがちょっと苦痛になってくる。また、肉の風味がスープに染み出しているのも残念。

同行者に浜塩ラーメンを食べさせてもらったが、このスープは醤油味スープよりも美味しく感じた。しかし、あの麺では、「もう一度」という気分にはならない。




とはいえ、古くから暖簾を守ってきたご主人が、昔と変わらぬラーメンを提供し続けているのは、それはそれで素晴らしいこと。単純に味だけで「食べる価値がない」と切り捨ててしまうのは野暮というものだろう。ラーメンだけではなく、時代感を含めて味わうのが粋なんだと思う。

余談だけれど、石神サインの店である。




店名 うめもと
TEL 03-3971-3858
住所 東京都東池袋3-7-7 イーストテラスビル 1F
営業時間 [火〜土] 11:00〜15:00 17:00〜21:00 [日・祝] 11:00〜18:00
定休日 月曜日